二次創作小説(新・総合)

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.1 )
日時: 2024/01/05 08:30
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第1話「気が付けば、別世界」


『ズシーン……』


???「………。畜生、何だったんだよ今のは?!」

???「ポップ君! 周りを見て!」


俺の名はポップ、正義の使徒でもあり1年前に妻になったレオナと共に新婚生活を始めたんだ。
俺の持つルーラで行ける場所は幾つか増えたけど、少し前からある奴が俺にこう証言しやがったんだ。
そいつの名は、元上弦の鬼の参・猗窩座あかざ
奴は無惨を倒す意思を持つ俺たちに、忠誠を誓ってくれた大切な部下だった。

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【回想:パプニカ城 玉座の間】


『時間だけで旅する世界?』

『はっ、ポップ国王陛下!』

『猗窩座。その世界にいる奴らは今、どうしている?』

『はっ! 半魔の男から聞いた情報によりますと、そちらが一戦交えた神がその世界を完璧に潰すと言っているのです!!』

『なっ?!』

あいつは……ゼバロは俺たちへ復讐する為に、今度はその世界を狙おうとしているのか。
猗窩座の言葉ははっきり言って嘘じゃない、奴が聞いた半魔の男はラーハルトだ。
気温アイツはダイの側近として動いているからな、これらの事態なら他の奴らにも知らせて見るか。
その時だったんだ、突然ワープゾーンが出現し…おれはそれに飲み込まれてしまったんだ。

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【現在:トルース村付近】


ポップ「とにかく情報収集だ。まずは『この時代』のガルディア城に行こうぜ!」

レオナ「ええっ。その城には両耳にかんざしを付けている彼がいるはずだから、何か分かるはずよ!」

ポップ「あいつか…。猗窩座に話したら、腰抜かすかもなw」

レオナ「あははっ、確かにwww」


あの頃の闘いで、ダイを助ける為にかなり頑張っていたからな。
この時代に来ているなら、再び共に闘えるかも知れない。
その城に続く森へ入ると、モスティがうじゃうじゃいやがった!
こいつらは弱いから、戦っても大したことはないかも知れない。
そう思った瞬間、怪しげな音色を聞いてしまった。
これは……フルート、つまりあの子が…デュースが近くに来ているって言うのか?!

2話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.2 )
日時: 2024/01/05 11:21
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第2話「警告と再会」


【王国歴1000年 ガルディアの森】


〜♪〜♪〜♪〜♪


「やはり。あなたたちも?」

ポップ「まさか。さっきのモスティを操っていたのは…、あんたなのか?」

デュース「…。仕方ないんです、ある方からエースさんを捕らえよと言われたので」

レオナ「ねえ。『ある方』って?」

デュース「……。ザボエラ……」

『…………ッ!!!』


アイツ、デュースにそんな暗示をしていたのか。
彼女の方から敵意はないが、この先に行くなら用心するようにと俺たちに言い…デュースは去っていく。
エースって事は、カード使いの金髪の男の事だな。
もっと情報が欲しい、そう思いながら俺たちは先に進んでいく。


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【ガルディア城】


「ポップ殿下、レオナ王妃!」

ポップ「良かった。無事だったんだな、炭治郎!」

炭治郎「はいっ。それに、此処の殿下があなた方にお会いしたいと言っています。どうぞ!!」

レオナ「ちょっと待って。この城の殿下って一体誰なの?」

炭治郎「ルイージ国王陛下です。彼が金髪のロングヘアの女性とこちらに来たのが、少し前なんですよ!」

レオナ「……………(汗)」

ポップ「……。大体は察したわ、その女性はもしかしなくても『元将軍』様だろ?」

炭治郎「あははっ。流石はポップ殿下、ご名答です♪」


要するに、ルイージたちも何らかの理由でこの時代に来たということか。
炭治郎に導かれるまま先に行くと、目の前にはルイージと『彼』の側近である俺たちの兄弟子・ヒュンケルがいた。
ルイージが手を挙げたという事は、一旦下がれという合図そのものだろう。
まずは本題だ、先程敵意はないが…カオス軍の女の子を目撃した事を話す。


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「成程。同じ世界の人を捕らえよと、ザボエラが仕組んでいるんだね?」

