二次創作小説(新・総合)

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.53 )
日時: 2024/05/22 23:03
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

阿求「ま、苺香ちゃん!?どうしてここに……」


苺香「段々騒ぎが大きくなっているようなので、直接動くことに決めまして。あ、それはそうと久しぶりです。」


マルクト「そういうことだから、大き目の音が聞こえた場所に行こうとしてるのよ。」


苺香の後ろからマルクトも駆けつけて来る。再現されたE.G.Oで、ジルク・グレイブをどさくさに攻撃した。


阿求「ええと確かマルクトさん?……って、もしかしなくても自首とは別の意味でリタイヤしたと」


マルクト「そんな感じ。少なくとも、私やローランは賞金の方もわざわざ手に入れる理由も無いし。」


ライダーくん「……って言う事らしいぞ。」


ダイナモローラーを振るってジルク・グレイブを破壊したライダー。同じく駆けつけて来た。


阿求「え、誰」

苺香「ライダーと言う、この世界だと有名なプレイヤーだそうです」

阿求「……仮面ライダー?」

苺香「そうではなく;」


それはとにかくとして、ジルク・グレイブを片付けていく。


阿求「コイツで最後っ!!!」


最後の1体のジルク・グレイブを叩きつけ、撃破した。


阿求「何とか片付いたわね……


……とりあえず、ライダーだったかしら?事情の方は2人から聞いているようね。」


ジルク・グレイブをすべて撃破した後、阿求はそうライダーに問う。


ライダーくん「ああ。ある程度だけどな。


……お前は正確な部分も知っているようだし話してもらうぞ。移動しながら。」


阿求「ええ、そのつもりで――」


ジルク・グレイブ「捕獲……」


すると、阿求の背後にジルク・グレイブが1体。


マルクト「ま、まだいたの!?危な――」


マルクトが叫ぶと同時に、横からインクによる攻撃が。そのままジルク・グレイブは撃破された。


苺香「い、今のは……?」



「その話、ボクにも聞かせてくれないかい?」


困惑した一同だったが、そこに現れたのは……



ライダーくん「お前は……ハチか!」



『ハチ』と呼ばれている、オクトリングの少年だった。



*****



「ん……」


……その頃。目を覚ました者が1人。彼女の視界には、4人の友人が映る。


ノダミキ「あ、キサラギちゃんやっと目を覚ました!」

キサラギ「あれ、ノダちゃん、皆さん……

そう言えば、さっき物凄く光って……」


キサラギは、ジルク・ヒステリカによるディスコード・フェイザーと、それを包んだ、地面から浮かび上がった黒い物体等の事を思い出す。

……周囲を見回すキサラギ。全体的に暗い空間で、辺りには電子機器が大量に置かれている。


キサラギ「ここは……?」


トモカネ「分かんねーんだよなぁ。俺達もさっき起きたばっかりだし。」

ナミコさん「少なくとも、彩井学園じゃない。」


4人ともここがどこだか分からない様子。



「最後の1人も起きたみたいだな。」


すると5人の元に、誰かが来る。




キサラギ「ど、どちら様ですか……?」


正邪「ただの天邪鬼さ。……最近はそれらしいことあんまりしてないけど。」


何と鬼人正邪だった。


キョージュ「誰かは分からないが、敵と言えるような人では無さそうだ。」


キョージュはそう言うが、


キョージュ「とはいえ、一体何者なんだ?」


続けてそう問いた。


正邪「あんたたの世界とも、あの海洋生物達の世界とも違う場所から来たやつって事なら言っておくよ。それ以外はややこしいから追々話す。



……それはそうとして、あんたら彩井学園の生徒だろ?名前は、山口如月、野田ミキ、野崎奈三子、友兼、大道雅……の5人。」


キサラギ「ど、どうして私達の名前を……」


