二次創作小説(新・総合)

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.77 )
日時: 2024/01/12 20:39
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

千束「えっ、何か翔太郎さんが倒れて……」



W(フィリップ)「ああ、Wに変身する時は、片方がそう言う事になる。……いつもなら僕がそうなるが、ファングを使う時は、ボクの身体がベースになるからね。」

W(翔太郎)『……まあそう言うシステムなんだ。ってことで、体はそっちに任せて……行くぞ!』



たきな「やむを得ないんでしょうけど何で運ぶことに……」←急いで翔太郎の身体に駆け寄った



アイスエイジ・ドーパント「ええい!仮面ライダーに変身できたとて、何も解決しな――」



「だっしゃああああああああああああ!!」


……その時、別の車がドーパント達の方に突っ込んで行った。


ゾーン・ドーパント「なっ!?いきなり割り込んで来やがって!!」


おろさん「……今だ!!」


コピーアバター・バンバンブー「バンバーン!!」

コピーアバター・首領竜キャプテン ゴルファンタジスタ「貰ったァァァァァァ!!」


ゾーン・ドーパント「あっ、しまっ――ぐはぁ!!」


隙を付いて、コピーアバターによる攻撃をゾーン・ドーパントに命中させる。


おろさん「……で、トドメェっ!!」


そして定規を投げつけ、ゾーン・ドーパントを切り刻み撃退した。


アイスエイジ・ドーパント「何ッ!!?くそっ、そこの車のやつ!!良くもやってくれたな――」

アームズ・ドーパント「待て!!無作為に突っ込んだら――」


そして残った2体のドーパントを、千束とたきなが銃弾で打ち抜く。


千束「これで、回りくどい戦法は使えないね!」

たきな「あとはトドメ、よろしくお願いします!」


おろさん「任された!!」



【チューン マックスフレア


エグゼキューション フルブレイク フレア!】


玩具のブレイクガンナーとシフトカーを取り出し、能力により発砲。2体のドーパントを撃退した。


おろさん「いよし命中!」


千束「……これで足止めの方は何とかなった!」

たきな「しかし、今のは……」


すると、さっきドーパントに突っ込んできた車が。


褐色肌の眼鏡男性「大丈夫か、千束、たきな!」

眼鏡を掛けた女性「無理矢理突破して何とか間に合ったわ!」

生意気そうな少女「ちょっと酔った……;」


千束「……って、先生にミズキにクルミ!?」

たきな「いつの間にここに……」


生意気そうな少女→クルミ「あのコットンに渡されたスペアを使ったからな。」

褐色肌の眼鏡男性→ミカ「……それで、アンタが本当の依頼人か。」

眼鏡を掛けた女性→ミズキ「思ったより若いわね……」


おろさん「……ああ、錦木千束と井ノ上たきなの関係者だったか……



……色々説明すべきだろうが……ただ今はそれどころじゃない!!早く阿求の元に行かねぇと!!」

クルミ「状況はドローンで見てたから粗方分かってるぞ」

おろさん「あ、そっか」



*****


……そして、復活ミッションが終了し……


ゲーム再開



【24:58】現在の賞金:940,600



ウィッチ「おーほほほ!折角復活できたのですから、目指すは逃走成功ですわ!」



バトルネコ「スティーブ達の分も頑張るにゃ!」




フラン「10人切ってたのに、2人も復活したのね。……残り時間を考えると……この感じなら、最後にまた1つミッションありそうね。……ん?」


……すると、誰かを見かける。それは……



アクセル「……お前は何者だ?」



フラン「(あ、さっきのお兄さん。……と、何アレ?馬車?)」


仮面ライダーアクセルと、誰かもう1人。魔女みたいな帽子の、小柄な少女。

その少女は何故か馬車に乗って現れていた。


メルシィ「アナタがアクセルね。私は『メルシィ』。……一言で言うなら、この騒ぎに加担している者とでも言っておこうかしら。」


アクセル「何……?何が目的だ。」


メルシィ「狙いは簡単。貴方みたいな仮面ライダーよ。その力はヴォル・デ・トンベの戦力増加にはかなり良いもの。ナラティブを奪えば、確実に計画をスムーズに進められる。」


アクセル「……お前達の思い通りにはならない。」


メルシィ「フフ……それはどうかしらね?



……まあいいわ、この際だし、ちょっと遊んであげる。」



【ラビリンス!】



『メルシィ』と名乗ったその少女は、『ラビリンス』のガイアメモリを挿入し、ドーパントに変身した。



アクセル「……!!」




ラビリンス・ドーパント「さぁ……迷宮に連れて行ってあげる。」




【23:46】現在の賞金:962,200
残り逃走者:11名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・カレン:コイン20枚 スタッグフォン型レーダー
・ウィッチ:コイン25枚
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.78 )
日時: 2024/01/13 00:15
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【23:44】現在の賞金:962,800



アリス「残り時間がどんどん減ってるけど……また何かありそうなんだよね。」


……復活ミッションが終了し、とりあえずエリアを歩いて行く逃走者達。


だが、何か起きないわけでもない。更に……



ハンターB「……」


エリアには、ハンターが4体……!



アリス「……何だか、何も無かったら何もないで時間が長く感じて来た……」



……その内の1体が、アリスの近くにいる……!!


ハンターB「……



……!!」


見つかった……!!



アリス「……って、ああっ!!ハンター来ちゃった!!」


気づいて、急いで逃げるも……!!


ハンターB「……!!」




ポンッ




アリス・カータレット 確保 残り10名



アリス「ダメだった……;」


時すでに遅し……




プルルルル……



アシュリー「……メールだ。」



カレン「オウ、ここでアリス確保デス!?」



ラフィーナ「やはり容赦はないですわね……」



junris「そういえば、遠くから見えた怪獣みたいなのって何だったんだろう?」


……また何やら考え事をしてエリアを歩くjunris。……そんな彼の元にも……


ハンターC「……」


ハンターが接近……!!



junris「うーん……何か目的が良く分からないな……



……って、待ってハンター!!」


気づいた時には……


ハンターC「……!!」


見つかった……!!!



junris「ゼェ……ハァ……!流石に今までの分が来てる……!!」


ハンターC「……!!」



ポンッ




junris 確保 残り9名



junris「うう、ダメだったか……」




プルルルル……



クリケット「またメールとなれば……『junris 確保』か。」



慧音「残りの人数が復活ミッション前に戻ったな……」



エイジア「うおっ、募集枠あと俺だけじゃん!!」



【21:33】現在の賞金:1,002,100
残り逃走者:11名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・カレン:コイン20枚 スタッグフォン型レーダー
・ウィッチ:コイン25枚
・他:コイン20枚



*****



???・ドーパント「……しぶとかったけど、ここまでよ。」


阿求「っ……」


とうとう追い詰められた阿求。乱も、かなり負傷している。


乱「あるじさんは渡さない……!!」


???・ドーパント「邪魔。私、そういう類は興味ないの。」


ラヴビーが変身している謎のドーパントが、様々な姿に変形して攻撃して行く。

乱「うあっ!!」


阿求「乱っ!!」



???・ドーパント「……さてと、稗田阿求……私と一緒に来てもら――」



罰鳥「悪い奴め!!悪い奴め!!」

規制済み「(訳:させるかよ!)」

レティシア「駄目っ!!!」


???・ドーパント「……幻想体アブノーマリティ……アナタ達に用は無いわ。」


謎のドーパントを止めようとするも、あっさりと弾かれてしまう。


???・ドーパント「……まだいるわね?」



魔弾の射手「とにかく攻撃しろ!ヤツをこれ以上行動させるな!!」

死んだ蝶の葬儀「観念なさいっ!!」

審判鳥「告発あれば断罪するのみ!!」

知恵を欲する案山子「阿求コイツの脳は俺のモンだ!!」




???・ドーパント「……しつこい!!」



……格闘家のような姿に変身したと思えば、波動拳のような攻撃を連発してアブノーマリティ達を蹴散らしてしまう。


宇宙の欠片「mwdfxrへじ!!」

静かなオーケストラ「さぁ、もう一演奏しましょうか!!」

大鳥「キエエエエ!!!」



だが、それでも彼らは、どういうわけか全力で阿求を守ろうとしていた。



阿求「アンタ達……なんでそんな……!!」


乱「……あの子たちも、あるじさんの事が好きなんだよ!ボクは並行世界とかアブノーマリティとかそう言うの良く分かんないけど、大事なモノ守るのに理由何ていらないじゃん!」