ポップ「はっ! 彼女…デュースも仕方なく、その者に従っていると言っていました」

ルイージ「分かった。その者の捜索にはこちらから手配をして置こう、君たちは今夜ゆっくり休むといい」

レオナ「ですが、国王陛下!」

ルイージ「2人とも。『かつて』フローラ様に何て言われたのか忘れちゃったのかい?」

『…………(汗)』


そうだった、あの頃俺とマァムが流れ着いた時……一瞬敵だと思っていたんだよなぁ。
カールから少し離れた場所でアキームやノヴァたちと再会したけど、大魔王との戦いでの結果は…言うまでもなく惨敗ざんぱいだった。
その当時のレオナは俺とマァムがカールに流れ着く前に、フローラ様に助け出されていたんだ。
ダイも一度だけ死んだけど、何らかの理由で復活した。
あいつが目覚めるまでずっと、マァムが付き添っていたのを……おれはしっかり覚えている。

3話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.3 )
日時: 2024/01/05 18:21
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

まずは、味方側の紹介から行きます。


【鬼滅の刃 刀鍛冶の里編】


・竈門炭治郎
・竈門禰󠄀豆子
・不死川玄弥
・時透無一郎
・甘露寺蜜璃
・小鉄
・鋼塚 蛍
猗窩座あかざ
玉壺ぎょっこ


【スマブラシリーズ】

・ルイージ
・カービィ
・ピカチュウ
・ドンキーコング
・フォックス・マクラウド
・サムス・アラン
・Dr.マリオ
・ゼルダ
・マルス
・ロイ
・ミュウツー
・アイク
・ワリオ
・ウルフ・オドネル
・トゥーンリンク
・レッド(ポケモントレーナー)
・ロゼッタ&チコ
・むらびと
・ルキナ
・ルフレ
・ブラックピット
・シュルク
・ブルー(ポケモントレーナー)
・デイジー
・リュウ
・ケン・マスターズ
・ベレト&ベレス
・セフィロス
・ミェンミェン
・ソラ
・ホムラ/ヒカリ


【FFシリーズ】


・フリオニール
・レオンハルト
・オニオンナイト
・カイン・ハイウィンド
・セオドア・ハーヴィ
・レオノーラ
・ファリス・シェルヴィッツ
・ギルガメッシュ
・セリス・シェール
・リルム・アローニィ
・エース
・レム・トキミヤ
・エナ・クロ


【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】


・ポップ
・レオナ
・ヒュンケル
・クロコダイン
・ノヴァ
・フローラ
・アルビナス
・ヒム
・シグマ
・フェンブレン
・ラーハルト
・バラン
・ミストバーン
・キルバーン
・ハドラー


今は、こんな感じです。
更新次第、味方キャラを増やして行きます。

引き続き、本作を宜しくお願いします。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.4 )
日時: 2024/01/06 22:19
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

今回の舞台は、クロノ・トリガーから開始です。
その真実を突き止めつつ、ゼバロの計画を阻止するポップとレオナ。

何とか、10話までに終わらせれるように努力します。

それでは、引き続き宜しくお願いします。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.5 )
日時: 2024/01/07 10:12
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

〜小説に関するルール説明〜

・この小説は、二次小説です。
・小説内に関係のある感想なら、大丈夫です。
・荒らしや文句、意味不明のコメントはお断りします。
・「○○と○○のお話が見たい」というリクエストは、リクエスト依頼にある私の立てたスレッドでお願いします。
・更新状況によって、他の読者様から許可を得ているキャラも登場します。
・時々グロもありますが、それ以外はほのぼのや恋愛 冒険ありです。

以上です。
以下の点で、「大丈夫!」という方は読者と認めます。
後は、アニメ再開した「葬送のフリーレン」から2人のキャラを2章から出す予定です。

それでは、本編3話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.6 )
日時: 2024/01/08 08:43
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3話「信じられない事実」


・ポップ視点


【トルースの街 リーネ広場】


『ギュッ………』


「嘘だろ…。バッツはともかく、ティナまでゼバロ側だったなんて」

「ポップ。俺も一緒に行こう、2人で行動するより3人で行動した方が……原因を突き止める事が出来るかも知れないからな」

ポップ「スコール……。分かった、この先にゲートがある筈だ。似たようなやり方なら、あんたが経験しているよな?」

スコール「ああ。ヴィンセントからやり方を教わった筈だからな…、何とかなるさ!!」


確か、この町のグッズマーケットに行った時に…ティーダから赤い髪の戦士に関する話を聞いたんだよな。
彼の恋人・ユウナは今、中世の方で昔のガルディア兵たちの回復や指揮を担当している。
ラーハルトも今は、彼女の側近として行動しているだろうな…。
よしっ、まずは中世に向かおう!


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【しゅん………しゅんしゅん………】


ポップ「水の音……?」

レオナ「変わった場所みたいだけど、この時代辺りに仲間の気配はあるかしら?」

スコール「そうだ。ある依頼主から聞いた情報だが、あんたと同じくらいの高さらしいが……奴はこの時代の修道院にいるそうだ!」

レオナ「それって、ケフカ?!」

スコール「恐らく……な!」


リルムが言っていた、『うひょうひょ野郎』その物だな。
それにアイツは……、ケフカの野郎は様々な罪を犯してやがる!
口先だけの否定野郎以上に、かなりの極悪人その物だ。
まずは、その修道院に行ってみるか!!


