二次創作小説(新・総合)
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.2 )
- 日時: 2023/11/30 09:40
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
ここはパプルパ美術館…
この大きな美術館には様々なアート作品が展示されており、イベントブースでは日によって違う美術品が置かれている。
男A「立派なデザインだよなあ上井。インテリアのハイネの名は伊達じゃねえってやっつぁ!」
男B「何噛んでんのさ赤府~。でも流石は『デザイナー四天王』だよねえ!」
今日この美術館では『デザイナー四天王』と言われたカリスマデザイナー、万屋灰音のデザインしたインテリアが展示されているようであった。
イベントブースには万屋灰音が手掛けたと思われる黒地に金箔のアラベスク模様を付けた椅子に、白い柄に青と黄色の千鳥格子模様の笠をかけた電気スタンド、シンプルながらも取っ手部分がライオンになっている赤い壺などたくさんの作品が展示されている。
穴田野「うわぁ…!」
そしてこの青年、穴田野択もまた1人この美術館のイベントを見に来ていた。
中でも彼が楽しみにしていたことは午後からのイベントである。
穴田野「この後…この後だ…!トークショーと新作のお披露目会…!」
四天王と呼ばれたあの人気デザイナーのトークショー、そしてこれまでに門外不出と言われていた期待の新作のお披露目であった。
穴田野「楽しみだなあ…あの憧れのチケットが当選したのはラッキーだったよ…なにせ5人しか入れない幻のイベントなんだもん!」
穴田野は高倍率な抽選に当選し、イベントへのチケットを手に入れていた。
そして彼は幻のイベントへ期待を胸に膨らませながらそのチケットを片手にこの美術館へと足を運んでいたのだ。
「いいから、早いところ通してもらえませんこと?」
「それは困ります!」
穴田野「…あれ?どうしたんだろう?」
イベントのある特別展示室前で何か揉め事が起きているようだ。
どうやら警備員と小柄な女性が言い合いをしている。
警備員「ですから、困るんですよ!いくらあなたがホワイトクイーンズ社の社長令嬢様であっても、ちゃんとルールは守っていただかないと!」
小柄な女性「何故ですの!?チケットは持っているじゃないですの!どうして通してくれませんの!?」
警備員「まだ入場時間まで1時間もあるんですよ!お願いですからもうしばらくお待ちください!」
小柄な女性「………ッ!覚えてなさい!………失礼!」
穴田野「おおっ…すみません…」
女性は悔しそうに警備員を一瞥すると、被っていた高級そうな帽子を握りしめながら、近くにいた穴田野をぐいと押しのけながら歩きだした。
穴田野を押しのけていた時、彼女はうっかりチケットを落としていたが、気づかずにそのまま去ってしまった。
穴田野「何だったんだ…あれ?これって…」
穴田野は彼女が落としたチケットを拾った。
穴田野「さっきの人が落としちゃったんだ…これ、届けた方が良いよね…?」
…
…
…
【Choice Time!!】
貴方は女性が落としたチケットを…
A:届けに女性を探しに行く
B:そのまま持ってその場で待つ
C:警備員に渡す
D:捨てる
※コメント等OKです。
※なお、このアンケートの回答はXにて行います。
※気力労力が頗るやばいことに気づいたため次回からは他作品同様会話メインの作風に戻ると思います。ご了承ください。
☆注意!☆
・選択肢によっては【即ゲームオーバーレベルのバッドエンド】になるものがあります。くれぐれもご注意を!