阿求「けれど……!!「オイ阿求!!!」


……すると、大地から通信が入って来た。


大地『さっきから何なんだよお前なよなよしやがって!!いつもの威勢はどうした威勢は!!』

阿求「い、いや私そもそも、こうやって前線に出るようなタイプじゃ無いんだけど」

大地『今更それ引っ張り出すなよ!!見る限りそうでも無いだろここでのお前!!つーか1回作者殴り飛ばしたことあったろ!!』

阿求「言わないで!!地味にそこら辺気にしてんのよソレ!!」



???・ドーパント「……ああもう!!いい加減にしなさい!!!ふざけてるの!!?」



大地『は?ふざけてんのそっちだろ。別世界巻き込んで好き勝手やるのはまだしも、ガイアメモリだとかドーパントだとか、そんな小細工使って騒ぎ起こしてんじゃねぇよ。


第一、お前ら何求めてんだよ。人様に自分の都合押し付けようとしてねぇか?』


???・ドーパント「それ言うなら、アンタ達だって……」


大地『それはそれ、これはこれだ。TPO弁えてない奴に言われたくないね。』


???・ドーパント「なっ……!!」



阿求「……!!




隙ありっ!!」



と、阿求が不意打ちをする。


???・ドーパント「っ、その程度でどうにかなるとでも――」


阿求「……今よ!!」


魔弾の射手「……そうか!!」


その後、阿求の合図とともに、間髪入れずにアブノーマリティ達が猛攻を仕掛けた。


???・ドーパント「しまっ……!!



……流石に効いたけど……この程度……!!」


軽く吹っ飛ばせたが、また回復させられてしまった。



???・ドーパント「言っておくけどねぇ、このメモリの力はハッキリ言って最強格よ?単なる攻撃だけで倒せるわけないじゃない。」



阿求「いいえ、倒せるわよ。何なら、倒せるまで徹底的にやってやるわ。」



???・ドーパント「……は?」



阿求「フフ……そう言えばそうだったわ……あれこれ言っても、結局は楽しいもの……



……ええ、そうね……そうよね……散々振り回されたんだから……



……どうせなら、私も……最後まで好き勝手やらせてもらおうじゃない!!!」



……その時、阿求に何か、変化が起き始めていた。




続く。

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.79 )
日時: 2024/01/13 14:30
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【アームファング!】


W「ハッ!!」



……ファングジョーカーとなったWが、ステープラー・ドーパントと戦う。



ステープラー・ドーパント「チッ……舐めるなよ!!!」



すると、ステープラー・ドーパントが、ミッション1で見せたような、大きな狼のような形態になる。


W(フィリップ)「成程、使用外の力を出してくるか……だが……


それは既に把握している!!」



【ファング!

トリガー!】



そこで、何と『ファングトリガー』へと変身。



ステープラー・ドーパント(狂犬形態)「何ッ!?ファングトリガー!!?そんなの聞いてないぞ!!」


W(フィリップ)「生憎、僕らも進化してるからね!!その古い情報は当てにならない!」


突っ込んで来ようとしたステープラー・ドーパントに、『フィストニードル』という針で攻撃。


ステープラー・ドーパント「がっ……!?」


直撃し、ステープラー・ドーパントの能力が麻痺する。


ステープラー・ドーパント「ぐっ……小癪なっ……!!ぐぐぐぐ……


グルルルルォォォ!!!」


が、返しが付いているその針を、無理やり抜き取った。


W(翔太郎)『無理矢理抜き取りやがった……!!』



ステープラー・ドーパント「俺の怒りを舐めるな!!!目的を果たすまで、ヒーローになるまでっ、貴様らのような頭でっかち等に負けるわけが無いんだよ!!!」



W(翔太郎)『ん?頭でっかちも聞き捨てならねぇが……ヒーローだぁ?』



ステープラー・ドーパント「そうさ!!俺はなぁ、真実を隠すゴミクズ共をぶっ潰すために、ヒーローになるんだよ!!貴様らのような、たった1つの街を守るだけの馬鹿とは違ってなぁ!!」



W(翔太郎)『んだと……!?』



ステープラー・ドーパント「この世界は最悪だ!!平和と見せかけて、実際は暗殺やら否定やらばかり!!どいつもこいつも、それを知らず、もしくは知ってても尚のほほんとしているんだ!!
お前達だってそうだ!!何度も俺達の邪魔をして来たあの小娘の事だって調べたんだろ!?」



W(フィリップ)「……リコリスの事言っているのかい?」



ステープラー・ドーパント「そうだ!!あの集団、そしてそれを率いるDAは、テロ防止の集団でもあるとはいえほぼ人殺しだぞ!!それなのになぜ貴様らは――」



W(翔太郎)『勘違いも大概にしろ犬野郎。』



ステープラー・ドーパント「……は?」



W(翔太郎)『確かに、そのリコリスとかDAとか、確かに、聞く限りでもあんまり良い印象は無い。それ以外にも、問題は残っている。


……けどな……お前の方はどうなんだよ。自分の都合で、関係のない人達を巻き込み、平気で街を襲い……


そんな奴が、真実だのヒーローだの……都合のいい事言ってんじゃねぇよ!!』



ステープラー・ドーパント「都合が良いのは貴様の方だ仮面ライダー!!この小さな街を守って良い気になっているんだろ!!


覆い隠された真実のためならば、犠牲の1つや2つ――」



W(フィリップ)「……僕たちは、今まで優越感で戦ってきたつもりは一切ない!」

W(翔太郎)『そして……命を無下にしようとするお前のような野郎を、何より許しはしねぇ!!』


【ファング!

ジョーカー!】



ステープラー・ドーパント「うああああああああああああ!!!ふざけるなふざけるなふざけるな!!!そんなんだから、いつまで経っても世の中は良くならない!!!

俺は……いや俺だけじゃない、親父もなぁ!!常に世界を見据えているんだ!!貴様らのような、ちまちまやっているような連中等に――」




「くっっっだらないわねぇ。そんな極端なやり方じゃ、何も変わらないでしょ。」




ステープラー・ドーパント「なっ……!?」



その時、誰かがステープラー・ドーパントの背後に。



阿求「……」



W(フィリップ)「稗田阿求……?」



ステープラー・ドーパント「馬鹿な!!アイツはどうしたんだ!?」



阿求「ああ、あのドーパントの事?何か軽く吹っ飛んで行ったわよ。」



ステープラー・ドーパント「は!!?どういうことだ!!!あの人のメモリの力を、今のお前でどうにかできるわけが……」



阿求「出来るようになったのよ。これが。」



ステープラー・ドーパント「は……?」



阿求「……やるよ、乱!」

乱「オッケー!!」



……すると、阿求の手元に何かが転送されて来た。



それは赤や黄色、灰色を主な配色とした、液晶画面のようなものが付いたベルト。そして、同じような配色の、マスケット銃だった。

それと同時に乱の身体が変化し、短刀の状態に。それがマスケット銃の先端辺りに装着された。



W(フィリップ)「あのドライバーと銃は……一体……?」



阿求「……」



【アブノーマルドライバー】


そして、そのドライバーを装着。


更に、何かカードが1枚、また阿求の手元に。


ロボトミーコーポレーション(ケミー)『ロボトミィ……』


【ケミースキャン ロボトミーコーポレーション】


それを、ドライバーのカードリーダーでスキャン。


そして、マスケット銃にセットし、それを片手で持つ。


阿求「……変身。」



……銃のトリガーを引いた瞬間、阿求は装甲を纏い、変身する。



【Memory and Illusion


……of E.G.O


アイン Create】



……無数のアブノーマリティ達の幻影を取り込むように、変身。

その姿は、どこかの『図書館長』を想起させるような衣装をしていた。




W(翔太郎)『ま、マジかよ……』




……その名は、『仮面ライダーアイン』。




アイン「……フフ、何か調子がとっても良いわ。」





偶然だろうか。ある図書館長のような姿をしていていながら、その名前が『アイン』なのは。

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.80 )
日時: 2024/01/13 16:25
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

千束「ええっ、今のって阿求!?変身したよね!?」

たきな「私達が戦っている間に何が……」


おろさん「……どうやら、間に合ったみたいだな。「プルルルル……」


作者の携帯から通信が。


ナオキ『作者さん!これは一体どういうことですか!?言われた通りにあのガジェットを作りましたが、急に何処かに飛んで行って……』

おろさん「ああ、ちゃんと阿求の元に渡った。」

ナオキ『えっ……?


