二次創作小説(新・総合)

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.37 )
日時: 2024/04/26 01:06
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

彩井学園にて。


メガネくん「スミマセン本っ当にスミマセン!!」


さっき突っ込んできたイカボーイの事で全力で謝罪してますメガネのイカボーイもとい『メガネくん』と、(メガネくんほどではないが)同じくヘッドホンを着けたイカガールの『ヘッドホンちゃん』。


外間「い、いやそこまで必死にならなくて大丈夫ですよ。幸い、生徒に怪我はありませんでしたし……」

教員の外間が対応し、とりあえずこの場を収める。


ゴーグルくん「いやー、まさか勢い余ってスーパージャンプでここまで行っちゃったなんて」

メガネくん「お前はもうちょっと反省しろ!!?」

ニットキャップちゃん「わはー」

ヘッドホンちゃん「……(=-=;)」


上記2名と、ゴーグルをつけたイカボーイもとい『ゴーグルくん』。そして『ニットキャップちゃん』の4名で、ハイカラ地方では名の知れた『ブルーチーム』である。




教室変わって


キサラギ「さっき教室に突っ込んで来た方、朝出会った子です……」

トモカネ「え、そうなのか?」

キサラギ「はい……何と言えば良いのか、まず何故か服が全部脱げてました」

ナミコさん「スマン、どういう事だソレは」

ノダミキ「……あの子達、この辺りだと結構有名なチームらしいよ?」

キョージュ「通称アホチームとしても有名であると同時に、ハイカラ地方の猛者たちに勝利したとも聞くな。」

キサラギ「え、そんなすごい方達なんですか!?」

トモカネ「よく分かんないけど凄いんだな。」

ナミコさん「(アホチームというワードにツッコむべきかどうか……)」



……いつも一緒にいるこの5人。授業中ではあるがさっきの事で会話中。



ナミコさん「にしても、そんなに面白いのかねそのナワバリバトルだとかって。」

ノダミキ「まあ好みはそれぞれだし。」

キョージュ「ちなみに少し前からタコもいるなどとも聞いたぞ」

トモカネ「え、じゃあタコリングか?」

ナミコさん「多分何か違うと思うぞ」

キサラギ「……」


そんな話をしていた時、キサラギはこう言い出した。


キサラギ「……でも、不思議ですよね。海の生き物があんな風になるなんて……」

ノダミキ「確かに。……ところで、何がどうなってイカやタコが人の姿になれるようになったんだっけ?」

トモカネ「そりゃあ……何でだ?」

ナミコさん「ん?……確かに聞いたことないけど……」

キョージュ「そう言う資料を見たことは無いな。」

キサラギ「……というより……




……この辺りが『ハイカラ地方』なのはいつからでしたっけ?」




******



阿求「……調べてみたけど、うん、言わずともがなの時空融合現象ねぇ……



……ざっくりまとめると、『Splatoon』の世界と『GA 芸術科アートデザインクラス』の世界が融合した、と……」



「ふーん、なんか面白い事になってると思ったけど、随分奇妙な事になってんだな。」



阿求「面白くは無いわよ。前回の時はものすごく大変だったんだから……



……で、しれっと話しかけて来たけど一体全体誰なのかしら?」


正邪「……何だよ、とっくに気づいてたのか……」


別に驚かずに阿求が背後に視線を向けると、そこから出て来たのは正邪だった。


阿求「天邪鬼の『鬼人正邪』……そう言えば、デュエマで最近ウルトラワールドで名を広げてるって霊夢が言ってたわね。」


正邪「そう言うアンタは、阿礼乙女だったか?ウルトラワールドに連れてこられて以降、盛大に人が変わったと噂の」


阿求「それに関してはノーコメントよ。うん。


……それはそれとして。何のためにここに来たのよ。」


正邪「そりゃ、噂の時空融合現象を見に来たのさ。2つの世界が混ざる現象……その目で見ないわけにもいかないからな。」


阿求「……あっそう。ま、何か変な事企まない限りは放置してあげるわ。」


正邪「んだよ、あたしが何か企んでる前提の言い方してさ。



……まあいいさ。そっちはそっちでせいぜい気を付けなよ。」


そう言って正邪は何処かに行ってしまった。


阿求「……一応警戒必要そうかしらねぇ……ん?」

すると、少し離れた位置に誰かいるのを見かける。




ルイージ「オヤ・マー博士が追ってる怪奇が、何でハイカラスクエアにあるのさ?」

オヤ・マー博士「ふぇっふぇっふぇ!そんなのむしろワシが知りたいわい!」

ルイージ「えっ」



そこにいたのはルイージ。隣にいるのは『オヤ・マー博士』のようだ。



阿求「あれって……何でハイカラスクエアに……「プルルルル……」今度は何?え、作者じゃない。」


今度は作者から電話が。


阿求「……もしもし作者?急にどうしたのよ。さっき融合した世界とかのアレコレで連絡したばっかりなのに。」

おろさん『ああ、いや、それの事なんだが……





……どうやらその『Splatoon』の世界、こっちの時空とは別の、並行世界パラレルワールドの世界みたいだ。』


阿求「……え?」






ハルカス「……やはりと言うべきか、連中もとうとうこの世界を探りに来たか。


……ドクター・エビテンは、細かい事はお前に任せると言っていた。やり過ぎない程度に隙にしろ。『F.E』。」

「……フン、その口調は気に食わんがまあいいだろう。


調律者である私の力を、奴等に思い知らせてやらねばな。」

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.38 )
日時: 2024/04/30 21:57
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【87:53】





