二次創作小説(新・総合)

Re: 《ポケモン小説》煌めくチャンピオンロードへ ( No.1 )
日時: 2023/12/27 17:07
名前: いーぶい (ID: eQHJlJim)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

《第1話 いざ、冒険へ!》

ここは「ホクト地方」の「ツリータウン」。
ここで、今、新たなトレーナーが冒険に旅立とうとしていた。

【夜】

ユキ母「ユキ、お皿片付けるの手伝ってくれる?」

ユキ「は〜い!」

ユキ父「ユキ、明日はとうとう旅立ちの日だな。お父さん、ユキがジムに来るのを楽しみにしているからな」

ユキ「うん。絶対行って、勝ってみせるからね!そして、チャンピオンになる!」

ユキ父「ユキは、チャンピオンになるのが夢なんだよな」

ユキ母「さあユキ、シャワーを浴びて早いうちに寝なさい。明日寝坊しちゃうよ」

ユキ「分かった!でも、楽しみすぎて寝られないかも知れないな、、、」

シャワーを浴び、家で一緒に暮らしている
チラーミィと布団に潜り込む。

ユキ「ねぇねぇチラちゃん。私って、本当にチャンピオンになれるのかな?」

チラーミィ「大丈夫だよ!ユキちゃんなら絶対になれるよ!」

ユキ「本当?じゃあ明日から頑張るね!
おやすみ、チラちゃん」

チラーミィ「おやすみ〜」

ユキには、家族と親友のアズキ以外の誰にも話していない秘密がある。それは、『ポケモンと話せる』という能力を持っていること。これを、明日からしっかり隠し通さなければいけない。

ユキ「まぁ、大丈夫だよね」

そう一言呟いて、ユキは眠りに入った。

【次の日の朝】

ユキ母「頑張って来るのよー!」

ユキ父「凶暴なポケモンには気をつけろよ」

ユキ「分かってる!よーし、行ってきまーす!」

ユキ父母、チラーミィ「行ってらっしゃーい!」



ユキ「えっと、まずは研究所に行って、ポケモン貰うんだったよね、、、」

自然に囲まれた道を、ユキは進んだ。よく見ると、色んなポケモンがいる。ヤヤコマと遊ぶイキリンコ、草むらから飛び出したピカチュウに驚くパピモッチ。いつも歩く道が、ユキには少し違って感じた。

ふと、耳を澄ますと、木の上から何かガサガサ音がする。

ユキ「え、何、、、?」

恐る恐る上を向くと、茶色くて丸い顔がユキの目の前にあった。

ユキ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

思わずユキは転んでしまった。

???「た、助けてぇ、、、」

ユキ「あれ?誰かが助けを呼んでる、、、?」

???「上、上ぇ、、、」

ユキ「え、イーブイ、、、?」

見上げた先には、クモの糸を垂らすタマンチュラとそれに絡まっているイーブイだった。

ユキ「なんで引っかかってるの、、、」

ユキは、疑問に思いながらもとりあえずクモの巣をほどいてあげた。

イーブイ「助かったぁ、、、」

ユキ「なんで引っかかってたの?」

タマンチュラ「糸を垂らして餌が来るのを待ってたら、この子が突進してきて、引っかかっちゃったんです。ほどこうとしたんですが、凄く暴れるもんですから、絡まっちゃって、、、」

イーブイの代わりに、タマンチュラが早口で説明した。

ユキ「なるほど、、、まあ、助かってよかったね!」

イーブイ「ありがとうございました、、、」

イーブイは疲れた様子でお礼を言った。

ユキ「それじゃ、私は行くね。会えたら、また会おうね」

イーブイ「待って!!」

去ろうとしたユキを、イーブイが止めた。

ユキ「どうしたの?」

イーブイ「私も、一緒に行っていい?」

急な展開に、ユキはびっくり。

ユキ「えっ!なんで着いてきたいの?」

イーブイ「だって、その服装!ポケモントレーナーでしょ!?」

ユキ「そうだけど、まだ冒険始めたばっかりだよ?」

イーブイ「私、前からポケモンバトルが気になってたんだよね。面白そうだなーって。ポケモントレーナーと一緒にいれば、バトルができる、、、!」

イーブイは、目をキラキラさせながら話した。

イーブイ「だから、私も連れて行って!」

イーブイは、ユキに頼み込んだ。

ユキ「もちろん、いいよ!あ、でもモンスターボール持ってないや、、、そうだ、研究所!あそこに行けば、ボールが貰えるはず!」

ユキとイーブイは、研究所に向かって走り出した。

タマンチュラ「頑張ってくださいねー!」

【研究所】

博士「ほう、それでボールが欲しいとな?」

ユキは、博士にこれまであったことを説明した。もちろん、ポケモンと話せることは言わなかった。
                                
博士「ほれ、ボールじゃ。じゃが、捕まえる前にユキの相棒を決めねば」

ユキ「相棒?」

博士「ああ、ここで最初に貰うポケモンの事
じゃ。」

ユキ「相棒、か。、、、そうだ!」

ユキ「博士!相棒、このイーブイにできませんか!?」

ユキは、自分の相棒をイーブイにできないかを博士に聞いた。博士は、うーん、と首を傾げながら考えたあと、

博士「うむ、いいだろう」

と許可を出した。

ユキ、イーブイ「やった!」

博士「ほれ、ボールを投げて捕まえてごらん」

ユキ「分かりました!えーい!」

ユキは、ボールを投げた。しかし、ボールはイーブイを通り越して行った。

ユキ「あ、強く投げすぎちゃったぁ!」

と、その時。

イーブイ「うぉぉぉぉ!」

イーブイが咄嗟に走り出したかと思うと、
高くジャンプし、ボールに体当たり!
ボールが開き、イーブイを吸い込むように捕まえた。

カチャッ。

ユキ「捕まえた、、、?」

ユキは、コロンと転がったボールを拾い上げた。

博士「どうやらそのようじゃな。ほれ、出してあげるのじゃ。」

ユキ「イーブイ、出ておいで」

ボールが開き、イーブイが現れた。

イーブイ「やった、これで私は、ユキのポケモン!」

ユキ「やったぁ!」

博士「ふぉっふぉっふぉ。これで、ユキの相棒が決まったな。チャンピオン目指して、頑張りなさい」

ユキ、イーブイ「はーい!」



イーブイを捕まえ、ポケモントレーナーとして冒険を始めたユキ。そんなユキを待つのは、どんな冒険なのか。また、ユキはチャンピオンになることが出来るのか。
第2話 ポリゴンとの出会い 
お楽しみに!