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.3 )
- 日時: 2023/12/02 00:31
- 名前: TTK ◆To/qi7k7Nk (ID: KLW9wIul)
TTK「どうも、TTKです!!」
ウィル「コイツのポケモンでサザンドラのウィルです」
ミミ「阿呆な主人の手持ちでマホイップのミミだよぉ」
TTK「誰が阿呆や!!」
ネヴァン「万年四面楚歌の手持ちのアーマーガアのネヴァンだよ!!」
TTK「万年四面楚歌って…;」
ウィル「さて、いよいよ始まったな、That’s Your Choice」
TTK「普通の青年に社長令嬢、ギャンブラー、かりちゅ…カリスマギャル、デザイナー四天王の一角、苦労している警備員、敏腕主催者、凄腕刑事…何れも只者ではないな…」
ネヴァン、ミミ「「カリスマ…うっ…頭が…」」
TTK「?」
ウィル(前にフランにおもちゃにされたことトラウマになってるな…;)
ネヴァン「…し、社長令嬢はよくある嫌な令嬢か…」
ウィル「あ、チケット落としたな…これは素直に届けに探しに行くべきかと…」
TTK「みーとぅー」
ネヴァン「いや、感じわるいし嫌がらせで捨てちゃっても良いっしょ」
ミミ「処分処分♫」
ウィル「いくら何でも酷すぎだろお前ら…」
TTK「俺はエ◯クスでも選んだ通り素直にAにすっぞ。果たしていきなり終わってしまうのか…コメントは、TTKと」
ネヴァン「ネヴァンと」
ミミ「ミミと」
ウィル「ウィルでした」
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.4 )
- 日時: 2023/12/03 05:32
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
TTKさん>>
コメントありがとうございます!
始める気は殆ど無かったのですが、何故か遂に始まりました←
この話に関しては全選択肢を書き貯めしておりますので、多少の手直しはあれど集計期間さえ終われば更新はスムーズにいくと思います。
※他の話だと1話更新するのにだいたい3時間くらいはかかる模様
今回の登場人物はどのキャラもある意味際立っているかもしれません。
なるほど、TTKさんはAを選びましたか。投票ありがとうございます!
まだ結果は出ていませんが、視聴者の選択は無事にバッドエンディングを避けることができるでしょうか!
では、今後の展開をぜひお楽しみに!
※本日12月3日17時にXでの投票を締め切ります。その後は起床時間や夕食等次第になりますが集計の後ストーリーの続きを更新します。
※なお、アンケートの集計期間については最初お試しで3日としましたが、場合によっては変える場合もございますのでご了承ください。
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.5 )
- 日時: 2023/12/03 21:34
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
Your Choice is...
A:60%
B:20%
C:20%
D:0%
(票数:5)
【A:届けに女性を探しに行く】
…
…
…
穴田野「届けに行こう…!」
女性を探しに穴田野は駆け出した。
しかしこの美術館は広い。
探しに探すもあの女性は見つからない。
穴田野「見つからないなあ…時間も時間だし、戻らないとな…」
徒労に終わり、時間と体力をただただ消費しただけだった…
30分後、特別展示室前へ戻ると警備員とあの女性がまた揉めていた。
女性「だから!チケットを落としてしまったんですの!何か心当たり無いんですの!?」
警備員「ですから私に仰られましても…」
女性「何とかなりませんの!?選ばれた5人の1人なんですのよ!?」
ようやく見つけた女性に、穴田野は近づいていった。
穴田野「あの…もしかしてこれ落としていませんでしたか?」
女性「…!!それ!それですわ!…こほん。ありがとうございます。感謝いたしますわ」
穴田野「いえいえ。良いんですよ」
女性「…あら?貴方は先ほどの方では?」
穴田野「はい…これを落としていたので探していました」
姫「そうでしたのね。ありがとうございます。私は姫喜多子と申します。貴方、お名前は?」
穴田野「はい。僕は穴田野択です」
姫「穴田野様と仰るのね。改めて、感謝いたしますわ」
姫と名乗る女性はニコリと笑うと、深々とお辞儀をした。
穴田野「い、いえいえ。えっと…姫さんもハイネさんの新作お披露目会に?」
姫「ええ。私のお父様は万屋様のインテリアを愛用していますから」
穴田野「そうなんですね」