プルルルル……



新八「またメールですか?今度は……」


メールの内容『ORE'Nでようやく魔王デメララを作れた。どんだけ時間かかるのよアレ (by作者』


新八「……」←渋い顔をしながら端末を閉じる






死んだ蝶の葬儀「ありがとうございました。」



エイジア「……よし、これで少しは何とかなるか……」


……エイジアはアイテムボックスから10枚のコインを獲得し、ショップでケムリ玉とネコビタンBを購入。




ブラック「おやおや。アイテムボックスの中に直接アイテムが入ってましたね。」


ブラックは、アイテムボックスからスプラッシュボムを獲得。




華扇「……」


天子「カリファとかいうやつの次はお前とはな。」


華扇と天子が鉢合わせ。


華扇「随分久しぶりよね。人間に弟子入りさせられたとか聞いてたけどそこのところはどうなの?」


天子「まあ間違っては無いな。……そう言うお前こそ、最近は異世界の甘味に目が無いらしいじゃないか。気の合うやつも出来てるとか。」


華扇「ま、まあ事実だけれど……」


天子「で、何をやっているんだ?この世界の事を調べる感じで動いているようだが。」


華扇「貴方が言ったことその通りの事よ。そう言う貴方も、この異変に気付いているようね。」


天子「まあ、私も天人だ。この程度の事は気づく。


それに、さっき阿礼乙女の姿を見た。この世界を調べてることは間違いないだろう。」


華扇「阿求が?そう言えば大分様子がおかしいって話は聞いてたけど……」


天子「……アイツの中にある何かに関しては、今はそこまで問題ないだろうから深く気にしない方が良いと思うぞ?


……それとは別で、どこからか大分奇妙な気配を感じるんだが……それはお前は分かっているよな?」


華扇「ええ、それは……





……ん?阿求の中にある何か?……ちょっと、どういう事?」


天子「それくらい自分で確かめたらどうだ?あいつ自身も随分特殊な事になっているらしいが……



今はそっちじゃないだろう。また別で妙な力も感じるし、警戒くらいはしておいたらどうだ」


そう言って、天子はそのまま何処かに行った。


華扇「待っ……行っちゃった……一体何を言ってるのかしら……」





パシャッ



天子「(……大地に弟子入りする羽目になってから、阿求と関わる事がそれなりに多くなった。(作者のせいで描写は無いが(ry)

そんでもって阿求の今の状況もほんの少しながら分かってきた。)」



パシャッ

パシャパシャ



天子「(……体が弱いと聞いていたのにやたら元気だし、最近は大分特殊な武器を使っているし、その上、幻想体という変わった生物が寄って来てるし……)」


パシャパシャパシャパシャパシャパシャ



天子「……おい、そこで私の写真を撮っている奴は誰だ?」


「ビクッ;」


茂みの方から、何者かが写真を撮っている。


天子「あの天狗はもう確保されたはずだし……まさか的と言うわけでは無いだろうなーー」



「セーンーリーツー!!?」


「あっ、鈴にぃーーふぇべっ!!?」


そこでやって来たのは鈴夜。写真を盗み撮りしていたセンリツを見つけ、能力ですかさず冷却。


鈴夜「全く、どさくさにまた何してんだよ……」

さとり「……彼女、いつもこんな感じなんですか?」←鈴夜の後ろにいた

鈴夜「あー、うん。時々ストッパーぶっ飛んで女の子の隠し撮り集めてくるの。



……あ、とりあえず失礼しましたー」


鈴夜は、そのまま凍ったままのセンリツを運びつつこの場を後にした。



天子「……何だったんだ?」








とりあえず次は牢獄トークを挟みます




残り時間【84:39】

逃走者 残り20名

アイテム状況
バンダナワドルディ コイン10枚 スプラッシュボム
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.39 )
日時: 2024/05/03 10:45
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【84:37】



牢獄トーク



文「確保者達の雑談とも言える牢獄トークになりましたねぇ。」


モナ「ようやくって言っていいのかな?」


フラン「そんな物でしょこういうのって」

忍「金髪……」

フラン「……あの、離れて……」


ピカチュウ「それはそうとしてだが……」




ネコダラボッチ「……」



フラン「アイツ、何でこっちと別で専用の牢獄用意されてるのよ……」

モナ「誰かと揉めたり脱走したりしないようにじゃない?」

ピカチュウ「何か有り得そうなのがなぁ……;」



ネコダラボッチ「運営……後で覚えとけ……」




バンダナワドルディ「……ミッション1が終わりましたけど、またそろそろどこかで来そうですよね。」


エリア徘徊中のバンダナワドルディ。


バンダナワドルディ「おっと、アイテムボックスですね。中身はケムリ玉ですか。」


アイテムを発見したその時……




ハンターC「……」


近くにハンター……


ハンターC「……




……!!!」


見つかった……!!




バンダナワドルディ「……って、わわっ!?いきなりハンター!!?」


すぐに逃走するワドルディ。



バンダナワドルディ「うう、距離が近いです……だったら早速手に入れたこれを!!」


さっき獲得したケムリ玉を使用。煙でその場を凌ごうとするものの……



ハンターC「……」


瞬時にケムリ玉そのものを避け、バンダナワドルディの逃げる先にジャンプ。



バンダナワドルディ「ええええええ!!?……あ、まだです!!だったらスプラッシュボムを!!」



茶駆使したタイミングでスプラッシュボムを投げて命中。インクのイメージの粘々した物体が、ハンターの身動きを封じた。


ハンターC「……!!?」



バンダナワドルディ「あ、危ない危ない――「ポンッ」


ハンターA「……」


バンダナワドルディ 確保 残り19名


逃げようとした途端、もう1体がいた……


バンダナワドルディ「えええええ……;;;」




プルルルル……




カリファ「『バンダナワドルディ 確保』……20人を切ったようね。」



新八「さっきハンターが跳んでるが見えたしそのせいかな……うーん、アイテムだけで何とかなるわけじゃなさそうだよなぁ……「プルルルル……」ん?」


メールの内容『ソフィーのアトリエを黙々とやっていると、ストーリーに関わるレシピがすぐに作れるようになってしまう。こういうのはまず他のレシピ作れるようになってから出来るようにしたいという拘りを持っているのは俺だけでしょうか (by作者』


