二次創作小説(新・総合)

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.41 )
日時: 2023/12/23 23:31
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【107:31】現在の賞金:74,900




……突如現れたのは、ステープラーとは別のドーパント。全身が黒いが、輪郭が見える。


W「また新しいドーパントか……!!」




???・ドーパント「アナタは一旦退いて、狙撃を続けなさい。」


ステープラー・ドーパント「な、何言ってやがる!これ以上ちまちまやってられ――」


???・ドーパント「……それと、アナタがさっき始末しようとしてた娘、アレ私達にとっても貴重なサンプルだから、次は間違っても始末しようだなんて思わないでね?もしやったら――」


ステープラー・ドーパント「なっ……チィッ!分かったよ、やればいいんだろ!?」


ステープラー・ドーパントが、どこかに移動して行く。


十四松「(あ、移動しちゃった!)」←様子を見てた人





W「オイ待て!!」



???・ドーパント「おっとそうはさせないわよ!」



すると、謎のドーパントの姿が変わり、既視感のある蜘蛛のヒーローの姿に。


W「何っ!?」


……そして、蜘蛛の糸を放っていく。


W「っ、だったらこうだ!」


【ヒート!

トリガー!】


ヒートトリガーの力で、糸を燃やしていく。


???・ドーパント「隙ありっ!」


と、謎のドーパントがまた変形し、腕を伸ばして攻撃。


W「うおっ!?」

W『姿を変えるだけでなく、見た目に関連した技を使うということか……!』

W「と言うかコイツ、もしや噂になってた化け物じゃないか?現実感が無い見た目だし、特徴も大体合ってるし。」

W『十分あり得るかもね……とはいえ、何のメモリか特定しない事には……!』



???・ドーパント「悠長に話してる場合かしら?」



W「何――「バンッ!!」っ!?」



……突然、背後から銃撃された。


黒服の男達「……」



W「今度は誰かと思ったが……」

W『ドーパントでもないようだが、今の銃弾は……!?』



???・ドーパント「驚いたでしょ?怪人にも仮面ライダーに効く特攻弾よ。」



W『なっ……そんなもの聞いたことないぞ!』



???・ドーパント「でしょうね。この世界で作ったものじゃないし。


……とりあえず、そろそろ終わらせないとね。仮面ライダーもナラティブ回収にはもってこいの貴重なサンプルだし。」



W「(何の話をしてるんだ……?)」




乱「あ、あるじさんこれ結構マズいんじゃ……」

規制済み「(訳:どうする!?助けに行くか!?)」

阿求「でも動いたら動いたで銃向けられたら勝ち目が……」




???・ドーパント「さあ、一斉掃射しなさ――」


バァン!



……その時、黒服の男に銃弾が直撃した。


黒服の男「……!?「バキュゥン!」


黒服の男達に。次々と銃弾がヒットする。


黒服の男「何なんだ貴様ァっ!!」


対抗して黒服の男達も撃ち始めるが、全部避けられる。内1人に関しては、近距離にも関わらずだ。



???・ドーパント「なっ……!?」



W「今のは……?」




「ねぇ見てよたき――ゴホンゴホン、風都を守る仮面ライダーだよ!実物初めて見た!」

「はしゃぐのは後です千さ――ンンッ(咳払い)、素性を明かせない都合上、手短に済ませますよ!」



……そして現れたのは、少女らしき2人組。

顔を隠すように狐のお面を付けている。

服は制服。そしてそれをぎりぎり隠すように、ローブを着用していた。



阿求「あ、あの2人って……?」

おろさん「いよし、間に合ったか。」

阿求「え、何が……って、作者!!!?」



「と言うかこの狐のお面、微妙に着け心地悪い!」

「同意見ですけど文句は後です!」






ステープラー・ドーパント「……チッ、ふざけやがって……



……まあいい、邪魔なやつを1体ず潰すこと自体は愚策でも無いしな。今度は外さない。

……つーか、何か首元が変感じがするんだが……」



エリアを移動したステープラー・ドーパント。……どうやら、ピチューやクリケットを狙撃しようとしていたのもこのドーパントのようだ。


ステープラー・ドーパント「……さて、次はどいつを狙うか……」





こいし「……ドーパントみーっけ!」




【103:44】現在の賞金:97,600
残り逃走者:25名 ハンター:3体
コイン・アイテム所持状況
・古明地こいし:コイン25枚
・ラフィーナ:コイン30枚
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.42 )
日時: 2023/12/24 21:16
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【103:42】現在の賞金:97,800




