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風の街『風都』。風力発電を主な街の電力としていて、自然にも恵まれている街。巨大風車の付いた『風都タワー』が街のシンボルだ。

その反面、この街では『ガイアメモリ』と言うアイテムによる超常犯罪が多発している。

ガイアメモリは、使用者を怪物のように変えるUSBメモリ型の、薬物的なアイテム。これが原因で、風都の治安が悪くなってしまっている。



……そして、そのメモリ犯罪から街を守る者が存在していた。




その名は、『仮面ライダー』。




《風都》



こいし「風都にとうちゃーく！！」

ピチュー「ついに来たぞ！」

カレン「遂に逃走中スタートデス！！」

アリス「まだちょっと早いよカレン！！」


シェゾ「（なるほど、この世界……）」

マホロア「（……ヘェ、何だか不思議な感じがするヨォ）」

スティーブ「……」

むらびと「（あの人達どうしたんだろう？）」

アルル「（シェゾが何か気づいたのかな？）」


ウィッチ「あなた、見習いにもかかわらず名前がありますの！？」

アシュリー「どういう事？」

レッド「多分この人の場合、修行積んで名前が貰えるんやないか？」


フラン「ハンターとやらがどれくらい凄いのか、見させてもらおうじゃない！」

クリケット「ああ、良い修行相手になってくれそうだ！」

ココア「何か独特な捉え方してるよこの2人」


音葉「こう言うところには始めて来たなぁ。」

浜千鳥「たまには知らない場所に行くのも新鮮っスねー。」

junris「（そう言えば、此処のおろさんって前に知り合ったのとは別人だって聞いたけど……）」

エイジア「終わったらこの街の名物を買えたらいいんだけどな。……あと、何事も無ければいいが……」


慧音「（この者達が、並行世界パラレルワールドからやって来たという……）」

ラフィーナ「（並行世界パラレルワールド……となると、並行世界の私もいるということになりますわね……）」


十四松「アハハ、逃走成功して賞金獲得できるかな」

トド松「おそ松兄さんとチョロ松兄さんが言うには、コインのボーナスとかがあるって聞いたけど……」

カラ松「上手くやれば、賞金を大量ゲットということか。」


銀時「今度は参加する側になるなんてなァ。アリス達もいるし。」

バトルネコ「（あ、ネコが言ってた銀髪の人って彼の事かにゃ）」


ネコフィーバー「あ、岩盤の人にゃ。」

ベジータ「ダニィ！？そんなあだ名で呼ぶな！」


こんな感じで交流したりしていると……


プルルルル……



支給されたデバイスに、メールが届いた。



メールの内容『逃走者の皆様、ごきげんよう。


早速だが、これより『逃走中』を開催する。


制限時間は120分。賞金は1秒ごとに100ずつ増加し、逃走成功すれば賞金72万を獲得出来る。

また、支給されたコインは、賞金獲得をした場合に1枚1万のボーナスが課せられる。（支給されたコインは20枚）

なお、コインは逃走やミッションに役立つこともあるため、逃走のためには使用するかしないかのタイミングを見極める必要がある。



……さて、そろそろタイマーを起動させる。まずはエリアに散らばってもらう。2分経った瞬間に、ハンターを放出させる。』


フラン「そろそろ始まるみたいね……」

スティーブ「……！！」



ハンターボックス×3「……」←転送



銀時「おっ、早速出やがった！」

カレン「早く離れるデス！」



【2：00】


【1：53】


クリケット「箱の中にうっらと見えたサングラスの男……あれがハンターか……！」


むらびと「思ったよりも黒い」


【1：30】



こいし「ん？あの大きな風車があるのが風都タワー？」



ピチュー「この建物は……『鳴海探偵事務所』……風都の探偵がいるってことか。」



トド松「あ、写真撮っちゃおーっと」



ココア「モフモフ出来そうな子いるかなぁ」



【1：00】



シェゾ「絶対に逃げ切って、ついでにヘンタイの汚名を拭ってやる！」


ウィッチ「（どうやって拭うつもりですの……）」



アシュリー「（風都名物……ちょっと食べてみたいかも……）」



【0：30】



カラ松「とりあえずこの辺が良さそうか……」



バトルネコ「結構広いけど油断できないにゃ……！」



十四松「ハッスルハッスル！マッスルマッスル！」



慧音「ハンター放出まで20秒を切ったか……」



【0：15】



エイジア「（風都饅頭か……前からちょっと食べてみたかったんだよな……）」



マホロア「なーんか起こりそうな気がするケド、まあなんとかなるよネェ」



10



junris「うーん、風都には確か、超常犯罪が多発してるって聞くけど……」



9



アリス「風の街『風都』……パンフレットの写真の通り、風車や風見鶏がいっぱいあるね。」