新八「……さっきから何でこの手のメール届くんだよ!?というか3回連続で僕の出てる場面で「ポンッ」


ハンターB「……」



志村新八 確保 残り18名



新八「・・・。


作者ァァァァァァァァァァ!!!!」




ハヤテ『この確保のされ方ってどうなんですか?』

ナギ『何でリアル事情を垂れ流すんだコイツ……』




プルルルル……


神楽「新八が確保されたアルか?……仕方ないネ。新八の分まで頑張るアルよ」





残り時間【81:22】

逃走者 残り18名

アイテム状況
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚


次回、ドラマパート

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.40 )
日時: 2024/05/03 16:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

ドラマパート




鈴夜「(あの建物も見覚えがある……よく通ってた画材屋だ……)」



……その頃の鈴夜。周辺を回ってみては、何だかほんのり懐かしそう。



さとり「(……鈴夜さん……一体どうしたのかしら……)」

センリツ「気になる?鈴にぃの事。」←*氷を解除してもらった


鈴夜の子が気になるさとりに対して、センリツが問いかける。


さとり「い、いえ、そう言うわけでは……」

センリツ「見え透いた嘘を。」


さとりは否定しようとしたが、センリツにすぐ嘘だと言われた。


センリツ「だからさぁ……気になるのなら、心を読んで一発なんじゃないの?」

さとり「それは、その……」

センリツ「(こじらせちゃって……)」


どう言うわけか、心を読むことをためらっている。そんなさとりに対してセンリツはため息をつく。


さとり「……そういう貴方は気にならないんですか?」

センリツ「別に。なんとなく分かるし。」


さとりの質問を、センリツはあっさりと答えた。


さとり「……」


……さとりは悩んでいた。自分は『黒須羽鈴夜』の事を何も知らない。

こう言うのは心を読んだりすれば、一応ある程度は分かると言えばその通り。



……なのだが、彼にそれをやってはダメな気がしてならない。それでは意味がない気がするのだ。



さとり「(……何故だろう。どうも自分らしくない事を考えてしまう……)」


鈴夜「……何してんのさとりさん。置いてくよ」


さとり「あうっ!?」


鈴夜がいつの間にかさとりの元に近づいて話しかけていた。……そんでもって、驚いてさとりは変な音程を出した。


センリツ「わぁ凄い音程」

さとり「げ……言及をしないで貰えますかね……」


鈴夜「……そろそろ作者から連絡が来ると思うし、とりあえずある程度……は……」



また歩いてまっすぐ進んでいたその時だった。鈴夜は、ある建物を見て動きを止めた。



鈴夜「……」


鈴夜は、絶句した。


さとり「鈴夜さん……?」

センリツ「……やっぱり、か。」



その建物は、それなりの面積のある学園。それも……


鈴夜「……






……『彩井学園』?」






一方、その彩井学園にて。



ヘッドホンちゃん「ええと、そろそろこの辺りで失礼します。」



ゴーグルくんが学園に突っ込んじゃった事関連がある程度澄んだブルーチーム一行。そろそろ流石にハイカラスクエアに戻ろうとしたその時だった。





「強力なナラティブを持つ特異点及びその仲間……そろそろ存分に刈らせてもらおうか!!」



どこからか、声がする。



ゴーグルくん「……あれ、誰かなんか言った?」

メガネくん「え、何も言って無いけど?」

ニットキャップちゃん「……あれなにー?」


ニットキャップちゃんが指さした方向に、何かがいる。



……教室変わって



トモカネ「……ん?なぁ、窓から見えるアレって何だ?」

ノダミキ「うーん……最新のドローンじゃない?」

ナミコさん「何だ急にそんな意味不明な話を――」



……窓の外には、主に紫と黒のカラーリングをした大き目の機械(というかロボット)が飛んでいた。



ナミコさん「……何アレ」

キョージュ「黒いな。心なしか不快感が増すが」

キサラギ「え、それもそれでどういうことですか」






……外。鈴夜の視界にもまた、そのロボットがいた。



さとり「あれは、一体……」


鈴夜「『ジルク・ヒステリカ』……まさか……!!」


さとりは困惑するが、鈴夜とセンリツの方はアレが何か知っているようだった。




「おや……見覚えのある気配を感じると思えば……





……久しぶりだな。裏切り者。」









次回もドラマパート

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.41 )
日時: 2024/05/04 00:04
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

その頃の阿求。


阿求「……ここが並行世界パラレルワールドって……どういう事?時空融合現象が並行世界で起きてるって言うの?」


混ざった世界の1つの『Splatoon』の世界が、ウルトラワールドの時空のものと違うという発言を聞いた阿求。問いただしてみると作者はこう答えた。


おろさん『いや、似たようなものではあるが若干違うんだ。

正確に言うと、ウルトラワールドの技術だと介入が出来ない世界の1つなんだ。』


阿求「……つまり?」


おろさん『まず、この時空においての『世界』って言うのは、どこかで『創作物』として扱われる場所や区域などの事を指す……そういう説がある。

そうなると、世界の在り方が同じようなものは同一、もとい組みたてられたパズル的な形となって他の世界との関係が出来る。……まあ、銀魂とかこのSplatoonの世界は完全に例外だけど。


……そんな世界だが、時々メディアによって事の進みが違うものがある所以で、並行世界に近しい扱いになる世界がある。マリオとかカービィとかもそんな感じだな。

ややこしい事になるのを防ぐために、そういう世界の行き来は大幅に制限されるて。


俺達が本来介入できるのは、『ゲーム』としてのSplatoon世界。だが、その世界は『コロコロコミック』のSplatoon世界って事。


それも普通なら行くことは出来ないが……混ざったもう片方の世界である『GA 芸術科アートデザインクラス』の世界との融合が原因で、普通に入れるようになってしまったらしい。』