正邪「デュエマで知ったんだよ。名前と外見程度なら。」


キサラギ「尚更どういう事ですか」


*詳しくは本編のデュエマ回をチェック


正邪「それはさておき、感謝しておけよ。私があの妙なエネルギー派をひっくり返そうとしなかったら、今頃学園は削れてたぞ?物理的にな。」


どうやらさっきのディスコード・フェイザーを防ごうとしていたのも正邪だったようだ。


ノダミキ「あの目くりかえりそうになってた竜巻の事?本当?」


正邪「能力で何とかな。私は何でもひっくり返せるんだよ。」


ナミコさん「本当にそうなのかわかりづらいな……」

キョージュ「インクリングや先程の小型兵器などの事を考えると、起こりえる話かもしれないぞ?」


キサラギ「……」


そう話していると、キサラギが何か考え込む。


トモカネ「あれ、どうしたんだ?」


キサラギ「そう言えばなのですが……」


トモカネが聞くと、キサラギはこう答えた。


キサラギ「窓の外にいたのは、あの変な機械だけじゃ無かったはずなんです。天邪鬼さん?を除くと、ブルーチームの方達の他に2、3人ほど……」

ナミコさん「そう言えばそんなのもいたような……この感じだと、この近くに……?」








鈴夜さん……鈴夜さんっ……!!



「ん……んん……」



さとり「起きてください鈴夜さんっ!!」


鈴夜「ん……?さとり、さん……センリツも……



……というか、ここは……?」



続く

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.54 )
日時: 2024/05/26 22:23
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

その頃の鈴夜。キサラギ達とは少し離れた位置に飛ばされたようだ。


さとりに起こされ、目が覚める。


さとり「やっと起きましたね。気絶したままだったので少し心配しましたよ。」

鈴夜「そうだったんだ。

……そう言えば、あの時彩井学園で……ところでここは?」

センリツ「かなり特殊な異空間みたい。それ以外はどう調べても分かんなくて……」


鈴夜の問いに、そうセンリツが答えた。どうやら、ハイカラスクエアとも少し違う奇妙な異空間の模様。


鈴夜「まあそう言うのはコツコツ調べておくとして……あの感じだと、あの近くにいた子達も巻き込まれてるのかな……あと多分F.Eもか……そこのところどう?」


センリツ「今の所、他に誰かいるとかは分からない。しかもこの空間、全体が変なエネルギーで形成されてるみたいで、地面に潜ることが出来なかったんだよねぇ。」

さとり「私も心を読む能力で探そうとしてみたのですが……雑音みたいなものを感じ取ってしまい上手く探せなくて……」


鈴夜「進展は無いか……まあいいよ、こういう時は自分達の足でやればいい。行こう。」

さとり「は、はい……」


とりあえず歩いて調べる事にした3名。


さとり「……」


その中で、さとりは先程の事が気になっていた。


鈴夜と、F.Eと名乗った者の関係、F.Eが鈴夜を裏切り者と呼んだこと。

……そして鈴夜が、彩井学園をどことなく懐かしんでいた事。


彼に一体、何があったのだろうか。……そんな事を思いながら、移動を始めた鈴夜と、それについていくセンリツを追いかけていった。






ゴーグルくん「あーーーーーっ!!!」

……その頃。ブルーチームもまた、謎の空間に引き込まれていた。

周辺を歩いていたそんな中、ゴーグルが思いっきり声を上げた。


メガネくん「どわっ!?お前急にどうしたんだよ!?」

ゴーグル「ここ、雰囲気が何かに似てるなぁって思ったんだけど……

『シャドウ』だよ!!オレ達の影とちょっと同じ感じがするんだよこの空間!」


*シャドウ:コロコロコミック漫画のSplatoon14-15巻にて、ハイカラスクエアに現れた電波エネルギー体。イカ達のバトルの熱で生まれた存在で、ゴーグル達の影(性格は本人と真逆)。


