二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.52 )
日時: 2023/12/22 08:31
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第39話「今後の経路」


【アウザーの屋敷 最深部】


・ポップ視点


『ストンッ………』


「お〜い。取り憑かれていた例の魔物は倒したから、安心して!」

アウザー「お陰で助かった。何しろ命より大切な物だからな!」

リンク「ふ〜ん。命より大事な物なんだね!」

バッツ「あのさ。何であんたはその絵を買おうと思ったんだ?」

アウザー「それはのう。色んな画家にこの絵を描いて貰ったんだが…どうもパッとしなくてのう、その時……町の子供からこの若者の話を聞いてここへ連れて来たんだ!」


つまり、リンクの絵はリルム以上に冴えているって事だな。
確かに、リンクの絵を見ると本物そっくりその物だぜ。
要するに。後少しで完成という時に、さっきみたいな感じになっちまったと言うわけか。
その原因となった例の魔石が、本棚にあるそうだ。
言われるがままに行くと、本棚に何かが挟まっていたのを俺たちは確認する。
こ……、こいつはまさか…魔石か?!


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『まさか、魔石が?!』

アウザー「もう…あんな目に遭うのは懲り懲りだわい。タダでやるから、持って行ってくれんか?」

バッツ「アウザーさん……」

リンク「ごめんねアウザーさん。僕も彼らと一緒に行くよ」

アウザー「リンク……。しかし……」

リンク「でも心配しないでね。この絵を完成させる為に、必ず戻って来ます! 勿論、僕の大切な恋人と一緒に!!」

アウザー「ああ……。リンクや……、いつでも待っておるからのう」


へへっ、優しい性格そのものがリルムっぽくていいな。
こいつもこいつで、この1年間は此処の主の為に頑張っていたんだろうな。
その年月を乗り越え、時の勇者リンクは俺たちと戦う事を決意する。
よ〜しっ、後はアイクたちを探すのみだ。
仲間も順調に帰って来てるが、ベニマルが近い場所にいたなぁ。
う〜ん、そんな事をしたら後でレオナに怒られるかも知れないな。


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【ジドールの町】


「かと言って、このままアイクのとこに行くわけには……」

レオナ「何を言ってるの? ポップ君!」

ポップ「へっ?! レオナ??」

レオナ「別に今後の進路を前後にしてもあたしは怒らないわよ。それに、あたしの言ってる事が信じられないの? ポップ君」

ポップ「いや。そういう訳じゃ……」

レオナ「さっき。飛空艇で待っている時にヒナタから強い気配を感じたって報告があったわ、その正体が……この町から少し離れた劇場から殺気を感じたの!」

ロック「つまり。封印されていた伝説の8竜が『今』になって復帰したという訳か…」

レオナ「そうね。一旦ゾゾの町は後回しね、まずはその1体に付いて…対策方法とかの話し合いをしましょう!!」

『ああ(はい/うむ)っ!!』


こればかりは仕方ねぇな、今はレオナの言う通りそいつを先に片付けよう。
勿論ベニマルがいるその場所にも、伝説の8竜の内の1体がいるからな。
これらは先に倒さなければ、後々面倒になりかねないぞ。
ジドールの町を出て、近くに停めてあるファルコン号に集結する。
先程合流したリンクも話し合いに参加し、今は代表者らで集まっていた。
さて、話し合いのお題は劇場内に潜む例の竜だな。
そいつを倒すための効果的な方法を、これからどうするかが見ものだぜ。

40話に続きます。