二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.40 )
日時: 2023/12/12 08:36
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第28話「恋柱・甘露寺蜜璃と再会」


【ダリルの墓】


・レオナ視点


『ドシーン』


ロック「よしっ。此処から先は毒や暗闇 ゾンビ対策が必要だ、気を引き締めて行こうぜ!」

レオナ「ロック君…。ええっ、そうね!」


ねえロック君。キミに言われるまでもなく、既にヒュンケルがアミュレットと言うアクセサリーを幾つか買って来てくれたわ。
勿論ボスが使用する魔法攻撃を反射するリフレクトリングも一緒に、幾つか購入済み。
各自がその装備を付けた後、あたしたちは先に進み始める。
中には珍しいアイテムを手に入れるために、1つ1つの墓標ぼひょうに文字が刻まれているみたいね。
その役目なら、優秀な情報屋・ユウに任せても大丈夫かも知れないわ。


-----


『スッ…』


「レオナ君。これは?」

レオナ「ええっ。ひそひ草よ、エドガー王から万が一の時はこれでお互いの連絡を取り合うといいって言われていたの!」

ユウ「分かった。ロック君。済まないが道案内を頼めるかい?」

ロック「ああ! 勿論だ、ユウ!」


バッツ君もかつて自分のいた世界で、この連絡用アイテムをサーゲイト城の王様から託して貰った事があるって以前聞いていたわ。
まさか『この世界』で、その貴重な連絡用アイテムが役に立つ日も近いかも知れないわ。
2手に分かれた後、あたしたちは何処からか戦っている気配を感じ取ったの。
鞭のように振る舞う斬撃、もしかしてこの気配の正体はまさか?!


-----


【ダリルの墓 最深部】


レオナ「蜜璃!!」

蜜璃「あっ。きゃ〜、やっとレオナちゃんと再会出来たよ〜!」

レオナ「相変わらず大げさねぇ。それよりあなた、どうして此処にいるの?」

蜜璃「うん。あれからこの世界自体が憂鬱になってしまっていてね、私は困っている人たちを助けながら皆を探して回っていたんだ!」

レオナ「……。そう、それは大変だったわね!」

タツナ「つまりよぉレオナ。今そこにいる恋柱が俺たちと共に戦えば。更に戦力は良くなるんじゃないか?」

レオナ「そうか。あのね、蜜璃…。実はあたしたち……」

蜜璃「ん〜ん。さっきの男の子の言葉で大体分かったよ、この世界でも私…皆を守るからね!!」

ミソウ「頼れる頼れる。」

シュウ「そうだね。柱の1人と再会出来ただけでも凄いよ。」

レオナ「蜜璃…。分かったわ、パプニカの時期女王としてあなたに命を下すわ!」

蜜璃「ふっふっふっ。レオナちゃんが何を言いたいのかは大体把握しているよ、勿論ポップ君や無一郎君たちと再会する為にも私…頑張って活躍するから期待しててね!!」

レオナ「えっ……、ええ……(汗)」


確か、喜怒哀楽の鬼たちが合体した後の鬼と対峙した事があるって前に無一郎君から聞いていたのを忘れていたわ。
今まであたしの背負っていた籠から姿を見せなかった禰󠄀豆子がこの時初めて顔を出して来て、蜜璃に再会のハグをする。
一刻でも早く禰󠄀豆子自身が、太陽を克服して欲しいことを願うしかないけど。
炭治郎君に以前…、こう言われた事があったわ。
鬼になってしまった者は陽の光を浴びてしまうと、耐えられるずに死んでしまうと。
そうなる運命さだめだったとしてもね…炭治郎君、あたし的には禰󠄀豆子にも希望はあるわ。
そう! これからも、あたしたちと共に闘い続けられると言う希望がね。


-----


『ぐいっ』


レオナ「えっ?!」

禰󠄀豆子「む〜む〜♪」

レオナ「えっ? 禰󠄀豆子? これは一体、どう言うことかしら?!」

禰󠄀豆子「む〜♪」

バッツ「もしかして…。お礼を言ってるんじゃないか?」

シュウ「………? お礼?」

バッツ「ああ。おれさ、世界が引き裂かれる少し前に刀鍛冶の里にいる鉄珍てっちん様にあってよ。その時に言われたんだ。「バッツ君。禰󠄀豆子ちゃんならもしかすると、近い内に太陽を克服するかもしれんぞ」てね」

タツナ「成程。その奇跡的な光景が見れるまでの間。俺たちがしっかり守らないと行けないって事か。」

ヒュンケル「そうだな。しかし、このまま姫に禰󠄀豆子を背負い続けるは流石に危険だぞ」

ミソウ「危険危険。」

マリオ「それならさ。これからはレオナに変わって、ヒュンケルが背負うのはどうかな?」

ヒュンケル「……。そうだな、たまにはそうするのも悪くないな」

タツナ「おっ。今度はヒュンケルが禰󠄀豆子が入っている籠を背負うのか? 大丈夫なのかよ?」

ヒュンケル「ああ。いつぞやの大戦時に、ある奴らとの闘いでピンチになったオレの『弟弟子おとうとでし』を助けに行った事があったからな…」

ヒュンケル以外全員『………。何となくだけど、心中お察しします……(滝汗)』


その弟弟子はもしかしなくても、ポップ君の可能性が充分に高いわ。
ポップ君はいつも言っていたもの、助けられなくない奴に助けられるのは…ムカつくからって。
もし彼自身が助けを求めるとしたら、それはあたしたちの事かも知れないわ。
勿論ポップ君たちの事もそうだけど、飛空艇が復帰次第あたしたちはフェニックスの洞窟へ向かわなければならない気がするの。
今ダイ君に合っても、拒まれるのは既に分かっているからよ。
だからこそなのよ、何人かの仲間たちと合流しつつ大勢を考え直す必要もあたし自身の中でちゃ〜んと考えてあるんですから!!

29話に続きます。