二次創作小説(新・総合)
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.18 )
- 日時: 2024/01/30 08:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第11話「ネイル村へ」
【空艦バトシエ コックピット】
・マァム視点
「……………」
フリーレン「浮かない顔をしているね、マァム」
マァム「………。あの時、反対していたら…ダイを封印する事もなかったかも知れない」
私がダイを好きになったのは、当時敵だったヒムたちと闘いの後だった。
その中にゴメちゃんがいなくて、クロコダインたちに辺りを探して貰ったけど。
何処にもいなかったと確信して、先に目を覚ましたノヴァが弱音を言ったの。
こんな自分なんか見捨てろと言う言葉にカッとなって、私はダイの前で怒ってしまった。
あの時のダイったら、かなり呆然していたから可愛かったけどね。
-----
「フリーレン様。例のネイル村が見えて来ました」
フリーレン「分かった。情報提供は私と貂 マァムでやるから、フェルンたちはいつでも出発出来るようにしといてくれ」
フェルン「はい!」
そうね、確かにあの村は私の生まれ故郷だからその方がいいかも知れない。
まずはスタンセン隊長の仲間に関する情報と、ダイが何処にいるかを聞いて見ないといけないわ。
ダイのいる場所が『この世界』じゃない時は、別の世界にいる可能性もある。
それは、バッツさんが最初に力を貰った思い出の神殿なら……ダイがいる可能性が高いかも知れないわ。
行きましょう、たまには母さんに元気な娘の姿を見せてあげなきゃね。
12話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.19 )
- 日時: 2024/01/30 23:20
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
12話のあらすじ。
魔の森を抜けた先で、マァムが帰省します。
レイラお母さん、久々の登場なので頑張ります。
フリーレンは相変わらず趣味の物を集めますが、ネイル村にあるかどうかですね。
そこで河了貂とフリーレンは、マァムが元僧侶戦士である事を明らかにします。
こんな感じですね。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.20 )
- 日時: 2024/01/31 08:20
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「懐かしの故郷」
【ネイル村】
・フリーレン視点
「マァム、お帰りなさい」
マァム「ただいま、母さん!」
成程、森を抜けた先に村があったなんてね。
先程通ってきた森は、魔の森というらしい。
フェルンたちに、いつでも出発出来る準備を頼んだから…今は大丈夫そうかな。
しかし、情報提供の為に立ち寄っただけの筈が…数日間はゆっくり休んで欲しいと言われてしまう。
それ程遠くない旅にしても、確かに疲れているのは本当のことだ。
たまには、そういう休み方も悪くないかな。
-----
【村の宿屋】
レイラ「フリーレンさん!」
フリーレン「はい。」
レイラ「あの子…。マァムはちゃんとあなたたちの役に立てていますか?」
フリーレン「はい。これまでの闘いで乗り越えて来れたのも、彼女のお陰です」
時には、ポップとの闘いでも。
あの時は私が挑まなきゃいけないと、闘う前から決まっていたからね。
そして、デルムリン島の森で廻華と出会い…今は一緒に旅をしている。
初めての役割を与えたから、少しは緊張しているかも知れないけど。
また、ゼシカと揉めてなきゃいいけどなぁ。
-----
「あの子ね。ほんの小さな頃にアバン様から卒業の証と銃を貰ったのよ」
河了貂「今は、魔弾丸を装備していないけど…」
レイラ「そうね。今のあの子は武闘家、当時僧侶だった私の力は1年経った今でも受け継がれているわ」
フリーレン「……。要するにマァムは、回復魔法が使える武闘家って事ですか?」
レイラ「ええっ。力は私の夫譲りだから、あまり無理をして欲しくないのよ」
『………。そのお気持ち、充分に分かります』
そうだったんだね、マァムが強い理由が1つだけ理解出来たよ。
その強さは『かつて』戦士だった、お父さんの影響って事だったのか。
村の何人かの子供たちが言っていたね、化物みたいに強いと。
そんな事をサラッと言うから、マァムに拳骨をお見舞いされるんだけどね。
流石に本人の前でそれは、失礼だと渋々思うんだよなぁ。
この人からもっと教えてもらおう、何故マァムが今の職業を選んだのかについても含めて。
13話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.21 )
- 日時: 2024/02/01 08:37
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
あ、>>0の変更忘れてました。
シュンさん、ごめんなさい。
第2章は少し長めで、30話までの更新になります。
戦士シュタルクとの再会マリオの急襲…、どちらも今後の展開に注目です。
仲間の手がかりを見つけたスタンセンはその日、ある決意をする。
その決意とは、一体?!
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.22 )
- 日時: 2024/02/01 22:02
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
世界観説明
ネイル村
マァムの故郷。
男性の方が少なく、旅に出るまでマァムはこの村でガードをしていた。
アバンに関する事実を知ったことから、マァムはダイたちについて行く事を決意する。
デルムリン島
ダイの故郷。
幼少期に流れ着き、祖父であるブラスに育てられた。
幼い頃から勇者ごっこをするが、魔法使いを目指せとブラスに何度も言われる。
今は、この2つのみ登場しています。
更新次第、追加して行きますね。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.23 )
- 日時: 2024/02/02 12:56
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第13話「フェルンの溜息」
【空艦バトシエ 通路内】
・フェルン視点
「………。暇だ………」
フェルン「廻華様。こうして見張りをするのも、私たちの役目ですよ」
廻華「確かにな。なあ、お前たちはこれから何処を目指しているんだよ?」
フェルン「まずは。スタンセン様の仲間がいると言うランカークス村を目指します、目的地までは少し遠いので休息も必要です」
フリーレン様たち、ネイル村に滞在してから何も連絡が来ない。
しかし、何処からか殺気がするのは気のせいでしょうか。
いえ、気配を消して私たちの元へ向かっているようです。
これらが出来る人物といえば、あの方しかいません。
-----
『カキィン……カキィン……』
「あはは。流石だ、参りました!」
ポップ「お……、お前は……コビー大佐!」
コビー「ポップさん、お久し振りです!」
ポップ「本当になぁ。お前も変わらず頑張っているみたいで安心したよ」
コビー「あの。ルフィさんたちは?」
スタンセン「いや。まだ会えていない…」
どうやら、別の方のお知り合いみたいですね。
海兵と言うより、大佐の服装という事は…海軍の方でしょうか。
さてと、どう行くのかを最短で進めるように準備しないといけませんね。
そう思いつつも私は、バトシエ内を巡回する事にしました。
-----
「ポップさん。勇者ダイが封印された場所を見つけましたよ」
ポップ「何っ?! それは本当か?」
コビー「はい。たしぎさんの話によりますと、ダイ君が封印されている場所は…バッツさんが最初にクリスタルの力を受け取った場所です」
ゼシカ「待って。それってつまり、バッツの世界に行かなきゃ行けないって事になるの?」
コビー「はい。このバトシエには、世界を移動する機能がありませんので…別の町に行って飛空艇を変えなければなりません」
『……………』
確かに、動力室などを所々見ましたけど。
それに耐えられそうな機能が、何処にもありませんね。
いつかはこちらの方は、立派な海兵さんになり…悪い海賊たちを捕らえなければなりませんね。
私はただ、1人で生きていく為の力を得る為に魔法使いの道を選びましたけど。
こうして色んな人たちと仲良くしながら旅をするのも、悪くないかも知れませんね。
14話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.24 )
- 日時: 2024/02/03 15:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
味方キャラ紹介です。
スマブラシリーズ
アイク
ピカチュウ
息吹リンク
ピーチ
デイジー
ルイージ
ゼルダ
子供リンク
ベヨネッタ
ルキナ
ルフレ(男・女)
カムイ(男・女)
ピチュー
ルカリオ
ロイ
マルス
以上ですね。
DQの勇者シリーズは、敵キャラなので…ご了承下さい。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.25 )
- 日時: 2024/02/04 00:26
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第14話「新しい力」
【DQH2の世界 オレンカ 転職】
???視点
「あら。あなたたちも来てしまったの?」
「ピーチ。あなたがいるって事は、此処はテレシアさんのいる世界ですわね」
ピーチ「そうね。この服装を見て、私…上級職クエストを受けたのよ♪」
ゼルダ「結果はどうでした?」
ピーチ「楽々よ。時間内に息吹リンクに強い敵を中心に討伐して貰って、男カムイにはそれ以外のルートで活躍して貰ったから楽勝だったわ♪」
『……………』
肝心な活躍が、全くないですわね。
するとアイクさんが難しい顔をしながら、ルイーダさんの酒場に立っていました。
現在のリーダーはピーチだから、後半のメンバーを決めていますわね。
その時、私たちの名を誰かに呼ばれた気がしましたの。
-----
「やあ。君たちも元気そうだね」
アイク「ノヴァ。あんたもクエストを受けに行ってたのか?」
ノヴァ「うん。サントハイムから来た2人の護衛をヒュンケルさんとしてたけど、すぐに片がついたんだ」
それって、いつもの泥棒退治でしょうか?