阿求「だから情報と食い違ってた箇所があったのね……」


おろさん『ああ……しかし、それはそれとして……』


作者は何やら、ほんの少し複雑な表情を浮かべていた。


阿求「……作者?」


それに対して、阿求が聞こうとした時……



「ヒャッハァァァァァァァァァァ!!!」



……背後から、阿求を攻撃しようと何者かが突っ込む。

阿求はすぐさまその攻撃を避けた。



「オウオウオウ!話には聞いていたがホントに素早くなってんだな!!」


攻撃をして来たのは、ギターを持ったゾンビらしき男。だが全体的にカラーリングが黒い。



阿求「……アンタ、ジルコン獣ね。」



F.Z「その通ォォォり!!俺様は『F.Z』!『ザベル・ザロック』を元に作られた試作ジルコン獣だぜェェェェェ!!」



阿求「騒がしいわねぇ……」

おろさん『おいおい、このタイミングでジルコン獣が来やがったのか……何が目的だ?』



F.Z「ドクター・ベノディアから頼まれてなァ。この世界に派遣された同胞ブラザーが変な事しないように見張ってろって言われたわけさ。まあサポートみたいなもんだ」


作者の問いかけに、F.Zはそう答えた。


阿求「……ドクター・ベノディア?そいつが時空融合現象の黒幕かしら?」


F.Z「おおっとウッカリ喋っちまった!……まァ、それを知られてたところで、残念ながらそれとは無関係だぜ?」


おろさん『ハッキリ言うねコイツ』



F.Z「……おっと流石にこれ以上は黙っとかなきゃならねェぜ。


それはそれとしてだ。ここで会ったがまさに百年目ってやつだ!!存分に妨害させてもらうぜェェェェェ!!早速カモン!!『F.Y』!!」


上空に向けてF.Zが叫ぶ。それと同時に、飛行ポケモンらしき存在が現れた。『F.Y』と呼ばれた存在。おそらく、『イベルタル』を元にしたジルコン獣だろう。


F.Y「イガレッカ!!!」


F.Z「更にィ~??」


F.Zは続けて、また何かを呼び出す。カラーリングが全体的に黒いそれは、ジルコン獣のようだ。


ココアをはじめとしたごちうさの5人、坂田銀時、九条カレンやアリス・カータレット。それらを元にしたジルコン獣が×4体。


おろさん『ジルコン獣!?それもココア達のか!!?』

阿求「というか、そんな量産兵みたいな感じだったのソレ!?」



F.Z「そんなことも知らなかったのかァ?……アァなるほど。今までは質の良い個体がちょいちょい顔出ししてたくらいだったんだな?


……さァ!!存分に暴れちまえ!ただ間違っても殺さないように言われてるから、そこら辺は気ィつけろよ!!」


F.Y「イガレッカァァァァァ!!」


ジルコン獣達が、有無を言わさず阿求に襲い掛かる。


……ただ、その内の何体かが、ハイカラスクエアに散らばって行った。


F.Z「ってオイオイオイどこに行くんだよ!?……まあ、ナラティブをかき集めるのには都合良いか。」


F.Zは一瞬慌てるも、切り替えて阿求に襲い掛かる。



阿求「っ、結構面倒な事をしちゃってさぁ……!!」

おろさん『しかも街に散らばったジルコン獣を放置するのはまずい……


……こうなりゃ、それも逃走者達に手伝ってもらうぜ!!』



*****



《彩井学園》



彩井学園に現れた、『ジルク・ヒステリカ』と呼ばれる機動兵器。鈴夜は、動揺しつつもそれに話しかける。


鈴夜「まさかお前が来るなんてね……まあ、いつかケリは突けたいと思ってたけど。」



「フン、裏切り者がよく言う。」



鈴夜「誰が裏切り者だ!!勝手に体改造されただけであってお前達の仲間になった覚えはないよ!!」



「黙るがいい。女の恰好をした男だと言うだけで腹が立つところを、ドクター・ベノディアの計らいで折角生かして実験台にしてやったというのに。」


ジルク・ヒステリカに乗っているとされる人物と口論になっている鈴夜。



さとり「あ、あの、これは……」

センリツ「……」


困惑中のさとりと、ジルク・ヒステリカを睨むセンリツ。


「……おっと……お初にお目にかかる子もいたようだ。



私の名は『F.E』。調律者である『エンブリヲ』を元に作られた試作ジルコン獣さ。」







(尺の都合とかにより)次回もまたドラマパート

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.42 )
日時: 2024/05/04 15:48
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

