二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.46 )
日時: 2023/12/17 08:19
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第33話「ロックとエアリス」


【飛空艇ファルコン号 甲板】


・レオナ視点


ファリス「そうか。ティナたちがクロコダインとウーマロを見つけてくれたんだな」

ティナ「うん。ウーマロと闘う覚悟は決めていたけど、私を見た時…突然見知った感じがしたの」

レオナ「要するに。その場に見知った顔がいたから、返って闘いづらくなったって所ね!」


彼女たちが離れている少しの間、他の班がエアリスと合流していたの。
勿論シュナたちとも無事に合流し、後はフェニックスの洞窟のみとなったわ。
目的地に着くまでは各自温存と言って、それぞれ休息に取り掛かったけど。
あたしはこの場に残り、恋人である大魔道士の彼を考え始めていた。
まさかキルバーンがピロロだったなんて知らなかったけど、ヒムは本来の力を開花した時に…始めて髪形が変わった気がしたわ。
あれはまさに、ハドラーその物でもあったわ。


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『ザッザッザッザッザッザッ…』


クジャ「おやおや。こんな所で夜風にあたっては、皆が心配しますよ? レオナ姫」

レオナ「ええ。何だか……、眠れなくて」

クジャ「まあ。無理に部屋に戻れとは言わないけど、時間潰しには付き合ってやらなくもないかな」

レオナ「…………。何だか、眠れないの……」

クジャ「その代償はもしや、キミの恋人でもある魔法使いの『彼』の事かい?」

レオナ「ええ。もし彼なら、どんな決断をしていたのかしら……」


あたしはただ、ティナやバッツ君たちの負担を考えて各自がお互い手を取るようにと指示を出して来た。
そんなあたしを信じて、今もこうしてタツナ君たちはしっかりついて来ている。
見た目が幼くても、闘いの時はちゃんと頼りになる彼らもまた…焼きたての食べ物を見ると滅多にない表情を見せる。
確かバッツ君が言っていたわ、美味しい物が目の前にあるとミソウがミリムみたいな顔をするって。
普段はシュウ君以外懐かないみたいだけど、共に戦ったあの頃はクロコダインに懐いていたわね。
ミソウのジャンプ力をたまに見るけど、人間離れした力を幾つか身に付けている気がするわね。


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【バルコニー】


・エアリス視点


「エアリス。君とまた一緒に、こうして旅が出来て俺……嬉しいよ」

エアリス「うん。ロック、あのね…。わたし……」

ロック「おっと! 涙は、全てが終わってからだぜ?」

エアリス「えへへっ。そうだった…、ね?」


今は此処、使っていない時間だってアルビナスがこっそりわたしたちに教えてくれたの。
レオナにも散々心配かけられたからなぁ、今後は一緒に戦いながら反省しなきゃ行けない気がするの。
わたしと再会した後、一部は初対面の子達が何人かいたなぁ。
その時はヒュンケルとマリオがいてくれたお陰で、トラブルにならなくて済んだけどね。
星を救う旅とは違い、ロックたちがいる『この世界』でも平和な世界を取り戻そうと頑張っているんだ。


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「なあ。ロック。エアリス。」

エアリス「ん? わたしたちに、何か用があるの?」

タツナ「いや。大した話じゃ。ないんだけどよ。」

シュウ「こらタツナ。今はロックさんとエアリスさんの貴重な時間なんだから、ボク達はさっさと退散するよ!!」

リゼ「それと。こっそり抜け駆けしたこと、私の口からファリスさんにお知らせしてもいいなら今すぐ伝えますが?」

タツナ「リゼ。俺に免じて頼む。ファリスには言わないでくれ。」

リゼ「全くもう!!」

『…………(汗)』


確か、ポップから以前聞いていたけど。
リゼって他人の恋愛話、興味なかったんじゃなかったかな。
かつてわたしたちの知らない場所で、ポップとバッツたちが呼ばれたって話は聞いていたけど。
その頃の当時の元凶が、死しても人に迷惑を掛けていると言うマッドサイエンティスト…ダミ。
う〜ん、駄目な部分とかありそうだけどわたしから見ると駄目な人……じゃない気がするんだけどなぁ。
これらに付いては、機会があったら聞いてみようかな。

34話に続きます。