二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.43 )
日時: 2023/12/14 08:55
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第30話「今後の計画」


【飛空艇ファルコン 甲板】


・レオナ視点


レオナ「ファリス。あたしたちと再会する前に、何か手がかりは掴めたの?」

ファリス「ああ。どうやらピカチュウの件についてだが、流れ着いた場所からピンク色の髪形をしたオーガ族があいつを助けてくれたらしくてよ。今はそいつと一緒にアウザーの屋敷に向かっているらしいぜ!」

レオナ「ピンク色の髪形をしているオーガ族…。つまり、シュナが…?」

ファリス「ああ、そうだぜ!」

レオナ「ふふっ。感動の再会の時は、感動のハグをしようかしら♪」

ガラフ「そうじゃのぅ。ワシらにとっては初対面になるやも知れんが、ピカチュウはお主を覚えているかも知れんからな」

レオナ「はい…。確信は持てませんけど、ピカチュウはきっと……あたしたちを覚えていると思います」

ガラフ「ほっほっほ。頼りになるお嬢さんじゃわい!」

タツナ「懐かしいな。俺たちと共闘した時なんてよ。いきなりガクブルだったからな。」

レオナ「タツナ君。それに関してはキミたちに問題があると思うわよ?(汗)」

タツナ「うぐっ……。」

ファリス「まあまあ。さて、報告の続きをするぜ。次にダイの件だけどよ、今はあの女騎士が俺たちに代わって闘ったお陰で…モブリズの村に被害はなかったらしい」

レオナ「ヒナタが…、ダイ君の為に尽力じんりょくを尽くしてくれたお陰だわ!」

玄弥「ああ。だがダイは…、ティナと同じように闘う力を失ってしまったらしい。今は兄貴と煉獄さんがアイツの付きっきりに入っているからな」

ファリス「……。ダイに少しでも闘う力を取り戻すならやはり、マァムを先に見つける必要がありそうだな!」

レオナ「そうね。その時にデスゲイズと接触しなければいいけど、これらは無理な話かも知れないわ。皆、気を引き締めて行きましょう!」

『ああっ!』


よしっ、まずはマァムを迎えに行きましょうか。
世界地図を見てみると、マァムはナルシェの何処かにいることになるわね。
モーグリの住処すみかって事は、ロック君を連れて行かないと鍵の掛かった家を通る事は出来ない筈だわ。
たまにはパーティをティナ ユウ バッツ君 ロック君の4人で行動して貰いましょう、タツナ君やあたしたちはその間……少し休んだ方がいいかも知れないわ。
ヒュンケルやシュウ君たちには、この飛空艇内の警備をお願いしたいからね。


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「見えたわ。あれが、ナルシェよ!」

レオナ「………ッ!! 待ってティナ、気づかれてしまったわ!」

ティナ「えっ?!」


到着寸前に、例のモンスターと遭遇してしまうなんてね。
確か5の倍数を持っている仲間は、下に降りて貰った方がいいかも知れないわ。
先行はバッツ君、彼はイフリートを発動してデスゲイズにダメージを与えていく。
次に玄弥君、彼は覚えたての黒魔法・フレアとメテオを連続で繰り出し続けていく。
かなりの大ダメージを受けたのか、デスゲイズは反撃しないまま…一旦引き返し始めた。
要するにこういうことが起きる可能性もあるから、十分に気を付けなきゃ行けないわね。


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玄弥「くそったれが!! 後少しで…、後1歩の所でデスゲイズを確実に倒せたのに。あの野郎…、ちょこまかと逃げやがって!!!」

レオナ「駄目よ。今は奴との再戦よりも、先にマァムと合流するのがあたしたちの目的なんですからね? 玄弥君!」

玄弥「うっ……。確かに、それもそうだよな…」


まあ、怒る気持ちは分からなくはないけど。
あたしはマァムを迎えに行くチーム1人1人に、モルルのお守りを託していく。
全員じゃなくても、誰か1人にそのアクセサリーを身に付けて置けば…余分な戦闘をしなくて済むかも知れないわ。
さっき対峙したモンスター…、名前はデスゲイズだったわね。
あの退散からすると、まるであたしたちに捕まえて欲しいと言わんばかりのような気がしたわ。


【炭鉱都市ナルシェ】


・ロック視点


ティナ「……。やっぱり、人の気配は感じない…」

ロック「いや。かすかだけど、アクセサリー屋の裏側と1番奥にある家から人の気配を感じるぜ」

ユウ「つまり。珍しい幻獣も。時には手に入るって事かい?」

ロック「ああ。それらは後回しだ、まずはレオナの言うように…先にマァムを探しに行こうぜ」

バッツ「ロック…。ああ、それもそうだな!」


確か、俺が当時エドガー・バナン様を連れて来た時は…かなり賑わっていたんだよな。
コーリンゲンの村に来た時でもそうだけど、此処も既に……廃墟寸前にまでおちいっていたよ。
この場所でもまた美しかった『あの日々』に再び取り戻す為にも、俺たちは引き続き闘い続けなきゃ行けないからな。
済まないなエアリス、君を迎えにいくのはかなり後になりそうだよ。
マァムと再会した後は恐らく、モブリズの村 アウザーさんの屋敷 フェニックスの洞窟と続いていく筈だからかなり遅くなる可能性がある。
だけど安心してくれ、俺と君は1年間離れていても…今もお互いを愛し合っている事に変わらない事をな。

31話に続きます。