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【ジュオンヌ修道院】


「おっ? カッコ付け発見君もご一緒でしたか!」

ポップ「ケフカ。てめぇが今までしてきた過ちを、この場で今すぐ償って貰うぜ!!!」

ケフカ「イヒヒヒヒヒ。そ〜んな事をしちゃったら、大事な『情報』とやらを聞きそびれてしまいますよ?」

レオナ「何ですって?!」

ケフカ「あなた方がお探しの拳が使える男女でしたら、別の時代に行きましたからねぇ〜」

『……………ッ!!!』


拳が使える男女……、それってゼルとティファの事か?!
どうやら、コイツの話は嘘じゃないみたいだ。
俺たちとはまた、何処かで会えると言い残して…ケフカはその場から立ち去ってしまった。
とにかくこうしては置けない、この時代にあるガルディア城に行って…他の奴らに関する情報を聞きに行こう!!


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【王国歴600年 ガルディア城】


「おぉポップ殿に、レオナ姫!」

ポップ「アキーム、久し振りじゃないか!」

アキーム「お2人もご無事で何よりです。ささ、ユウナ殿下がお2人をお待ちですよ!」


ちょっと待て、現代の時はルイージが王様だったけど…『この時代』のガルディア城ではユウナが女王様になっているのか。
何でそうならそうと言わなかったんだよ、スコール!
つまり、コイツの言う『依頼主』はユウナ女王殿下の事か?!
ばっか野郎…、一瞬フローラ様だと思って期待しちまったじゃねーかよ!


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【玉座の間】


「皆。無事でよかったッス!」

スコール「陛下。ご依頼の通り、この者たちをお連れしました!」

ユウナ「分かりました。引き続きスコールさん、あなたには彼らに同行して下さい!」

スコール「はっ!!」

ポップ「………。知らなかった上に、酷すぎるよ」

スコール「済まない。此処に着いてから明かそうと思っていたからな、それまでは『傭兵』としてあんたたちの道案内をしていたんだ」

ユウナ「ふふっ。後、3人分の武器を用意して置きました!」

レオナ「女王殿下……、ティーダ君にお会いにならないんですか?」

ユウナ「その点に関しては心配はいらないッス。彼も今は、『この時代』に向かっているから大丈夫だよ」

スコール「ありがとうございます。今後とも俺はこの者たちに同行し、ゼバロの手がかりを必ず掴んでみせます」

ユウナ「宜しくお願いします。わたしも『彼』と再会次第、あなたたちの後をゆっくり追いかけます!!」


要するに、ユウナたちも俺たちと一緒に行くって事になるんだよなぁ。
彼女との会談は終わり、俺たちはゲートがある山に急いだ。
先程と同じようにスコールがそのゲートを開き始め、次の行先は原始だと応える。
しかし、その大昔の時代に行くには一度時の最果てに向かう事になるそうだ。
それでも構わないさ、これは急ぐ旅でもないからな。


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【時の最果て】


「………。あんたらが、噂に聞く『光の戦士』一行か?」

スコール「なあ。誰かの知り合い……か?」

レオナ「あたしは知らないわ。ねえポップ君、君は彼の事を知ってるの?!」

ポップ「………ッ!!! 思い出した、少し前にヒムからコイツの事を聞いていたんだよ」

スコール「何っ?!」

「あぁ〜。鋼鉄のように硬い兵士ボーンみたいな奴の事か? アイツ……、いきなり俺をアンタらが追ってる『敵』だと勘違いして…突然攻めて来たんだよ」

レオナ「……。まったくもう、いきなり不意打ちするなんて!!」


マジでアホだ、あいつは。
まさかこんな場所で、新たな仲間に会えるとは思わなかったな。
特徴も間違いない、赤い髪に赤い上着……背中に斧を背負っている変わった青年。
それ以上詮索せんさくしては駄目だと、ミストバーンの野郎から散々言われているからな。
まずは、お互いの自己紹介を含めて…今回の旅の目的などを交換し合った方がよさそうだろうな。

4話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.7 )
日時: 2024/01/09 08:22
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第4話「簡単な事情説明」