……ああ、そう言う事ですか……』





ステープラー・ドーパント「ば……馬鹿な!!そもそも、今のカードはあのお方のものと同じ――」



W(フィリップ)「あのお方……?」



ステープラー・ドーパント「ぐっ……だが稗田阿求の身体が弱いのは承知の上!!さっさとくたばれぇぇぇっ!!!!」



ステープラー・ドーパントが、仮面ライダーアインに攻撃しようとする。



アイン「……そんなの今は当てにならないわよ。」


アインが、ステープラー・ドーパントの射撃や噛みつきを軽く避ける。


アイン「……よっと」


マスケット銃『セフィロトショット』。それを片手で持ち、ステープラー・ドーパントにどんどん撃つ。


ステープラー・ドーパント「ぐおっ……!!」



W(翔太郎)『……あれって、ああいう持ち方だったか?』

W(フィリップ)「まあ……違うね。」



ステープラー・ドーパント「くそっ、何でこんな軽やかに――」


「待ちなさいこのっ!!!」


すると、さっき吹っ飛ばされたという謎のドーパントが戻って来る。


???・ドーパント「っ……さっきは何故か吹っ飛ばされたけど……


……って、あら?何で仮面ライダー増えてるのよ!!?」


ステープラー・ドーパント「アレが稗田阿求だ!!」


???・ドーパント「え、そうなの!!?


……まあいいわ、どうせ結果は同じよ!!」


謎のドーパントが、また姿を変形させて、阿求及びアインに攻撃しようとする。


アイン「なら、アンタの相手は私よ!!」



ステープラー・ドーパント「そうは行くか――」


W(翔太郎)『おおっと、お前の相手は俺達だ!!』


ステープラー・ドーパント「チィッ……!!」



W(翔太郎)『……そういやフィリップ、あのドーパントのメモリは何だったんだ?』

W(フィリップ)「……ああ、ようやく革新に至ったよ。


姿は2次元のようで、そして自在に姿を変えられる能力……やはりあれは……



『アニメーション』だ。」




???・ドーパント→アニメーション・ドーパント「さぁ、先手必勝よ!!!」


謎のドーパントもとい『アニメーション・ドーパント』が、また姿を変形させる。今度は、アメリカのヒーローのような見た目になった。


アニメーション・ドーパント「はあぁぁぁぁぁぁっ!!」


強力なパンチを喰らわせようとしたその時……


アイン「……」


アインは、1枚のカードを取り出す。それには、1枚1枚にアブノーマリティ達が描かれている。


【幸せなテディ クリエイション】


……その中から『幸せなテディ』のカードを選び、ベルトのカードリーダーにスキャン後、その横のスロットに装填。

『幸せなテディ』の幻影が現れ、アニメーション・ドーパントを強く抱きしめる。それも強烈に。


アニメーション・ドーパント「がっ……ぐっ!!?」

アニメーション・ドーパントが急いで霧の状態になって、捕縛から逃れる。


アイン「逃がさない!」


【女王蜂 クリエイション】

【雪の女王 クリエイション】


『女王蜂』の胞子でアニメーション・ドーパントを囲み、『雪の女王』の能力ですかさず冷却。



アニメーション・ドーパント「がっ……!」




【罰鳥 クリエイション】

【裸の巣 クリエイション】

【魔弾の射手 クリエイション】



右手が、『罰鳥』の大きなくちばしに変化し、そこからセフィロトショットを伝って、『裸の巣』の粘液弾を放つ。



アニメーション・ドーパント「っ、そんな攻撃当たるわけ――」


横に避けた時に、弾の機動が突然変わり、銃弾のように突き刺さった。


アニメーション・ドーパント「がぁっ……!!?」



アイン「『魔弾の射手』の銃弾は絶対に外れないわ。」


アニメーション・ドーパント「ど、どういう事よ!?私がいきなりここまで追い詰められるとか……!!」



アイン「こんなの序の口よ?」

『審判鳥』のカードを、セフィロトショットのカードリーダー部分に通す。


【審判鳥 E.G.O『ジャスティティア』】


トリガーを引くと、審判鳥のE.G.O武器『ジャスティティア』が召喚される。


アニメーション・ドーパント「舐めるんじゃないわよっ!!」


アニメーション・ドーパントが、侍の姿に変化し、二刀流で仕掛けてくる。


対しアインは、ジャスティティアと、(刀としても使える)セフィロトショットで対抗。


アニメーション・ドーパント「大きな剣と銃で二刀流って……?!」


アイン「更に……!」



【レティシア クリエイション】



セフィロトショットから、小さな魔女の怪物を召喚。そのまま不意を打つ。


アニメーション・ドーパント「だったら……!!」


アニメーション・ドーパントがレーザー砲の姿に変化する。


【ポーキュバス クリエイション】


そこで『ポーキュバス』の体質により、レーザー攻撃を無効化。



【ツール 熱望する心臓】

【オールアラウンドヘルパー クリエイション】

【死んだ蝶の葬儀 E.G.O『崇高な誓い』】



その隙を付いて、『熱望する心臓』の能力で能力を上げた後、『オールアラウンドヘルパー』のアームで突っ込み、死んだ蝶の葬儀のE.G.Oである2丁拳銃をゼロ距離連射。



アニメーション・ドーパント「ぎゃっふ……!!?」




ステープラー・ドーパント「ありえない!!アイツが劣勢だなんてっ……だったら俺が――」

W(翔太郎)『おっと、悪いが何度もそうはさせねぇ!!』





アニメーション・ドーパント「っ……けど、回復さえできればこっちのもの!!」


アイン「……だったら、これで行くわ。」



【ツール 3月27日のシェルター】



そこで、四角い物体で、アニメーション・ドーパントを一瞬で囲む。



ステープラー・ドーパント「へっ!!そんなんで動きを止めたつもりか……あれ?」



どういうわけか、アニメーション・ドーパントが出てこない。



ステープラー・ドーパント「お、オイ何をやってる!!さっさと出て――」


W(フィリップ)「……そうか。それこそアニメーションの弱点!」

W(翔太郎)『あ?どういう事だ?』

W(フィリップ)「ヤツの変幻自在な能力……恐らくアレは、誰かの視界に映っている事が前提になっているんだ。

誰にも見られなければ、アニメとして成り立たない……つまり、動くことが出来ない!!」


ステープラー・ドーパント「んなっ……!?」


W(翔太郎)『なら、後はやる事は1つか。……よし、行こうぜフィリップ!』

W(フィリップ)「ああ!」


【ファング マキシマムドライブ!!】



アイン「じゃあ私も。」



【規制済み クリエイション】


アインは、ベルトのディスプレイのタッチセンサー部分に触れる。


【フィニッシュモード】


すると、アニメーション・ドーパントを囲んだシェルターに向かって、無数の『CENSORED』が伸びて、最終的に、中のアニメーション・ドーパントを掴む。



W「『ファングストライザー』!!」


アイン「はああああああっ!!」



Wが、ステープラー・ドーパントに回転キックを与える。

アインが、『CENSORED』を伝って、アニメーション・ドーパントにキックを喰らわせる。



ステープラー・ドーパント「ぎゃああああああああっ!!」



アニメーション・ドーパント「あああああっ!!!!」



Wとアインが、同時に必殺キックを与えた事で、2体のドーパントが撃破された。




千束「おお、すっごい。」

たきな「阿求さんの方も……あれだけ手こずっていたドーパントを、あっさり……」


おろさん「……



……何か、予定より順応が早いような……」






灰色目の少女「……あーあ、悪くない所まで行ってたのに。

まあいい、予定通りやるか。」

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.81 )
日時: 2024/01/14 00:05
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【アニメーション


……アニ……メィ……】パリィン!