入場時間まで、2人は談笑して時間を過ごした。
…
警備員に案内されて入場すると、そこには既に3人の先客がいた。
ボサボサの頭髪をした気だるげな青年、赤いワンピースを着たギャル、少しくたびれた作業着を着た中年だ。
穴田野と姫が席に着くと、主催者が静かにアナウンスを開始した。
主催者「本日はご来場いただき誠にありがとうございます。ただいま、万屋灰音様の到着が少々遅れておりますので、しばしお待ちください」
穴田野「そっかー…」
青年「おうおう、そいつはご苦労なこって…」
中年「遅刻か…うちの会社じゃミーティングで晒し上げの大目玉だろうなあ…」
穴田野たちは少し残念そうにして、暫くの沈黙が流れていたが、その沈黙に耐えられなかったか、ギャルが穴田野たちへ振り向き口を開いた。
ギャル「ねね、折角当選した5人の選ばれし者たちなんだし、自己紹介しちゃわね?アタシは未女川紅!『ポイズンガールズ』ってギャルサーでブイブイ言わせてまーす☆」
青年「あー…そういうのめんどいんだが…まあいいや。俺は黒今九亜。流離のギャンブラーやってる」
中年「折角だからね…こほん。私は藤井好機と申します。工場勤務でメカニックもやっています。以後お見知りおきを」
姫「うふふ。たまにはこういうのも良いですわね。私は姫喜多子と申します。宜しくお願いしますわ」
穴田野「えっと。僕は穴田野択です。よろしくお願いします」
一通り自己紹介が終わると、未女川は満足そうにうんうんと頷いた。
未女川「いやーやっぱこういうのって良いよね!選ばれし勇者って感じで!ところで皆はなんでこのイベントに?アタシはね、インテリアにハマった友達がいて『ハイネのインテリアマジ爆アゲよ!』っていうから見てみたくなっちゃったの!」
藤井「へえ。それは良い趣味してるね。私は美術鑑賞が趣味なんです。折角の休暇だったから美術館に足を運ぼうと思いましてね。12年くらいここには通ったんですが、ようやくチケットを手に入れられたんです…良かった…本当に良かった…!」
黒今「12年もかかってるたあお疲れさんだ。俺はイベント自体に興味はない。ただ高倍率から当選の可能性があるってなら、ギャンブラーとしては賭けてみたくなるだろ?」
姫「そう…私はお父様が彼のインテリアを愛用していますので、彼の新作を一目見たいと思っていたんですの」
穴田野「僕は有名なハイネさんを生で見れると聞いたのでダメ元で応募しました」
未女川「へえー!みんなラッキーだね!」
終始テンションの高い未女川は待機中、色々な話題を振って場を盛り上げてくれていた。
そして暫くして、主催者が現れ、それと共に左から未女川、黒今、穴田野、姫、藤井の順で座った。
主催者「皆さま、大変お待たせいたしました。ハイネのトークショーを開催したいと思います。どうぞ。ハイネこと万屋灰音様です」
ハイネ「やあどうも。美術の美の字もわからなさそうな皆様。私がハイネでございます。本日は来てくださりありがとうございます。本日は皆さまに美意識というものがどういうものかをレクチャーしていきたいと思います」
少々鼻につく態度もあるが、ハイネのトークショーは主催者のサポートもあって順調に進んでいき、とうとう新作のお披露目の時間となった。
ハイネ「では皆さま!お待たせいたしました!いよいよ我が新作を紹介したいと思います!ではこちらをご覧くださいませ!」
5人はハイネの指した方向を見た。その瞬間、主催者が幕を引くと、黒地に金でトラとペガサスを象った飾りを付けた椅子だった。
ハイネ「どうぞご覧ください!その名も『トラウマを越えて』でございます!」
穴田野たちは息を呑んだ。
やや独創的なネーミングと作品ではあったが、これも芸術だ。
穴田野「す、すごい…」
姫「これはなかなか…良いですわね!」
ハイネ「そうだろうそうだろう」
ハイネは客たちの賞賛の声に満足げに頷いていた。
主催者「では、お披露目も済みましたのでこれで終了と………!?」
終了の挨拶が終わろうとした瞬間、プツッという音と共に穴田野たちがいた会場が暗転した。
穴田野「て、停電!?」
突然の停電に客たちは大パニックだ。
「ちょ、ちょっと!?どうなってるの!?」
「停電か!?ブレーカー!ブレーカーはどこだ!?」
「きゃあああ!!!真っ暗ですわ!!!」
「おうおう何の演出だ?」
「ちょっと!!いきなり停電ってどういうこと!?」
「み、皆さま、落ち着いてください!警備員!警備員はすぐ原因の調査を!」
「怖いよお!たすけてえ!」
「お願い!早く治して!…きゃっ!?」
穴田野「わぷっ!!?(だ、誰かが抱き着いてきた…!?)」
「…ツッ!誰だ俺の足を踏みやがったのは!?」
穴田野「あっ!?ごめんなさい!」
「おい馬鹿!早く停電治せや!」
バシャーッ!!!