【時の最果て】


・レオナ視点


「……。そうか、要するにあんたたちはそのゼバロって野郎を倒す為に仲間を探しているのか」

レオナ「ええっ。かつてこの世界では、ラヴォスという強大な敵に寄って苦しめられた人たちが何人かいたみたいなの」

スコール「ああ。俺の仲間から聞いた情報によると、そのラヴォスのせいで一国の女王殿下は変わってしまったらしいからな」

「…………。俺の師匠からも、似たような話は出ていたよ」


そもそも、まずはそっちから名乗るべきじゃないのかしら。
これだけ伝えたら、何とか振り向かせれそうな気がするけど。
まだまだ、あたしたちは彼の事を知らないわ。
次は、何を言えばいいのかしら。


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「俺の見た目からすると、左から大魔道士 王女 傭兵…って所か。」

スコール「あんたは、一体何者だ?」

「俺はシュタルク、戦士だ」

ポップ「………。さっき、師匠から似たような事を言っていたらしいが、あんたの師匠って誰なんだよ?」

シュタルク「アイゼンだ。以前フリーレンが師匠たちの旅に同行した事があるって聞いたんだ」

ポップ「待て! もしかして、こんな感じの奴か?」

シュタルク「そう。フリーレンはエルフの生き残りでな、俺たち人間より長生きなんだよ」


さすがポップ君、前もってリルムに似顔絵を描いて貰ったのは正解だったわ。
すると彼に変化が起きた、つまりこの先の旅ではあたしたちだけだと危険って事かしら。
だけど、ゲートに入るとしたら…3人行動がいいかも知れないわね。
そんな時だった、更にこの場所に到着した戦士たちが現れたの。
片方はシュタルク君と同じポジションだけど、もう片方はポップ君やあたしに負けてない位の魔法力を感じるわね。


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「シュタルク様、やっと見つけましたよ!」

シュタルク「ルフレ…それにルキナ、やっと再開出来た!」

ルフレ「大げさだねぇ。君たちも久し振りだね、元気にしてたかい?」

ポップ「ああ。なあルフレ、来る途中でユウナたちを見かけなかったか?」

ルフレ「うん。今彼女たちは、『1番古い時代』にいるそうだよ」

ルキナ「はい。そこの元酋長さんを同行する為に、ある企画が行われています!」

『企画と言うか、それは絶対「飲み比べ」だな(わ)。』


イオカ村名物のお酒は、岩石クラッシュ。
どちらがかなり飲めるかを、彼らはやっているみたいね。
あの中に同行者がいるとしたら、その方は心当たりがあるもの。
その方の名は、伝説のガード・アーロン。
あたしはその人をよく知らないけど、ポップ君やスコール君は彼を知っていたわ。
それだけでも、ズルいと感じてしまうのは気のせいじゃないわ。


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ルフレ「じゃあ皆、また後で!」

ポップ「ああ。ルフレたちも気を付けろよ!」


現段階だと、シュタルク君たちを仲間に加えるのは難しいわ。
まずは、探さなきゃ行けない仲間たちを見付けなきゃ行けないからね。
ゼル君がいる時代としたら、古代文明の何処かかしら。
今は地の民の村に変わっている筈だから、探しやすいとは思うけど。
とにかくっ、これ以上待たせる訳には行かないわ!
今は少しでも早く、ゼル君とティファを見つける事に専念しなくちゃ。
それこそが、あたしたちにしか出来ない役目でもあるんだから!!

5話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.8 )
日時: 2024/01/10 08:38
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第5話「突然の遭遇」


【エンハーサ】


・ポップ視点


「確かに。拳をメインに使うこの2人なら、ボクも見たよ」

ポップ「何だとっ?!」

ノヴァ「落ち着きなって。それに、ボクも今は此処の警備をしなきゃ行けないから…今は無理なんだよ」

レオナ「ありがとう。探してみるわ!」


知らなかったが、この時代にこんな場所があったなんてな…。
ノヴァから聞いた話に寄ると、ゼルとティファは海底神殿の方で囚われているらしい。
しかし、そこに行くにも……邪魔してる奴がいるに決まっているぜ。
するとレオナは前もって託されたと言うペンダントを取り出し、宮殿の更に奥へ行くにはこいつを何処かで照らす必要があるそうだ。


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『スッ………』


「恐らくだけど。宮殿に魔神器の間があるなら、そこでこのペンダントを強化出来ると思うわ」

ポップ「そうだな。前の冒険者たちもそうして、更に奥の方へ進んでいたらしいからな!」

レオナ「急ぎましょうポップ。今は少しでも早く、ゼル君たちを助けなきゃ!」

ポップ「レオナ……。ああ、そうだな!」

スコール「………。待っていろ、ゼル……」


ん? どうやらそのゼルって奴は、スコールの知り合いみたいだな。
背の高さも俺と一緒位らしいし、そいつもSeeD試験とやらに合格した1人らしいからな。
その試験の会場が、こいつの世界にあるドールって所だ。
当時スコールとそのゼルって奴は、B班だったらしい。
まっ、アイツが加わればお得意の『アレ』が開花するような気がして来たわ!