彩井学園の生徒達は、突如として現れたジルク・ヒステリカを見て困惑。

キサラギ「何でしょう……ロボット?」

トモカネ「……ん?あっちにも誰かいるぞ?」


トモカネが指さした方向には、鈴夜達がいる。


笹本「ったく……なーに他所モンが面倒事を持ち込んで……」


……この時の授業の担当である笹本。窓の外を見た時……


笹本「……



……黒須羽?」



*****


メガネくん「な、何だアレ……!?」


外に出たブルーチーム。同じくジルク・ヒステリカを見て若干戸惑っている。


F.E「……おや、観客が来たようだ。」


鈴夜「何でインクリングがここに……いや……それより……


……どうも認めたくないけど……この世界と融合したのは……」


特に驚かないF.E。

鈴夜は色々と困惑しつつも、核心に至っている。



ヘッドホンちゃん「向こうにも誰かいるみたいだけど、一体誰……?」

ニットキャップちゃん「変な感じー」

ゴーグルくん「……あれ?」


ゴーグルは何やら首を傾げている。


メガネくん「ゴーグル?」

ゴーグルくん「ねぇ、そう言えばオレたち、今まで人間と関わったことあったっけ?」

メガネくん「え?何で今そんな……



……ん?そう言えばいつからだ?」


ゴーグルくんの疑問に、メガネくん達も困惑。



ヘッドホンちゃん「そう言えば、今日がはじめてだった気も……」

ニットキャップちゃん「ところでニンゲンってなんだっけ?」

メガネくん「確か、大昔に存在してたって言う……あれ?「チュドドドドド」どわーっ!?」



F.Eが、ジルク・ヒステリカのビームライフルを乱射。


F.E「害虫がペラペラと喋るな――「らぁぁぁぁぁっ!!」おっと」


咄嗟に鈴夜が飛び込んで、ジルク・ヒステリカに攻撃&ビームを全て凍らせ粉砕。F.Eの方は軽く避けた。


鈴夜「っ……!!」


鈴夜はどうやら興奮状態(怒)。それを見たF.Eは、冷静にこう言う。


F.E「……そうか。そう言えば、この学園は貴様の母校だったらしいね。ならば……」


ジルク・ヒステリカを上空に移動させた後、突然歌い始める。



さとり「歌……これは……?」

センリツ「クロスアンジュにある『永遠語り』!!マズイよ鈴にぃ!!!」



F.E「流石に、強力なナラティブを持つ者を失うわけにはいかない。特別に、この学園の8割をを削るだけで勘弁してやろう。」


鈴夜「やめろっ!!!」


F.Eを止めようと、鈴夜はジルク・ヒステリカに突っ込もうとする。だが……


ピレスロイド「……」


鈴夜「がっ……!!」


『ピレスロイド』と呼ばれる円盤型機械の不意打ちを受け、地面に叩きつけられる。



さとり「鈴夜さんっ!!」



F.E「さぁ……受けてもらおうか!!」


『ディスコード・フェイザー』。その一撃が、彩井学園に放たれようとしていた。




ノダミキ「ねぇ、もしかしなくてもゲームの大技みたいなのが放たれようとしてない?」

ナミコさん「ど、どっからどう見てもそうだが……」

キサラギ「え……ええっ……!?」



そして、4つの竜巻のような攻撃が放たれる……その時だった。


「おおっと、最近だとこう言うのは看過できないんだよなぁ」


ディスコード・フェイザーの竜巻が、ひっくり返ろうとしていた。


F.E「何……!?」



ゴーグルくん「竜巻が変な事になってるー!」

ニットキャップちゃん「面白ーい」

メガネくん「悠長にハンバーガーを食べて良いのかこの状況!?」

ヘッドホンちゃん「……ねぇ、何か地面も変な事になってない?」

3名「え?」



……ディスコード・フェイザーが捲れて行くと同時に、地面から何か黒い手が浮かび上がる。



さとり「黒い……手……!?」

センリツ「わ、私じゃないよ!?これってまず絵具――」


その無数の黒い手が伸び、ディスコード・フェイザーを包む。



そしてその瞬間、物凄く強い光が、辺り一面を包んだ。



鈴夜「っ……!!?」


そして、鈴夜達は気を失った。


「ミンナ……ミンナ……アハハ……」













笹本「っ……!!?」


……笹本達が目を開けると、外にいたはずのジルク・ヒステリカや鈴夜、ブルーチーム達の姿は見えなくなった。


笹本「な、何だったんだ?……おい、お前ら大丈夫……か……



……おい、山口達はどこだ?」



……キサラギ達5人の姿も見えなくなっていた。







その頃のルイージとオヤ・マー博士。




オヤ・マー博士「おお!あそこから強い反応が感知されたぞルイージ君!直行するぞ!!」

ルイージ「は、はい!


……というか何だろう、すっごい嫌な予感がするんだけど……」





次回、ミッション2

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.43 )
日時: 2024/05/06 15:45
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【79:53】



プルルルル……





ルカリオ「先程から感じる奇妙な気配……そのタイミングでのメールか……」



サタン「『ミッション2』……やはりな。」



永久「『エリア内を、合計9体のジルコン獣が彷徨い始めた』

という事は……」



翔太郎「『君達には、その9体のジルコン獣を撃退してもらいたい』……ジルコン獣って、確かあの時のジルク・ダブルと似たようなやつか……」



ローラン「『残り60分までに撃退できなければ、取り逃したジルコン獣1体につき、ハンターが1体放出される』……トラブルが起きれば、こういう感じで対処できるようにするんだな。」



マルクト「取り逃したら色んな意味で良くないよねこれ……アンジェラがら再現してもらったE.G.Oもあるしやってみるしかないかな!」




MISSION2『ジルコン獣を撃破せよ!』

エリア内に散らばったジルコン獣9体を撃墜せよ!
残り60分までに全て撃墜出来なければ、取り逃した1体につきハンターが1体放出される!





