二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.33 )
日時: 2023/12/06 08:23
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第23話「尾行開始」


【港町ニケア】


・レオナ視点


ユウ「レオナ君。以前フィガロ城の牢獄とやらで囚われた彼らの話に寄ると、今はジェフって奴が新しいボスのようだね?」

レオナ「ええ。そのジェフがロック君だとしたら、あたしたちもフィガロ城に行くべきだと思うわ!」


かつてベンガーナで乗っていた馬車とは違い、ティナの世界にあるチョコボは乗り心地良くて…とても最適だったわ。
モブリズの村にいるダイ君とはマァムと再会してから、訪れた方がいいかも知れない。
後はロック君と再会して、マァムやアイク君たちの事を聞いて回るのもいいかも知れないわ。
動き出したわ、あたしたちも後をつけて行くわよ!
何やらロック君は4人の盗賊たちを利用して、フィガロ城に入る為の近道か何かの道案内をして貰うつもりだわ。


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【サウスフィガロの町 宿屋】


「助けに行く。待ってろよ……? アンタたち、まだついて来ていたのかい?」

レオナ「キミ…。ロック君、なんでしょ?」

盗賊1「ボス。出発の準備が出来ましたぜ、行きましょう!」

ジェフ「済まないが人違いだ。諦めな!!」


やっぱり、案内して貰うまでは自分の正体を明かさないつもりみたいね。
此処まで来て今更諦めたくないわ、ロック君…キミがその気ならあたしたちだってとことんキミを尾行するわ!!
宿屋を後にし、必要な分だけ購入したアクセサリーをタツナ君から受け取る。
このエルメスの靴はこの先のボス戦でも役に立つわ、後少しよ…後少しでロック君の正体を掴めるわ!!


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【フィガロ城】


ジェフ「大丈夫か? もう少しの辛抱だぞ!」

レオナ「……………」

ユウ「ん? どうしたんだい、レオナ君。」

レオナ「ロック君が自分自身を明かさないのは、この城自身が砂漠の中に埋まって苦しんでいる彼らを少しでも助けたいからだと思うの」

ユウ「……? どういうことだい?」


BGM設定:FF7 Remakeよりティファのテーマ


レオナ「あたしたちはただ、この世界に平和を取り戻す為に闘い続ける事が当たり前だと今まで思って来た。それにあたしたちは、此処まで必死になろうとしているロック君の姿を見て更に確信したのよ!!」

タツナ「レオナ。それはつまり?!」

レオナ「ええっ。他の仲間たちの事も気にはなるんだけど、今のあたしたちに出来るのは少しでもやり遂げようとしているロック君の負担を軽くしてあげる事なんだわ!!」

タツナ「レオナ。ああ。そうだな。」

ミソウ「納得納得。」

ユウ「レオナ君。ロック君はこの城の地下に行ったみたいだ。追いかけよう。」

レオナ「ユウ……。ええっ、そうね!」


もう少し……、もう少しだけの辛抱よロック君。
あたしたちだってキミを探し求めて、此処までやって来たんだから!
どうして盗賊たちのボスとして潜入している件についても兼ねて、これまでのキミの経緯いきさつを話して貰うわよ。
そうしない限り、あたしたちは許さないんだからね!
ロック君…キミが4度もあたしたちの意思を否定し続けたかも、しっかり説明して貰うわよ!
皆…あと少しだから、頑張りましょう!!

24話に続きます。