ヘッドホンちゃん「シャドウ?言われてみるとそんな感じもしなくはないけど……」

ニットキャップちゃん「じゃあシャドウのみんながここにいるの?」


ニットキャップにそう聞かれたものの、

ゴーグルくん「わかんないけど、会えたらいいよね」

ゴーグルはそうポジティブに答えた。

そしてブルーチームもまた、この空間を歩いていった。



「仲間……アア……ハハ……」



*****


その頃。


阿求「着いた!ここが彩井学園ね。」


彩井学園の付近へと辿り着いた阿求達。


苺香「辿り着いた……は良いですけどここからどうするつもりなんですか?」

阿求「それは……それは、ええと」


苺香にどうするか聞かれた瞬間、阿求は少し固まる。どうするかを特に考えてなかった模様。


マルクト「……私達は普通に部外者だし、どう理由付けてあの学園に入るつもりなの?」


阿求「……;;;」


マルクトにも聞かれて余計固まる稗田氏。


阿求「……マァヨクヨクカンガエタラメンシキノスクナイヤツヲドウヤッテサガセトイウノサイッタイゼンタイ」

マルクト「あ、逃避し始めた」

苺香「Qさん!?ノープランだからと言ってソレはダメですって!!ほら!!もしかしたら何か進展があるかもしれませんし!!」

阿求「エエヤダメンドインデスケド」

苺香「と っ と と 行 っ て く だ さ い 捻 り つ ぶ し ま す よ」

阿求「アッ、ハイ……」


苺香に(無自覚にも)圧をかけられつつ、彩井学園の校門の方に向かう阿求だった。




オヤ・マー博士「だーかーら言っとるじゃろう!!ここの学園の生徒が突然姿を消したのはまさしく我々が探しているオバケもとい怪異のせいじゃと!!」


外間「何をわけの分からないことを言っているんですか!警察に任せますから帰ってください!」


オヤ・マー博士「あんなのアテになるわけなかろう!!」



校門付近で、教員の外間と揉めている人物が1人。何故かこの世界に訪れているオヤ・マー博士である。


ルイージ「流石に退こうよ博士!この人達の世界は本来そういう超常現象にあまり縁がないんだから!あと良いかげん警察呼ばれるよ!?」

オヤ・マー博士「断る!!目当ての怪異を捕まえられるかもしれんと言うのに!!」


ルイージに止められるも、聞く耳持たず。


……とそのタイミングで、阿求達がこの状況を目の当たりにする。


苺香「あの人達……所々で見かけた2人組です。」

マルクト「彩井学園に用があるみたいだけど、相手にはされてないみたいね。」


苺香とマルクトも、ルイージとオヤ・マー博士を時々見かけていたようだ。


苺香「うーん、この場合、ただただ怪しい人なのか、それとも何か頼りに出来そうな人なのか……」

マルクト「……どうする?とりあえず引き留め――」


阿求「……キュートちゃん、あそこの土を思いっきり掘っちゃって。」


……阿求は、突如として犬型の幻想体『キュートちゃん』を召喚する。


キュートちゃん「ワンッ!!」


すると学園の兵を飛び越え、一定の位置で足を止める。


外間「な、何だ、犬?どうして急に――」


外間がキュートちゃんの元に向かおうとしたその時……



キュートちゃん「ワオオオオオオオ!!!」

キュートちゃんは姿を変え、地面を掘り始める。


外間「ええっ!!?」


とにかく地面を掘るキュートちゃん。



……だが、あんまり深くない程度に掘ったその時……



バチィッ!!!



突然電撃のようなものが。キュートちゃんは驚いて後退した。


……そして中から、黒い柱を描くように、黒い靄が結構な勢いで放たれた。


まあ案の定、学園内は『何だ何だ』と少し騒がしくなる。


ルイージ「な、何コレ!?」

オヤ・マー博士「ふぇっふぇっふぇ!やはり大元がここに潜んでおったわい!!