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【ジール宮殿】


「ふふふっ。此処まで来るなんて、大した物ね!」

ポップ「なっ……。ティナ、それにバッツ!」

バッツ「ゼバロ様からの命令だ。『光の戦士』でもあるお前たちを、この場で排除する!!」

レオナ「………。闘わなきゃ駄目かしら…?」

スコール「そのようだな。バッツもティナも、本気でこちらに殺意を向いているようだ」

ポップ「………。畜生、此処まで来て…こんな所で万事休すって事かよ!!」

「急ぎたまえ、ポップ君たち!」

ポップ「キルバーン、ミストバーンまで!」

ミストバーン「此処は、私とキルで抑えて置く!!」

キルバーン「そうだねミスト。彼らにボクらとの『格の違い』って奴を、この2人に味わって貰わなきゃ行けないからねぇ」

レオナ「2人共……」

クジャ「美しくないよ。彼らも今はキミたちの力になろうとしているからねぇ」

ジェクト「オレ様の馬鹿息子からよ、お前さんたちを援護しろって面と向かって頼まれちまったんだよ!」

ポップ「……。ジェクトのおやっさん……」

ジェクト「さあ行くぜ。何としてもゼルたちの安否が最重要だからよぉ!!」

スコール「ジェクト……。ああ、確かにそうだな!!」


要するに、あの2人が無事かどうかを確認するんだったな。
もし、俺たちが着くまでに弱っていたとしたら…レオナとクジャの2人に回復魔法を掛けて貰おう。
ありがとうミストバーン、そしてキルバーン。
いくらミストバーンたちが強くても、バッツとティナの強さを甘く見ては駄目だ。
暗黒闘気を使うミストバーンでも、バッツたちの持っている黒魔法と互角になる可能性もある。
俺たちが先に進んだ少し後に、ティーダたちとルフレたちが遅れて合流したんだ。
多分だけど、シュタルクの奴が道中駄々を捏ねたような光景が思い浮かんでしまったのは言うまでもないだろうぜ。

6話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.9 )
日時: 2024/01/11 08:28
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第6話「正義の使徒・レオナの死」


【海底神殿 最深部】


・レオナ視点


「ゼル、ティファ!!」

ティファ「…。良かった、皆無事だったんだね!」

クラウド「まさか。バッツとティナが……」

レオナ「話は後よ。まずは、此処から離れましょう!」

「そうは、させないわ!!」

『…………ッ!!!』


今のは、見覚えがあるわ。
確か、閃華烈光拳だとすると……まさか?!
どうしてあなたが敵になるの、マァム。
今は何を言っても駄目みたいね、この時代でこんな形で再開する事になるなんて。
何とか攻撃は避けれたけど、ジェクトさんには応えたみたい。
ポップ君は軽傷を負ってるジェクトさんに、回復魔法を唱えているわ。
つまり、まともに立っていられるのはあたしとクラウド君だけね。


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「クラウド君。キミはティファをお願い」

クラウド「しかし、レオナ!!」

レオナ「大丈夫。あたしなら、彼女を…マァムを止める事が出来るわ!」

ポップ「待てよレオナ。まさか…、死ぬ気じゃないのか?!」


『ガバッ』


BGM設定:FF10よりいつか終わる夢


レオナ「……………」

ポップ「れ………、レオナ………?」

レオナ「ごめんねポップ君。本当はキミと色んな場所を見て回りたかった、でもね…これはあたしにしか出来ない事なのよ!!」

ポップ「ふざけんなよ……、ふざけんなよレオナ!!」

レオナ「えっ………?」

ポップ「一緒に行動してた頃、レオナはいつも前向きに言ってたじゃねぇかよ! 『それでも、あたしたちが闘うしかない』てよ!!」

レオナ「………。ポップ君………」

ポップ「俺はアンタの覚悟を見た時に見直したのに……、こんな所で弱音を吐くなんて…レオナらしくねーんだよ……」

レオナ「……。ごめんね、でもね…これ以上あたしはポップ君に守られ続ける訳には行かないのよ」


マァムもそう、技を繰り出してはいるけど。
本当は傷付けたくないって、心の中で思っている。
更にあたしの方に攻撃が来ると思っていたその時、ティファがあたしを守ってくれたの。
そうだ……、以前ポップ君が魔法石を使ってブラスさんを止めたあの技をやれば。
これも、ポップ君を守る為の最後の手段しかない筈そのものよ。
ごめんなさいポップ君……、あたしの冒険は…此処までよ。


