二次創作小説(新・総合)
- Re: 《ポケモン小説》煌めくチャンピオンロードへ ( No.2 )
- 日時: 2024/01/05 20:12
- 名前: いーぶい (ID: eQHJlJim)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
《第2話 ポリゴン2との出会い》
ユキとイーブイは、道中のトレーナーとバトルをしながらスカイタウンへと続く通りを歩いていた。イーブイは、意外と技を使うのが上手かったので、バトルには全て勝っていた。
イーブイ「そういえば、ユキって何でポケモンと話せるの?」
ユキ「あ、まだ言ってなかった。私には、ポケモンと話す能力があるの。まぁ、家族とか以外には秘密だけどね」
イーブイ「そうなんだ〜」
話しながら、のんびりと歩いていると、スカイタウンが見えてきた。
ユキ「あ、スカイタウン!」
イーブイ「わーい!早く行こー!」
イーブイは、スカイタウンにあるアーチに向かって走り出した。しかし、イーブイは気づいていなかった。柱の陰から、何かが飛び出してきたことに。
???「わっ!?」
イーブイ「危なーい!!」
ど〜ん!!!
2匹は、頭をぶつけ、その場に転がった。
ユキ「わーっ!大丈夫、、、?」
ユキは、大慌てで2匹をポケモンセンターへ連れていった。
《ポケモンセンター》
看護師「大丈夫。頭をぶつけただけです。特に脳を傷つけたなどの重大な怪我もありませんでした」
ユキ「良かった、、、」
ユキは、2匹の体を撫でながら言った。
ユキ「そういえば、この子ってなんて言うんですか?赤と青のロボットみたいな、、、」
看護師「その子はポリゴンですね。でも、本来はここら辺には生息しないんですけど、、、誰かのポケモンかもしれませんね」
ユキ「そうなんですね。後でポリゴンに聞いてみよう」
看護師「はい?」
ユキ「あ、いえ。ポリゴンのトレーナーさん、私が探してもいいですか?」
ユキ「(危なかった、、、)」
看護師「ええ、もちろんいいですよ。むしろ、こちらからお願いしたいくらいでしたので」
ユキ「ありがとうございます!」
《2匹が回復した後》
ユキたちは、まずポリゴンに話を聞く事にした。
ユキ「ポリゴンにはトレーナーさんがいるの?」
ポリゴン「はい、います」
イーブイ「敬語使わなくて良いよ!」
ポリゴン「は、、、うん」
ユキ「じゃあ、トレーナーさんはどこに、、、」
ポリゴン「分かんない、」
イーブイ「え?」
ポリゴン「僕、マスターに『ここで待っていて』って言われて、そのあとマスターはどこか行っちゃった」
イーブイ「置いて行かれたの、、、!?」
ポリゴン「僕にとっては危ない場所に行ったんだと思う。だから、安全なところに僕を置いてったんじゃないかな。僕は、ちょっと怖くなっちゃって、そこから動いちゃった」
イーブイ「それじゃ、トレーナーを探そう!もしかしたら、ポリゴンがいなくて探してるかも」
ユキ「そうだね。よーし、探すぞ!」
ユキはポリゴンのトレーナーを探し始めた。
しかし、町中をいくら探しても見つからない。
探し回っているうちに、夜になってしまった。
イーブイ「見つからないぃ、、、」
ポリゴン「どこに行っちゃったのかな、、、
あっ!あの人!僕のマスターに似てる!」
ユキ「ほんと!?行ってみよう!」
ユキ達は、その人の元へ走っていった。
ユキ「あ、あの!この子のトレーナーさんですか?」
???「あ、そいつは、、、」
ポリゴン「やっぱり、マスターだ!」
イーブイ「良かった、、、」
ユキ「あなたのこと、ずっと探してたんです!ポリゴンを、あなたの元へ返したくて、、、」
しかし、そのトレーナーから出てきた言葉は、
予想外のものだった。
トレーナー「そいつはもう捨てたんだよ。弱いから」
ユキ「え、、、!?」
イーブイ「嘘、、、!」
トレーナー「使えないポケモンは、持ってても意味が無いからな」
ポリゴン「、、、、、、」
ユキ「そんな、、、酷いです!」
トレーナー「勝つ為には仕方ねぇんだ」
イーブイ「仕方ないって、、、!」
トレーナー「そうだ、そいつお前にやるよ。返されても困るからな」
ユキ「え!?」
トレーナー「そいつのボールと、、、あとは『アップグレード』だな。これを使えば進化させられる。どうせもう使わないんだ」
ユキ「ほ、ほう、、、(なんか勝手に話進んでるー!?)」
トレーナー「じゃあな」
ユキ「あっ、ちょっと、、、」
トレーナーは、話を終わらせると、
