二次創作小説(新・総合)
- Re: 妄想詰め【2434】 ( No.13 )
- 日時: 2023/12/03 23:38
- 名前: フシ (ID: cO3So8BN)
フ景罪
ー注意点ー
バリバリ恋愛です。
フミ様は桜魔の神様ではないですが、桜魔にいる設定。
※キャラ崩壊/解釈違い注意※
全て妄想です。
全て妄想です。大事なので二回言いました。
「」長尾 〈〉フミ様
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真夜中。
屋敷の縁側に一人座る。
別にそこまで景色が良い訳でもないが。
「まぁた、一人死んじまったよ、」
隠していた弱音を、ポツリと吐き出す。
瞼を閉じた時のような、黒い夜。
月の無い夜は嫌いだったのに、この日はフミ様の姿が一際目立つ。
「また来たんすか」
〈悪い?〉
「いやいや、会えて嬉しいっすよ」
〈でしょ。〉
普通なら専門の役職しか関われない、この国の神様。
夢かと最初は思った。
〈今我のこと考えた?〉
「いーえ?」
〈長尾の心が嘘だと言ってる〉
「ばれました?」
〈まぁね、我神だから。〉
「そぉっすね」
ーーー
フミ様と出逢って、もう数年。
この縁側で、何度言葉を交わしただろう。
それなのにフミ様との思い出は、この縁側からの景色だけ。
親の期待、友人や同僚の死、上層部の無茶ぶり。
一時期辞めようと思っていたこの仕事。
フミ様に良い仕事だと言われて、辞められなくなったんだっけ。
(これで死んだら、フミ様のせいだ。)
なんて。
どこかで、生物が生きてる間の心拍数は決まっている、と聞いた事がある。
それが本当なら、
フミ様と出逢ってから、どれだけ寿命が縮まっただろうか。
(余計早く死にそうだ、)
フミ様が、心を読めるなんて信じたことはない。
だってそれなら気づいてるはずなんだよな。
俺が、________だって。
ーーー
〈無視なんて珍しいね。考え事?〉
「フミ様なら、分かるんじゃないっすか?」
〈神をなんだと思ってるの。〉
「はは、すんません、」
〈浮かない顔だね、どうかした?〉
「なんもないっすよ。」
「フミ様は、分かりやすいっすよね」
〈良い意味として受け取っとく、〉
「そうしてください、」
「まぁ、俺の事は気にしなくて良いっすよ!」
「明日も仕事なんで!最近上層部から圧かけられてるんすよ」
〈ふーん、窮屈だね〉
「人間なんてそんなもんっすよ」
〈なら、私が毎日を楽しくする魔法をかけてあげよう〉
「魔法、?」
〈そう、魔法!〉
「気ぃ使わなくていいっすよ」
〈我のとっておきを断るのか長尾。〉
「あはは、ありがたく受け取っときます。」
〈じゃあ、目紡錘って。〉
「?ん、」
〈我が良いよって言うまで開けちゃダメだから〉
「?、分かりましたぁ、」
「?!」
唇になにかが触れる感触がした。
フミ様は魔法って言ってるが、俺はそこまで鈍感じゃない。
「目、開けて良いすか?」
〈・・・まだダメ。〉
「まだ?」
〈まだ。〉
「まだっすか?」
〈まだ!〉
「そろそろ、」
〈まだ待って!〉
「、開けていいすか?」
〈待っ、〉
「あはは笑」
〈、何?〉
「神様も意外とウブなんすね」
〈ッ~~~///〉
〈我もう会いに来ないから!〉
「わーー!!待って、待ってくださいよ!?」
「目ぇ、反らさないでくださいよ」
〈が、蛾が飛んでたの!!〉
「はは笑、それなら仕方ないっすね」
〈・・・我もう帰る〉
「照れてます?」
〈・・・。〉
「無視はずるいっすね」
〈また、明日ね。〉
「!、また!」
〈あ、最後にこれだけ、〉
「?、」
そう言ってフミ様は、俺の耳元で囁いた。
〈なぁ、長尾。〉
〈さっきからずっと耳赤くない?〉
〈照れてるのは我だけじゃないなぁ?笑〉
「ッ?!」
それだけ言って、フミ様は何処かへ消えた。
顔に熱が集まるのが分かる。
力が抜けて、ばたりと縁側に寝転ぶ。
(明日仕事なんだが、)
「あ"ー、」
「寝れねぇ、///」
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最後まで読んでくださりありがとうございます。
解釈違いたった人、安心してください。
妄想ですよ!!!
はい。 次回もよろしくお願いいたします。