-----


ポップ「レオナ……。やめろ、やめてくれ!」

レオナ「ゼル君、皆! あたしの分まで、ポップ君をお願い」

ポップ「嘘だろ……、レオナ……ッ!!!」

ゼル「ポップ。辛いのは分かるが、こればかりは彼女の…レオナ姫の意思なんだよ!」

ティファ「うん。これは彼女の恩返しでもあるから、今はその気持ちに……従うしかないわ!」


ありがとうティファ、あなたがそう言ってくれると凄く頼もしく見えるわ。
さあマァム、あたしの命をかけて…あなたを縛っている苦しみから解放してあげるわ。
闇に囚われし光の戦士よ、この技を受けなさい。
聖なる心へ解き放て、マホカトール!!
あたし……最後の最後までポップ君に支えられていたわね……、パプニカに戻った時は…アポロたちに宜しくね……。
さよなら……ポップ君……、さよなら……親愛なる大切な仲間たち。

7話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.10 )
日時: 2024/01/11 22:11
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第7話「引き裂かれた島」


【地の民の村 民家】


・ポップ視点


『ザザァーン………ザザザザーン………』


ポップ「くっ……。レオナ……、レオナ……」

スコール「くそっ。姫……、姫………」


優しい波の音で気が付いていたら、俺とスコールしかいなかった。
俺たちの安否を確認しに、ある仲間がやって来たんだ。
そいつはヤンガス、元山賊だが……兄貴肌の強い頑丈な男だ。
こいつに事情を話すと、レオナが肌身離さず持っていたペンダントが落ちていたらしい。


-----


ポップ「これは……。確かにレオナが持っていたペンダントに間違いないぜ!」

ヤンガス「そうでがしたか。アッシはそれを聞いて、安心したでげす!」

ククール「ポップ、スコール! アンタらはもう少しだけ休んでろ、落ち着いたら広場まで来るといいさ」

『……………』


確かに、今は混乱してるかも知れない。
前まではこのような有様じゃなかったが、何もかもこの島その物に影響が出てしまったようだ。
ククールの言う通り念入りに休んだ後、俺はスコールを主要メンバーから一旦外し……幼馴染組を同席する。
よしっ、これで準備は万端だな。
行こうぜ、村の広場でヤンガスたちが待ってるからよ。


-----


【地の民の村 村の広場】


ヤンガス「ポップの兄貴たち、もう大丈夫でげすか?」

ポップ「ああ。動ける位まで良くなったぜ」

ククール「………ッ! 危ねぇ!!」


そう言われた瞬間、ククールは俺たちを庇って負傷した。
こいつを攻撃したのは、他でもないケフカ本人だった。
ちっ、まさかお前がこの騒動の元凶かよ。
つまりケフカは以前、元の世界で上司だったガストラ皇帝までも手に掛けた事があったらしい。
隙を突いて背後を見た瞬間、俺たちとヤンガスたちまで連れて行かれてしまったのは言うまでもなかったよ。

8話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.11 )
日時: 2024/01/12 09:50
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第8話「反撃開始と新たな力」


【黒鳥号 牢屋】


・ポップ視点


「………? 此処は……」

「た、大変でがす!!」

クラウド「どうした? ヤンガス!」

ヤンガス「あっ……、アッシたちの装備が全て奪われているでげすよ!!」

ククール「くっ!! ケフカって野郎の仕業だな、しかし…その他にもアイテムやお金まで没収されてるぞ!」

ティファ「私なら何とか行けるけど、まずはポップの武器から回収しないと……」

「大丈夫じゃ。わしらの元に全員分あるぞ!」

ポップ「あっ、アンタたちは……?!」

アルティミシア「行きなさい。私と暗闇の雲で囮をしますので、あなたたちは出口を目指しなさい!」

クラウド「分かった。ポップ、俺たちは出口を目指そう」

ポップ「ああ。ヤンガスたちはどうする?」

ヤンガス「済まねぇ。アッシらは、アルティミシアのあねさんたちにフォローするでがす!!」

ククール「無事に脱出出来たらまた会おう。それまでは、絶対に捕まるんじゃねーぞ!」

ポップ「ククール……。ああ、また後でなっ!」

よしっ、最初の目的は何とか果たせたな。
ヤンガスたちがその間時間を稼いでいる内に、俺たちは出口を探さないと行けない。
アイツは……ケフカは、苦労して見付けたシルバードを勝手にいじり…自分の物にしようとたくらむからよぉ。
ティファもある程度の地図は分かると言っていたから、彼女の道案内に従おう。
いつまでも、落ち込んでる訳にはいかないからよ。