男「く……そ……」


それぞれ必殺技を喰らい、メモリブレイクされる。



アイン→阿求「勝てた……けど……疲れた……」

乱「あ、大丈夫?」←戻って支えた

規制済み「(訳:大勝利だ!)」

罰鳥「悪は滅びた」

レティシア「ヤッタネ!」



翔太郎「よし、例の化け物もこれで……(変身解けた)


……ってあの、車に乗せたんだろうけどなんか雑な場所に置いてないか!?いやっ、地味にきつい!」

クルミ「あ、スマン。」



阿求「……とりあえず、これで片付いたかしらね……って……」



ラヴビー「……あーあ、結構使い勝手良かったのに。」


倒されたばかりのアニメーション・ドーパントことラヴビーが、すぐに立ち上がる。


阿求「え、まだ立つの!?」



ラヴビー「フフ、こういう時にために鍛えておいたのよ。



……まあ、どっちにしろ私の出番は一旦ここまでっぽいけど。」



阿求「何言って……「まだだ……」!!」


ステープラーに変身していた男も、立ち上がる。



フィリップ「っ、まだ立てるか……!!」


たきな「……ですが、もうどうこうできるような体力は無さそうですね。」

千束「ひとまず、後は捕まえて警察に引き渡さないとね。……いや、その前に病院か。」



男「まだ……だ……全ては真実のため……俺は……ヒーローに……「プスッ」


……男の首元に、注射器が刺さる。


翔太郎「お、オイ何で……」←何とか出れた



男「が……な……どうしてっ……」

灰色目の少女「たかが元々そこら辺のモブのくせに思い上がるなよ。あれだけ醜態をさらしておいて、まだ猶予があると思ってるのか?」



翔太郎「いつの間にいたのか……!?」




ラヴビー「……やっぱり来るわよねぇ。執行人『ハルカス=C=セリカアリス』。」



灰色目の少女→ハルカス「ラヴビー……『今回は想定外故、失態に関しては不問にするが……次は、まず間違っても油断をするな。』

……それがドクターの伝言だ。」


ラヴビー「……分かったわよ。」




翔太郎「オイ待て!!突然出て来たのはともかく、そいつに何をするつもりだ!」




男「あ……ぐっ……」

ハルカス「ん?……ああ、この男か。


この男、父親をリコリスに始末されたらしくてな。ちょっとこの世界の事を教えたら強い恨みと執念を抱いていた。


……まあ、その父親も強烈な危険思想を持つ男だったから、同情も何も無いんだが。


とにかく利用し甲斐があったから利用してやったが……メモリブレイクされた以上はもう生かす必要はない。


が、最後くらいは役立ってもらう。」



『ハルカス=C=セリカアリス』と呼ばれる少女は、無数のメモリを取り出す。

ハルカス「これらは、改良してコネクタ手術無しで挿入できるようにした代物……」



フィリップ「何……?まさかっ!!」



……そしてその何本もあるメモリを、男に挿し込んで行く。


【アイスエイジ】

【アームズ】

【マグマ】

【バイオレンス】



フィリップ「マズイ!!早く止め――」


ラヴビー「おっとそうは行かないわよ!!」



【グラビテーション】

【ツール】

【ライアー】

【ゾーン】

【コックローチ】

【バード】

【クラブ】

【ミュージック】

【ブック】

【ライアー】

【ビースト】

【スパイス】

【キー】

【オクトパス】

【ドラゴン】

【ジャイアント】

【ライトニング】

【トライセラトップス】

【オーシャン】

【オールド】

【ミラー】

【ウォーター】



ハルカス「そして仕上げに……」


……そして、新たに取り出したのは、『アナザーダブルウォッチ』と仮面ライダーWが描かれた『ケミーカード』。


それも、入れ込んだ。


男「う……あが……




うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」



そして、男の身体が、思いっきり変化する。まるで、卵のような物体へと。



翔太郎「何だありゃ……!「ゴゴゴゴゴ……」うおっ!?」



すると、風都に謎の壁が生成されていく。



阿求「これって、あの物体が原因!?」

フィリップ「いや、これはアレとは別だ!」



ラヴビー「あら、メルシィがラビリンスメモリを使ったようね。タイミングが良いわ。」





「オオオオオオオオオオ!!!!」


……その卵の物体が、砕け、凝縮され、そして人型になる。



千束「あ、あの姿ってどう見ても……」

たきな「仮面ライダー……!!」




ハルカス「……さぁ……今こそその姿を現しなさい……



『ジルク・ダブル』!!」





ジルク・ダブル「グルァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」






おろさん「……こりゃ、思ったよりヤバい事になって来たな……!!」



次回、最終ミッション発令

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.82 )
日時: 2024/01/14 11:33
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

ジルク・ダブル「キシャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」



阿求「と、飛んで行った……!?」

翔太郎「あんなのが暴れたら洒落にならねぇ!追うぞ!!」


千束「ミズキ!もっかい突っ走って!」


ミズキ「言われなくても分かってるっての!」



おろさん「……仮面ライダーWのジルコン獣か……?にしては……


どっちにしろ……こうなったら、やっぱ逃走者アイツらにも手伝ってもらうかね……」



《逃走中運営用地下施設》


大地「……作者からミッション内容が送られて来たな。時間的にこれが最後のミッションか……」

ハヤテ「……何か、前回以上に凄い事になってません?」

大地「うん。」



*****


《風都》


モニターのスイッチが押された瞬間……



港に、3体のハンターを乗せた船が迫り……


風都から離れて行っていた、(ミッション1の時の)ハンター3体を乗せたヘリが戻りはじめ……


高速道路から、4体のハンターを乗せたトラックが接近していた!






【20:05】現在の賞金:1,028,500



プルルルル……



慧音「何か街の様子が変になって来たが……ここでメールか……ということは!」



アシュリー「『最終ミッション発令』……!!」



バトルネコ「『現在、エリアに4体のハンターを乗せたトラック、ハンター3体を乗せた船、同じく3体を乗せたヘリコプターが、風都に接近している。

残り5分になると、それらのハンターが一斉に放出される。』……ってことは合計10体!?」



ラフィーナ「『阻止するには、エリア内にある3つのスイッチを押す必要がある。スイッチを1つ押すことで、トラック、船、ヘリのどれか1つの到着を阻止することが出来る。』……あら、至ってシンプルですわね。」



エイジア「『ただし、エリア内には数体の敵対存在がいる。既に押されたスイッチの近くを敵対存在が通った場合、スイッチが誤作動を起こし、再びいずれかの乗り物が風都に向かうようになる。

その都合上、スイッチが3つ押されても、残り5分になるまでミッションは絶対終了することは無い。』


……って事は、残り5分になるまでスイッチのON/OFFを維持できるかって事か……」



LAST MISSION『ハンター到着を阻止せよ!』

現在、エリアに接近している、ハンターを乗せた3つの乗り物。残り5分になると、合計10体のハンターが放出される!
到着を阻止するには、残り5分になるまで、3つのスイッチをONの状態にしなければならない!
ただし、エリア内にいる敵対存在(ドーパントなど)がスイッチの付近を通ると、スイッチがOFFの状態に戻ってしまう。



クリケット「ん?続きがあるな……『通達:なお、その敵対存在の能力により、エリア内が迷路のようになっている箇所がある。地形やマップに変化が起きているため、気をつけてくれ。』、か。なるほど、何か変な壁があると思ったら……」



フラン「……それって、あの時出て来た子のせいよね……その壁のせいで見失っちゃったし、しかもこの壁何か壊れないし……片っ端から探すしかないのかなぁ。」



ウィッチ「ただでさえ厄介なミッションなのに、この壁のせいで余計面倒な事になってますわね。


……となると、その敵対存在とやらを倒せばいいのでしょうか。いや十中八九そうですわよねぇ。」



カレン「まずはスイッチの場所を見つけた方が良さそうデス。」



とにかく、様々な形でミッションに動こうとしている逃走者達。



果たして、ミッションは成功できるのか、風都の運命はどうなるのか……



バトルネコ「……うーん……どうやらショップも閉まってるみたいだし、何か……


あ、アイテムボックスがあるにゃ。中身は……



……何コレ、『アシストカード』?