もしそうでしたら、大変な任務だったかも知れませんわね。
あなた方もあなた方で大変なのに、私たちとご一緒にいてくださるなんて。
後は、勇者ダイさんの封印を何としてでも解かなくては行けませんわ!!
今頃マァムさんたちも、その為に動いていらっしゃってる筈ですわ。
-----
「あれ? そこにいるのはゼルダさんたちかい?」
アイク「シュウ、リゼ!」
リゼ「お元気そうでよかった。そういえば、バッツさんは?」
ゼルダ「こちらでは見かけていませんけど。無事だといいですわね」
「心配はいらないさ、ゼルダ姫」
ゼルダ「あなたは、レイさん!」
レイ「要するに。アイツもだけど。他の奴らに会う為にも俺たちにはやるべき事があるんだ。」
シュウ「うん。今はタツナとミソウも、レオナ先生と一緒に頑張っているんだよ。」
ゼルダ「……。レオナ姫……」
あの時以来に再開しましたから、覚えていないのかと思いましたが。
シュウさんが私たちを覚えているように、タツナさんたちも覚えていらっしゃるかも知れませんね。
少しは成長しているといいですけど、共に共演した時は私とマリオさんの前にシュウさんたちがいましたけど。
いきなり彼が謝ってきたから、ビックリしましたわ。
レイさん的には、その場所での状況を知りたかったみたいですわね。
だけど、何らかのきっかけで2つの世界が1つとなって混ざり合ってしまいましたわね。
BGM:FF13よりヴァニラのテーマ
-----
ゼルダ「シュウさん。これを見てくださいな!」
シュウ「えっ?! ゼルダさんが、ポップ先生の姿に。」
ポップ(ゼルダ)「まっ。驚くのも無理はないよな、シュウ!」
シュウ「凄い。本物みたいだ。」
アイク「ああ。ゼルダはモシャスを使ってポップに変装しているんだ」
「あのさ。今気になる呪文を聞いてしまったんだけどさ。」
アイク「何だ? レイ」
レイ「その……。さっきアイクが言った『モシャス』って言うのは一体何なんだ?」
『ズコッ』
駄目ですわ、あの世界以来ですから少しは成長していると思ってましたが。
やはり見た目は16歳なので、知ってる感じではありませんわ。
シュウさんは16歳ですけど、レイさんよりまともになっていますわね。
リゼさんは転職する職業に興味を示しながら、普段の服装から魔法使いに変わりましたわ。
アイクさんは格闘家用の衣装に変わっていますから、今からあるクエストに向かいそうですわね。
ふふっ、アイクさんが行くなら私も一緒に何処へでもお供しますわ♪
16話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.26 )
- 日時: 2024/02/04 21:19
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
今考えている行事ネタです。
①誕生日編
②バレンタインデー編
③猫の日編
3つともシュンさんや他の作者さんから許可を頂いているキャラたちを出す予定です。
③ではシーナちゃんを、出そうか検討していますw
引き続き、本作を宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.27 )
- 日時: 2024/02/05 08:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第15話「各地の反応」
【FF5の世界 風の神殿 クリスタルルーム】
???視点
「ふっ。奴らが来る前に、こうしてやる!!」
無惨様の力は、思った以上に強い。
闇の力を身につけている無惨様の前では、ちっぽけな結界など無意味だからな。
そして、我々の新たな仲間としてこれから期待出来るだろうな。
一旦本部に戻り、無惨様は小さな勇者の記憶をイジり始める。
【混沌の果て】
「ねえマリオ。無惨様はさっきから何をしているんだい?」
マリオ「例の勇者様の記憶にある一部分をすり替えているんだ、今は邪魔しない方がいいよ」
ネス「…。ボク達の知り合いにあったら、闘う事になるだろうね」
マリオ「ああ。そうだろうね」
カービィ「ふんっ。無惨様の手を借りなくても、僕たちだけでアイツらを倒せばいいだけの話だよ!」
カービィはそう言うけど、奴らの力は更に強くなっていると思うんだ。
ボクの弟・ルイージも今はアイクたちと同じチームだから、いつかは闘わなきゃいけない日がある。
その日が近づいて来たら、無惨様は許してくれるだろうか。
あるいは、やめておけと言うかも知れないな。
ねえアイクたち、お前たちならどう対処するかな。
-----
【タイクーン城】
『グシャッ グシャッ………』
「ダイが……。混沌側の勇者だと?! 冗談も休み休みにしろ!!」
「ですがサリサ殿下。これらは単なる噂に過ぎないかと」
ファリス「…。要するに、実際会わなければ意味がないって事か?」
シーモア「はい。隠密作戦なら、この者が頼りでございます!」
「紹介に授かりました。ソウエイと申します!」
ファリス「ソウエイ。早速任務だ、テレシアのいる世界にアイクたちがいる筈だ。今聞いた情報をアイツらに知らせてやってくれ」
ソウエイ「はっ!!!」
女海賊 ファリス・シェルヴィッツ。
またの名を、サリサ・シュヴィール・タイクーン。
当時エクスデスを倒した光の戦士の1人であり、今は祖国・タイクーンで生活をしている。
先代の王である陛下があの闘いで亡くなったから、今はこの娘が次期女王になる。
現在の女王は、妹であるレナ・シャンロット・タイクーン。
当時光の戦士の1人であり、与えられた心はいたわり。
姉であるファリスは、炎の心『勇気』。
この姉妹もまた、例外ではないと言う事になりそうだな。
-----
【空艦バトシエ】
・ポップ視点
「…。まさか本当にお前が、おれの故郷にいるなんて思わなかったよ」
ジロー「うん。最初は船長もいたんだけど、他の仲間たちの手がかりを探すと言ったきり…戻らなくなったんだ」
スタンセン「それでも。お前が無事だったのが、何より嬉しいぞ!」
コビー「皆さん、大変です!」
ポップ「何だよコビー、そんなに息切らしてよ!」
コビー「先程。たしぎさんから報告がありました、とにかく3人共…今すぐコックピットに集合して下さい!!」
コビーの慌て方からすると、ガセではないかも知れないな。
バジルとガイルはその間、此処の警備に入ると言う。
かつて冒険した頃は、スタンセンの判断にかなり反対していたみたいだからな。
そんなパズールって奴みたいに強くなる事を目標にし、その船の一員になったジロー。
コビーの招集に従い、俺たちはその場所に集結した。
さ〜てと、コイツの言う『悪い知らせ』とやらをちゃんと話して頂きましょうかね。
16話に続きます。
*>>25の最後は、「15話」の間違いです。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.28 )
- 日時: 2024/02/06 08:41
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第16話「静かな怒りと救助」
【空艦バトシエ コックピット】
・ポップ視点
『バンッ』
「そんなの。絶対に信じるかよ!!」
アウラ「君の気持ちは分からなくはないわよポップ。でもね、この結晶が粉々になったのは嘘でもないわ」
ポップ「…………。クリスタルが……、砕け散ってるって事か?!」
アウラ「ええっ。既に犯人は特定しているわ、そいつは……鬼舞辻無惨よ!」
ポップ「……………ッ?!」
嘘だろ……、無惨様がそんな……。
おれには期待していると言いながら、今はダイに期待している。
要するにおれはもう、アイツの足枷って事に過ぎないのか。
何の為の半年間だったんだよ、おれは。
いずれ裏切り者の命も、そいつに寄って天罰を下されるかも知れないな。
-----
「何を言ってるんだよ、ポップ!」
ポップ「信………」
信「お前がアイツらのとこで何があったかは知らねぇけど、俺たちが付いているだろ!」
ポップ「……。凄くありがたいけど、無惨様は特に強いんだぜ!」
「だったら、このミリムたちが助太刀してやるのだ!!」
信「なっ………?!」
ポップ「お前は……、ミリム!!」
ミリム「かっかっかっかっか! 無惨とやらがどんなに強かろうと、2つ名を持つこのミリム様の前では無意味なのだ!!」
フリーレン「そうだね。ポップ、これは大チャンスなんだよ」
ポップ「……………」
いや、そんなの分からないさ。
おれは一時期敵陣の幹部にいただけで、無惨様の力を間近で見たことなんて1度もない。
確かに最強の名を持つ魔王ミリムにしては、無惨は雑魚同然に過ぎないけどよ。
アイツの真の狙いは、まだ会えていない仲間を手に入れる事なんだ。
その仲間の騎士は今、バーンパレスの地下に囚われている筈だ。
-----
【バーンパレスの地下 牢屋】
???視点
「…………。無事か? バッツ」