エイジア「さっきから向こうが騒がしいな……


しかもマップを見てみたら、そのステープラー・ドーパントってのが移動してるし……何が起こってるんだ?「うおおっ、何だお前っ、やめろ!!」……ん?」



こいし「いぇーい!乗ってるぅー!」

ステープラー・ドーパント「オイふざけるなっ、人をロデオマシーンみたいにぃぃっ!!」



……ミッションに取り組むために、ステープラー・ドーパントを探すエイジア。だが視線の先には、そのステープラー・ドーパントに、ロデオマシーンの如く古明地こいしが乗っている。



エイジア「こ、こいし!?それって目的のドーパントじゃ!?」



こいし「ん?あ、たしかエイジアさん!見つけたんだよドーパント!」



エイジア「あ、うんそれは分かる!分かるんだけど!

とにかくまずはスイッチだ!確か首筋に付いてるんじゃなかったのか!?」



こいし「え?あ、そう言えば!」

ステープラー・ドーパント「首筋!?何の話をしてるんだ!俺の邪魔をするなァっ!!


……ええいっ、仕方がない!これは仮面ライダーと戦う時に取っておきたかったが!!」


……するとステープラー・ドーパントの姿が変化する。


それはまるで、まさに見ての通りの、巨大な狂犬の姿をしていた。


こいし「わお!?変身した!!」


ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「グルルルォ!!」


そして、こいしを振り払った。


こいし「アウチ!」←転倒


エイジア「な、何だありゃ!?

……って、言ってる場合じゃないな!炎の魔神よ……その炎の力を俺に貸したまえ!!」

……エイジアが『フレイムオーラ』を放ち、ステープラー・ドーパントに命中させる。



ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「ガッ!!?


……くそっ!あの小娘に全く気づかなかったのが想定外だ!一時退却するしかない!!」←逃走



エイジア「あっ、待ちやがれ――って、あの速さじゃ追いつけねぇ……!」

こいし「……ところで、文房具が大きな犬になるってどういう事?」

エイジア「さぁ……ペーパーマリオでもホッチキスはあるけど、ホントに犬になるわけじゃないし……」








????「……へぇ、面白いな。アレも『ハイドープ』ということになるのか?」

謎の棒人間「恐らくは。ガイアメモリに使用外の効果をもたらすという『ハイドープ』……アノマロカリスメモリのように姿を変える力さえ得る事も可能とは……」


逃走中01に出て来た謎の人物。謎の棒人間と、エピローグにて融合を起こした元凶を始末していた、赤髪の灰色目少女が、この様子を見ていた。


????→灰色目の少女「それで、今回はどうするつもりだ?」

謎の棒人間「今回は、時空融合現象とは別で実験をしようと思いまして。」

そう言って、謎の棒人間は何かを取り出す。

それは、『アイスエイジ』『ツール』『バイラス』『シザース』『クラブ』『グラビテーション』『アームズ』……等の、何種類もあるドーパントメモリ。

謎の棒人間「……ここに、コネクタ手術無しで使用できるようにしたガイアメモリがあります。この後まだまだ送られてきますが……

それと……」

更に、時計っぽい黒いアイテム、2本のUSBメモリの形状をした生物が入れ込まれているカード、そしてトジル魂を取り出した。


灰色目の少女「……成程。


『ドクター・エビテン』……相も変わらず趣味の悪い。」


謎の棒人間→エビテン「何とでも言いなさい。


どの道、今はやりたいようにやりますよ。前回のような失態を犯すわけにも行きませんからね。」

そう言って、『ドクター・エビテン』と言う名の棒人間の男は、次元の穴に入って行った。


灰色目の少女「……まあ、最終的にどういう結果になるか、見届けさせてもらうとしよう……」




ウィッチ「さてさて、残り時間がもうじき100分を切りそうでわね。」



エリアを歩くウィッチ。すると……



ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「グルルルルゥォォォ!!」



ウィッチ「えええつ、な、何事ですの!?」



ステープラー・ドーパント「障害は排除する!!」



……偶然直面したステープラー・ドーパントは通常の姿に戻り、針を放っていく。



ウィッチ「ちょっ、いきなり攻撃は――」


むらびと「ちょっと待ったァ!!」


そこでむらびとが駆けつけて、針を消した。


ステープラー・ドーパント「け、消しただと!?」


むらびと「残念、違うんだよなぁ」


……正確には『消した』のではない。『収納した』のだ。

そしてそれを『取り出した』。


ステープラー・ドーパント「何だと――「ガンッ!!」いがっ!!」



ウィッチ「す、素直に礼を言っておきますわ……」

むらびと「ユアウェルカム Σd(・v・ )」



ステープラー・ドーパント「くそっ!さっきからなぜこうも上手く行かない!俺に話さねばならぬことがあるというのに!!クソッ……クソクソクソクソッ!!」←逃走



ウィッチ「……あっ、逃げて行きますわ……」

むらびと「あっ、アレミッションに関わってるから追いかけないとマズい。」



……急いで追いかけようとしたが、2人の近くに……




ハンターA「……」





ハンターが接近……気づけるのか……!?