-----


【通路内】


『タッタッタッタッタ……』


ポップ「………………」

クラウド「ポップ……。今はケフカを倒す事を考えるんだ、此処で足を止める訳には行かない事はあんたにも分かるだろ?」

ポップ「ああ。ヤンガスや暗闇の雲たちが俺たちの為に頑張ってくれているんだ! 俺たちはクラウドの言う通り、ケフカを何としてでも倒すぞ!」


レオナ……、今ならアンタの気持ちもよく分かるぜ。
何故自分の命をかけてまで、マァムに立ち向かったのかを。
確かに俺も『あの時』は……ブラスの爺さんを助ける為に、あの方法を使うしかなかったからな…。
クロコダインのおっさんも、最後の最後には分かってくれたんだ。
確か、貴重なカプセルが1つだけ何処かにあったらしいが…ヤンガスが先に見付けた可能性もあるよな。
よしっ、この梯子はしごを登れば外に出れるぞ。


-----


【空の上】


ポップ「げっ?! こっ……、こいつは……」

クラウド「マザー……、ゴーレム?!」

「此処で何をしておる、お前たちは先に行け!」

ティファ「ええっ。行きましょうクラウド、ポップ!」

ポップ「ティファ……。ああ、そうだな!」


流石だな、もう此処まで追い付いていたとは。
一瞬だけだが、シルバードが変わっていた気がしたんだよな。
マジかよ、鳥になってるじゃねーかよ!!
そうだ、俺たちはケフカをこの場で倒さなきゃ行けないんだ。
俺たちを閉じ込めてくれたお礼、たっぷりお返しさせて貰うぜ!!


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ケフカ「キィィ〜……、しつこいですねぇ」

ポップ「………。レオナの敵……、この場で晴らしてやらあ!!」

ティファ「ポップ。受けるダメージを軽くするわ!」

ポップ「サンキュー。師匠直伝……、ペダン!!」

ケフカ「ああんっ!!」

ポップ「この一撃で決めてやらあ! 戦えるかい?」

セリス「(フレンド連携)ええ。勿論よ、ポップ!」

ポップ「俺の力と……、セリスの力を1つにする……」

セリス「これなら行けるわ。さあっポップ、私の掛け声に合わせて!!」

ポップ「ああっ!!」

『断ち切るっ!!』

クラウド「まさか、あの連携技は?!」

ティファ「ダブル魔封剣?!」


でっ……、出来ちまったぜ。
実は民家で休んでいる時に…クラウドたちを主要メンバーに迎える直前の時に、銀髪の綺麗な姉ちゃんが俺の所に来たんだよなぁ。
かつては自分が使っていた連携技らしいが、同じようなやり方でも…ケフカにダメージを与える事が出来るらしい。
へへっ、初めて使ってみたけど……仲間と力を合わせるのも悪くはないな。
お得意の断末魔を言いながらも、俺たちは無事にシルバードを奪還した。
だけど、これで一件落着じゃないのは…俺が言うまでもねーんだけどな。

9話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.12 )
日時: 2024/01/12 11:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第9話「それぞれの道へ」


【シルバード内】


・ポップ視点


ティファ「此処を……、こうすれば♪」


やはり、潜水艦の時の器用さが生かされてるわ。
こういう時に、『物知りゼル』を加えたら…折角いる仲間たちの出番が大いに減っちまうとこだったぜ。
今度こそ、事件は解決したと言い切ってもいい。
本当は素直に喜びたいとこでもあるが、俺はそうなれなかった。

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ポップ「………。レオナ………」

クラウド「ティファ。この辺りで着陸しよう」

ティファ「うんっ!」


俺の代わりに、クラウドがティファにそう指示をした。
止められそうな場所に強化したシルバードを停車すると、俺はある決意をする。
ほんの少しの希望かも知れないが、もしかしたらレオナも……この島に流れ着いてるかも知れない。
1人1人が順番ずつ降りていくと、何処からか犬の鳴き声が聞こえたんだ。
あの鳴き声は、もしかすると?!