バッツ「ああ……。あのマリオの力、かなり強かったよ」
スコール「そうだな。俺たち2人がかりで行ったが、全く叶わなかったのは事実だ……」
バッツ「……。なあ、何処かでティナにあったら伝えてくれないか?」
スコール「駄目だ。要するにアンタはティナやポップたちの為に暗黒闘気を受け入れるつもりだと言いたいんだろ? そんな事をしても、奴らの思う壺だ!!」
このバーンパレスの行先さえ分かれば、此処から脱獄する事も容易いが。
問題は、俺たちを縛っている鎖だ。
似たような理由で捕まったことがあるクロコダインでも、結局はヒュンケルの策に乗るしかなかったようだ。
アイツは生へのチャンスに、しがみついてみたくなったと言っていたからな。
済まないリノア……、約束の場所で会おうと誓ったが…おれは此処までみたいだ………。
-----
『ガチャンッ』
「だからって、それをみすみす逃すわけにはいかないだろ?」
バッツ「………。額に……、フェニックスの印……」
「おっと! 自己紹介なら後回しだ。この先にヒムと言うオリハルコンの兵士が待っているぞ、逃げるなら今しかないぜ!!」
あの頑丈な鎖を、軽々と開放するとは。
その近くにはキルバーン、ミストバーンもいる。
コイツらがいると言うことは、見張りの目玉に何とか気付かれていないと言う事になるな。
2人の先導に合わせ、俺たちがたどり着いたのは……鳥の最後部という場所だな。
しかし、恐怖の影響は既に始まっているみたいだぞ。
-----
【バーンパレス 入り口付近】
「おい。まさか此処から……、高く飛ぶつもりなのかよヒム!」
ヒム「ああ。先に先行して、お前さんたちの救助に当たれとある奴から依頼があったからな」
スコール「……。ヒム、その『ある奴』とは一体?!」
ヒム「ああ。依頼してくれたそいつの特徴だが……片腕が銃で、サングラスを身に付けている黒髪の陽気なおっさん直々に言い渡されたんだよ!」
バッツ「まっ……、まさか……?!」
キルバーン「バッツ君。話の続きは脱出してからにしようじゃないか!」
確かに、今はそうした方が都合が良いからな。
未だにバッツはビクビクしているが、俺はミストバーンの力を借りて脱出している。
ヒムの唱えたルーラの先は、カール王国だった。
そこで俺たちを迎え入れてくれたのは、疾風の騎士シグマとクイーン・アルビナス…。
そして、新獣王遊撃隊の奴らだった。
勿論、そのリーダーらしき男が背後から駆け付けて来る黒髪の女性を導いている。
遅くなって済まなかったな、リノア……。
17話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.29 )
- 日時: 2024/02/06 23:03
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
明日は、いよいよFF7とFF15のキャラの誕生日です。
イグニスは初めて使う為、セリスに片想いをしています。
しかし、ルイージも負けていられませんw
セリスを巡り、ルイージとイグニスが闘いそうかもw
そして、エア誕では。
まずレオナから花、リュウから服を受け取ります。
ピカチュウとイーブイ ニャオハはぱふぱふをします。
行動ターンに関しましては、イーブイはエアリスとハイタッチ ニャオハはエアリスの頭を撫で撫で。
ピカチュウはほっぺをすりすりするって感じにします。
近々クワッスとホゲータも、出してみたいですねw
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.30 )
- 日時: 2024/02/07 08:10
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第17話「ポケモンたちからのぱふぱふ イーブイ&ニャオハ編」
【空艦バトシエ クエスト受付所】
・エアリス視点
「ねえイグニス。何のクエストを受けたの?」
「テンション20の試練だな。勿論、同行者は既に決まっているからな」
要するに、簡単な任務ってとこかな。
中にはスライムがたくさんいたというクエストもあって、その任務にはわたしが主役になっている。
同行者はそうだなぁ、女性パーティで行きたいからこの3人を入れて来ようかな。
何か決意した後、私はルイーダの酒場にいく。
-----
【ルイーダの酒場】
「いらっしゃいエアリス、何か用かしら?」
エアリス「こんにちはルイーダ。現在のパーティを変えたくて来ちゃったんだ」
ルイーダ「いいわ。今はこんな感じになっているわよ!」
今のパーティを見せて貰うと、わたしが先頭になっていた。
共に行動する人たちは、回復という形でゼシカ ポップ バッツにしているけど。
そうだなぁ〜、たまにはファリスとキスティス ジェシーを入れてみようかな。
特にジェシーは誰を守るかを基準にして、相手を標的にするから頼もしいんだ。
-----
『ドテンッ』
「いった〜………」
「イーブブイ♪」
「ニャオハ♪」
エアリス「もう。急に何なのよ2人共、私…忙しいんだから邪魔しないで!!」
イーブイ「イーブ!」
ニャオハ「ニャオハ♪」
もしかして、わたしを落ち着かせようとしているのかな。
イーブイからはハイタッチを頼まれ、ニャオハはわたしの頭を優しく撫でている。
イーブイと4回位ハイタッチした後、この子は満足したかのように喜んでいる。
つまり、続きはわたしの活躍が終わってからって事ね。
ありがとうイーブイ…ニャオハ、わたし頑張って来るわ。
BGM設定:DQ3より冒険の旅(バトシエ内の音楽)
-----
ゼル「おいおい。出動前から怪我すんなよ、エアリス」
エアリス「ごめん。あの子達が急に、わたしの前に来ちゃったから避けれなかったの」
アーヴァイン「仕方ないね。確か、エアリスが受けたクエストだけど…コートルダの手前にある大平原だ」
ゼル「げっ!! まさか、その場所にスライムが大量にいんのかよ?!」
アーヴァイン「そうだね。でも、エアリスたちなら心配はないよゼル」
アーヴァインって、話やすい人だなぁ。
初めて共闘した時は、セルフィの為に一直線だった姿も沢山あったけど。
そして、リノアが来た事によって変わっていくスコールの変化。
普段はクールだと思っていたけど、以前バルフレアから聞いていたの。
大切な恋人の前では、ちゃんと向き合う姿もあるって。
それならわたしも、ロックと向き合う為に今回のクエストを頑張らなきゃいけないかな。
18話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.31 )
- 日時: 2024/02/07 21:05
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
本日7日は、エアリス&イグニスの誕生日です。
一度、衣装チェンジにしようか悩んでいます。
後にバレンタイン編も控えているので、誰で祝うかを募集します。
それでは、宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.32 )
- 日時: 2024/02/08 08:31
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第18話「忘れられない大切な思い出」
【空艦バトシエ コックピット】
・マァム視点
「マァム!」
マァム「エアリスさん…」
エアリス「ダイ…。敵になってしまったみたいだけど、マァムはどうするの?」
マァム「闘うわ。今度は私が彼を…、ダイを守る番だから!」
あの魔弾丸の最後を見て、ポップはレオナを受け止めたけど。
ダイが私を守る為に更に強くなる為に、真なる勇者を目指すと言った時…ダイにお願いして思い出の場所に飛んでいった事があったわ。
そこは、私と初めてあった魔の森だった。
何故私には、あの時ダイを止める資格なんてなかったのかしら。
-----
【回想:魔の森】
『マァム。おれ……』
『ダイ?』
『おれ…。この先の山でもっと修行するよ! マァムがレオナを助ける為に決意をした魔弾丸を見ていたらさ、少しずつ強くなりたいって気持ちが更に強くなって来たからさ』
『…………。あの時は私があなたの傷を治し、あなたは私をフレイザードから助けてくれたわ』
『うん。それだけじゃ駄目なんだよ、マァム』
『えっ?』
BGM設定:FF10よりいつか終わる夢
『今強くならなきゃ、レオナも言っていたようにこの先の闘いはかなり厳しくなるからさ!』
『ダイ………』
『だからおれも。マァムがかつて修行したという場所で更に腕を磨き上げて、マァムと再開した時におれは未熟じゃないって所をみせたいんだ』
あれだけ真っ直ぐに言われたのは、初めてだったわ。
ダイの放ったルーラで上手く着地したのも、私の為にダイが身代わりになってくれたことだった。