【99:57】現在の賞金:120,300
残り逃走者:25名 ハンター:3体
コイン・アイテム所持状況
・古明地こいし:コイン25枚
・ラフィーナ:コイン30枚
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.43 )
日時: 2023/12/24 22:57
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【99:55】現在の賞金:120,500



ウィッチとむらびとの元に、ハンターが接近……!



ハンターA「……




……!!」



見つかった……



ウィッチ「おや?……って、ああっ!こんな時にハンターですわ!」

むらびと「何ィ!?」



急いで二手に分かれる。そして、ターゲットになったのは……




ハンターA「……!!」



むらびと「そうなるのか……!」



むらびとだ……!!



ハンターA「……!!」


むらびと「何か、何か打点は……!!」



ハンターA「……!!」




ポンッ



【99:24】



むらびと 確保 残り24名



むらびと「あーあ、ここで捕まっちゃったよ……」




一方のウィッチ。



ウィッチ「ハンターはむらびとさんの方に行ったようですわね……」


無事に逃げ切った――





ハンターC「……」


かと思ったら、逃げた先に別のハンター……!



ウィッチ「……さてと、これからどうしましょうか……あ、アイテムボックスですわね。コイン5枚ゲットですわ!」



ハンターC「……!!」



見つかった……!!



ウィッチ「おや……って、またハンター!?」



急いで逃げるウィッチ!



ウィッチ「あ、アルルやシェゾ達より先に確保されるのは……!!


……ん?誰かいますわね?」




ベジータ「フン、試しに周辺を歩いたが何の収穫も得られないじゃないか。」



……逃げた先に、(微妙に忘れかけてた)ベジータが!


ベジータ「まあいい、しばらくはここでやり過ごし――」

ウィッチ「ごめんあそばせ!」

ウィッチが横切る。

ベジータ「……ん?なんだどした?」


ハンターC「……」

ベジータ「えっ



ふおぉっ!?」



キィィィィィン!



チュドォォォォン!!





……と言う感じで、そのまま岩盤にめり込まされた。



【98:57】


ベジータ 確保 残り23名



ハンターC「……」←そのままどっか行く


ベジータ「ワケがわからないYO」←落下




ウィッチ「……何か、確保のされ方が明らかに他と違った気が……;」


とりあえず、ウィッチは命拾いした……




プルルルル……


カラ松「『むらびと ベジータ 確保』か……ここで一気に2人確保されたのか。」



シェゾ「と言うか今それどころじゃない!既にハンター到着まで残り3分を近くじゃないか!」



十四松「さっき見つけてたのにもう見当たらなくなってるし!」



浜千鳥「どこにいるのが全然わからないッス!」




ハンターを乗せたヘリが到着するまであと【3:37】だ……









ステープラー・ドーパント「……よし……この辺でいいか……今度こそ狙撃を始め――」



「ちょっと待ったー!!」



ステープラー・ドーパント「なっ……誰だ!?」






【98:11】現在の賞金:130,900
残り逃走者:23名 ハンター:3体
コイン・アイテム所持状況
・古明地こいし、ウィッチ:コイン25枚
・ラフィーナ:コイン30枚
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.44 )
日時: 2023/12/26 00:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【98:09】現在の賞金:131,100



ステープラー・ドーパントの元に現れたのは……



音葉「ゼェ……ゼェ……あと3分くらいでようやく見つかったわ!」

アシュリー「……」←ついてきた


大瑠璃音葉とアシュリーだ!


ステープラー・ドーパント「またかよ!くそっ!何でことあるごとに邪魔が入りやがる!!失せろ!!」


……ステープラー・ドーパントが、有無を言わさず針を撃って来る。



音葉「おっと!当たらないよっ!」


アシュリー「……レッド、行くよ。」

レッド「おう、任しとき!」←杖に変身



音葉が『流れ星の杖』と言う両手杖ロッドで、アシュリーが、レッドが変身した杖で、ステープラー・ドーパントに攻撃を仕掛ける。


ステープラー・ドーパント「チッ……生意気なんだよ!!」



アシュリー「……偉そうに」

音葉「とりあえず、君がロクでも無い事をしてるのはなんとなくわかるよ!

