二次創作小説(新・総合)

Re: 勇気の使徒と正義の使徒の新たな旅立ち ( No.16 )
日時: 2024/01/16 08:30
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

※レオナ復活編ですが、今回はロック→ティファ→シュタルク→ポップの順にシナリオ進めて行くので…ご了承下さい。

第13話「冒険家の想い」


【死の山 頂上】


・ロック視点


ロック「………。夜に震える全ての想いよ、闇に立ち向かう全ての生命。さあ、俺に力を貸してくれ!」

エアリス「レオナ!!」


俺の持つ時の卵と、エアリスが持つペンダントが共鳴し…最初は上手く行ったと思っていた。
だけど、俺たち2人の想いは届かず……再び振り出しに戻ってしまう。
くそっ、何の為に俺たちは此処まで来たんだよ!!


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エアリス「ロック。気を落とさないで? 人の運命さだめまで変えることなんて、わたしたちには出来ないって事なの?!」

ノヴァ「そんな……、姫………」

ロック「………ッ!!!」

『ロック(さん)?!』

ロック「レオナ!! 返事をするんだ、俺たちを無視しないでくれ!!!」


これだけ叫んでも、俺の想いは届かないって言うのか。
そう諦めかけた時、空はゆっくりと暗くなって行った。
此処……、俺が来る前の所なのか。
そこには過ぎ去った時間のレオナやポップ、他の皆がその場にいたんだ。
まさか、タイムフリーズって奴に遭遇するなんてな。


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【タイムフリーズの世界】


ロック「……。どうやら、此処でレオナは最後の賭けに出たんだろうな」

ノヴァ「マァムさんを助ける為に、自分の命をかけて…マホカトールを……」

エアリス「何だか見てるだけでゾッとするなぁ。早く本人とすり替えて、元の場所に戻りましょう!」


そうだな、こんな所で長居は無用だ。
エアリスの言う通り、俺たちはそこにいる本体と人形をすり替え……喜びを爆発する前にあの空間から脱出する。
空からレオナがゆっくり少しずつ落ちて来て、エアリスはレオナを受け止めた後…近くにある木の方に持たれかけた。
本来だったら、その役目は俺がやりたかったけどな。
同じ女の子でもあるから、今回はエアリスに譲るしかないと思ったんだ。


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【中世 死の山 頂上】


ロック「レオナ…。おかえり、レオナ!」

エアリス「レオナ……。本当に、良かった」

「うっ……。………? あれ? ロック君、それにエアリスたちまでどうして?!」

ロック「……………」

レオナ「ロック君?」


BGM設定:FF7よりエアリスのテーマ


ロック「この大馬鹿野郎!! 皆待ってたんだからな」

レオナ「………。そう、つまり…ポップ君も心配しているのね……」

ロック「…………」

レオナ「ロック君……。………えっ?!」


『ギュッ』


ロック「レオナの馬鹿野郎。今度同じヘマしやがったら、もう助けてやんないからな!」

レオナ「……………ッ!!!」

ロック「あんたがいなくなった後……、凄く大変だったんだからな……」

レオナ「えっ?」

ロック「……。……ポップがな、とっても……。でもな、俺たちだって同じくらい心配してたんだよ!」

レオナ「………。つまり………」

ロック「ん?」

レオナ「つまり…。つまりティーダ君や皆も、あたしを待っているって事なの?」

ロック「当たり前だろ。レオナのいない旅なんて、俺たちは金輪際お断りなんだよ!」

レオナ「………。ごめんなさい……、ごめんなさい」

エアリス「ううん。レオナ、あなたが謝るべき人は…他にいる。そうでしょ?」

レオナ「………。そうね……、ポップ君だけじゃない。バッツ君やティナたちにもあたしの口から謝らなきゃ行けないわね!」


ノヴァにも場所を空けておいたけど、俺とエアリスの為を考えて首を横に振った。
こうしている内に段々寒くなって来ちまったから、早く皆の所に帰ろうと言ったんだ。
俺はノヴァに肩を貸して貰い、エアリスはレオナにお姫様抱っこして貰いながらも…ノヴァの放ったルーラで最果てに戻って来れたんだ。
その後レオナとマァムは涙の再会を果たし、彼女と握手を交わした後…レオナはバッツ ティナ 最果てに残っている1人1人に握手を交わして行く。
そういえば、ポップはこの時間帯…シュタルクと一緒に修行中だったんだよなぁ。


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【時の最果て】


マァム「レオナ。また一緒に戦えるわね」

レオナ「ええっ。あたしのいない分、何があったのかは…エアリスたちから少しずつ聞いたわ!」

暗闇の雲「そうじゃ。そなたが不在の間、各時代にも変化が起きておる」

レオナ「……………」

エアリス「………。レオナ………」


BGM設定:FF5より暁の戦士


レオナ「………。つまり、『この世界』にいるラヴォスをあたしたちが倒さない限り、各時代にいる人たちは更に不安を感じてしまうのね」

スコール「ああ。廃墟されたお城に400年前に滅んだ筈の英雄が彷徨っているらしい」

レオナ「要するに。ラヴォスとの決戦に備えて、1つ1つの依頼を今後あたしたち全員で果たさないと行けないって事になるのか……」

マァム「……。後はダイの行方さえ、掴めればいいけど……」

「マァム!!」

マァム「雷神、それにクラウドさん!!」

クラウド「マァム。喜んでくれ、ダイの居場所を俺たち2人で見つけたぞ!」

マァム「えっ?!」

雷神「そうだもんよっ! 俺とクラウドで各時代を探し回った結果、イオカ村にいるエイラって奴から貴重な情報を入手したもんよ!」

マァム「それで? それでダイは何処にいるの?」

クラウド「ああ。元女酋長から聞いた話に寄ると、ダイは未来の時代にある太陽の神殿で彷徨っているそうだ」

マァム「………。良かった…、ダイ……」


マァムにとっては、嬉しい吉報になるだろうな。
確かにレオナの言う通り、俺たちにはまだまだやらなきゃ行けないことが山程あるからな。
光を失った暗黒石を太陽石にするには、そこにいる中ボスを討伐しないと行けない。
これはもしかすると、的当てゲーム的なノリだな。
6つある炎の内正解を当てれば、本体にダメージを与える事が出来る。
そいつに対する対策はやはり、炎と闇系の耐性って事になりそうなのは言うまでもないな。

14話に続きます。