8



アルル「そうこうしている間に10秒切ってた！」



7



浜千鳥「目指すは逃走成功！」



6



ラフィーナ「あと5秒……！」



5



ベジータ「来いハンター！サイヤ人の王子ベジータが相手だ！」



4



ネコフィーバー「緊張して来た……！」



3



音葉「もうちょっとで始まる！ワクワク……！」



2



フラン「ようやく始まる……！」



1




ハンターA「……！！」

ハンターB「……！！」

ハンターC「……！！」




残り時間【120：00】



【119：59】




ハンターが起動し、逃走中02がスタートした！！

【119：55】現在の賞金：500



今回の舞台は風の街『風都』。風力発電の栄えたエコな街。

逃走エリアは、風都市全体。薄暗い倉庫や森まで逃走エリアに含まれる。


逃走者達は、市内を徘徊する3体のハンターに見つからないように、逃走することが出来るのか。


マホロア「ウーン、面白い建物が多いネェ。風都タワーとか入れるのカナ？」



ラフィーナ「ぱっと見普通の街ですが……どことなく良い風が吹いてますわ。」



怪しい商人「ちょっとそこのお嬢さん、良いものがあるんだけど」


アシュリー「……」←シカト


怪しい商人「え、あの……チッ……」


街の中に、あからさまに怪しい人物もいるようだ……




ネコフィーバー「……お、何かあるにゃ。」


……ネコフィーバーが、大きなボックスを見つける。


ネコフィーバー「何々……『自首ボックス』！こんなふうになってるのかにゃ。

……でもあれっ、鍵がかかってる……」


……自首ボックスを使用するには、『自首ボックスキー』と言うアイテムが必要になる。


ネコフィーバー「んー、ただで自首はさせないって事かにゃ……」


ボーナス持ち逃げ防止も兼ねて、簡単に自首はさせません。




ハンターB「……」



十四松「へぇ、あれがハンターかぁ。何か怖い」


偶然、ハンターを見かけた十四松。


……と、その時……



ハンターB「……」


逃走者の誰かを、ハンターが捉えた！その逃走者は……






ピチュー「うおっ！早速来やがった！」



こねずみポケモンのピチューだ！！



ピチュー「へっ！そう簡単に捕まるかよ！」


小さい体を活用して、障害物を軽々と避けて逃走して行く！


ピチュー「よし、ここまでなら……」



ハンターC「！！！」




逃げた先に、別のハンター！！



ピチュー「何っ！？だったらこっちだ！」



ハンターC「……！！」←手を伸ばす



ピチュー「おっと、捕まるかよっ！」



これもあっさり避けるピチュー！


……すると……




「俺が……俺がやるんだ……俺がヒーローにぃっ！！！」



ピチュー「ん？今何か変な声が――「チュドォォォォン！！」チュアアアッ！？」



突然、何かが地面に直撃し、爆発。ピチューは吹っ飛ばされる。



ハンターC「……！！」



ポンッ


それを、ハンターがすかさずキャッチ……



【118：38】


ピチュー　確保　残り26名



ピチュー「あーあ、まさか最初に捕まるなんて……



つーか、今の何だったんだ？コの字の形の何かが飛んできた気がしたが……」




「外したか……くそっ……」




プルルルル……



ウィッチ「およ？メールですわね。ということは……」



ココア「『ピチュー　確保』……あのモフモフしてそうな子が捕まっちゃった！」



フラン「すばしっこそうだったのに、1分くらいで……侮れないわね……」





その頃。



《鳴海探偵事務所》



「……成程、事情は分かりました。




……お受けしましょう、その『化け物退治』。」









【117：56】現在の賞金：12,400
残り逃走者　26名
コイン所持数　全員：20枚

【117：54】現在の賞金：12,600



十四松「うおお、間近でハンター走ってるところ見ちゃった……すごかった……」


ピチューが見つかって逃走していたのを、十四松は見ていた。


十四松「うーん、やっぱりただ逃げるだけじゃダメなんだなぁ。何か作戦を練らないと……」



……と、その時。


プルルルル……


十四松「あれ？メールだ。」



むらびと「内容は……『通達。エリア内に『ショップ』がオープンした』……ショップ？」



バトルネコ「『ショップでは、コインを使用することによって、逃走に役立つアイテムを購入することが出来る』……ここでコインが関わるのかにゃ。」



カラ松「『なお、コインは各所に設置されたアイテムボックスに入っている。確率で無関係なものが入っていたりするが、ショップで買えるアイテムが手に入ることもあるので、見つけ次第開けて行くのも良しだ。』