止めるためにも……まずは眠ってもらうよ!」


音葉が、強制的に眠らせる魔法を放つ。


ステープラー・ドーパント「んがっ……うぐ……



……グルルルルォォォ!!!」


……と、ステープラー・ドーパントがまた『狂犬形態』に変化する。


ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「グルルルルォォォ!!」


そのまま、眠らないように無理矢理動き回り始めた。


音葉「うそでしょ、そんな荒業使うの!?」

アシュリー「……チッ」


ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「グルルルルゥォォォ!!」←逃走


音葉「ああっ、待てっ!……って、段々体力がもたなくなってきた……ショップでネコビタンB買っとくべきだったよ……!」



2人は急いで追いかける。



バトルネコ「ミッションが終わるまであと2分くらいになったにゃ!早くしないとハンターが……!!」

スティーブ「……!!」



その頃。バトルネコとスティーブが合流し、ステープラー・ドーパントを探す。すると……



ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「グルルルル……」



バトルネコ「……ん?……って、えええっ!?何アレ巨大な犬!?」

スティーブ「……!(構える」



ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「こうなったら……ここで無理やり仕留めてやるゥゥゥゥゥゥ!!」



ステープラー・ドーパントが、無理矢理突っ込もうとしたその時――



ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「ウオオオオオオ「ジャララッ」ガッ!?」


その時、背後からステープラー・ドーパントが、鎖で拘束される。


アシュリー「……間に合った。」



バトルネコ「あっ、確かアシュリー!」

スティーブ「……!!」


そこで、今のうちにとスティーブが動く。


ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「ぐぎぎぎぎ、小癪なマネをォォォォォォ!!」


だが、その鎖をあっさり破壊してしまう。

アシュリー「……!」


ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「この程度で俺を「ドガッシャアァァァァァ!!」ぎょほっ」


……だが、スティーブが設置したブロックに直撃して、思いっきり頭部を打った。


ステープラー・ドーパント「がっ……(失神」


スティーブ「……」

バトルネコ「何とか上手く行ったにゃ!」


レッド「アシュリー今のうちや!コイツの首筋のスイッチを押すで!」

アシュリー「……分かった。」


……そして、首筋に付けられていた、指紋認証型スイッチを押して――




ヘリコプター「……」



ハンターを乗せたヘリコプターは、ヘリポートに着陸することなく、何処かへ飛び去って行った。



ミッション1 クリア



バトルネコ「ふぅ、何とかミッションクリアかにゃ。」

スティーブ「……♪」



アシュリー「……ん?」


ふと目を離していたら、ステープラー・ドーパントの姿が見当たらない。


アシュリー「逃げた……」






音葉「何とか追いついた……けど無事にミッションクリア出来たんだね……」


……若干疲れ気味ながら、追いかけていた大瑠璃音葉。しかし――



音葉「……さてと、そろそろ何処かに隠れて……あっ」

ハンターB「……」



ポンッ




大瑠璃音葉 確保 残り22名



音葉「あーあ……気を抜いちゃった……;」



その隙が、仇となる……




プルルルル……



マホロア「メール?もしかして……」



カレン「えっと……『ミッションクリア。逃走者達の活躍により、ハンターの放出を阻止することが出来た』!

オオ!いつの間にかミッションクリア!というか時間ちょっと危なかったデス!」



銀時「ん?何か続きあるな。『大瑠璃音葉 確保』……募集参加者から遂に確保者が出て来たか……」



慧音「……


(あのミッション……何か意図があってやっていた気がするが……

しかし、ここからかなり厄介な事になりそうだな……)」






【94:44】現在の賞金:151,600
残り逃走者:22名 ハンター:3体
コイン・アイテム所持状況
・古明地こいし、ウィッチ:コイン25枚
・ラフィーナ:コイン30枚
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.45 )
日時: 2023/12/26 23:58
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

ドラマパート



その頃……



黒服の男達「うぐっ……」



……黒服の男達が、突如現れた2人の少女によって全て鎮圧された。



???・ドーパント「ちょっとちょっと!折角の計画がご破綻じゃない!」

W「状況は良く分からないが助かった!」

W『あとは、あれが何のドーパントかが分かれば……!』


???・ドーパント「ああもう!また作戦練らなきゃいけないじゃない!」


W「あっ、オイ待て!!」

……謎のドーパントが煙幕のような姿に変化し、その後何処かに姿を消した。


W『……逃げられたか……』

W「くそっ、どこに行ったか分からねぇ……!