説明書があるけど……『使用することで、確保された逃走者の中から2人まで、助っ人として呼び、敵対存在と戦うのを手伝ってくれる。』……おお、さっきからまともに戦えてなかったし助かるにゃ。

あ、でもデメリットがある。『アシストカードを使用した逃走者が逃走成功した場合、助っ人として呼んだ逃走者1人につき賞金10万を渡さなければならない』

……うーん、こっちからすると正直賞金そこまで持っててもって思えるけど……迷う人には迷うやつだコレ……」



(緊急として実装された)アシストカードを獲得したバトルネコ。これを使うはどうかは彼次第である。



ウィッチ「箒を使えばひとっ飛びでしょうが……ルール云々別で、飛んだら飛んだで狙撃されそうな気がしてますわ……」


迷路にたどり着いたウィッチ。すると……


ウィッチ「……お?おおっ!?あれはまさか!」


そんな彼女だが、何かを見つける。

それは、ミッションのスイッチだった。


ウィッチ「早速見つかるなんてラッキーですわ!早く押しましょう!」



スイッチA 起動



ウィッチ「さて……


……これ、良く考えると見張っていた方が良いのでは?」



……そう、このミッション、敵対存在がスイッチの近くに行かないようにする必要がある。そのため、見張っていないとミッションクリアが余計難しくなるのだ!!


ウィッチ「……


……ま、まあ……ハンターに気をつけつつやれば良いだけですし……」




クリケット「確かに、入り組んでいて面倒だな……」


迷路に入ったクリケット。とりあえず、登ったり色々やってみて移動しているようだ。



……そんな、近くに……



ハンターA「……」



ハンター……!!



クリケット「さて、そろそろ場所を変えるか……」



気づけるのか……!?




【17:47】現在の賞金:1,069,900
残り逃走者:9名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・カレン:コイン20枚 スタッグフォン型レーダー
・ウィッチ:コイン25枚
・バトルネコ:コイン20枚 アシストカード
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.83 )
日時: 2024/01/14 18:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【17:45】現在の賞金:1,070,500




ハンターA「……」



クリケット「……!!ここで来たか!!」



ハンターA「!!!」



何とか気づけて逃げるが、見つかった……!!



クリケット「ここを曲がれば……いやダメだ!壁のせいで逃げられる場所が限られて来た……!!」



何とか逃げ続けているものの……



ハンターD「……」


逃げた先に、別のハンター……!!


クリケット「なっ、よりにもよって――」


ポンッ


ヤングクリケット 確保 残り8名



クリケット「ここまでか……」


ワリオカンパニーのカンフー青年、ここで脱落……



プルルルル……



アシュリー「……またメール。『クリケット 確保』……」

レッド「何や、ここでクリケットが確保されたんか!」



慧音「どんどん減ってきているな……」





カレン「……あ、スイッチ発見デス!」


カレンが、スイッチを発見する!!


カレン「デハ早速。」


スイッチB 起動


カレン「押した状態のままに出来れば良いって事デスネ。」



スイッチを押したカレン。だが、曲がり角に……



ハンターC「……」



ハンターが、いる……!!



ハンターC「……!!」


しかも、気づかれた……!!


カレン「ってハンター!?とりあえず逃げ――


……ってああっ、壁のせいで行き止まりに!!!」


ポンッ



九条カレン 確保 残り7名



カレン「ノォォォ……!!ここで確保デスカ……」



スイッチを押せたものの、ここで確保……しかも……




ジルク・ダブル「あ”、あ”あ”あ”……」


いつの間にか、迷路の場所に入り込んでいた怪物『ジルク・ダブル』。どうやら、まだ不安定な状態らしい。


偶然にも、カレンが押したばかりのスイッチの間近を横切り……



スイッチB 解除



スイッチが解除されてしまった……




プルルルル……


エイジア「今度はカレンが確保……下手すりゃミッション終了前に全滅とかありえない話じゃないな……


しっかし……こんな迷路の壁?みたいなのが出て来るなんて……やったの誰だよ。ふざけた目的でやってるなら絶対ぶっ潰す。……あれ?」


すると、エイジアが何かを見つける。



ラビリンス・ドーパント「へぇ、中々の腕ね!けど、そんなので私を倒せると思ってるのかしら!?」


アクセル「俺に質問をするな!」



それは、仮面ライダーアクセルが、『メルシィ』が変身した『ラビリンス・ドーパント』と戦っている様子だった。


エイジア「(何だ何だ!仮面ライダーとドーパントが戦ってる?
……もしかして、あのドーパントが迷路を作ったのか?)」




ラビリンス・ドーパント「……とはいえ、すぐに攻撃されるのは良くないわ。今度はちゃんと迷路を楽しんでもらうからね!!」


アクセル「何だと……!?」




エイジア「(え、まさか!!)」




ラビリンス・ドーパントが、魔法陣のようなものを描き始める。


……すると、迷路の壁が動き出し始めていた。





【14:38】現在の賞金:1,126,600
残り逃走者:7名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・ウィッチ:コイン25枚
・バトルネコ:コイン20枚 アシストカード
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.84 )
日時: 2024/01/15 20:50
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【14:36】現在の賞金:1,127,200


その頃。


ミズキ「……ねぇちょっと、何か壁が動いてない!?お陰で運転しづらいんだけどっ」

クルミ「くそっ!!迷路っぽい壁のせいなのか電波がおかしい!!」




翔太郎「まさかまだ厄介なメモリを持ってるやつがいたなんてな……!!」

フィリップ「迷路のようになっている壁と道……メモリは『ラビリンス』で間違いないだろう。

ラビリンスメモリの……あれは、ゴールにたどり着く、もとい本体のドーパントを叩かかない限り、永遠に迷路を彷徨わなければならないというかなり質の悪い仕様だ!