「うっ…!!?」
カランカランカラン!!!
「うわっ!?何だ!?」
穴田野「…!?(い、今の音は何だ!?)」
「警備員!!何をしているんだ!は、早くブレーカーを!」
「すみません!暗すぎて何も見えないんです!」
「私に任せてください!…たしかこの辺に………あった!!」
藤井らしき男の声から少ししたとき、ガチャンという音と共に暗転した展示室内の明かりが点いた。
穴田野「うぅ…ようやく停電が…!!?」
穴田野たちは目を疑った。
停電が治り、明るくなった瞬間、彼らは万屋が床に横たわる姿と赤いペンキのようなものに塗れた作品の姿を目の当たりにしてしまったのだ。
万屋の頭には殴られたような跡、その近くには少し角の凹んだペンキ缶と空っぽのペンキ缶が転がっている。
どうやら2つとも赤いペンキ缶のラベルが貼られているようだ。
未女川「きゃああああ!!!」
藤井「おい、ハイネさん!大丈夫か!?ハイネさん!!!」
黒今「すぐに救急車を呼べ!警察もだ!」
主催者「は、はい!」
思わぬ事件に騒然とする会場内で、穴田野と姫は呆然としていた。
姫「いったい…どうして…」
穴田野「いったい何が起こったんだ…?」
騒動から10分後、万屋は搬送され、警察が捜査を開始した。
穴田野たちは事件の目撃者として1人ずつ話を聞くためにその場で待機となっていた。
姫「こんなことになるなんて…」
未女川「もー最悪…なんでこんなことになってるの?」
黒今「…」
藤井「ああー…折角の休暇が…」
穴田野「………」
…
…
…
【Choice Time】
誰の話を聞く…?
A:姫喜多子
B:未女川紅
C:黒今九亜
D:藤井好機
※コメント等OKです。
※敢えてネタバレすると、今回の選択肢にゲームオーバー要素は無いので今回の票数も踏まえて集計期間は短めに設定します。
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.6 )
- 日時: 2023/12/05 05:47
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
Your Choice is...
A:50%
B:25%
C:0%
D:25%
(票数:4)
【A:姫喜多子】
…
…
…
穴田野「姫さんが心配だ…姫さんの話を聞いてみよう」
穴田野は姫のところへ近づいた。
姫は彼に気づくと少し気まずそうに笑顔を作ってみせた。
穴田野「大変なことになりましたね…」
姫「ええ…ところで、貴方は私の隣に座っていらっしゃいましたよね?」
穴田野「え?はい。たしかにいたと思います」
姫「その時貴方は【私の左側にいた】のよね?」
穴田野「はい。停電になったときは一歩も動いていません」
姫「そうですわね………その、はしたないところをお見せしてしまいましたわ………申し訳ございません」
穴田野「…え?」
姫「その………抱き着いてしまって………」
穴田野「あっ…あの時抱き着いてきたのは姫さんだったんですね」
姫「ごめんなさいね。暗いところは苦手でして…」
穴田野「いえ、気にしないでください。急な停電でしたから」
姫「安心しましたわ…」
穴田野はすこしホッとした表情の姫を見て、こちらも少し強張っていた表情を緩ませた。
姫「そういえばなのですが、【左の方から万屋様の方へ向かう足音がした気がして】…でも、貴方と話していて、それは貴方では無かったということになりますわね…」
穴田野「えっ?それって僕以外にってことですか?」
姫「ええ。も、もしかしたら私が取り乱しているだけかもしれませんが………あ、あの!」
穴田野「は、はい!」
姫「私が暗所恐怖症だということは、内緒にしてくださいまし。は、恥ずかしいので///」
穴田野「わ、わかりました」
それを聞くと、姫はフーっと息を吐いた。
姫「それにしても、どうして万屋様が襲われたのかしら…?【足音は私を左から横切って行った気はするのだけれど】…でも、入り口も左側ですし…うーん…」
…
穴田野「…もう少し時間がありそうだな…もう1人だけ話してみよう」
…
…
…
【Choice Time】
貴方はもう1人だけ話を聞くことができるようです。
誰の話を聞く…?