その時から更に私は、ダイへの想いが強かったかも知れない。
お互いが恋とかに鈍感ながらも、幾多の闘いでお互いを助け合って行ったからこそでもあるわ。
その時に私は、ダイを守れるように武闘家になる事を決意したのよ。
-----
【現在:空艦バトシエ コックピット】
BGM設定:FF6よりセリスのテーマ
マァム「私に……、もっと力があったら……ダイを止められたかも知れない」
エアリス「マァム。その気持ち、わたしにも分かるわ」
マァム「えっ?」
エアリス「わたしもね。この力を恐れていた時、あの人が言ってくれたの。『大丈夫。誰が何と言おうと、俺はエアリスを信じる!』てね」
マァム「その人は、エアリスさんの大切な人?」
エアリス「うん。1年前から旅をしているから、今は何処にいるのか分からないの」
こんな謎だらけの多い世界の中を、少しずつ探すのは大変だわ。
ダイと闘う事になったら、私は怖がってしまうかも知れない。
闘いを恐れてはいけない、それは分かっているけど。
もしダイが敵側の勇者だとしたら、私は……どうしたらいいのかしら?
皆は覚悟を決めているのに、私だけ自信がないなんて。
それでも私はやるべきだわ、ダイを止める為に。
その為に私は僧侶戦士から、武闘家になる事を選んだんだから!!
19話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.33 )
- 日時: 2024/02/09 00:03
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
いよいよ、FF10からあのイベント描きます。
まずは、ロクエアから開始しようか検討中です。
引き続き宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.34 )
- 日時: 2024/02/09 09:02
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
イベントの順番です。
①ロクエア
②ポプレオ
③スコリノ
④クラティ
⑤ルイセリ
⑥ダイマ
⑦ティユウ
こんな感じですね。
⑦はやはり本家版もやりたいと思ったので、1番最後にしました。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.35 )
- 日時: 2024/02/10 09:39
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第19話「互いの覚悟 -ロクエア編-」
【FF10の世界 マカラーニャの森】
・エアリス視点
「……。こんな筈、じゃなかったのにな。皆に応援してもらって、笑って行けると思ってたんだ。……頑張ってたのにな……」
「エアリス……」
エアリス「な〜に?」
ロック「もう…頑張るのやめろよ。聞いたんだ、全部」
それは、彼らしくもない意外な意見だった。
目的地に少しでも近づく為に、ザナルカンドやシンを倒そうと言ったけど。
ロックは、わたしがどうなるのかを全く知らなかった。
そのせいで嫌になったのかと彼は白状したけど、私はそんな事なかった。
するとロックは、水の中に潜り込み始めたの。
-----
「あのさ。思いきってやめちゃおう!」
エアリス「頑張る事?」
ロック「ううん。旅! シンとか、召喚士とか…そういうのを忘れてさ。普通っていうか、地味に暮らすのも悪くないと思うんだよ」
エアリス「………。確かに、いいかもね!」
ロック「でもなぁ……」
エアリス「不安、分かるよ。でも、ザックスはわかってくれる。それにフリーレンやポップたちも何とかなると思う」
ロック「信や貂も分かってくれるかな。だけど、シュウたちが……」
問題は、彼らだよね。
その為に私たちは、ここまで覚悟を決めて来たけど。
辛い旅をやめて、わたしたちは何をしたらいいかなぁ。
中々出来なかったお買い物とか、色々したいけど。
そんな事をしたら、ロックが消えてしまう。
そう思うだけでわたしは、悲しくなってしまった。
-----
エアリス「う う う…………」
ロック「…。エアリス………」
急に名前を呼ばれて顔を上げると、ロックが私に優しいキスをして来たの。
勿論定番のあの曲も流れ出しながら、わたしたちは海の中を散歩し始める。
彼の瞳は、光によって変わると誰かが言っていたけど。
今のこの時間だけを、わたしは大切にしたいと感じたんだ。
いつもはロックから沢山、わたしを触れてくれるけど。
わたしだって時にはロック、あなたに触れていたいと思う。
これからも一緒にいたいと思い、わたしたちは海の中で優しい口付けを交わしあったんだ。
-----
「ねえロック、わたし…決めたよ」
ロック「んっ?」
エアリス「わたし。この旅が終わったら、あなたとトレジャーハンティングして見たい」
ロック「ああ。俺の夢を少しずつ実現する為にも、俺たちはシンや無惨らを倒さなきゃいけないからな」
もう、わたしは少しも迷ったりないよ。
わたしの新しい目標は、少しでも『この世界』に光を届けたい。
無惨を倒しても、シンを倒しても。
わたしたちの旅がこれからも続けられるように、わたしたちはこれからも…ポップたちと歩き続けていく事を決意する。
それが、わたしたち2人に出来る最大の覚悟でもあるから。
20話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.36 )
- 日時: 2024/02/11 09:23
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第20話「レオナの不安」
【マカラーニャの森 入口】
・レオナ視点
信「次は、ポップたちだな!」
ポップ「ああ。何としても突破しなきゃならないイベントだからな、やってやるぜ!」
あの光景を、上手く演じる事が出来るかしら。
まさか、私たちが次に来るなんて思いもしなかったけど。
此処に来るのは最初で最後だから、少しでも軽くしたい。
そう強く決意しながら、あたしたちはスタート地点に向かう。
そっか、ポップくんの位置はそこなんだね。
-----
「……。こんな筈じゃなかったのにね、皆に応援して貰って…笑っていけると思ってたんだけど。…頑張ってたのになぁ」
ポップ「………、レオナ」
レオナ「何?」
ポップ「もう、頑張るのやめろよ! 事情は聞いたんだ、信たちから!」
そっか、もう聞いてしまったんだね。
この旅の終わりで、目の前からポップくんが消えてしまう事。
あたしは、それだけを避けたいと必死でもがいたけど。
祈り子様たちがいなくなると、ポップくんまでいってしまう気がして…あたしは怖かった。
だから、ずっと笑っていられたんだ。
-----
「ねえ。記念にティーダくんのブリッツを見ましょう!」
ポップ「あいつの?!」
レオナ「ええっ。真夜中のスタジアムで、あたしたち皆で応援するの。喉枯れる位に思いっきり叫びたい!!」
ポップ「おう、それいいな!」
旅をやめた後のこととか、沢山話したけど。
それでも、あたし的にはポップくんの様子がおかしかった。
ティーダ君やユウナのいる『この世界』に、あたしたちの知らない敵が沢山いる。
ゼリーのような形をした敵は、プリンって言うらしいわ。
もう我慢が出来ず、あたしはついに泣き出してしまった。
こんなに泣き続けたのは、あの時のダイ君を失った時以来だったから。
-----
ポップ「……。レオナ……」
レオナ「ポップくん……。えっ?」
名前を呼ばれたから驚いたけど、まるであたしを支えるような優しいキスをしてくれる。
彼の優しい口付けを交わすように、あたしも頑張って同じ事をする。
そのまま2人で水の中に入り、互いの手を取り合う。
あたしは、こんなにもポップくんに惹かれていたなんて今までは気づいてなかったんだわ。
それを自覚したのは、ベンガーナに行った時かな。
あの時のあたしは、ダイ君しか見ていなかったけど。
あの時以上に今は目の前にいるポップくんの事を、あたしはもっと知りたいと思うようになって来た。
そしてまた、あのキスをして……無事にあたしたちの出番が終わったのは言うまでもないわね。
21話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.37 )
- 日時: 2024/02/11 20:56
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第21話「途中経過」
・マァム視点
【マカラーニャの森 入口】
フリーレン「うん。どちらも高得点だね」
『クスクスッ』
フリーレン「特に。エアリスは少しタイミングが早かったよ、レオナはバッチリだけど。エアリスは少しだけ早く涙を流したからね」
まるで、審査員みたい。
互いのパートナーが手を取り合う事で、お互いの距離を少しずつ縮める事が出来る。