だが、今はそれよりあのWに似通ったあの怪物だ!見た限りまだ本調子ではないようだが、動き出したら何をしでかすか分からないぞ!」



阿求「……結局、ラヴビー達の方は逃がしちゃったわね……」

おろさん「ああ……色々聞きたかったが……今はそれどころではない。まずはあのジルコン獣だ。

幸い、逃走者に渡した通信機と、運営施設との通信は問題なく取れているが……」



*****



ジルク・ダブル「あ”あ”あああ”」



エリアを徘徊するジルク・ダブル。



ラフィーナ「急に壁が動いたと思えば……

今度は何か、変なのがいますわね……」


そして、それを見かけたラフィーナ。


ラフィーナ「恐らく、アレがミッション進行の邪魔になる敵対存在ですわね……何か独特な見た目をしていますわ……」



ジルク・ダブル「……」


迷路の壁を破壊しながら、何処かへと向かっているように見える。


ラフィーナ「あら、壁を破壊している?何やっても壊せなかったのにこんなあっさりと……


これは……意外と利用できるのでは……?」




フラン「……あれがスイッチね。」


……フランが、残り1つのスイッチを発見。


スイッチC 起動


無事押すことは出来たが、この状態を残り5分までに維持しなければならない。


フラン「とりあえず、邪魔してきそうなのを片っ端から潰せばよさそうね。じゃあ……ん?」



すると、何かが移動しているのを見つける。



アクセル「あのドーパント……何のためにここまで回りくどいことをしてくるんだ……」


……それは、バイク形態になっているアクセルだった。


フラン「またあの時のお兄さんじゃない。……あんな姿にもなれるのね。



追っていれば、この迷路くらいでもなんとかなりそうだし……追いかけちゃおっと。」



そのまま、押された状態になったスイッチを放置して、アクセルを追って行った。




アシュリー「……あ、あった。」


アシュリーか、解除されてしまっていたスイッチBを発見。


スイッチB 起動


レッド「あとは、これを残り5分までに守り切れば良いって事やな。」

アシュリー「……「貴様何をやっている……」!!」



すると、アシュリーの前に誰か現れる。


アームズ・ドーパント「何をしているかは知らんが、あまり動かれると困るんだよなぁ……?」

バード・ドーパント「故に、排除させてもらう……!!」


どうやら、加勢に来ていたドーパント集団の用だ。


アシュリー「レッド、行くよ……!」

レッド「おう!任せときや――」


バード・ドーパント「おっとそうは行かん!!」


戦闘態勢を取ろうとすると、バード・ドーパントが突っ込んで来る。


レッド「のわっ!?」

アシュリー「チッ……!」←避けた



アームズ・ドーパント「残念ながら、そう動かせるわけにはいかないのさ!!」



「だったら、問答無用で殴りに来ても文句は無いわよねぇ!?」

【笑う死体の山 E.G.O『笑顔』】



バード・ドーパント「えっ?「ドガッシャァァァァァァ!!」べっふぉ!!?」


ハンマーのような黒い物体で、バード・ドーパントがぶん殴られた。


阿求「……このマスケット銃、変身しなくても使えるの都合良いわね。」


やったのは、偶然通りかかった阿求のようだ。


バード・ドーパント→黒服の男「あべ……」←変身解除



アームズ・ドーパント「き、貴様!!よくも――」


【魔弾の射手 E.G.O『魔法の弾丸』】

【レティシア E.G.O『レティシア』】


2つのマスケット銃型E.G.O武器を出して、アームズ・ドーパントを撃ちまくった。


アームズ・ドーパント→黒服の男「何でや……」←変身解除



阿求「……よし片付いた。」←いつの間にかジャスティティア防具


おろさん「……セフィロトショットを凄く使いこなしてるとこ悪いけど、急ぐぞ阿求。」←どさくさにメモリ破壊


阿求「ええ、分かってるわ。」

レティシア「じゃあ再び発進!」

小さな魔女の怪物「キシャァァァ!!!」


小さな魔女の怪物に乗って、進んで行った。


レッド「な……なんやったんや今の……なんかえらい不気味なモン使ってたな――」

アシュリー「かっこいい……」

レッド「え」


その後、(ドーパントが現れたため解除されていた)スイッチは押し直した。




【11:18】現在の賞金:1,186,600
残り逃走者:7名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・ウィッチ:コイン25枚
・バトルネコ:コイン20枚 アシストカード
・アシュリー、慧音、フラン:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.85 )
日時: 2024/01/16 22:50
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【11:17】現在の賞金:1,186,900



現在、全てのスイッチが押された状態となっている!残り5分まであと約6分!この状態をキープできるか!?


ウィッチ「……えーっと……見張ると言っても……暇ですわ。」


スイッチAを押し、とりあえずこの場に居座るウィッチ。


ウィッチ「ああもう、早く残り5分になりませんの?」

ちょっと苛立って来てる彼女の近くに……


ハンターD「……」


ハンター……!!



ウィッチ「とはいえ、迷路の壁がある以上迂闊に動くわけそうにも……


……って、ああっ!!」


ハンターD「!!」


見つかった……!!その前に気づいて、何とか走るが……


ハンターB「……」


逃げた先に、別のハンター……!!


ウィッチ「こ、ここまで来れば――」


ハンターB「!!!」


曲がり角で、出会ってしまった!!



ポンッ



【10:38】



ウィッチ 確保 残り6名



ウィッチ「うう……折角復活出来ましたのにぃ!」



*****


一方、放置されてしまったスイッチの辺りにて……





ジルク・ダブル「……」


コックローチ・ドーパント「……な、なぁ、アレ何だ?」

アイスエイジ・ドーパント「さ、さぁ……」


周辺を彷徨っていた、ヴォル・デ・トンベの差し金であるドーパント達。


ジルク・ダブル「……」


アイスエイジ・ドーパント「あ、あの、一体何の用で「ドスッ」


……ジルク・ダブルの右腕が、内1体のドーパントの腹部を貫いた。


アイスエイジ・ドーパント「あ……え……?」


そして、吸収された。


コックローチ・ドーパント「なっ、えっ、ちょっと待っ――」






ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!



ジルク・ダブル「……」


……ジルク・ダブルは、またどこかへ向かうように歩いて行った。

しかも、偶然にも、スイッチの横を通りかかって行った。



スイッチA 解除




ハルカス「……ふむ……やはり本調子になるまでは時間がかかるか……

そして、アレは……どこに向かう気だ?あの男の意識がまだあるとは思えないし……まあ、どうなるかもうちょっと見てみるか。」



*****


プルルルル……



ラフィーナ「『ウィッチ 確保』、ですか。ここで復活した逃走者も確保ですわね。

……しかし、この迷路の壁もあってなのか、段々逃走者も減ってきましたわねぇ。

どっちにしろ邪魔ですし、この壁を作った大元を叩くべきでしょうが……

……まずソレが一体どこにいますの?変な生物が突き破って出来た穴があちこちにあるとはいえ、微妙に迷ってしまいましたし……何かじれったいですわ――」




ラビリンス・ドーパント「……さーて、そろそろ準備が整って来たかしらねぇ。後は仮面ライダーが来るのを待てば……フフフ……」




ラフィーナ「・・・。





絶っっっっっ対アレですわね!!!」



ラビリンス・ドーパント「えっ」




慧音「邪魔をするな!!!」


マグマ・ドーパント「ぶべらぁ!!?」


道中で現れるドーパントを片付けながら進んで行く慧音。


慧音「しかし、何がどうなっているんだこの状況は……変な怪物が出るわ、迷路が出来るわで……ん?」






ジルク・ダブル「……」



慧音「……何だアレは……


……しかもと言うべきか、よりにもよってミッションのスイッチの近くにいるな……「見つけた!!!」うおっ、何だ!?」




ジルク・ダブル「……!!」




そこに現れたのは……





【08:41】現在の賞金:1,233,700
残り逃走者:6名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・エイジア:コイン20枚 ケムリ玉
・バトルネコ:コイン20枚 アシストカード
・アシュリー、慧音、フラン:コイン20枚

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.86 )
日時: 2024/01/17 17:58
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【08:39】現在の賞金:1,234,300



エイジア「……ん?あれは……スイッチか。



……あれ、もう押されてるな。誰かが押したまま何処かに行ったのか……」


フランが押したスイッチを発見したエイジア。



エイジア「この辺をうろついていたドーパントは粗方片付いたが……少し疲れたな。休憩を兼ねて、ちょっとこの辺で待機するか……」


……そんな彼の近くに……



ハンターB「……」



ハンターが接近……!!