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【村の広場】


「わ〜い。やっと仲間に会えた!」

ポップ「リノア。無事だったんだな」

リノア「うん。大体の話はスコールから聞いたんだ、ポップたちが此処に戻って来るかも知れないって聞いてね」

ポップ「……。でも、レオナは………」

『……………』

ゼル「なあ、ポップ!」

ポップ「何だよ?」

ゼル「その…。レオナ姫の事だけどよ、最果てにいるゴルベーザなら……何か知ってるかもしれないんだよ!」

雷神「おおっ。もしかしたら、奇跡は起きるもんよ♪」

クラウド「無理だな。仮にそうだとしても、問題がある」

スコール「ああ。先行しているルキナたちから聞いた情報だが、姫にそっくりな人形が現代にあるそうだ」

ノヴァ「要するに。姫の動きを完璧に見極めないと、ドッペル人形が手に入れられないという事か…」

「その役目、私がやるわ!!」

バッツ「マァム。もういいのか?」

マァム「それはこちらの話。バッツさんたちだって、完全に完治した訳じゃないんでしょ?!」

バッツ「………。そうだな、いくらゼバロに支配されていたとはいえ。俺たちは何て事をしたんだろう…」


バッツたちも、知らない内に利用されていたんだな。
あの大破壊のせいで、バッツたちは何とか正気に戻った。
一旦俺たちは重要な役割から外れ、代わりにスコール ゼルが彼女の班に加わる。
シルバードは3人乗りだからな、残りはゴルベーザが前もって準備してくれた飛空艇で時の最果てに向かおう。


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・マァム視点


【シルバード内】


マァム「………ッ!!!」

ゼル「なっ……、何だかよく分からねーが……かなり強力なエネルギー反応だぞ!!」

スコール「まさか、黒の夢の影響か?!」


クラウドさんたちには無理を言って交代して貰ったのはいいけど、見た事のないダンジョンが各時代に出現する。
スコールさんはそのダンジョンを、黒の夢と言う。
つまり、ダイや他の皆を迎えに行ってからじゃないと……この先は危険って事かも知れないわね。
まずはトルース村に行って、リーネ広場である程度肩慣らししてから…へッケラーの小屋に向かう必要がありそうだわ。
ごめんなさいポップ、レオナを復活する為の前肯定だけは…他でもない私にしか出来ない大事な役目その物なのよ。

10話に続きます。

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.13 )
日時: 2024/01/13 09:08
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第10話「復活させる為の方法」


【時の最果て】


・ポップ視点


「……。そなたの想い人である姫君を復活するには、2つの方法が必要になるぞ」

ポップ「2つの方法…?」

ゴルベーザ「まず。シルバードを手に入れた時代へ行き、その姫君そっくりの人形を見せる事により…3体の人形たちがそなたたちを『死の山』から守ってくれるそうだ」

リノア「その人形ですけど、今はスコールたちが取りに行っています!」

ゴルベーザ「そうか。後は、これも必要になるだろうな……」


これ……、確か時の卵って奴だよな。
本来ならこの時代の賢者・ハッシュから貰う感じだけど、長く闇の中で生きて来たゴルベーザにとっては……罪滅ぼしだろうな。
ゼルの言っていた通り、ゴルベーザは既にこの先の行動を読んでいたよ。
俺はその卵を受け取り、後はPHSを使ってゼルを呼び出した。


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『ピリリリリー………』


ポップ「おう、ゼルか?」

『ポップじゃねぇか。どうした?』

ポップ「分かったぞ。レオナを復活させる為の方法がな!」

『要するに。その内の2つは持っているって事になるな?』

ポップ「ああ。そっちはどうだ?」

『へへっ。2回目で何とか手に入れられたよ、今はマァムとスコールがクロノの家で『例のイベント』に入っているからよ……』

ポップ「そうか…。準備が出来次第、中世に集合な?」

『了解っ。こっちもそろそろ出発らしいから、また後でなっ!』

ポップ「ああっ!」


例のイベント……、要するにレオナの人形はそこにあったのか。
そして、本人を生き返らせる為に死の山へ向かう事になる。
まずは合流してから、誰を連れて行くかを考えよう。
仲間は沢山いるから、どの組み合わせで行くかが最重要になるだろうぜ。
名前の通りあそこは冬みたいな山だからな、防寒具は絶対に必須だろうぜ。


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「ポップ!」

ポップ「何だよ、雷神!」

風神「……。今回はアタシたちが行くよ、少しでもポップ…アンタの役に立ちたい」

雷神「そうだもんよ。此処まで来て、同行しないって言わないよな?」

ポップ「…。そうだな、勿論いいぜ!」

ノヴァ「ポップ。姫の事、宜しく頼む!」

クラウド「ああ。留守は俺たちに任せてくれ!」

ポップ「ノヴァ…クラウド……。ああ、行って来るぜ!!」


よしっ、まずは中世に向かうぞ。
今頃は、ゼルたちが早く到着している筈だ。
スコールは寒さに何とか耐えているけど、ゼルとマァムは震えている筈だぜ。
それ以前にこっちの方は、雷神の奴が薄着だったわ。
俺が言うと分かっていたのか、バッツが俺と雷神に防寒具を着せてくれる。
ティナは風神の方に行ってるから、これなら寒さ対策はバッチリだな。
ごめんな皆、レオナを連れて…必ず戻って来るからもう少しだけ辛抱しててくれ。

11話に続きます。