A:未女川紅
B:黒今九亜
C:藤井好機
※コメント等OKです。
※今回もゲームオーバー要素は無いので集計期間は短めに取ろうと思います。
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.7 )
- 日時: 2023/12/05 22:18
- 名前: TTK ◆To/qi7k7Nk (ID: sQ9d2S49)
TTK「はいどうも超勤地獄に潰されそうなTTKです!!」
ウィル「けど年末年始はまたコイツ九州に行こうとしてるようでどんだけ行くつもりだと思っているサザンドラのウィルです」
ライト「またじゃがちゃん食おうと思っているとか…あ、ラプラスのライトだよ!!」
シエンナ「前回行ったときは18時にも拘わらず閉まってた四◯樓にもリベンジしようと目論んでるとか…あ、ヒノヤコマのシエンナです」
TTK「さて、穴田野は令嬢…姫さんにチケットを届けたところ感謝されたと…捨てていたらどうなってたんだろうか…」
ウィル「…考えないでおこうか。黒今の動機が中々すごいな…ハイネ…遅刻した上に随分な態度だな…」
ライト「うわっ、停電!?これ絶対何か起こるよね!?」
シエンナ「…!!ハイネが襲われている!?」
TTK「…案の定…ペンキ缶で殴られたってことか…?」
ライト「穴田野は姫さんの左から動いていない…けど左からハイネの方へ向かう足音が聞こえた…」
シエンナ「姫さんが犯人なら事前にトリック仕込むしかないですが…」
ウィル「左は未女川と黒今か…どっちかに話を聞くか?」
TTK「いや…ここで聞いてもはぐらかされそうなんだよな…敢えて藤井の証言を聞いてみるのも良いかもしれない。というわけでエ◯クスではCにした」
シエンナ「成る程…それなら藤井の証言を聞くのもアリですね…」
TTK「さて…誰からどんな証言が出るかな…コメントは、TTKと」
シエンナ「シエンナと」
ライト「ライトと」
ウィル「ウィルでした」
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.8 )
- 日時: 2023/12/07 06:06
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
TTKさん>>
コメントありがとうございます!
俺も旅行行ってみたいです…宝くじで1000万くらい当たったら今の仕事辞めて、就活期間の合間に行ってやるんだから…
さてさて、姫にチケットを届けたことが果たして吉と出るか凶と出るか…←
そして事件が起き、姫からの証言をゲットしました。
そして投票理由ありがとうございます!
投票結果を先ほど確認したところ、未女川と藤井が同票だったため選択理由のあった藤井を優先して採用したいと思います。
果たして藤井からはどんな話を聞けるのか…!?
では、今後の展開をぜひお楽しみに!
※更新については早ければこの後したいと思いますが、職場で少し大変な事が起こったためその気力の回復を優先すると思います。一応コメントはしばしお待ちください。
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.9 )
- 日時: 2023/12/07 08:38
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
Your Choice is...