……とりあえず何とかなったが、まずは……」



黒服の男達「ぐっ……」



……Wが、変身を解き、黒服の男達に近づく。



「銃弾があんなに当たっていたにも関わらず、息もしてるし出血も無いのか……この銃弾、相当特殊な物みたいだな……とりあえず、こいつらは照井に任せるか……


……で、後は……」



黄色みがかった髪色の少女「あ、変身解いてる。」

長い黒髪の少女「彼が……仮面ライダーの正体ですか……」



「……お嬢さん達、見かけによらず随分と銃の扱いが上手だな。


……助けてもらってなんだが、いきなり現れて、一体何者だ?」



そう聞いたところ、



黄色みがかった髪色の少女「……えーっと、詳しい事は場所を移してからじゃダメかな?」

長い黒髪の少女「事情があって、素性を人前で明かすわけにはいかないんです。」



「……分かった。とりあえずは信じる事にする。


外で話せないなら、とりあえずウチの事務所に来てくれないか。



先に名乗ると……俺は『左翔太郎』。探偵だ。」



*****



《鳴海探偵事務所》


亜樹子「……それで連れて来ちゃったって言うの?」


探偵事務所に戻った『左翔太郎』。早速所長『鳴海亜樹子』に突っ込まれる。


翔太郎「仕方ないだろ!状況も状況だったんだから!


……ンンッ(咳払い)、それはそうとしてだ。改めて、お2人は一体何者だ?」


長い黒髪の少女「……コレ、本当に話して良いんですか?」

黄色みがかった髪色の少女「今回ばっかりは良いんじゃない?思いっきり戦ってる姿見せちゃったし、そもそも全部を話すわけじゃないし。」

長い黒髪の少女「ハァ……まあ、それもそうですね……」


……2人の少女は、付けていた狐のお面を外し、こう言った。


黄色みがかった髪色の少女→千束「私は千束。『錦木千束』。で、こっちがたきな。」

長い黒髪の少女→たきな「『井ノ上たきな』です。細かい素性は明かせんが、ある特殊な組織に所属しています。

……ただ、左さんの行動から察するに、そちらからするとあまり良いものとは言えない所かもしれません。」


亜樹子「ハッキリ言うんだそんな事」

翔太郎「……そうか。その言葉を聞いて、ちょっとだけ安心できるよ。」

亜樹子「え、どういう事」

翔太郎「少なくとも、この2人が何か企んでいるわけじゃないことを確認しただけさ。


それにそもそも、うちに来る客は大体ワケありだし、こっちも仮面ライダーの素性を隠しているしな。


……それで、そんな2人が、どうして俺達の元に姿を現したんだ?」


たきな「簡潔に言いますと、依頼です。」


亜樹子「依頼?」


千束「私達、今かのハワイでお店やってるんだけど……今日、『風都の仮面ライダーを守ってほしい』って依頼してきた人がいたの。」


翔太郎「依頼?一体誰が……



ん?……『今日』?」


たきな「はい、今日です。」






阿求「こっそりついて来て話を盗み聞きしたわけたけど……どういう事?」


どういう方法かは不明だが、とりあえず隠れて盗み聞き中の阿求達。


おろさん『よお阿求。』

阿求「あ、例のごとく作者……



ねえ作者、まさか逃走者以外で、異世界から誰か連れてきたりしてないわよね?」

おろさん『何のことだ?……と言いたいところだが、惜しいな。』

阿求「お、惜しい……?」

おろさん『……細かい事は後で話すさ。どっちにしろ、この時空に関する話をしなければならんからな。


それに……これから凄い事になるはずだし。』

阿求「(何か、またこき使わされる気が……)」





その頃



《ウルトラワールド:ロボトミーコーポレーションχ》


……LCχにて。何やら、フラスコに入った薬品や、アブノーマリティから抽出されたエネルギーを使い、何かを作っているようだ



エビスザワ「作者に頼まれて作る良いが、これって何なんだ?」

ワカサ「うーん……何か、腰につけたりするのかしら?」


ナオキ「……それに、タケヤリ先輩が偶然拾ったこのカードが、まさかコレの開発に役立つなんて……」


『ロボトミィ……』


タケヤリ「ホント驚きだよねー。作者が言うには、この中にホントに生命体が入ってるらしいけど。」

ワカサ「実際動いてるし、それに何か言葉を発してるし、本当に生き物なのね……」

ナオキ「……それだけじゃありません。



このカード、名前らしき箇所が『LOBOTOMY CORPORATION』になっています。……何か、深い因果がありそうな気がしてくるんですよね……」



……そのカードの絵は、様々な武器を持つアームの付いた、四角い機械の中に、何かが収容されているような見た目をしていた。

また、カードの左上には『9』の文字が付いていたそう。