二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.31 )
日時: 2023/12/04 08:36
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3章:離れ離れの仲間たち

第21話「仲間を求めて -その1-」


【FF6の世界 モブリズの村】


・ダイ視点


ダイ「………。そうか、あれから1年が経ったのか……」


少し前にザボエラと子リンクがドラム城に来た時は驚いたけど、ジェシーたちのお陰で助かったんだよね。
あの連携技、おれも出来るようになるかな。
そして俺は今、この村であの大地震後のせいで親たちを失った子供たちを見ているんだ。
それは、おれ1人じゃない……ヒナタも一緒にいる。
初めは俺以外中々懐いてくれなかったけど、テキパキと働くようになってからは信頼出来るようになっていた。


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『ガチャッ』


カタリーナ「ダイさん。ディーンがご飯出来たって!」

ダイ「うん。今行くよ、カタリーナ!」


皆が集まる少し前に、ラーハルトと再会した事があったんだ。
彼が目覚めたのは、港町ニケアの付近。
そこにはおれをよく見てくれた冒険家・ロックがレオナ達のために、荒くれ者のボスに変装していたんだって。
レオナは孤島でブラス爺ちゃんの看病をしているし、1番美味しい魚を何回かに分けて捕まえたんだとしたら…今頃爺ちゃんは完治しているかも知れないね。


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・レオナ視点


【孤島 シドの小屋】


レオナ「……? ブラスさん?」

ブラス「レオナ姫。外の世界に出なさい、仲間はきっと生きている筈じゃ!」

レオナ「ええっ。あたし行くわ、そしてきっと此処へ帰って来るわ。バッツ君や皆を連れて!」

ブラス「ポップ君も一緒に、お願いします!」


そうか、あたしの知らないポップ君をこの人は知っていたのね。
つまりポップ君は、星型に囲まれた山の中にいる事が分かったわ。
ブラスさんが徹夜で作ってくれたイカダを使用し、あたしは孤島を脱出する。
本当に辺り一面は、引き裂かれた世界そのものって事になるわね。
あら? 近くに町があるわね、何か情報を得られるかも知れないから立ち寄って見ましょうか。


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【アルブルクの町】


「おや。レオナ君じゃないか!」

レオナ「ユウ。久し振りね!」

ユウ「ふむふむ。君がこの町に来たのは、仲間の手掛かりを探す為だね?」

レオナ「ええ。今の所ポップ君の居場所を掴んだ位だから、他の皆だったら近くにいるかも知れないって思ったのよ!」

ユウ「確かに。これはユウちゃんも君に同行するしかなさそうだ!」

レオナ「ええっ。頼りにしてるわよ、情報屋さん♪」


かつては裏と表の世界が混ざりあったあの場所で、あたしたちは幾多の困難を乗り越えて来た。
あの頃はポップ君が急に教師を引き受ける事になったのはいいけど、あたしは保健室担当の先生としてほとんど活躍はなかった。
あのまま教室自体が大乱闘になっていたら、ドク先生が止めに入っていたかも知れない。
それ以降ピカチュウの震えもかなり尋常ではなくなったけど、顔見知りの仲間たちがいたお陰で段々落ち着いていったわ。
北にあるツェンの町に行けば、誰かがいる可能性が高いわね。
もしかすると、ユウと同じ世界から来た仲間かしら。

22話に続きます。