A:>40%<
B:20%
C:>40%<
(票数:5)
【Reason Judge】
未女川や黒今に聞いてもはぐらかされそう…
敢えて藤井の証言を聞いてみるのも良いかもしれない…
…
Your Choice is 【C:藤井好機】
…
…
…
穴田野「藤井さん、停電を治してくれてありがとうございました」
藤井「え、ええ。気にしないでください。これも仕事ですので」
藤井は少し気まずそうに作り笑顔を見せると、目を伏せながら顔を俯けた。
穴田野「そういえば藤井さんはどうしてこの展示室のブレーカーの位置を知っていたんですか?」
藤井「ええ。私は仕事の都合で【よくこの建物のメンテナンスに来ていた】んですよ。だから位置は把握していました」
穴田野「そうだったんですね。でも、まさかこんなことになっているなんて…」
藤井「本当ですよ…7連勤明けでようやく取れた休みだったのに…ついてませんよ…とほほ…」
穴田野「な、7連勤ですか!?お休みを取れないんですか?」
驚く穴田野に藤井は涙目になりながら乾いた笑いを零しながら続けた。
藤井「そうなんですよ…うちの工場は超絶ブラックでね。休みは週1がデフォですし、残業時間も週20時間は最低ラインなんですよ…でもまあ、【工場で殺人事件が起こってから】はマシになったんですけどね」
穴田野「さ、殺人事件!?」
藤井「シッ!声!声!…これで疑われたらどうするんですか!」
穴田野「あっ…すみません」
藤井は他の客たちの様子をキョロキョロ見まわすと、そのままヒソヒソ声で穴田野に続けた。
藤井「…うちの職場は異動も多いんですよ。ある日1人の有能な社員がいたんです。あの人がいるだけで残業時間も減るくらい仕事のできる人で…ただ、その人だけは常に異動を拒んでいたんです。まあ、90代のお爺ちゃんを嫁さんたちと介護しながら仕事に来てたから、遠方へはいけないってね」
穴田野「なるほど…確かに、遠いところへは行けなくなりますね」
藤井「でしょ?ただね、ある日上司が変なノート持ちだしてから急に心変わりしだして、異動を受けたって言うんですよ」
穴田野「それは不自然ですね…」
藤井「それで、その壮行会をやった後の帰りにその社員が上司を殺してたって話です。残念ながら、その社員も家族と無理心中してしまったみたいなんですけどね…」
穴田野「無理心中ですか…」
藤井「ええ。私はその時もこの美術館で剥がれた塗装を塗りなおしたり、電気のチェックをしたりしてて、現場に戻ったらあのザマですよ…アハハ…」
穴田野「そうだったんですね…あれ?でもメカニックなのに塗装もするんですか?」
藤井「ええ。何故かその面の技術も覚えさせられていますからね…まあ、美術品の鑑賞もなんですけど、DIYも好きなので塗装には慣れていましたけどね」
穴田野「多才なんですね」
藤井は不意に褒められて少し緊張が解けたのか、少し顔を赤らめながら笑った。
藤井「あはは…そんなでもないですよ………ただ困ったことに、【私が忘れていったペンキ缶】が凶器になってしまうだなんて…責任感じちゃいますよ…」
穴田野「えっ!?」
藤井「だから声!」
穴田野「す、すみません…忘れていったペンキ缶って、どういうことですか?」
藤井「ハイネさんを襲ったあのペンキ缶…昨日私がうっかり忘れていったものだったんです…赤・青・黄色・白の4色を持って行ったのに赤と青を忘れて帰ってしまって…」
穴田野「それは不運でしたね…」
藤井「あの時は7連勤の7日目というのもあったので………でもなんでこの特別展示室にあの缶があったのかがわからないんです。あのペンキ缶は【西女子トイレ横の椅子の下】に忘れていった筈でしたが…」
藤井の言う西女子トイレは美術館内だとこの特別展示室とは少し離れている場所だった。
特別展示室は東寄りの位置にあり、何者かが持ちだしたにせよ、入り口に警備員が立っている特別展示室へ持っていくのは難しいともいえる。
穴田野「西女子トイレ…ここからはかなり離れてるところですよね…?」
藤井「そうなんですよ…いったい誰がこんなことを…?」
藤井はそう言うと、1人ブツブツと考え込んでしまい、穴田野がいることを忘れてしまっているようだ…
藤井「…でもな…そういえば、【あの社長令嬢っぽい女性は常に美術館側と揉め事を起こしているらしい】し、もしかしてハイネさんじゃなくて【彼女が標的だった可能性】もあったりするのかな?…いや、でもそれだと作品に赤ペンキをかける辻褄が合わないよなぁ………考え過ぎなのかな…?ああ休みが欲しい………」
