二次創作小説(新・総合)
- Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.20 )
- 日時: 2024/01/31 08:20
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「懐かしの故郷」
【ネイル村】
・フリーレン視点
「マァム、お帰りなさい」
マァム「ただいま、母さん!」
成程、森を抜けた先に村があったなんてね。
先程通ってきた森は、魔の森というらしい。
フェルンたちに、いつでも出発出来る準備を頼んだから…今は大丈夫そうかな。
しかし、情報提供の為に立ち寄っただけの筈が…数日間はゆっくり休んで欲しいと言われてしまう。
それ程遠くない旅にしても、確かに疲れているのは本当のことだ。
たまには、そういう休み方も悪くないかな。
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【村の宿屋】
レイラ「フリーレンさん!」
フリーレン「はい。」
レイラ「あの子…。マァムはちゃんとあなたたちの役に立てていますか?」
フリーレン「はい。これまでの闘いで乗り越えて来れたのも、彼女のお陰です」
時には、ポップとの闘いでも。
あの時は私が挑まなきゃいけないと、闘う前から決まっていたからね。
そして、デルムリン島の森で廻華と出会い…今は一緒に旅をしている。
初めての役割を与えたから、少しは緊張しているかも知れないけど。
また、ゼシカと揉めてなきゃいいけどなぁ。
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「あの子ね。ほんの小さな頃にアバン様から卒業の証と銃を貰ったのよ」
河了貂「今は、魔弾丸を装備していないけど…」
レイラ「そうね。今のあの子は武闘家、当時僧侶だった私の力は1年経った今でも受け継がれているわ」
フリーレン「……。要するにマァムは、回復魔法が使える武闘家って事ですか?」
レイラ「ええっ。力は私の夫譲りだから、あまり無理をして欲しくないのよ」
『………。そのお気持ち、充分に分かります』
そうだったんだね、マァムが強い理由が1つだけ理解出来たよ。
その強さは『かつて』戦士だった、お父さんの影響って事だったのか。
村の何人かの子供たちが言っていたね、化物みたいに強いと。
そんな事をサラッと言うから、マァムに拳骨をお見舞いされるんだけどね。
流石に本人の前でそれは、失礼だと渋々思うんだよなぁ。
この人からもっと教えてもらおう、何故マァムが今の職業を選んだのかについても含めて。
13話に続きます。