その為に、このイベントを彼女は提案した。
それは、お互いの好感度を高める事を意味する。
このイベントで、好感度を更に高くしないと…私はダイに嫌われてしまう。
-----
『ぽかっ』
マァム「痛っ!!」
フリーレン「こら。大事な説明中にマイナス思考を考えてんじゃないよ、マァム」
ナミさんもこうして、ビビさんに叩いたかも知れないね。
後は、イベント中は呼ばれなかった・終わった組がガードとして辺りを見渡す必要がある。
つまり、敵にも要注意って感じだね。
次の出番は、スコールさん・リノアさんペアみたい。
恋愛経験なら、彼女たちの方が一枚上手かも知れないわ。
父さんも何だかんだで、自覚するまで時間かかっていたからなぁ。
-----
「此処にいましたか!」
マァム「ねえ。私は…、ダイを守り通せるかしら?」
フェルン「今は厳しいですが、マァム様はやり遂げると思います」
マァム「えっ?」
BGM設定:FF9より独りじゃない
フェルン「もし。かつて儀式が行われたとしても、あなたのピンチを救ったその方に…自分のお気持ちを白状しましたからね!」
マァム「あれは……、ノヴァが私を庇ったから」
レオナ「ノヴァはね。マァムのお陰で立ち直ったのよ」
マァム「レオナ……」
あの時、フローラ様からアドバイスがあったから何とか頑張ってこれたけど。
何故あの儀式の時だけ、私の印が光らなかったのかが分からなかった。
迷いがある、そう思っても過言じゃない。
だからかも知れないわ、私の印が光らなかったのは。
それでノヴァに打ち明けたのよ、ダイが好きだって。
また会う事になったら、あの時のお礼を言わなきゃいけないわ。
22話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.38 )
- 日時: 2024/02/12 08:26
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第22話「あの光景を、再び」
・ダイ視点
【マカラーニャの森】
フリーレン「いいね。次は君たちが行った儀式を再現するイベントだ」
信「オレがヒュンケルに代わってあの印を持つよ、時計回りはどんな感じだ?」
フリーレン「そうだね。レオナ 信 ポップ ダイ マァムの順番で立って貰おうかな」
おれも、あの光景を覚えている。
あの時はポップとおれも光っていたのに、マァムだけ光らなかったの。
その時にザボエラが仕掛けて来て、マァムが危なくなったんだよね。
その場面を今回は貂が担当し、敵役をフェルンが担当する。
うん、いい感じだよフェルン。その調子だ!
-----
「マァム。お前の気持ちを教えてくれ」
マァム「えっ?」
貂「そいつがオレじゃないのは分かってる、だから伝えるんだ。そして……オレを諦めさせて欲しい……」
マァム「私……、私は……。ダイが好きなのよーーーーー!!!」
凄い、あの時以上にマァムの印が光っている。
信の印は銀色、確かヒュンケルが言っていたけど。
信にも、闘志の心があるんだよね。
そして、5つ全ての印が届いた。
レオナがミナカトールを唱え、そのタイミングと同時にポップがルーラを使う。
此処までが、今回のイベントだったんだね。
-----
「よくやったよ、マァム!」
マァム「ええっ。フリーレンがあの場面を再現しようって言い出した時、凄く恥ずかしかった」
フリーレン「仕方ないよ。とにかくお疲れ様」
これで、今回のイベントは無事に終わったんだね。
もしおれが光っていなかったら、更に進まなくなっていたかも知れない。
次の企画実行は、3日後だってフェルンが言っていたからね。
それまでは各自で英気を養い、いつでも出来るように準備はしておいた方がいいかな。
昔じいちゃんが話してくれたあの話があったから、おれは逆の道に進む事が出来たかも知れない。
23話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.39 )
- 日時: 2024/02/12 23:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
今作で、成立したいCPたち。
①ダイマ
②ヒンフリ
③バツティナ
④マリセリ
⑤信x貂
こんなとこですね。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.40 )
- 日時: 2024/02/13 08:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第23話「先代勇者・ヒンメル」
*この回から、ピカチュウたちに変化が起きます。
・アイク視点
【空艦バトシエ ルイーダの酒場】
「オレ……、普通に話しているな」
ピカチュウ「もしかして。誰かがボクたちを祈ったのかな?」
ルカリオ「そのようだ。他にも変化があるか、聞いてみよう」
リザードン「そうだな、ルカリオ!」
今のは、リザードンたちだよな。
一瞬だけおれは疑ったんだ、ピカチュウたちが人の言葉を話している。
一旦おれは見なかった事にし、コックピットに向かう。
着いた時にはもう、新しい作戦の説明に入っていた。
今度の敵役は、シーモア老師だ。
-----
【コックピット】
ゼシカ「ねえフリーレン。今回のイベントだけど、エアリスが何度か言ってた『あの場所』で決めた人の最後を見送る事になるの?」
フリーレン「うん。順番はもう、決めてあるよ」
レオナ「あたしは、最初ね!」
ポップ「あの場面を上手く再現するなら、おれはとことんやってやるぜ!」
ダイ「うん。シーモアは魔法攻撃が厄介だから、防御魔法は必須になるとおもうよ」
要するに、時計回りで行うって訳か。
エアリスも何度かそこで、実体験をした事があるからな。
そのイベントの翌日、ポップが決められた場所で祈っている時に…怪しげな光がレオナ姫を襲う。
それを止めるのは、おれとピカチュウの出番だからな。
その間ポップは予行練習を開始し、自分が沈んで行くという場面を再現出来るようにしなければならない。
-----
「これで1つずつ。ゴールに近づいて来たね」
ダイ「うん。おれは後半だけど、うまくできるかなぁ?」
信「大丈夫だ。その時はオレと貂が力になるぜ」
ダイ「信……、ありがとう!」
ピカチュウ「何だか、怖いよ……」
『???』
おれは最初から知ってたから、言わないで置く。
ピカチュウたちの変化に気づき、ダイが振り返った時には…マァムに支えられた後だった。
流石だなダイ、長く島育ちだったからすぐに気付いていたんだな。
ダイは幼い勇者でありながら、人と竜の騎士との間に生まれた混血だ。
ん? フリーレンがいないが…何処に行ったんだ。
-----
『彼らは、驚いていたかい?』
フリーレン「やっぱり。あんたの仕業だったんだね、ヒンメル」
『まあね。少しだけハイターにも協力して貰ったからね、うまく行ってよかったよ』
フリーレン「………。何で、50年振りに再会した時……あんな事を言ったの?」
『僕はねフリーレン。君に色んな世界を知って貰おうと思っていたんだよ』
フリーレン「…………。……るいよ………」
『えっ?』
BGM設定:FF10よりいつか終わる夢
フリーレン「ずるいよ。どうして私に断りもしないで、あの魔法を使ったんだよ!!」
『ごめんね。君を驚かせようと思ったんだよ』
フリーレン「分かっていたのに。当時旅をしていた私が知っていたのに、怖くて言えなかった……」
『フリーレン。僕はいつでも、君の中にいるからね』
フリーレン「えっ?」
『肉体は消えても、ボクの魂は消えないよ』
フリーレン「………。ヒンメル………」
『君のこれからの戦い、僕も共に闘おう!』
フリーレン「うん…。必ず無惨を倒すよ、フェルンたちと一緒に」
『うん。その時の報告を、楽しみにしているよ』
フリーレン「……。馬鹿……、私だってあの時…ヒンメルの事を沢山知っておけばよかった……」
勇者ヒンメル……、かつてフリーレンが旅をしていた最初の勇者か。
彼らと出会うまで、フリーレンはどんな経験をして来たのか。
確か俺たちに会う前に、10年間旅をして来たと言っていたな。
エルフは長生きらしいから、今は少しずつ知っておこう。
その中に必ず、フリーレンが芽生えようとしていた感情もきっと……見つかるかも知れないからな。
24話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.41 )
- 日時: 2024/02/13 22:58
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
明日は、バレンタインの日ですね。
たまには、懐かしの作者さん側のキャラに登場しようかと考えています。
ギャグ編は、やはり必須ですよね。
完全に笑い要素にするなら、何が大事なんですかね??
