二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.15 )
日時: 2023/11/18 11:06
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第9話「仲間たちの決断 前編」


【FF6の世界 フィガロ城】


・レオナ視点


「済まなかった。君たちの事情はおおよそ理解はしているさ!」

ポップ「王様…。ダイの奴は一体何処にいるんですか?」

エドガー「残念だが。これらの結果は彼なりの判断でもあるんだよ!」

『えっ?!』


どうしても、信じられないと思っていた。
あの後偵察に出ていたソウエイやゴルベーザからの報告でも、彼と同じ状況だったわ。
エドガー王……、あなたはマァムやあたしたちの知らない所でダイ君と何を話していたのかしら。
現に此処にはダイ君本人はいないし、マァムもずっとあのままだからね…。
旅の疲れもあるみたいだし、暫くはご厄介になろうかしら。


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【フィガロ城 客室】


「レオナ姫。エドガー様より、此処を君たちの家だと思ってくつろぐと良いと仰っていました!」

レオナ「確かに。よく見ると男部屋と女部屋、別々に分かれているわね!」

マルチェロ「はい。皆様が少しでもお休みになられるようにとの、エドガー様直々に配慮致しました!」

ライトニング「…。マルチェロ、お前はいつからあの男の側近に?」

マルチェロ「少し前からでございます。では、何かご不満な点などがありましたらいつでもお呼び下さい!」

ポップ「…。仕方ないさ、ダイの事も気になる事は沢山だけどよ。今はゆっくり休もうぜ? レオナ」

レオナ「ポップ君…。ええ、そうしましょうか!」


ポップ君の言う通り、突然いなくなったダイ君の事は気になるけど。
とにかく今は、疲れた体を休ませなきゃ行けないわ!
それぞれが別々の部屋に入っていく中、ポップ君は足を止める。
キミの気持ちも分からなくはないけど、まずはゆっくりしましょう!!
これで…これでよかったんですよね、エドガー王。


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【フィガロ城 玉座の間】


・ロック視点


『ガチャッ』


「よっ!」

エドガー「ロックか。レオナ姫たちはあれからどうだね?」

ロック「ああ。アイツらはあの後各自で英気をやしなっている様子だったよ!」

エドガー「……。そうか……」

ロック「……………」

エドガー「おい。聞きたいことがあるなら今のうちに聞いてこんか!!」


BGM設定:FF10よりいつか終わる夢


ロック「なあ、エドガー……」

エドガー「何だ?」

ロック「……。『昔のよしみ』でもある俺にも、一切打ち明けないつもりか?」

エドガー「ああ。これらばかりについては他ならぬ彼との……、ダイとの『小さな約束』でもあるからね」

ロック「……。んでエドガー、アイツを奪還する策はちゃんとあるのかい?」

エドガー「勿論だ。さて、お前も長旅で疲れただろ? あまり無理をすると、お前をいつも思ってくれる『古代種』のお嬢さんに心配をかけてしまうからな?」

ロック「なっ……。うっ……、うっせぇ//////」


んなもん、おめーに言われなくても分かってんだよ。
確かに俺もエアリスの事はあまり知らないが、今はちゃんと一緒にいるんだ。
スマブラと呼ばれる世界でクロコダインと禰󠄀豆子、そして守るべき最愛の彼女・エアリスと合流を果たした。
こうして風に当たっていると、ちゃんと帰って来たんだと実感するよ。
後は……急な事もあってか、未だに中々立ち直らなそうにないマァムをどう説得するかが問題だな。
同じ女の子としてエアリス、もしかすると君の力を万が一借りる事になるだろうからな。

10話に続きます。