二次創作小説(新・総合)
- Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.15 )
- 日時: 2024/01/15 08:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「風神の秘めていた想い」
【中世 死の山 中心部】
・ポップ視点
『パチパチパチパチパチパチ……』
ポップ「……………」
「ポップ!!」
ポップ「見回りご苦労さん。何か分かったのか?」
風神「注意!」
雷神「ああ。後1ヶ所に小さなラヴォス反応を見付けたもんよ、そこは最初と同じように行けば大丈夫だ」
ポップ「そうだな。さっきの闘いでも手こずったが、雷神がハイポーションを使用してくれたお陰で助かったぜ」
風神「ポップ。油断禁物」
雷神「そうだもんよ。いくら中ボスでも、油断する訳には行かないもんよ!!」
ポップ「ああ。休憩は終わりだ、そろそろ行くぜ!」
2つ目は滑らずだったから、何とか行けたんだよなぁ。
残る1つは多分だが、倒した奴の殻を移動すればいい。
まあ、似たような敵さんが沢山いるけど。
俺たちには、立ち止まっている余裕はないんだ。
此処にレオナがいる、そう考えるだけでやる気になるんだ。
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「宝箱だもんよ、回収だ」
風神「雷神。待!!」
ポップ「大丈夫だ。おれの見た限り、それは正常な光だったぜ」
雷神「へへっ、さすがポップだもんよ!」
風神「……………」
雷神「イテッ!!」
風神「油断大敵。雷神反省。」
つまり、油断しすぎって意味だろうな。
もう1つの言い方からすると、少しは反省しろって意味だろうか。
ゼルからある程度は聞いてたけど、俺も蹴られないように注意するしかないぜ。
最後のプチラヴォスも何とか倒し、各自最後の小休憩に入る。
3度の戦いで手に入れたアイテム・エリクサーは、貴重な回復アイテムだからな。
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【死の山 最深部】
ポップ「いよいよ。レオナが待つ頂上だ」
雷神「おう。やっと此処まで来たもんよ!」
風神「雷神待。気配来。」
『えっ……?!』
「おっ、ついに此処まで来たのか?」
ポップ「ロック! つまり、選手交代か?」
ロック「ああ。代わりに俺とノヴァ エアリスが実行する事になったからな」
エアリス「うん。スコールたちからポップたちの事を聞いてね、後を追いかけて来たの」
風神「……。駄目だよ、ロック」
ロック「えっ?」
BGM設定:FF8よりThe Oath
風神「レオナは……、レオナ姫はポップが来るのを待ってるんだよ。そんな事、許される訳がないよ」
ロック「でもな、今のお前たちは闘い続きじゃないか」
ポップ「……………」
雷神「………。気付かなかったもんよ……」
風神「分かってるけど。それでもポップは諦めなかったんだ、……此処に来る前にゼルと約束してたからね」
ロック「約束?」
風神「ポップはゼルに言ったんだ。『レオナを連れて、必ず戻る』って。 だからゼルもスコールも、ポップの気持ちを理解してくれたんだ」
ロック「…………」
風神「やっと此処まで頑張って来れたのに、アタシと雷神がポップを見守ることが出来なくなるのは……やっぱり辛いんだよ」
ロック「いや。その逆だよ、風神!」
風神「逆?」
ロック「今度は俺たち3人が雷神たちの分まで見届けたい、その為に此処まで来たんだ」
風神「……………」
エアリス「だから、ね? 後の事はわたしたちに任せて欲しいの。」
風神「……。御意!」
一緒に行くって言ってた時も、冷静かと思ったらそんな一面があったんだな。
確か本来の世界で風神はサイファーの野郎を説得する為に、こうして沢山喋っていたんだな。
風神はすぐにエアリスの計らいで納得し、ノヴァのルーラで雷神と共に先に戻って行った。
ロックはその後俺たちが倒した殻を移動し、崖の上に登れ易くし始める。
流石は、現役のトレジャーハンターだけはあるな。
13話に続きます。