二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.34 )
日時: 2023/12/07 08:30
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第24話「力を合わせての勝利」


・レオナ視点


【フィガロ城 地下2階】


レオナ「まさか。これらが原因で浮上出来なかったなんて……」

ジェフ「こいつは俺が引き受ける。お前たちは先へ!」

盗賊3「ボス、危険ですぜ?!」

ジェフ「いいから、行くんだ!!」


つまりロック君は、彼らに道を譲ったんだわ。
するとそれらを見計らいつつ、更にロック君へと距離を縮めて行く。
これは多分、振り返らない…そう覚悟を決めていた時だったわ!
彼は…ロック君は自慢のポーズで、あたしたちを導いてくれたの!!


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「レオナ!!」

レオナ「えっ?!」

ロック「何をしんみりしながらボケっとしてんだよ。コイツを倒すのを、手伝ってくれ!!」

レオナ「ふふっ。やっぱりロック君だったのね♪」


なぁ〜んだ、今まではこの時の為に黙っていたのね。
それでもロック君はちゃんと、あたしたちを覚えていたわ。
前もって装備したアクセサリーの効果により、捕獲準備を受け付けなかった。
タツナ君とミソウは通常攻撃で攻めていき、禰󠄀豆子は爆血で先手必勝!!
やっぱり、同じ攻撃が来てもあたしたちをとらえることは出来なかったわね。
そしてロック君は止めのアルテマを唱え、戦いに勝利する。
これが、共に力を合わせた効果よ!!


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レオナ「もうっ! ロック君ったら、しらばっくれて!!」

ロック「ごめん。この城の人たちを助けるにも砂の中だろ? つまり、上手く助け出せるようにアイツらに前もって頼んで置いたんだ!」

レオナ「つまり。彼らを利用したって事ね?」

ロック「ああ。秘密の洞窟を案内して貰うまで、トレジャーハンターである事を隠して置きたかったんだよ!」

レオナ「ふふっ。かつては彼ら本人を牢に入れた王様の親友ね!」

タツナ「ったく。水臭いぜ。ロック。」

ミソウ「水臭い水臭い。」

ロック「……ッ!! おっとまずい、一旦隠れろ!!」


どうして、隠れないと行けなかったのかは最初はよく分からなかった。
だけど、ロック君の行動ですぐに理解したわ。
奥から4つの気配を感じていたから、あたしたちは隠れるしかなかったのね。
彼らはあたしたちがさっきの触手との闘いで敗れたと思い込みながら、地下通路を後にして行く。


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「行ったか……」

レオナ「でも良かったの? 宝は?」

ロック「お宝なんて何の価値もないさ。本当の悪はザボエラたちだからな、アイツらに罪はないよ!!」

レオナ「……。ねえ、ロック君!」

ロック「うん?」

レオナ「此処からは、あたしたちと一緒に来てくれるんだよね?」

ロック「ああ。レオナ王女殿下から直々のご命令とあらば…、受けた仕事は引き受ける!!」

レオナ「ふふっ。今後はキミの闘いを頼りにしても、いいって事ね?」

ロック「ああ。それが俺だからな、その役目に添える為にも…期待通りに勝つだけさ!!」


そうね、ポップ君の時は中々見直せなかったけど。
彼も彼でそれなりに努力はしてくれたわ、あのドラゴンたち数匹を前に……ポップ君はペダンを繰り出していた。
あの効果って、ティナの世界で例えるならクエイクって言う地属性の魔法よね。
来た道に戻りながらも、あたしたちはロック君から他の仲間に関する情報を得ていた。
蒼炎のアイク君が、モグと同じ場所にいるのね。
そしてリンクはアウザーさんの屋敷、ピーチは狂信者の塔にいる。
どうやらクロコダインは、ゾーンイーターの中の何処かにいるって事になるわね。
ポップ君に合流する為にも、少しずつ仲間たちを片っ端から見つけて行かなきゃいけない気がするわ!!

25話に続きます。