二次創作小説(新・総合)

Re: 妄想詰め【2434】 ( No.3 )
日時: 2023/11/21 19:30
名前: フシ (ID: cO3So8BN)

VΔLZ

ー注意点ー
桜魔皇国の事につきましては、全て妄想です。
魔に寄生される描写があります。
※微グロ注意※
ただ寄生されてる人が書きたかっただけのため、ストーリー性は皆無です。
急に始まります。

〈〉甲斐田 []弦月  「」長尾
__________________________________________________


「あ!そうそう、こん前さぁ~!ーーー」



ーーーーーーー




[へぇ~、魔にしては珍しいタイプだね。]

〈寄生する魔、か。ブツブツブツブツ、、、〉

[研究者出ちゃってるよ~]

「おー、ん、何言ってっか全然わかんねぇ」

〈ーーー、あ、ねえそれって何処で見つけた?〉

「え~と、三日前の任務だからぁ、、確かーーーって所だった!」

[ほぇ~、結構偏狭だね。]

〈ーーーかぁ、、行ってみようかな、〉

「え"っ?!行くのぉ?マジで危ないよ、」

[そうだよ!あそこ年々被害者が増えてるんだから!!]

〈えぇ~、、まぁダメ元で上層部から検体貰えないか聞いてみよっかな、〉

[晴くん只でさえ魔に好かれやすいんだから、気を付けてね?]

「そおそお、人間は寄生された事例がねぇから、対処方法がないって言ってた!」

〈へぇ~、〉

[・・・何ニヤニヤしてんの。]

〈してないですぅ。〉

「キモかったぞ。」

〈キモくない!!〉

[まぁ、研究もほどほどにね?]

〈わかってるよ〉

「ホント気ぃ付けろよ~!」

〈わかってるって、ありがとね。〉



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


とは、言ったものの。

〈、気になっちゃうよね!!〉


そんなこんなで
あの後上層部に御願いしたところ、既に寄生された魔のむくろを貰えた。

〈ッ、くっさ、〉
魔の骸が放つ、独特の異臭。
まだ寄生している方が生きているからか、目玉がギョロギョロと動いている。

〈 寄生してる魔の母体になるものが何処かにあるはず、〉
寄生されているいる方の魔は獣型だったため、解剖が楽だ。
まず体の中を見るために下顎を外し、骨格に沿って切り離す。
そのままひっくり返し、手足と思われるモノを切り離したら、首から腹辺りまでをさく。

中が露になった魔の骸を見て、思わず吐きそうになる。

〈はッ、ぅ、なにッこれ?〉

骸の体内で、植物の様にうごめく大量の目玉。
根の様に見える魔の触手が、ゆっくりと脈打っていた。

〈、数個だけ取り出すかぁ、〉



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


とりあえず十だけ取り出して、折に入れておく。

ふと、骸を見ながら考えた。

〈見た感じあの触手で血液や魔力を吸って生きてたっぽいし、〉
〈寄生する前はどうやって生きてたんだろう?〉

〈それより、最初に寄生したのはどの個体なんだろ、〉
〈いや、そもそも全てで一つの魔なのか?〉

〈でも、別の魔の術で生み出されたモノの可能性も、、〉




色々と考えていたら、その日はいつの間にか眠りに着いていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



いつもと変わらぬ朝。
少し早い時間に、机上で目が覚めた。

(なんか、顔痒いなぁ、できものかな、?)

左目辺りが異様に痒く、左目の視界が霞んでいる。
鏡を見れば、左目が白目のなくなるほどに充血していた。

〈うわっ、これ病院行くべき、?〉



とりあえず持っていた目薬をさした。

〈い"ッ!!? っ~、、〉

あり得ない程の激痛に襲われる。
ビキビキと皮膚が裂かれる様な痛み。
そして、肉の中を何かが動き回っている様な感覚。

〈ッ、もしかしてッ、、〉

急いで洗面台の鏡を見ると、



〈、やっぱり。〉

内側から皮膚をわるようにギョロリと覗く無数の目。

急いで弦月と長尾に連絡した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



[で?僕らの忠告無視して寄生されましたってか、]

〈う"、はい、そうです、〉

「にしても、どおすんの、治療できんの?」

〈いや、治療できるかはまだ分かんない、〉

[え、じゃあ、どうするの?!]

〈この魔、植物みたいな感じだから〉

〈とりあえず、全部引っこ抜こうかなって、〉

「、自分で?」

〈え?当たり前でしよ。〉

[もう!心配してるのこっちは!!]

[もし、失敗したら、、]

「術式が有ったとて、出来る範囲は限られてるだろ。」

「マジで無茶すんなよ!!」

〈はいはい、笑 大丈夫だって、〉

[そう言って寄生されたの誰だっけ?]

〈、甲斐田です、〉

[ホントに、気を付けてね?]

「そーだぞ!もし失敗しても俺はなんも手伝えねぇからさぁ」

〈分かったよ。笑〉



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーおまけー

「お、晴ぅ~!!」

「て、え"ッ?!」

〈?、長尾じゃん、どーした?〉

「なに、その傷ぅ、」

〈あぁ、これね。〉

〈寄生した魔に魔力吸われちゃって、術で直せなかった手術跡。〉

「、大丈夫なんかそれ」

〈大丈夫大丈夫!回復したら治すから!〉


あの後、無事に助かったらしい。