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.42 )
- 日時: 2024/02/14 08:17
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第24話「狙われた勇者」
【ネイル村 マァムの家】
・マァム視点
「母さん。キッチン借りるわ!」
レイラ「そうね。今日は『その日』でもあるからね!」
マァム「かっ……、母さんってば…。恥ずかしいんだから!!////////」
確かに今日は、女の子が好きな人にチョコを上げる大切な行事でもあるわ。
レオナに聞いた話だと、前の日からエイミさんやマリンさん メルルに手伝って貰っているみたい。
メルルさん、あれから新しい恋を見つけたかも知れない。
その相手がまさかの、ヒムみたい。
ヒムも何だかんだで、メルルさんを気にしているみたいだけど。
-----
『コトッ』
「マァム。頼まれていた材料、これでいいか?」
マァム「ええっ。ありがとう、リュウ!」
リュウ「いいんだ。この位なら任せてくれ」
風林火山って文字が気になるけど、この人もこの人で強くなりたいのかしら。
何でもケンって人とは同じ道場にいたらしくて、時にはライバルでもある。
ライバルかぁ、初めてダイやポップにあった頃を思い出すわ。
ダイが頑張っているのに、アイツは逃げてばかりいたからね。
だから私は言ってやったのよ、勇者と臆病者だって。
-----
『ダッダッダッダッダ……』
「うわーーーーー!!!」
ピーチ(ネルさん次元)「きゃーーーーー、ダイ君待ちなさーーーい!!」
ゼルダ(ネルさん次元)「おとなしく私たちに、hshpされなさいな♪」
ダイ「だっ……、誰か助けてーーーーー!!!」
マァム「……………」
「済まない。ウチのバカ姫どもが迷惑をかけたな…」
マァム「いいえ。止めに行くわよ、ドロッチェ!」
ドロッチェ「ああ!★」
後の仕上げは母さんとリュウが力を合わせてやるって言ってくれてるから、大丈夫そうね。
さて、この騒動を沈めに行きますか★
元僧侶戦士としての力を、甘く見ないことね。
今は訳あって武闘家になったけど、ダイに対する私の想いは変わっていないわ!
-----
マァム「閃華……烈公拳!!!」
ドロッチェ「トリプル……スターショット!!!」
『あぁ〜ん!!!』
ダイ「マァム……、この人は?」
マァム「話は後。ドロッチェさん、今はダイを安全な場所に連れて行きましょう!」
ドロッチェ「ああ。そうだな、マァム!」
当時私は、彼のいる世界で大活躍していたわ。
何らかによって落とし穴を掘った人たちを、フルボッコしていたもの。
私の知ってるアイクさんがその場を離れていた時も、ポップは相当な被害を受けていた。
お手洗いから戻って来た彼はポップを疑っていたらしいけど、ゼルダさんのお陰で収まったのよね。
あの人……、本当に分かりやすい人だわ。
-----
『ポスッ』
マァム「ぴ、ピカチュウ?!」
ピカチュウ「マァムさん助けて。今、変態に追われてるの!」
善逸(ネルさん次元)「マァムさん。彼の言う通りなんだよ、アイツらが近くまで来ているんだ!!」
マァム「………ッ!!! ダイ、ドロッチェさんの援護を頼むわ!」
ダイ「うん。こっちは任せて!」
善逸(ネルさん次元)「マァムさん。こっちに!!」
要するにこれは、一難去ってまた一難って事ね。
私に万が一のことがあったら、ダイは本気で怒るわ。
それに彼には、ドロッチェさんがいてくれるから心配はないもの。
とにかく私にもこうして、やるべき事が見つかったわ。
今は腕の中にいるピカチュウを、何としても守り通さなきゃいけないから。
25話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.43 )
- 日時: 2024/02/14 23:40
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
明日、新章に入ります。
主人公はマァムとフリーレンです。
進行では、貂と廻華が途中からメンバー復帰。
フェルンはボス戦後です。
以上が、進行予定です。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.44 )
- 日時: 2024/02/15 08:14
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第25話「嫌な予感」
【FF5の世界 フィールド】
・フェルン視点
「イテテテテテ……。此処は?」
フェルン「あれはお城…、でしょうか?」
私たちがこちらに着いた瞬間、一部の方達がいなかったんです。
ダイ様たちもいませんし、一体どうしたらいいんでしょう。
仮にエクスデスに致命傷を与えたにしても、あれで倒れたとは考えられません。
そう思いながらお城の中に行くと、突然玉座の間に呼ばれてしまいました。
何をしているんですか、私たちはこんな事をしてる場合じゃないんですよ。
-----
フリーレン「マァム。どうしたの?」
マァム「父さんが言ってるの。とにかく逃げろって」
フリーレン「フェルンたちは?」
マァム「仕方ないわ。残念だけど、置いていくしかない!」
置いていく? 逃げる?
