二次創作小説(新・総合)
- Re: 終わらない二柱の闘いの日々 ( No.8 )
- 日時: 2023/10/26 21:29
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第7話「別世界のマリオ、襲来」
【デルムリン島】
・アーロン視点
『カキンッ……カキンッ……』
「…。降参だ、負けを認めるよ!」
アーロン「ほう。物分かりのいいスライムだな」
しかし、こんな日に転生者が来るとは想定外だぞ。
どうやらある国の王・リムルの話に依ると、近々こちらに暴走したマリオがやって来るらしい。
成程、だからこの俺に強いかどうかを見極めに来たと言うことか。
すぐ近くにいたユウナの合意に免じ、俺はこの男を許すと誓った。
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『ピカーン』
リムル「えっ? 回復魔法……」
ユウナ「アーロンさんの事は、どうかお許し下さい!」
シオン「ですが。その方がリムル様を止めてくださらなかったら、私たちは無傷では済まされなかったですし……」
ユウナ「いいえ。シオンさん、あなたもあなたでリムルさんを止めようとしていたのは事実でもあります!」
シオン「………。ユウナ様……」
ブラスカ様、あなたの娘は少し天然があるぞ。
いくら召喚士としての素質を持っているにしても、いつ攫われるか分からないからな。
ならば俺がガードとして、今後ユウナを守る盾になろう!
その方が、少しはアイツの……ティーダの負担を軽くする事が出来るからな。
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【デルムリン島 ブラスの家】
・ティーダ視点
ティーダ「ふぅ〜ん。それが、リムルとミリムの出会いか…」
ミリム「そうなのだ。クレイマンの水晶に強そうな奴の姿が映っていてな、早速私がリムルの所に行ったのだ♪」
ティーダ「凄いッスね。だけど、オレはたださ……大っ嫌いなアイツに認めて欲しかっただけなんだよ!」
ミリム「……。アイツ、とは?」
ティーダ「オレの親父さ。アーロンにとって親父はさ、頼もしい親友でもあったんだよ!」
ミリム「成程。ティーダにも、苦労をかけた物語があったのだなぁ」
本当に、苦労をかけたみたいな感じだったよ。
いろんな場所を旅してやっと会えたと思ったら、オヤジはシンになっていた。
正気の内にオヤジを止めるんだったら、息子であるオレが止めなきゃいけない…そう思っていたんだ。
シンを倒したのに、更にはエボン=ジュが現れたせいで……事態はかなり最悪だったよ。
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『カツカツカツカツカツ………』
「ルイちゃん……。ルイちゃん……!!」
ミリム「あ……。あの赤い帽子は、もしやお前と共闘したという者ではないか?」
ティーダ「ああ。確かにそうだけど、様子がおかしい!」
ブロック「ティーダサマ。シジヲ!」
ティーダ「よしっ。ブロック、オレとミリムを連れてマリオのとこに急ぐッス!!」
ブロック「リョウカイシマシタ、ティーダサマ!」
ミリム「ほう。この物が元ハドラー親衛騎団とやらなのだな?」
ティーダ「ああ。ヒムが言うには、あの頃はアルビナスが代わりに代弁をしてくれたみたいなんだよ!」
それに、ヒムたちの新しい主はメーアって女の子だからな。
俺たちが仕えていた初代の創造神・コスモスはこれ以上続けるのはキツイって言ってたから、メーアに引き継いだらしい。
現にフェンブレンもオレの大切な仲間たちを守っているし、この世界で得た新しい魔法を幾つか習得したんだ。
後は傭兵は今、非戦闘時のみ本体を見せているけど…普通の戦闘では傭兵として戦っているんだ。
要するに、別世界の戦士・ドロッチェやドロシア嬢が助太刀に来るのも時間の問題になりそうだろうな。
8話に続きます。