ジルク・千夜「……」



苺香「あれがジルコン獣ですか?さっき通ったショップの店員に似ているような……」



苺香がジルコン獣のうちの1体を発見。



ジルク・千夜「……」



苺香「こういう時は、バスターズグランプリの時のようにノリと勢いで何とかなります……よね?」


早速近づくする苺香。



ジルク・千夜「……!!」



で、早速ジルコン獣の視界に入る。



苺香「それっ!!」


……手元から呼び出したクリスタルから、魔法弾を放っていく。


ジルク・千夜「……!!」


……ダメージは入ったものの、そうりょの杖を顕現させて、体力を回復させた。


苺香「え、まさかの体力回復ですか!?」



ジルク・千夜「叩き割る……!!」



ジルコン獣が苺香に攻撃しようとしたその時だった。



「そらぁっ!!」


……背後から、ジルコン獣にダイナモローラーの一撃を与えた者が。イカライダーBLACKというフクを着ている彼の名は『ライダー』だ。


ライダーくん「勢い半分でやっちまったが……何だったんだ?」


苺香「あ、た、助かりました……」


ライダーくん「ん?ああ……というか……」


……するとライダーは、苺香にこう言い出す。


ライダーくん「お前……まさかニンゲンか?」


苺香「……へ?」



ジルク・千夜「あ……う……」←撃墜されたがそのまま放置されてた





ジルク・銀時「……」



神楽「銀ちゃんの偽者なんてあったアルか?」


坂田銀時を模したジルコン獣を発見した神楽。


ジルク・銀時「あー……」


……ベンチで寝そべっている。


ジルク・銀時「……」



神楽「……」


そっと近づいてみる神楽。すると……



ジルク・銀時「!!!!」


ジルコン獣は咄嗟に起き上がり、木刀で神楽を攻撃……



ジルク・銀時「ごふ……」



……しようとしたが、突っ込もうとして出来た隙に、神楽は思いっきりぶん殴った。


神楽「偽物だからか単純すぎるネ。」





残るジルコン獣はこれで7体。





残り時間【75:24】


逃走者 残り18名

アイテム状況
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.44 )
日時: 2024/05/06 19:42
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【75:21】




ジルク・チノ「……」


ブラック「なるほど……あれが件のジルコン獣ですか。」


ジルク・チノ「……!!」←魔法入りフラスコを投げまくる


ブラック「いつかの大会で見た方の力と似たような力を持っているみたいですが……性能としては劣化しているようですね。」


ジルコン獣の攻撃を軽く避けていくブラック。そして――


ブラック「デビルサンダー!!」


ジルク・チノ「ふぎゃ……!!!」


雷の攻撃を命中させ、そのまま撃退した。


ブラック「所謂コピー怪人となると、こんなものですね「おい」……おや?」


すると誰かに話しかけられる。翔太郎の前にも姿を現していた(?)、イカスカルマスクの青年……『スカル』だ。


スカルくん「……ハイカラスクエアをうろついている連中がいると聞いていたが……」


ブラック「おや、あなたは……」


スカルくん「お前、少なくともイカじゃないな。誰だ?」


ブラック「簡単な事ですよ。


……オレちゃん、悪魔です♪」


スカルくん「あとブキ屋はどこか知らんか?」


ブラック「ソレはここと逆方向ですよ」




ジルク・カレン「HAHAHA!!!」


華扇「何よこの能力……!!」


……九条カレンのジルコン獣と交戦中の華扇。影に潜み、攻撃を避けたり、色んな方向から攻撃をしている。


ジルク・カレン「無駄デスDEATH!!私はオリジナルとかけ離れた能力を得ることに成功した変異型!仙人なんか相手じゃない!!HAHAHA!!!」



……どうやら、地底やかぶき町に出て来ていた個体と同一のようだ。



華扇「そんなものだけでどうとでもなると思わない事よ!!」



華扇は、弾幕の攻撃をし続ける。……とはいえ、無暗に放つと街に被害が及ぶためあまり動けない。


ジルク・カレン「街の被害を考慮しちゃってェ……青いデス。ナンセンスデス。」



華扇「何を――」



「動きは確かにクールじゃないけど……君の性根はクールじゃないね。」


その時、ジルク・カレンにインクの攻撃が命中する。


ジルク・カレン「オウ!?」


……現れたのは、『グローブ』という名のイカボーイだ。


華扇「貴方は……?」


グローブくん「オレはグローブ。気になる事は多いけど、とりあえず手伝ってあげるよ。お姉さん。」



ジルク・カレン「ハッハー!!強いナラティブを持つキャラクターが寄って来たDEATH!!」



ジルク・カレンはまた影に潜み、グローブを攻撃しようとする。



グローブくん「おっと!!」


グローブは、スプラマニューバーの機能である『スライド』で軽く避けた。


ジルク・カレン「ナッ!!?」


華扇「隙だらけよ!!」


すぐさま華扇が隙を付いてキックを与えた。


ジルク・カレン「オウッ!!!?



……この程度で――」


また影に潜み、攻撃を仕掛けようとした瞬間……



ルカリオ「『はどうだん』!!」


そこにルカリオが飛び込んできて、影から出た瞬間を狙ってジルク・カレンを攻撃した。


華扇「る、ルカリオ!?」



ジルク・カレン「た、体勢を――」


ローラン「能力を過信しすぎだよ、アンタは。」


背後から現れたのはローラン。物凄いスピードで、ジルク・カレンを思いっきり切り裂いた。



ジルク・カレン「がっ……!!」



だが、これでもまだ倒れていない。



ジルク・カレン「な、何デスカさっきから!!無理無理無理!!こんなの割に合いマセン!!退散退散退散デェス!!!」


……ジルク・カレンは全速力で退散する。


ルカリオ「待てっ!!」

ローラン「逃がすかよ!!」


ルカリオとローランは、ジルク・カレンを追いかけて行った。


華扇「え、あ、ちょっと!?……行っちゃったわね……「ちょっといいかな?」

すると、グローブが話しかけて来る。

グローブくん「……さっきのは君の仲間だとして……君達は一体何者だい?明らかにこの辺りじゃ見ない姿だ。」


華扇「……」

華扇は若干悩んだ後、

華扇「さっきのジルコン獣は貴方の事も狙っていたみたいだし……こういう時は、話ておいた方が良いかもしれないわね……」




一方のローランとルカリオ。



ローラン「……姿が見えない……どうだ?」

ルカリオ「どこにも反応が無い。どうやら全く別の場所に転移したらしい。

……カウント表示も1減っている。撤退したと見て良いだろう。」

ローラン「そうか……


……ったく、バラエティ番組だとからしいのに、何でこういうトラブルが起こるんだよ。」

ルカリオ「こちらの場合、目的は別にあるからな……


……とはいえ、どの道この世界を探った方が良いだろう。」

ローラン「……だな。そもそも、こっちは金があっても意味無くなってるから逃走中やってもな。




その内確保者でも探りに行けるようになるだろうし、この辺で、だな。」



ハンターA「……」



ポンッ



ルカリオ ローラン 確保 残り16名





残るジルコン獣は5体。




残り時間【71:45】


逃走者 残り16名

アイテム状況
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.45 )
日時: 2024/05/09 00:08
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【71:43】