エイジア「とりあえず、ハンターが来ないようにうまく身を潜め――」


ハンターB「!!!」


エイジア「えっ、あっ、曲がり角にまさかのっ、ならばケムリ玉!!」

出し惜しんでいたケムリ玉を投げ、その場を凌ごうとしたが……


ハンターB「……」


エイジア「避けたぁぁぁ!!!?」




ポンッ



エイジア 確保 残り5名



エイジア「うっそだろ……;」



募集枠、ここで全滅……



プルルルル……


バトルネコ「『エイジア 確保』……募集で来た人たちがここで全滅かにゃ……」




*****


一方、ジルク・ダブルの元に……



阿求「迷路を無理やりにでも飛び越えてもらってようやく見つかった!」

小さな魔女の怪物「シャァ!!」



慧音「あ、阿求!?……何というか、凄い武装してるな……」


阿求「あ、慧音さん。何か久々に見た気が……」



ジルク・ダブル「……!!」


気づいたジルク・ダブルが、阿求を攻撃しようとする。



阿求「遂に戦うわけだけど……とりあえず油断は禁物!!」


【罰鳥 E.G.O『くちばし』】

【シャーデンフロイデ E.G.O『視線』】


拳銃型の武器と丸鋸型のE.G.Oで、阿求は攻撃を始める。


ジルク・ダブル「……!!」


ジルク・ダブルが、『アームズ』の力でランチャー攻撃を始める。


阿求「遠距離の攻撃なら……!!」


……『くちばし』で牽制した後、『視線』をぶん投げる。


慧音「えええっ!!?」


それが、ジルク・ダブルに直撃。そしてそのままキックで押し込んで、かなり痛そうな傷を作った。


ジルク・ダブル「……!!!」←でも再生する


阿求「……やっぱ再生能力持ちよ――「ア”アア”ア!!!」ねっ!!」


ジルク・ダブルが、『コックローチ』の力で素早く移動し、『クラブ』のハサミの攻撃を仕掛ける。


【貪欲の王 E.G.O『黄金狂』】


……ガントレット型の強力なE.G.Oを阿求はぶん投げて、そして命中。ジルク・ダブルを吹っ飛ばした。


ジルク・ダブル「がっ……!!?」



阿求「いよし!!!」



慧音「な、何がどうなって……」

おろさん「……やっぱ変だな……」

慧音「だ、誰だ!?……って、お前が作者か。」

おろさん「……ああ、上白沢慧音か。ピカチュウとボルメテウスから話は聞いてるよ。」

慧音「そ、そうか……



……それより、一体全体今まで阿求に何をさせて来たんだ?本人がノリノリな以上、今はあれこれ言わないでやるが……」

おろさん「……


……逆に質問させてもらうが……




……アレは本当に稗田阿求なのか?」

慧音「……えっ?」



【大鳥 E.G.O『ランプ』】


阿求「うりゃぁっ!!」


ハンマー型のE.G.Oを使い、ジルク・ダブルを吹っ飛ばす。


ジルク・ダブル「グッ……・


あ”AAあ”あ!!!」


追い詰められたからか、ジルク・ダブルが急いで何処かに向かう。


阿求「……何処かに向かってる……?」


おろさん「とりあえず追え!ジルク・ダブルの位置を把握したから、俺は左翔太郎達に位置を伝える!」


阿求「ええ、なら早速行かせてもらうわ!!」

レティシア「ということで発進!!」

小さな魔女の怪物「シャァァ!!」



慧音「……何だったんだ……あれは……」


おろさん「……とりあえず、アレに関してはこっちに任せてくれ。そのスイッチの事はよろしく。」



作者は、ジルク・ダブルの位置に向けて、スマホのエフェクトでビーコンを作り、そのまま阿求を追って行った。



慧音「……『アレは本当に稗田阿求なのか』、だと……?


彼女は確かに阿求のハズ……いや、しかし……今のは……」



……一応スイッチを押し直しつつ、複雑な表情を浮かべていた。



スイッチA 起動


慧音「……さて、私は……



……どうやら、ここまでのようだな……」


ハンターC「……。」


背後に、ハンターがいた……


ポンッ



上白沢慧音 確保 残り4名



・牢獄ルーム



プルルルル……


カラ松「メールが来たが……『上白沢慧音 確保』か!」

浜千鳥「応募やリクエストで参戦した逃走者が全滅したッスね……」

マホロア「ミッションももうすぐ終わる……どんな結果になるのカナァ……」




ミッション終了まであと少し。そして、残っている逃走者は『アシュリー』『バトルネコ』『フランドール・スカーレット』『ラフィーナ』の4名!





次回、最終ミッション&ドラマパート完結!!








【06:03】現在の賞金:1,281,100
残り逃走者:4名 ハンター:4体
コイン・アイテム所持状況
・ラフィーナ:コイン5枚 網鉄砲
・バトルネコ:コイン20枚 アシストカード
・アシュリー、フラン:コイン20枚




おろさん『まあ多分今日中に投稿する可能性大だけどな!!』

阿求『台無し』

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.87 )
日時: 2024/01/17 21:59
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

ラフィーナ「せやぁっ!!」


ラビリンス・ドーパント「ちょっとちょっとちょっと!!何でよりにもよって知らない子がゴールに着いてるのよ!!」


ラフィーナが奇跡的に『ラビリンス・ドーパント』の元にたどり着き、とにかく攻撃していっている。


ラビリンス・ドーパント「ああもう!!こうなったらまた迷路を書き換えなきゃならないじゃな――」


「そうは行くか!!」


そこで、誰かが駆けつける。それは勿論……


アクセル「ようやく見つけたぞ!」


ラフィーナ「あら、味方かしら?」


アクセル「また逃走者とやらか……」


ラビリンス・ドーパント「ようやく来たわね仮面ライダーアクセル!待ちくたびれたわ!」


アクセル「何やら俺に用があるようだが、何のつもりだ。」


ラビリンス・ドーパント「フフフ……」


ラビリンス・ドーパントが指を鳴らすと……



亜樹子「りゅ、竜くん!?」



アクセル「所長……!?」


何と、亜樹子がドーパントに人質に取られている状態になっていた。


アームズ・ドーパント「おっと動くなよ!」



アクセル「成程、人質か……!」



ラビリンス・ドーパント「人質?まあ表現としてはあってるけど……


……ひとこと言わせてもらうけど、仮面ライダーアクセル……いいえ照井竜。アンタ、ラヴってものが足りな過ぎるのよ。」



アクセル「……は?」



亜樹子「へ?


……って、何で正体知ってんの!?」


ラビリンス・ドーパント「この世界の元の作品はある程度把握してるの。


……この人、アンタの奥さんなんでしょ?なのになーんか冷めてる感じがするのよ。今みたいに『所長』呼びだし。」



アクセル「・・・。」



亜樹子「……えーっとつまり……」


ラビリンス・ドーパント「そーよ!こうやって攫っちゃえば、良い感じにラヴが芽生えるってわけよ。」



アクセル「・・・。


……1つ言わせてもらう……」


ラビリンス・ドーパント「何よ?」



アクセル「……所長呼びは、ただの結婚前から癖だ。」



ラビリンス・ドーパント「……何よ。つまり何が――」



アクセル「くだらん勘違いでくだらん事を……するなっ!!」


アクセルは、ラビリンス・ドーパントに攻撃しようとする。



ラビリンス・ドーパント「おっと!!この人が人質だってことお忘れかしら?悲劇的エンドを望むならやってあげ――」



「シエルアーク!!」


アームズ・ドーパント「おっぼ!!!?」


……背後から、ドーパントに蹴りを喰らわせる。


ラビリンス・ドーパント「げっ、しまった!!」


ラフィーナ「おーほっほっほっほ!話が長かったから隙だらけでしたわ!


……ささ、細かいことは後にしてこちらへ。」

亜樹子「あ、どうも……」



アームズ・ドーパント「あっ、逃がすか――「きゅっとして……ドカーン!!!」あべらぁぁぁぁぁぁ!!!?」



アームズ・ドーパントが突如爆発。メモリがそのまま破壊された。


ラビリンス・ドーパント「えっ、何で!!!?」



フラン「アナタ、出会って来たドーパントだとかの中で1番強そうね!!これで心置きなく遊べるわ!!」



アクセル「……これで、人質戦法は使えないな。」



ラビリンス・ドーパント「ああもう!!!折角色々準備したってのに!!!


アンタ達!!やっちゃって!!!」



ドーパント達「OK!!!」



アクセル「……さぁ、決着をつけるぞ!!」




【05:29】現在の賞金:1,291,300



バトルネコ「……あ、スイッチ発見にゃ!!


……って、もう押されてる。」



既に押されたスイッチに元に付いたバトルネコ。


バトルネコ「ミッション終了まであとちょっとだし、これなら見張っていればもう――」



バイオレンス・ドーパント「うおおおおおおおおお!!!」



バトルネコ「でえええええっ!?言った傍から!!?



……あ、そうだ!!アシストカード!これで……!!」


バトルネコが、アシストカードの使用を宣言。


バトルネコ「えーっと……だ、誰でも良いから来てくれにゃ!!」


そして、呼び寄せられたのは……


銀時「……ん?何で俺逃走エリアに……」

むらびと「わぁっ!?何で目の前にドーパント!!?」


銀時とむらびとだ!!


バトルネコ「あ、何か良さそうなの来たにゃ!!


……あの、とりあえず追っ払ってください!!」


バイオレンス・ドーパント「うおおおおおおおおお!!」


銀時「……あー、なんとなく分かったよ。」

むらびと「とりあえず、後は任せろ!!」


……確保されていた2人を呼び寄せ、急いでスイッチも押し直す。



そして……







【5:00】



ミッション クリア



3台の乗り物が、街を通り過ぎて行った……!




プルルルル……


・牢獄ルーム



ウィッチ「何か2人急に消えた途端にメールですわ!!」

十四松「あ、ミッションの結果だ!!ええと……『ミッションクリア!ハンター到着は阻止された』!!」

クリケット「ということは、ハンターは4体のままか。」


銀時「あ、ただいま。」


音葉「……って、2人とも!?いつ戻って来たの!?」


むらびと「何か、助っ人を呼べるアイテムをバトルネコが使ったみたいで。用が済んだら戻されるみたい。」

ピチュー「いつの間にそんなアイテム用意されてたのか……」



千夜「あ、みんなー!もうすぐ終わるころだと思って、和菓子持って来たんだけど……」


ココア「あ、千夜ちゃん。」


*****



ジルク・ダブル「あ……う……」



……エリアを歩き、ある場所にたどり着いたジルク・ダブル。そこは……



翔太郎「……ようやく見つけたぞ。」

フィリップ「風都タワーに来たみたいだが……何をするつもりだい?」



ジルク・ダブル「!?」



そして、先回りしたのか翔太郎達が。



ジルク・ダブル「う”うう”…v・…!!」



千束「迷路で手間取ったけどようやく見つけた!」

たきな「ここは……たしか風都タワー……何の目的でここに?」



ジルク・ダブル「ぐ・・・あ”……・!!!」



翔太郎「……悪いが、お前は止めさせてもらう。これ以上、関係無い人を巻き込ませるわけにはいかねぇからな!