一体何が起きているんですか、マァムさん。
もしやこのお城から、何か不穏な動きを感じるのでしょうか。
私も同席したいですが、大臣は簡単に行かせてはくれないようですね。
仕方ありません、一旦あの渦に飲まれるしか手はなさそうです。
-----
「フェルンさんたちは?」
フリーレン「仕方ないだろう。フェルンも貂たちも、今は動けないんだからさ」
マァム「そうね……」
マァムさん、何だか悲しそうですね。
確かにこのワルツを行っている間は、身動き出来ませんからね。
しかし、悪はまだ倒せていませんからね。
かりそめの喜びで、いつか異変が起こるかも知れません。
だからマァムさんはそれを察して、不安になっている可能性が高いです。
フリーレン様、それまでマァムさんを……宜しくお願いします。
26話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.45 )
- 日時: 2024/02/15 23:04
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
女2人旅、開始です。
まるで、マァムが相棒でフリーレンが主人公だw
中々ない組み合わせなので、頑張って活躍します。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.46 )
- 日時: 2024/02/16 21:12
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
リクエストを募集します。
学生パロ・現パロでも構わないので、リクエストを募集して下さい。
参照数を突破したら、設定とかを描きます。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.47 )
- 日時: 2024/02/17 23:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第26話「脱出、仲間と再会」
【FF5の世界 フィールド】
・マァム視点
「ありがとう。助かったよ」
廻華「全く。俺や海斗を置いていこうなんて、どっちが言い出したんだ?」
『……………』
海斗「そうか。次からは抜けがけするなよ?」
本当は、女2人旅でもよかったけど。
此処まで来たから、仕方ないよね。
でも、さっきから何だかチクチクする。
それでさえも知られたくないから、先に進むしかないわ。
あの洞窟、もしかして賢者ギードの祠かしら。
【ギードの祠】
フリーレン「大丈夫?」
「済まん。世界が1つになったから、ひっくり返ってしまってな」
マァム「あそこ。古代図書館よ!」
賢者ギード「そうか。バッツたちの世界にあったのか?」
とにかく、行くしかなさそうだわ。
その図書館に行けば、更に何か分かるかも知れない。
そう思った時、持っていた小さな棘が顔を出したの。
まさか、死んだんじゃなかったなんてね。
エクスデスの来襲により、もう駄目かと思ったけど。
彼はギードの致命傷により難を逃れ、何処かへ行ってしまったわ。
【古代図書館】
「マァム!!」
マァム「レオナ、皆!!」
リュウ「良かった。どうやら此処で待っていた甲斐があったぞ!」
貂「うん。皆、会議を始めるよ!」
すると、あの曲が流れ出して来たの。
結局フェルンさんの行方は、誰も知らなかった。
ヒュンケルの話に寄ると、ダイは今……蜃気楼の町を彷徨っている。
そこへ行くためにも、私たちは何人かの仲間たちを集めなきゃ行けないわ。
あの闘いの後、ロックさんとエアリスさんが帰らぬ人になってしまったの。
その2人の力を、バッツさんとティナさんが引き継ぐ事になったとか。
いつか、あの儀式をやりたいわね……。
27話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.48 )
- 日時: 2024/02/18 20:00
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第27話「2人きりの夜 前編」
【サーゲイト城 玉座の間】
「ダイ様の行方はつかんだが、どうすればいいんだ…」
バッツ「要するに。ダイのいる場所まで先導しろと?」
ラーハルト「ああ。元々『この世界』出身の貴様なら、何かしら頼りがあるからな」
確かに。
1度にロックとエアリスを失ったから、力を受け継ぐ相手が俺たちしかいなかった。
ティナも何日か泣き続けていたが、やっと泣き止んだとこだ。
しかし、この城の学者から聞いた話に寄ると。
そこへの入口を、3人の柱が調べているらしい。
-----
「成程。此処が『かつて』最後のダンジョンに繋がった場所なんだね」
クラウド「ああ。次元の扉は此処から始まったからな」
蜜璃とクラウド、嬴政がそこの入口を調べている。
あとは、共に行く為の編成も決めなきゃいけない。
もしティナが行くと言うなら、おれも同席するべきだろうな。
ダイを助けるためにも、ラーハルトを連れて行かなきゃならない。
ヒュンケルには、別の任務にあたって貰うとしよう。
中編に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.49 )
- 日時: 2024/02/19 08:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第28話「2人きりの夜 中編」
【サーゲイト城 学者たちの部屋】
・ティナ視点
『ペラッ』
「次元の狭間の入口が……、バッツの時と同じだったら……」
フリーレンさんたちが別の仲間と再開している時に、同じような事が現れるかも知れない。
だからこの場所に、風の神殿にいた学者たちが避難して来たんだわ。
駄目だわ、何を考えても…別の方に向いてしまう。
ロックたちが命をかけてくれたのに、私は……私は。
-----
「ティナ!」
ティナ「…………ッ!!!」
バッツ「っておい。待てよ、ティナ!!」
見られたくない、こんな姿を大好きなあなたに見せたくない。
だけど私は誓ったの、2人に代わって私がバッツを守るって。
そう決めていたのに、急に不安になってしまったわ。
ロックと一緒に旅してた時も、優しかったな。
彼は私を見ないまま、エアリスさんを見ていたけど。
もし私に……、引き止める力があったら…こんな事にはならなかった筈だわ。
-----
【回想:エクスデス城 最深部】
『世界が……、1つになろうとしているのか?』
『……………』
『ロック、エアリス!!』
『大丈夫だ。バッツの世界を、悪いようにはしない!!』
『ティナ。私たちの分まで、あなたがバッツを守るのよ!』
『エアリス……。でも……』
『だいじょぶ。あなたの中の光が、あなたの意思を導いてくれるから…ね?』
『バッツ。ティナの事…、宜しくな』
『ロック……。ああ、分かった!!』
2人の強い力で、私たちは無事に助かったけど。
ロックたちは、帰らぬ人になってしまったわ。
だから悔しいの……、私にもっと力があったらこんな事にならなかったのに。
私……、いつも誰かに守られていたんだわ。
この力を恐れていたのに、皆は気にしていなかった。
そうだわ、此処から近いお城に避難しましょう!!
-----
【バル城 玉座の間】
「つまり。君の涙を、誰にも見せたくないんだね?」
ティナ「ええっ。きっとこの城なら、私を迎え入れてくれる気がしたから」
無一郎「うん。それまでは、僕が上手く話して置くよ!」
玄弥「時透さん。気配を感じます!!」
無一郎「分かった。後は頼んだよ、小鉄君!」
「分かりました。さあ、ティナさん!!」
ティナ「ええっ!!」
此処から、想像以上の追いかけっこが始まる。
玄弥君の予想はあたり、気配の正体はバッツだった。
私と一緒にいた時は、青い目をしていたけど。
今は赤い目をしている、これは禊だわ。
光の力を秘めているあなたの中に、闇が入って来ているのよ。
それ以前にどうやってバッツは、此処を突き止めたのかしら。
-----
「くっ…………」
「さあ。死にたくないならいえ、ティナは何処だ?」
「バッツ。今の君は光の戦士じゃない。」
「そうさ。これも、ゼバロ様から得た新しい力だからな。だが、この体の持ち主がそれを拒んでいる」
無一郎「バッツは……、僕の知ってるバッツは光の戦士だけだ!」
玄弥「クソッタレが!!!」
『…………ッ!!!』
玄弥「いい加減にバッツさんから出ていけ。この野郎!!!」
いつから手に持っていたのか分からないけど、今のバッツは操られているのね。
一方の私は宿屋まで避難しているけど、その時に敵と遭遇してしまったわ。
すると玉壺が現れて、私を安全な場所に避難してくれたの。
あなたは元敵だけど、私たちを傷つけようとする人じゃないわ。
元敵でも、玉壺は無惨に敗れてしまったわ。
そんな………、このままでは私は逃げきれない。
後編に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.50 )
- 日時: 2024/02/19 22:24
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
世界観説明
・リックスの村
FF5の主人公・バッツの故郷。
幼少期まではこの村に滞在していたが、ステラ亡き後…ドルガンと共に旅をし始める。
・モブリズの村
世界異変後、ティナが流れ着いた小さな村。
今は、復旧の真っ最中である。
更新次第、また紹介しますね。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.51 )
- 日時: 2024/02/20 08:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
今考えているネタです。
・結婚生活
・大破邪呪文の儀式
・忘らるる都ルート
今は、この3つを考えています。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.52 )
- 日時: 2024/02/21 08:06
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第29話「再会と今後の状況」
【バル城 玉座の間】
・ポップ視点
「そうか。あの2人が……」
レオナ「今は。バッツ君を正気に戻しましょう、いつ操られるか分からないわ!」
ポップ「レオナ……。ああ、そうだな」
俺たちの知らない間に、フェルンは魔物に操られていたけど。
フリーレンたちが倒してくれたお陰で、今は眠っている。
此処も先代の王が亡くなったから、後継者を探しているんだよな。
今の所候補に入っているのは、クルルのみだな。
しかし、後はダイを見つけないといけねぇとはよ。
-----
「まずは。伝説の武器の封印を解く必要があるわ!」
ポップ「聞いた事があるぜ。エヌオーを倒すための最強装備なんだよな?」
レオナ「ええ。そのためにも、あたしたちも残りの仲間を集めるべきなんだわ!」
そうだな、バッツを先に正気に戻さないといけない。
アイツの放ってくる魔法は、どれも強力だが。
それらに対抗すれば、何とかなるかも知れない。
本当に……、それでいいのか。
俺は……、俺はダイに会う為にこれだけしかする事がねぇけど。
-----
『ギュッ』
ポップ「…………。レオナ………」
レオナ「大丈夫。あたしがいる、今は考えなくてもいいわ」
ポップ「なっ………?!」
レオナ「あたしね。結構好きだったのよ、ポップ君のこと」
ティナ「……………。そんな………」
廻華「あればかりは、大マジみてーだな」
ティナは多分、おれが彼女に好いていると思っている。
勿論仲間としては好きだけど、俺たちは惹かれ合う訳には行かないんだよ。
レオナがこんなにもおれを好きでいてくれるなら、俺もその気持ちに応えなきゃならない。
だからティナ、俺たちはこれからも仲間としていようぜ。
30話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.53 )
- 日時: 2024/02/21 23:31
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
FF10やってました。
少しずつ感覚が戻ったので、明日も引き続き頑張ります。
久々にやっているから、腕鈍ってますけどw
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.54 )
- 日時: 2024/02/22 08:45
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第30話「離れ離れ」
【FF6の世界 魔導研究所】
・レオナ視点
『キィィン………』
「レオナ……。今度はおれがアンタを守る番だ」
レオナ「ポップ君………?」
ポップ「そして。そしてこれで、おれを信じて欲しい!!」
そう言って彼は、脱出魔法テレポを唱えたの。
あたしの無事と引き換えに彼は、その場からいなくなってしまったわ。
彼が去っても、事態は変わっていない。
そうだわ、今は足を止めている場合じゃないわ!!