なるほど、そう言う感じでコインを増やすのか。」



通達：『ショップ』オープン。

エリア内に、逃走に役立つアイテムを買うことが出来る『ショップ』がオープン。

アイテムはコインを使って買える。また、コインやアイテムの入った『アイテムボックス』もエリア内にばらまかれているので、遠慮なく開けて行こう。

ショップは3カ所存在するため、近い人は行ってみても良いかもしれない。



ココア「ショップ……あ、地図見てみたら近くにあるじゃん。行ってみよーっと。」


……ココアが試しにショップに行く。



千夜「あらココアちゃん。いらっしゃい。」



店員は千夜のようだ。


ココア「あ、また千夜ちゃんなんだ。」


千夜「参加できない代わりにショップは毎回店員を務める事になったの。


……とりあえず、これが商品リストよ。」




商品リスト

・網鉄砲：40コイン
・ケムリ玉：5コイン
・ネコビタンB：10コイン
・遠視スコープ：25コイン
・自首ボックスキー：25コイン
・スタッグフォン型レーダー：30コイン


ココア「何だか前より安くなってるね。しかも何か初めて見るアイテムもある！」



千夜「フフッ、効果は使ってからのお楽しみよ？」




シェゾ「見つけたぞアルル！このタイミングだが、今日こそお前をいただく！！」

アルル「はいはいボクの『力』ね。シェゾが参加する時点でこうなるかもとは思ってたけど……；」

シェゾ「当然だ。MVPとやらで参加すると聞いて良いタイミングだと思っていた所だった。


……が、流石に今すぐやるつもりは無い。この世界も中々奇妙なようだし、それに、騒ぎが起きた時に動いてもらわないと困るからな。」

アルル「……まあ、そう言う事なら……


……ん？この世界、何か変なの？」

シェゾ「……後で話すさ。お前も後々気づくはずだ。」


アルル「えっ、ちょっとシェゾ？……行っちゃった。」



こいし「んー……あ、なにかあるね。これがアイテムボックスかな？


デザイア感のある箱、もといアイテムボックスを発見したこいし。


こいし「中身は何かな？」


……中身を空けてみると、入っていたのは……


こいし「おお、コインが5枚。」


コイン5枚を獲得。


こいし「へえ、こういう感じで増やすんだ。ちょっと面白ーい。」



ネコフィーバー「んー、自首ボックスキーが25コイン……鍵掛かってた時点で流石に分かってたけど、簡単に自首は出来無さそうにゃ……」

魔弾の射手「……」←店員

ショップに寄ってみたネコフィーバー。

自首ボックスキーにはコインが25枚必要なため、ボーナス持ち逃げと言う戦法は取らせない。



クリケット「アイテムか……ミッションに関わらない限りは使う気は無いな。」


……アイテムに頼る気が無さそうなヤングクリケット。


すると、彼の近くに……



ハンターA「……」



ハンター……！！



ヤングクリケット「……さて、そろそろ移動するか……」



ハンターA「……



……！！！」



見つかった……！！



ヤングクリケット「……うおっ！来たか！」



その瞬間クリケットも気づく！



ハンターA「……！！」



クリケット「行き止まりか、だがこれなら……！！」



行き止まりに行ってしまっても、タイミングを見計らって、壁を伝って避ける！


ハンターA「……！！」



クリケット「（なるほど、動きに無駄が無い……！）」



良い勝負を繰り広げていると……



「そこだ！！」



クリケット「！！」



また、何かが飛んできた。が、クリケットはソレをあっさり避けた。


そのまま爆発。結果、爆風でハンターの視界が塞がれる。



ハンターA「……！！」


思いっきりジャンプして、爆風から出て来たハンター。

だが、既に視界の中には、クリケットはいなかった。




クリケット「……今のに助けられてしまったが……何だったんだ？俺を狙っていた気がしたが……」





「くそっ！何故避けられるんだ！！



……時間が押している……もういい、こうなったら強硬手段をとるしかないか……！！」






【114：21】現在の賞金：33,900
コイン所持数
・古明地こいし：25枚
・それ以外：20枚