ジルク・シャロ「……」



カリファ「……」



冥界のカリファが、現在ジルコン獣の1体と交戦中。



ジルク・シャロ「……来なさい」


するとジルコン獣は、上空に何かを投げる。それにより出来た空間から……


ジルク・クリボー達「……」


クリボーを模したジルコン獣が大量に出現。


カリファ「ふぅん、そんな事も出来るのね。」


ジルク・シャロ「仲間はこっちも呼べるのよ。……行きなさい」


ジルク・クリボー達「オラオラァ!!」



早速ジルコン獣達が攻撃を嗾けようとする。



カリファ「……レベルが低い」


対するカリファは、ジルク・クリボー達を返り討ちにして行く。


ジルク・シャロ「数で押し切れば良いだけの事。」


対する桐間紗路のジルコン獣はどんどんジルク・クリボーを呼び出し、数で押し切ろうとする。

するとその時……


「ほう、随分面妖な事をするではないか。」

「だが、その手段は気に食わないな。」


……突如として、2名のイカボーイが現れ、物凄いスピードで、50を超えかけていたジルク・クリボー達を撃破した。


ジルク・シャロ「ちょっ……はぁ!?」


カリファ「ふぅん……」


盛大に驚くジルク・シャロと、感心しているカリファ。


ジルク・シャロ「っ、やむを得ないわ!!」


そのままジルク・シャロが次元の穴に入り、撤退した。


カリファ「……あとは4体ね。」


カリファもジルコン獣が撤退したのを確認すると、別のエリアに移動して行った。


ヴィンテージ「……例を言わないのは構わないとして、随分と変わった奴だったな。」

エンペラー「少なくとも、先程の者とは敵対しているようだがな。」


……ジルコン獣を蹴散らしたのは、ハイカラスクエアのイカの中でも高ランクの存在である、ウデマエXの『ヴィンテージ』と、絶対王者の異名持ちである『エンペラー』だ。


エンペラー「しかし妙だな。古い本に載ってあった『ニンゲン』が存在しているだけでなく、今までその自称に全く気付いていなかったというのは。」


ヴィンテージ「この現象に俺達が気づいたのも、ああいう連中の姿を見かけてからだな。それも1時間も経っていない辺りにだ。


……少なくとも、俺やお前以外にもこの異変に気付いている奴等はいるだろう。おそらく『彼ら』もな。」


エンペラー「そう言えば、数十分前から何処かに飛んで行ったきり見ていないな。」


ヴィンテージ「それはそれでどういう事だ」



*****



浜千鳥「うーん……どの道戦えない以上、どうやり過ごせばいいんだか……」


何気に生き残っている浜千鳥(というか何かゴメン;)。


浜千鳥「何というか、純粋に逃走中を行える気もしないし、自首……するにもアイテムがいるんだった……」



そんな彼の近くに……



ハンターC「……」


ハンター……



ハンターC「……



……!!!」



見つかった……!!



浜千鳥「……え、あ、ちょっ、嘘でしょ!?」


ポンッ



浜千鳥 確保 残り15名



浜千鳥「運が無かったッス……」



あえなく散った……








残り時間【67:17】


逃走者 残り15名

アイテム状況
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.46 )
日時: 2024/05/12 18:30
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【67:15】




マルクト「やあっ!!」



ジルク・リゼ「ぐあ……!!」



マルクトが1体のジルコン獣を撃破。これで残り3体。



マルクト「ミッション終了までは残り7分くらい……この感じだと、2分くらいのペースでジルコン獣を倒せって話になってきそうね。」



そんなマルクトの元に……



苺香「あ、えっと……確かゲブラーさんの仲間のマルクトさん?」


マルクト「あれ?……あ、ホドとゲブラーが言ってた娘ね。……ところで隣の子は?」


ライダーくん「ライダーだ。」


マルクト「……もしかして、この事態に気づいてるのよね?」


ライダーくん「ああ。逆に、どうしてここまでの異変に気が付かなかったのかが不思議なくらいだけどな。



……というかコイツ(苺香)から話は聞いていたが……異変の調査とやらにバラエティ番組のようなことを交えているお前達は色々と何をやっているんだ?」


マルクト「その方が割と都合良いんだってさ。」





ジルク・ココア「刺す!!刺す!!とにかく刺す!!」


通行インクリング「どわぁ!?何だ何だ!?」


ジルク・ココアがインクリング達を襲おうとした時……


エイジア「んな物騒なことさせるか!!」


そこでエイジアが、サンダーオーラで突っ込んで来た!?