-----
『スッ』
レオナ「さあ皆立って。立ち上がるのよ!」
ティナ「レオナ………」
今度はあたしが、ティナを守らなきゃ。
ポップ君が何のために、あたしたちを守ろうとしているのか分からなくなってしまうわ。
用意して貰ったトロッコに乗って無事に脱出したけど、更に危険が迫っていた。
ケフカはしぶとく、ティナを狙い続ける事になりかねないもの。
何としてでも、あたしが守って上げなきゃ!
-----
【ブラックジャック号】
廻華「な、何なんだよあれは?!」
貂「まさか、クレーン?!」
『…………ッ!!!』
つまり、クレーンを倒さなきゃ先に進めないって事だわ。
聞いた事があるわ、クレーンは炎と雷を吸収するみたい。
要するに、その逆で対処すればいけるってことね。
いつまでもジタバタしていられないわよ、2人共!!!
-----
レオナ「凍りつけになりなさい。ヒャダルコ!!」
ティナ「究極の光よ! アルテマ」
貂「よしっ。レオナ姫の言う通り、上手く行ってるよ」
廻華「止めを決めてくれ、ティナ!」
ティナ「分かったわ!!」
やはりね、氷系は範囲内って訳だわ。
彼女のためていた闘気は更に高くなり、一気に片を付く事が出来たけど。
早く戻らないといけないわ、フェルンたちの元に。
だけど、それと同時にあたしたちにも異変が起きようとしていたの。
このままでは、『この世界』は止まらないのかしら。
-----
信「もう持たねぇぞ。どうする? レオナ」
レオナ「諦めないで。あたしたちはバラバラになっても、希望さえ諦めなければいけるわ」
ティナ「そんな…………」
貂「でも。この船だって、例外じゃないんだぞ?」
レオナ「大丈夫。いずれ、あの船が帰ってくるわ!」
更に異変は続き、あたしたちは各自バラバラになってしまったわ。
もしかしてこの力は、三闘神って奴の仕業ね。
所々で崩壊は大きくなり、あたしたちは知らなかったの。
その日に、世界が崩壊してしまったことに。
その後小さな海の音を響く中、小屋の中でティナは目覚める。
そんな彼女の元に、ブラスさんが現れたの。
-----
【孤島 シドの小屋】
・ティナ視点
「ティナさん。大丈夫かね?」
ティナ「ブラスさん……。そっか、私……」
ブラス「ダイもゴメも無事なのか分からんが、きっと生きているかも知れんのう」
私にも、希望はある筈だわ。
この人を完治するまでに安静にして置けば、生きる可能性を高める事が出来る。
セリスの時もそうして、苦難を乗り越えて来たんだもの。
魚取りは初めてだけど、感覚さえ覚えていけば問題はないはずよ。
そして始まるわ、此処からが私の物語その物が。
31話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.55 )
- 日時: 2024/02/23 13:04
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第3章:懐かしのアッチーノファミリー。
第31話「仲間への手がかり」
【孤島】
ティナ「………。バッツ………」
あれから、1年が過ぎたんだよね。
いきなり世界は崩壊を招き、今まで一緒にいた信たちと逸れてしまった。
そんな私を1年間見ていたのが、デルムリン島のブラスさん。
元々モンスターだけど、島から出たら影響を受けるとキルバーンは言っていたけど。
今は私がブラスさんの容体を、回復するように全力を尽くしている。
海岸の美味しいお魚の効果で、ブラスさんは完治したの。
-----
「ブラスさん………」
ブラス「ティナさん。わしは大丈夫じゃから、あなたは外の世界に出なさい」
ティナ「でもっ!」
ブラス「勿論。無理な真似はしない、それにワシも……ダイとゴメの無事を祈りたいんじゃ」
そうよね、血の繋がりは少なくてもこの人にはあるわ。
幼いダイ君を育て、立派な少年へと成長している。
いつか聞いた勇者のお話を聞いて、彼はその道を選んだみたいだけど。
今度はその夢を、私が果たす番だわ。
さあ行きましょう、仲間を探す旅へ。
-----
ティナ「ブラスさん。お元気で」
ブラス「ダイやポップ君たちに、宜しくのう!」
悲しんでは、いけない。
皆と再会して、平和を取り戻したら此処に帰らなきゃいけない。
イカダを精一杯動かした後、私は孤島を離れていった。
暗い静かな海の中を進みながら、新しい場所の前で私は倒れてしまう。
そんな時だったわ、見知らぬ声が聞こえて来たのは。
-----
「おやおや。お嬢さん1人で此処までくるなんて」
「兄さん。近くに町があるよ、まずはそこに休ませよう!」
「そうね。目を覚ますまでは、あたしとリルが彼女を見ているわ!」
リル「うん。アルベルがそれでいいなら、私も協力する!」
アルベル「ええ。それにサルコーやパーパの行方も、少しずつ探さなきゃいけないわ!」
パーパ? つまりこの人たちも、誰かを探しているのかしら。
まるで、体が宙に浮いてるように私は移動されている。
駄目だわ、久々の長旅だったから楽に起き上がれない。
それにこの声の人たち、悪い人達じゃないかも知れないわ。
もう少しだけ、様子を見てみることにしましょうか。
32話に続きます。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.56 )
- 日時: 2024/02/24 19:35
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
3章では、ティナが主役です。
仲間のいる場所を、発表して置きます。
レオナ モブリズの村
マァム 獣ヶ原の洞窟
信 アウザーの屋敷
貂 ノヴァ 炭鉱都市ナルシェ
ジロー セリス ゾゾ山
ラーハルト 狂信者の塔
ヒュンケル サウスフィガロの町 宿屋
ポップ フェニックスの洞窟
こんな感じですね。
また分かり次第、更新予定などをお知らせします。
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.57 )
- 日時: 2024/02/25 09:33
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
訳あってこの小説を閉じることにしました。
詳細についても、リク依頼にある「小さな勇者と武闘家少女の冒険日々」の方できちんと書いてあります。
済みませんが、今から新しいお話を立ち上げたいと思います。
続きを楽しみにしている方には、申し訳ありませんが…コメントやアドバイスは新作の方で宜しくお願いします。