フィリップ!やるぞ!」

フィリップ「ああ!」


【サイクロン!

ジョーカー!】



W「さぁ、お前の罪を数えろ!」




ジルク・ダブル「う”……・



gyるぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁ!!!!」



W「……!!」


すると、ジルク・ダブルが発光し始める。


W(フィリップ)『どうやら、本調子になったということか!!翔太郎!ここは……!!』

W(翔太郎)「ああ、言われなくても分かってるぜ!」



……すると、どこからか鳥のようなものがが飛んでくる。


エクストリームメモリ「……!!」


それはまさしく『エクストリームメモリ』。フィリップの身体を
データ化して取り込み……


【エクストリーム!!】



Wのドライバーに装着された。



たきな「ど、どういう事ですか!?フィリップさんの身体が吸い込まれて……」


おろさん「あれはエクストリームだ。」


千束「あ、いつの間に……」


おろさん「Wは、左翔太郎とフィリップ、2人の心身を完全に融合させて変身することが出来るフォームがある……

それこそが、『サイクロンジョーカーエクストリーム』だ!!」



W(翔太郎)「やるぞ……フィリップ!」

W(フィリップ)「ああ!」






ジルク・ダブル「A”A2a2aあ””!!!」





次回、(今度こそ)ドラマパート完結!!

Re: UW逃走中02~Wな邂逅/探偵とヒガンバナ~ ( No.88 )
日時: 2024/01/18 00:18
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

『プリズムビッカー』を生成し、ジルク・ダブルと戦う。



ジルク・ダブル「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


その時、発光し終わったジルク・ダブルの姿も変化する。それはサイクロンジョーカーエクストリームと酷似していた。



W(翔太郎)「おっと、向こうも準備が出来たか……!!」

W(フィリップ)「Wと同じ姿の時点で予想はしていたが、やはりサイクロンジョーカーエクストリームと同じ姿にもなれるか……!!」


ジルク・ダブル「あ”ああああA””AAああ!!」



*****


【4:32】



一方、アクセル。


フラン「禁忌『レーヴァテイン』!!」

ラフィーナ「『フーダルティ』!!」



アイスエイジ・ドーパント「あべっふぇ!!?」



フラン「フン!数の暴力何てつまらないわ!!」

ラフィーナ「人間がパワーアップした怪人と言う割には、さほど大したことありませんわね!」



ラビリンス・ドーパント「ああもう!!折角用意したのに台無しじゃない!!」


アクセル「無駄口をたたく暇があるか!!」


ラビリンス・ドーパント「うっさいわね!!」


ラビリンス・ドーパントが、斧で攻撃しようとする。アクセルはソレをどんどん避けて攻撃して行く。


ラビリンス・ドーパント「だったら……!!」


すると、迷路の壁を動かして来た。



アクセル「何度も同じ戦法を受けるものか!!!」


【トライアル!!】


するとここで取り出したのは、『トライアルメモリ』。


それをアクセルドライバーに付け替え、『アクセルトライアル』に変身。


物凄いスピードで、壁をどんどん避けていく。


ラビリンス・ドーパント「ちょっ……!!」



アクセル「全て……振り切るぜ!!」


……アクセルがトライアルメモリのタイマーを起動すると同時に、ラビリンス・ドーパントに突っ込んで行く。


ラビリンス・ドーパント「あっ、やば――」



そして、そのままラッシュを繰り出す。



【トライアル マキシマムドライブ!】


その後に、トライアルメモリをキャッチし……


アクセル「『9.7秒』……それがソレがお前の絶望までのタイムだ……!!」



ラビリンス・ドーパント「あああああああっ!!!」



そのまま、ラビリンス・ドーパントは撃退された。



フラン「……あーあ、結局倒されちゃった。つまんない。」

ラフィーナ「良いではありませんか。邪魔な迷路が消えるだけでも。」





メルシィ「ああもう!!折角仕入れたラビリンスメモリが……


まあいいわ、覚えてなさい!!」


メルシィは、どこからか現れた馬車に乗り、そのまま逃げた。



照井「待て――っ、逃げられたか……」


……ラビリンス・ドーパントが倒されたことで、迷路の壁が消えていく。そして……


ハンターB「……!!」

ハンターA「……!!」



ラフィーナ「……って、よく考えればそうなりますわよね!!」

フラン「ようやく逃走中らしいことが出来そうね!!アハハッ!!」


そのまま。2人は逃走して行った。



照井「……大丈夫か。所長。」

亜樹子「う、うん。正直何か恐怖心とか失せちゃった;


……ところで、あの2人って何だったの?」

照井「……。



バラエティ番組の参加者だそうだ。」



*****


ジルク・ダブル「オオオオオオオオオオ!!」

様々なメモリの力を使用し、攻撃して行くジルク・ダブル。


W(フィリップ)「アイスエイジのマグマにバイオレンス……様々なメモリを入れ込まれた事により、やりたい放題のようだね。」

W(翔太郎)「だったら、こいつで無効化する方が早いってわけだ!」


ジルク・ダブル「オオオオオオオオ!!!」


すると、ジルク・ダブルがまた発光する。

そしたらなんと、3体に増えた。



ジルク・ダブルA「……」

ジルク・ダブルB「……」

ジルク・ダブルC「……」



W(翔太郎)「……って、増えやがった!?」

W(フィリップ)「『ミラー』や『ジュエル』の応用か……!!」


ジルク・ダブル×3「あ”ああ”E#D4lrfdkpo!!」


W(フィリップ)「流石に、1人でサイクロンジョーカーエクストリームと同等の力と戦うのは厳しいか……!?」



「だったら、1体ずつ相手すればいいって事よ!!!」



ジルク・ダブルB「!?」


そして、ジルク・ダブルの内1体を、阿求が攻撃。


【ケミースキャン ロボトミーコーポレーション】


阿求「そんでもって変身っと!!」


【Memory and Illusion of E.G.O

アイン Create】


アイン「コイツは私がやるっ!!」


ジルク・ダブルB「グギギ偽ッ……・!!!」



おろさん「阿求、まさかタイミング見計らって出て来てないよな……?」


ジルク・ダブルC「……」


千束「おおっとこっちに来た!!」

たきな「どうします?流石に銃だけで応戦するのは限界があります!!」


おろさん「……それだったら、1つ方法が。」


千束「……と言うと?」


おろさん「まあやってみればわかる!!」


と、作者が何か、エネルギーのオーラを、2人に浴びせる。


おろさん「錦木千束と井ノ上たきなの持つナラティブ……それを起動させ、『可能性』を呼び起こす!!


ぶっちゃけ設定の問題で気が乗らんが……再び顕現せよ!『魔法少女』の力!」



ジルク・ダブルC「!!!?」



そしたら、千束のたきなの衣装が変わり、手元には銃器型の武器が。(千束には二丁拳銃、たきなには大きな機関銃)


千束「おお!何か衣装変わった!?ついでになんか凄い力秘めてそうな武器も!」

たきな「力がみなぎって来る……のは良いんですが、何故衣装まで……」


おろさん「仕様だ察して。……とにかく、これならアレとも渡り合えるはず!!」



ジルク・ダブルC「ギyさあああああシャアアアア!!!」



千束「そうだね……行くよたきな!!」

たきな「……はい!」




ジルク・ダブルA「グッ……!!」


W(翔太郎)「どうやら、お前の思い通りにはならないみたいだな。」

W(フィリップ)「さて、そろそろ終わらせるよ!」







続く。





阿求『結局終わる終わる詐欺みたくなってんじゃない……』

おろさん『い、意外と長くなるもんで……OTL』