二次創作小説(新・総合)
- Re: それぞれの強者たちの冒険日々 ( No.57 )
- 日時: 2023/12/25 17:38
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第41話「バッツとマァム」
【FF5の世界 リックスの村】
・バッツ視点
「此処。バッツの故郷なんだね」
バッツ「ああ。少し進んで左側に、親父と母さんのお墓があるんだ!」
ダイ「分かった。じゃあマァム、たまにはバッツとじっくり話して来なよ!」
マァム「ええ。ダイの方こそ、ティナさんのボディガードをしっかりね!」
ダイ「うん。さっ行こう、ティナ!」
ティナ「ええっ!」
おれもマァムも、大切な者が近くにいるから助かるんだよなぁ。
ティナやダイに何があっても、俺たちがしっかり守ってやらなきゃいけない。
ロックも前まではティナを大切にしていたが、エアリスと出会った事で変化が起きた。
エアリスも似たような理由でザックスから離れ、今はロックの側にいてくれる。
その間おれはマァムに家の中へ招き入れ、お茶を淹れようとしたら…マァムがやると言い出したんだ。
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【バッツの家】
『ポトポトポトポトポト……』
「そっか。旅の間は、この家を長く空けていたんだね」
バッツ「ああ。此処に帰って来たのも、ほんの少しだったからな」
マァム「ねえ。色々教えて欲しいな、あなたが旅した経験とか沢山聞きたいもの!」
バッツ「分かったよ。その代わりマァムも、おれに沢山教えてくれよな?」
マァム「ええっ、約束するわ!」
おれはこの村で生まれて、3歳までは幸せな日々を過ごしていたんだ。
だが、3歳の頃……母さんの発作がかなり酷くなり…結局帰らぬ人となってしまった。
その直後に親父に連れられて、長い間色んな場所を見て回ったんだ。
その出来事もあまり続かなくなり、おれが17の時に親父は病気になっちまった。
病気になるまで親父の強さは桁違いな位に強くて、その時に言われた事をマァムに明かしたんだ。
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『コトッ』
マァム「成程ね…、それらの心優しい一言がティナさんを守りたいと思ったきっかけだったんだ……」
バッツ「ああ。ティナは君やダイ以上に強いとこもあるけど、過去に彼女は帝国側の人間だったんだ!」
マァム「知ってるわ。ロックさんから聞いていたもの、ほんの小さな頃から帝国に攫われて……18年間闘いの訓練をして来たって」
バッツ「そうだ。ティナには生まれながらに身につけた魔導の力があったからな!」
マァム「要はダイやポップたちが使う攻撃系や私やレオナが使う回復系呪文も含まれている、そう言いたいのね?」
バッツ「ああ。おれも色んな職業にジョブチェンジ出来るから、時には召喚魔法を使用したりするんだ」
マァム「凄いわ。バッツさんがいる『この世界』では召喚獣って呼ばれているみたいだけど、ティナさんやロックさんがいる第6世界では幻獣って呼ばれているのね…」
バッツ「まあな……。そういえば…ダイたちの帰りが遅いな、一緒に探しに行くか?」
マァム「そうね。……そこにいるのは分かっているわ、出て来なさい!」
ユウ「さっすがマァム君。私たちがいる事によく気づいたね。」
タツナ「いや。マァムからしたら俺たち。丸分かりだと思うぜ。」
ミソウ「油断油断。」
マァム「もうっ! 私たち、今からダイとティナさんを探しに行って来るから……留守番頼むわよ!!」
タツナ「分かった。バッツとマァムが留守の間。俺たちがしっかり守ってやるから安心しろ。」
ミソウ「守る守る。」
ユウは情報屋だけでなく、おれのように攻撃や回復系も使える。
タツナとミソウは武闘派だけど、時には双子にしか出来ない一面もある。
混ざり合った世界にいた頃でも、似たような事があったからなぁ。
初めはポップもそうだけど、アイクたちがこいつら2人に拷問していたんだよなぁ。
ポップも向こう側の仲間である白髪の少年・レイ相手に、散々な目に遭わされていたらしいから……再会した時はその時の借りを返してやらないといけない気がするよ。
42話に続きます。