ジルク・ココア「ふぎゃ!!?」


そのままジルク・ココアは派手に吹っ飛び、撃退された。


エイジア「これであと2体か……

あ、大丈夫だったか?」


通行インクリング「は、はい、ありがとうございます……」


エイジア「さて……ん?あれは……」






ジルク・アリス「フフフ……」


……ぴょんぴょんと跳ねてエリアを徘徊している、『アリス・カータレット』を模したジルコン獣。



ヒナギク「見つけたはいいけど動きが早いわね……」


ヒナギクがソレを発見。とはいえ、屋根を軽々と跳んで移動するジルク・アリスに攻撃しようとするのは困難。



ジルク・アリス「捕まえられるわけないもんね~「ドン」ふぇ」


……余裕をぶっこいていたジルク・アリスの真上から要石が落下。ジルク・アリスに大ダメージを与えた。


天子「ものの見事に引っかかってくれたな。」


ヒナギク「ず、随分と良いタイミングで来たわね……」


天子「相手の行き先くらい直感で何とかしただけだ。」




ジルク・アリス「な、なにもできずに消えるわけにはっ……」


……ジルク・アリスは撤退した。



天子「……って、逃げられたか……まあいい、これであと1体なんだな。」

ヒナギク「最後の1体……一体どこにいるのかしら?「どわあああああ!!」

すると、向こうから叫び声が。


天子「あっちか!!」

ヒナギク「あ、待って!!」


急いで2人はその場に向かう。




……少しして、2人は大声が聞こえた場所に着く。

何かが物凄いスピードで、縦横無尽にどこかしらに突っ込んでいる。



天子「最後の1体は途轍もないスピードを持ってるな……だがこれくらい何ともないな!!」


……天子は、その何かの動きを観察し……


天子「そこだっ!!」


要石を思いっきりぶつけた。


「ぐあっ!!」


天子「よし、もう一撃……ん?」

ヒナギク「……って、これはもしかして……!!」


ジルク・ハヤテ「チッ……!!」


その何か、もとい綾崎ハヤテのジルコン獣は、もう一撃喰らわせようとした天子の恋激を瞬時に避けて体勢を立て直した。



ヒナギク「そ、そうよね……ココアちゃん達のジルコン獣がいるんだったら、こっち側が元になったジルコン獣がいてもおかしくない……!!」

天子「とにかく倒せば何とかなるだろう。早いところ……」



ジルク・ハヤテ「そうは行かない!!」



ジルク・ハヤテはまたスピードを上げ、何処かに突っ込んで移動して行った。



天子「……お前逃げるな!!!オイ!!!」

ヒナギク「何でも良いから追いかけないと!!!」




次回、ミッション2完結




残り時間【63:30】


逃走者 残り15名

アイテム状況
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.47 )
日時: 2024/05/13 20:40
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【63:20】




永久「……ん?」




ジルク・ハヤテ「……」




……何か逃走しているジルク・ハヤテ。永久が偶然にもそれを発見する。



永久「あれが最後の1体だな。こういう時は……」

【ロケット!】



ジルク・ハヤテ「がっ!!?」


T2のロケットメモリでミサイルを放つ。すぐに追いつき、ジルク・ハヤテに命中。


ジルク・ハヤテ「……お前っ!!!」


ジルク・ハヤテは永久に攻撃をしようとする。


永久「……変身。」

【エターナル!】


エターナルに変身し対抗。難なく攻撃を防いでいく。


ジルク・ハヤテ「っ、分が悪い……ここは逃げ「スパァン!!!」


ジルク・ハヤテが逃げようとした時、その逃げた先に……


ヒナギク「……結局は偽物。本物のハヤテ君と比べて脆すぎるわ。」


ヒナギクが待ち伏せしていたようで、竹刀で一撃を与えた。


ジルク・ハヤテ「がっ……!!」


エターナル(永久)「よし、未だ!!」


【エターナル マキシマムドライブ!】


そのままエターナルエッジによる攻撃で、ジルク・ハヤテを撃破した。


天子「何とか間に合ったな!これで……」←隠れてみてた模様




9体のジルコン獣を全て撃退。これによって……



ミッションクリア




*****



その頃。阿求は未だに、F.Zが呼び出したジルコン獣を倒していっていた。


F.Y「イガレッカ!!!」


デスウィングを放つF.Y。阿求はそれを軽々と避け、ついでにE.G.Oを駆使して攻撃を仕掛けて来るジルコン獣をどんどん撃退していく。


阿求「周囲の量産型は片付いた……あとは、F.YとF.Zとかいうあの2体だけ!!」


F.Z「ウゲゲッ!?俺様達以外もう全部倒されちまったのか!!……まァ反応的に、その内の質の良いヤツは撤退しただろうけどよォ」


やけに余裕そうなF.Z。


阿求「……随分と余裕そうだけど、何か企んでるのかしら?」


武器を構える阿求。


F.Z「オウオウ、分かってるくせに。」


阿求「……」


……F.Z本人が言っていたが、これは所謂足止め。何か行動を起こされる前に移動したいところなのだが……


プルルルル……


F.Z「……アァ?」


すると通信端末の着信音が鳴る。……それも、阿求とF.Z、お互いのから。


F.Z「……ンだよ。お?ドクター・ベノディアからじゃねェか。何だよ折角いいところだってんのに……は?


……F.Eの反応がロストしただァ?」



阿求「……どうしたの作者。ジルコン獣の方は新方片付いたみたいだけど……へ?


鈴夜達の反応が消失した!?」



監視対象の反応がロストしたと告げられたF.Zと、仲間の行方が分からなくなったと告げられた阿求。


F.Z「チッ……勝負はお預けだ!引っ込むぞF.Y!」


F.Y「……!!」


F.ZとF.Yは、姿を消した。


阿求「あっ!?逃げられた!!


……いえ、今は後回しよ。それよりどういう事なの作者!?」


連絡をしてきた作者に問いただす阿求。


おろさん『細かい事は良く分からないが、どうやら『彩井学園』の付近に強力なエネルギー反応が感知された。多分それが関連してる。』


阿求「『彩井学園』……そこに行けばいいのね?」


おろさん『まあそうだな。


……こっちからも千束とたきなを派遣するから、頼んだぞ。』


阿求も、急いで彩井学園に向かうのだった。





「あれは……ニンゲン?それにサイイガクエンって……」






残り時間【59:59】


逃走者 残り15名

アイテム状況
マルクト コイン25枚
桜ノ宮苺香 コイン10枚 ネコビタンB
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