あっという間に去っていった。
呆然と立ち尽くすユキの隣では、落ち込むポリゴンと慰めるイーブイがいた。
ユキ「どうしよう、とりあえず追いかけ、、、」
ポリゴン「いや、いいよ。追いかけなくて」
イーブイ「なんで?あんな酷いこと言ってたけど、ポリゴンにとっては大切なトレーナーなのに、、、」
ポリゴン「僕が弱かったのがいけなかったんだ。だから、マスターは僕を捨てた。今追いかけても、マスターに迷惑をかけるだけ」
悲しそうに話すポリゴンを見て、イーブイはなにか考えていた。そして、ポリゴンに話しかけた。
イーブイ「ねえ、ポリゴン」
ポリゴン「どうしたの」
イーブイ「ポリゴンも、一緒においでよ」
ポリゴン「え?」
イーブイ「一緒に冒険しようよ!ね、良いでしょ?ユキ!」
ユキ「私はいいけど、ポリゴンは、、、?」
イーブイ「ね、ポリゴン。一緒に行こ?」
ポリゴンは、しばらく悩んだ後、顔を上げた。その表情は、明るいものだった。
ポリゴン「うん、行きたい!」
ポリゴンの返事に、ユキもイーブイも笑顔になった。
ユキ「決まり!今日からポリゴンは、私の2匹目のポケモン!あ、私の事はユキって呼んでね。よーし、早速冒険に行こう!」
イーブイ「待って、最初にジムに行かなきゃ!」
ユキ「あ、そうだった」
ジム、と聞いて、ポリゴンはハッとしたようにユキに話しかけた。
ポリゴン「ユキ!アップグレード貸して!」
ユキ「アップグレード?いいけど」
ポリゴンは、渡されたアップグレードを操作した。すると、すぐにポリゴンの体が光り始めた。
イーブイ「ま、眩しい!何してるの、ポリゴン!」
光は、すぐに消えた。目の前には、なぜかポリゴンではなく、別のポケモンがいた。体の色は似ているが、カクカクしたポリゴンと違って、丸くてツルツルしている。
ポリゴン?「よし、成功!」
ユキ「え、?どういうこと、?」
イーブイ「分かった!ポリゴン、❝進化❞
したんだよ!」
ユキ「え!?ポ、ポケモン図鑑、ポケモン図鑑!」
ユキが急いでスマホロトムを取り出し、ポケモン図鑑のアプリを開く。そして、ポリゴンが進化したであろうポケモンを映す。
スマホロトム「ポリゴン2。バーチャルポケモン。
最新科学で進化した人工のポケモン。時々プログラムにない反応を見せる。」
イーブイ「ポリゴン2?さいしんかがく、?
よく分かんない!まあ、でもやっぱり進化したんだ!」
ポリゴン2「進化したら、もう少し強くなれるかなって思って、、、」
ユキ「確かに、進化したらポケモンは強くなれるって聞いたことがあるからね」
イーブイ「進化かぁ、私もしたい!」
ポリゴン2「イーブイって確か『しんかポケモン』だったし、いつかできると思う」
イーブイ「ほんと!やったぁ!」
ユキ「よーし、イーブイが進化する為にも、私たちがチャンピオンになる為にも、まずはジムリーダーに勝とう!」
2匹「おー!」
ポリゴン、改めポリゴン2が仲間になり、手持ちが2匹になったユキ。ユキ達は、スカイジムを突破できるのか!
次回、スカイジムへの挑戦!
お楽しみに!
《チャンピオンの間》
ここはチャンピオンの間。チャンピオンが待つ、チャンピオンロードのラストエリアだ。そこで、少女とポリゴンを捨てたあのトレーナーが何か話している。
トレーナー「こんな胸が痛い作戦はもう懲り懲りですよ、、、」
少女「ごめんね〜。でもこうでもしないと分からないでしょ?」
トレーナー「そうですね。これでユキさんがチャンピオンに挑むのに相応しい人だと分かりましたね」
少女「うん。流石、うちの親友」
トレーナー「今なんか言いましたか?」
少女「いや、何も」
トレーナー「疲れてるのかな、、、ちょっと休んできますね」
少女「そうして。大事な時に倒れたりしたら大変だから。ゆっくり休んでね。『四天王リーダー』」
少女はそう言い、どこかへ去っていった。
最後に
主)さぁ、ポリゴン2が仲間になりました!
多分、進化の過程で『ポリゴンって通信進化じゃなかったっけ?』と思った方がいると思います。正直に申し上げますと、
「この世界で通信進化なんてできるもんか!」
って感じです。なので、通信進化で進化する子は、アルセウスとかポケモンGOなどの
『アイテム使えば進化可能』という仕様を使います。
あともうひとつ。ポリゴン2って名前、長いです(体感)。なので、これからは
ポリゴン2「〜〜〜」ではなく
ポリ2「〜〜〜」にしようと思います。
分かりずらくてごめんなさい。
では、またどこかで会いましょう。またね〜