穴田野「…(何か考えこんじゃったみたいだし、この場を離れよう)」
…
…
…
穴田野以外の聞き取りは終わり、穴田野の番になった。
黒今「チッ…まだ終わんねえのか…」
未女川「もー!さっさと帰ってカラオケ行きたいんだけどー!」
藤井「ああ…私の貴重な休みが…」
穴田野が刑事の待つ部屋に行く道中も、客たちは難航している捜査に対して明らかにイライラを募らせているようだ…
穴田野が部屋に入ると、刑事は穴田野を椅子に座らせ、停電が起きた時に穴田野が何をしていたかなどを根掘り葉掘り聞いていた。
穴田野は自分が停電中何者かに抱き着かれて動けなかったことや、ペンキ缶が転がる音を聞いたことなどについて話した。隣では警察官が1人その証言を必死にメモしているようだった。
刑事「ご協力ありがとう。…さて、もう一つ聞きたいことがあるんだが、良いかね?」
穴田野「は、はい!」
刑事「そう堅くならなくても良い。キミの話や他の人の話を聞いた限りでは、この事件でキミが万屋さんを襲ったということは無いと見ているからね」
穴田野「そ、そうなんですか?」
刑事「事件に使われたペンキ缶を調べたところ、あの2つのペンキ缶からはキミの指紋はどちらも検出されなかった。それに、キミがぶつかったことや誰かの足を踏んでしまったことも、矛盾はしていないと判断したからね」
穴田野「アハハ…ありがとうございます」
刑事は少し緊張をほぐしたような笑顔でうんうんと頷くと、「さて…」と言いながら穴田野の顔を見つめなおした。
刑事「本題だが………キミは誰を怪しんでいるのかな?」
穴田野「えっ?」
刑事「恐らくだが、私たちはキミが積極的に他者の話を聞いている姿を見て、彼らが我々に話していない情報も聞いている可能性があると見ているんだ。協力してもらえないかね?」
突然の指名に驚く穴田野は、ただただ無言でコクコクと頷くことしかできなかった。
刑事「ありがとう。では改めて問おうか。キミは、この現場の中で誰が万屋さんを襲ったと思うかな?」
…
【Choice Time!!!】
誰が怪しい…?
A:未女川紅
B:黒今九亜
C:藤井好機
D:警備員
※コメント等OKです。集計期間については土曜日から5連勤の嫌がらせを受けているのと、14日からツ○ッターを見ない事も含めて早めの9日7時頃までにしようと思います。
※場面も大詰めが近づいてまいりました。果たしてグッドエンドを見ることができるでしょうか…?
- Re: That’s Your Choice ~貴方が選ぶ物語~ ( No.10 )
- 日時: 2023/12/11 06:41
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
Your Choice is...
A:>50%<
B:0%
C:>50%<
D:0%
(票数:2)
One more Choice
A:>50%<
B:0%
C:>50%<
D:0%
(票数:2)
【Reason Judge】
特に意見なし
【Opinion】
Cもストレートに怪しい位置なので今回は譲って結末を見てみたい(By Aへ投票した人の意見)
…
Your Choice is 【C:藤井好機】
…
…
…
刑事「藤井…あの落ち込んだ感じの男性かい?」
穴田野「はい」
刑事は穴田野に対して少し掘り下げた質問をしながら、その理由を問うた。
穴田野は確証こそ持っていないが、彼の怪しい点などを淡々と答えていった。
刑事「フム…そうかそうか…わかった。ありがとう。参考にするよ」
刑事は穴田野に一礼すると、穴田野を退出させ、捜査を再開した。
…
暫くして、刑事が現場の皆を呼び集めた。
刑事「さて、諸君には大変迷惑をかけたね。犯人を見つけたので報告させてもらうよ」
穴田野たちは息を呑んで刑事に注目した。
刑事「犯人だが………藤井好機さん、貴方だね?」
藤井「…え!?わ、私ですか!?」
慌てた様子の藤井に対して、刑事は睨みを利かせながら続けた。
刑事「貴方はブレーカーの位置を知っていた。つまり、暗所でも犯行することができるということになり得るのです」
藤井「なっ…!?」
刑事はギョッとした表情を見せる藤井の肩に手を置いた。
刑事「良いんですよ。無理しなくても」
藤井「いや、私はただブレーカーを治していただけで…」
刑事「ああ。続きは署で聴いてやるからな」
藤井「ま、待ってください!!!私は本当に知らないんです!!!」
抵抗する藤井だったが、刑事は「はいはい。わかったから」と投げやりに返すだけで半ば押されるように特別展示室を退場していった。
