二次創作小説(新・総合)

Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.55 )
日時: 2023/12/24 21:06
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第40話「2組の一夜 前編」


【パプニカ城 玉座の間】


・ポップ視点


『ペラッ』


「……。おいヒナタ、これは何のつもりだ?」

ヒナタ「ポップ様。それらに関しては、そのままの意味でもあります!」

ポップ「……………(汗)」


こいつ…、おれの前科を知らなさすぎんだろうがよ!
元武器屋の1人息子が現在いまはこの国の新たな王様なんだぞ、これに関してはヒュンケルや無一郎からの推薦もあったらしいけどな。
未だにレオナをこのまま1人にする訳には行かないっていうのが本音で、今に至っているのは確かだろうけどな。
本当ならバッツに譲る予定だったけど、アイツはティナを見捨てたくないとかずーっと言ってたからなぁ。
仕方ねぇ、目の前にいる元女騎士団長様だけでもこのポップ様が直々にしっかり見張ってやりますかね。


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『コンコンッ』


「レオナか。入っていいぞ」

レオナ「あら。ご名答ね、ポップ君!」

ポップ「何か用かい?」

レオナ「ええ…。折角この国の新しい王様になったから、少しは父上のようにしっかり取り組んで欲しいけど……」

ポップ「要するに。俺自身がこの大変な職務を自ら引き受けちまった以上、この国は…更に強くならなきゃいけねぇ……」

レオナ「……。ポップ君……」


そういうのは建前だが、本当はレオナを守る為にそうした方がいいと考えたんだ。
ノヴァとも話し合った結果、彼もこの件には納得してくれた。
するとレオナが突然泣き出し、俺に抱きついたまま……子供のように大声で泣き続けた。
こればかりはヒナタも頷き、俺たちの為に一旦引き下がる事を選んだ。
たまには息抜きして来いと言ってくれた、あの女好きの王様には後程感謝しなきゃな!!
さてさて、ダイたちの方はどんな過ごし方になってんだろうかねぇ。

後編に続きます。