…
…
…
事件から1か月後…
穴田野は何事もなかったかのようにテレビの電源をつけた。
もうすっかり美術館での事件については覚えていなかった。
穴田野「やっぱりアルセナルは強いなあ…マスターシティでも追いつけないなんて…」
テレビ『では続いてのニュースです。○○町で夫婦の遺体が見つかりました。遺体は藤井好機さん32歳とその妻の飛知さん22歳で…』
穴田野「藤井って………えっ!!?」
穴田野は驚いた。あの時万屋を襲撃した犯人だと言われていた藤井が亡くなったのだ。
どうやら2人で無理心中したとの報道だった。
また、遺体の近くに遺書らしきものが見つかっており、そこには『あらぬ冤罪をかけられ、会社もクビになり、生活ができなくなってしまった。あの時居た人たちを亡霊になっても許さない』という旨の文言が書いてあったらしい。
穴田野「そ、そんな…僕は…」
ショックを隠し切れない穴田野は震える手でテレビのリモコンを手に取ると、そのままテレビの電源を消した。
しかし、次の瞬間、ガタガタッと大きな音がしたかと思うと、本棚の本が数冊床に落ちていた。
穴田野は不思議そうな本を元の場所に戻したが、何かに引っかかっているのか、上手く本が収納できないでいた。
穴田野「なんでだろう………!?」
穴田野が引っかかっている場所を確認しようと本棚を覗き込んだ瞬間、突然足を何者かに引っ張られるような感覚と同時にバランスを崩して転倒してしまった。
穴田野「いたた…今のっていったい………!?」
痛めた足を擦りながら原因を探そうとしていたが、突然本棚がぐらつき、上から本がまた数冊落ちてきた。
また、運の悪いことに一冊の本の角が穴田野の頭に強くぶつかった。
穴田野「いっ…!!?」
落ちてきた本を見る間もなく、頭を抑えながら上を見ると穴田野の目の前に飛び込んできたのは倒れかかってきている本棚だった。
穴田野「に…逃げ…!!!」
穴田野は逃げようとしたが、転倒した時に足を痛めてしまい、身動きが取れなかった。
穴田野「あ…ああ………」
そしてそのまま本棚の下敷きになると、穴田野は意識を手放してしまった。
本棚に潰れた彼の骸の近くには、角が血で赤くなった『メカニック入門編』の本が彼を嘲笑うかのように転がっていた。
【DEAD END 心中お察死いたします】
…
…
…
語り部「おやおや…貴方はどうやらミスリードに乗っかってしまったようですね」
~ストーリーテラー おばけギャルソン(『怪談レストラン』)~
語り部「彼の工場では殺人事件を起こした挙句に無理心中が発生したようですが、まさか自分が無理心中するとは思っていなかったでしょうね」
語り部「ですが全てを失った人、追い込まれ過ぎた人ほど無敵になってしまい、とんでもない行動を起こしてしまうのは割とよくあるのかもしれませんね」
語り部「特に真面目な人間ほど、壊れた時の反動は大きいのです」
語り部「貴方を襲った事故は果たして偶然か、将又彼の復讐か…それは死してもなおわかることは無いでしょう…」
語り部「無論、死んでしまっては考えることすらできなくなるかもしれませんがね…」
語り部「では、またのご視聴、お待ちしております」
…
…
…
【GAME OVER】
~ENDING LIST~
PERFECT END:正しき幸せ者
GOOD END :トラウマを乗り越えて
BITTER END :紅い濡れ衣
BAD END :勘違いの代償とオカルトカルト
BAD END :鈍色の後悔
BAD END :道徳も捨てた男
DEAD END :心中お察死いたします ←☆今回の結果☆
☆蛇足なまとめ…?☆
第一章は、惜しくもバッドエンドとなってしまいました…他のエンディングなどについては要望等あればお見せしていこうかなと考えております。
なにせこの話は書き貯めてあるものですから、新章の全パターンの書き貯めが出るまで更新する内容が殆どありませんからね…
ちなみにですが、今回は【条件によってはグッドエンドを越えるパーフェクトエンドのチャンスもありました】。
…まあ、正直に言うとこの票数と票の割れ方から【このデッドエンドよりももっと残酷な千日手エンド】も書こうかと思いましたが、流石に八つ当たりは良くないですからね…
皆様、投票していただき、誠にありがとうございました。
また新章が出来上がれば、更新等していきたいと思いますのでお楽しみに…!
では、That's Your Choice 第一章でした!
※コメント等OKです。