……さぁルイージ君!早速準備を始めるぞ!」

ルイージ「……え、何を?」

オヤ・マー博士が何やら機械を取り出す。そしてこう言い出した。

オヤ・マー博士「何、じゃと?決まっておるではないか。



あの黒い柱に入り込むための準備じゃ!!まずはエネルギーを溜めるぞ!」






阿求「エネルギーを溜めれば良いのね。……よし、ミッションで活用できるかしらね。」


苺香「Qさん……?」

マルクト「(あれは……もしかしてゲブラーが言っていた……)」

少し様子が変わった阿求に、困惑気味の苺香。マルクトは何かを察しているようだ……











次回、ミッション3発令

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.55 )
日時: 2024/06/04 00:03
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

《逃走中運営用地下施設》

おろさん「……ん?阿求からメール……何々……




……成程。こういう時も手伝ってもらうか。」



作者が、モニターのスイッチを押し……



エリア内の何処かに、いくつもの謎の装置が転送された。





残り時間【49:57】




プルルルル……



エイジア「ここでメールって事は……」



翔太郎「ここで『ミッション3』か。」



サタン「『エリア内に、5つの装置を設置した。残り30分までに、装置のレバーを全て上げてもらう。』……どういうつもりだ?」



カリファ「で、失敗時のペナルティはあるだろうけど……『それが出来なかった場合、ハンターが1体放出、更にはハンター1体につき、逃走者の内1名ずつの位置情報がハンターに送信される』……」



華扇「要するに合計4名の位置情報が……随分痛いペナルティまで付けて、どういう事かしらね……?」


グローブくん「……話は粗方聞かせてもらったけど、バラエティを使って厄介事に割り込むなんて随分と独特だね。」

華扇「それはそうだけども」



MISSION3 装置のレバーを全て上げろ
残り30分になると、ハンターが1体放出される&(そうなるとハンターが4体となるため)逃走者の中から計4名の位置情報がハンターに送信される。阻止するには、エリア内に設置された5つ装置のレバーを全て上げる必要がある。



フェーリ「ミッションの意図はともかく、失敗した時のペナルティは避けたいわね……」



永久「とにかく、その装置を探さないと駄目みたいだな。どこにあるんだ……?」



ひとまずミッションに動く逃走者達。



スカルくん「……何かあったのか?」

ブラックに、(グローブと同じく)ある程度の事情を聞かされたスカル。

ブラック「ええ。恐らくそのようですね。


では、まずは装置を探しましょうか。」




天子「……何をつかんだのかは知らないが、位置情報送信は困るな……行くか。」



穂乃花「最低1つだけでも近くにその装置があれば早いけど、全部のレバーを上げないと意味ないからやっぱりコレも協力した方が良いかな……」



ヒナギク「(前のミッションの事もあってもう少し体力を温存しておきたいけど、どうしたものかしら……)」



装置を早速探す者や、体力などの理由で少し迷っている者。それぞれ行動しているようだ。



エイジア「そう言えば、装置の見た目とかは何も説明が無かったな。……まあそんなのが無くても、探せば見つかるか。」


装置を探しに行くエイジア。すると彼の近くに……






フェーリ「……あら、確か並行世界の……」


フェーリだ。


エイジア「ん?確かフェーリだったか。」


フェーリ「……一つ聞いて良いかしら?」


エイジア「……もしかして、このミッションの事か。」


フェーリ「まァ、似たような事よ。


……アナタ、さっきから感じる、奇妙なカンカクに気づいてるかしら?」

エイジア「感覚?……いや、言われてみると……」

フェーリ「……アレを見てみなさい。」


フェーリが指さした方向には、彩井学園に発生した謎の黒い靄の柱が見える。


フェーリ「あれが、今発生したミッションに何か関わる可能性がある……わざわざ占いをしなくても分かるワ。」

エイジア「……ああ、かなり気になる。



そう言えば、マルクトと桜ノ宮苺香がゲームをリタイヤしてたが……まさか、今起きてる異変んの事を探りに行ったのか……」


そう会話している2人に近くに……





ハンターC「……」



ハンター……!!!









残り時間【46:19】


逃走者 残り11名

アイテム状況
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
エイジア コイン15枚 ケムリ玉 ネコビタンB
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.56 )
日時: 2024/06/08 22:21
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【46:17】



牢獄トーク


ピカチュウ「かなり久々な気もするが出番が来たぞ」

新八「そう言う事言わない」

ラフィーナ「……しかし、かれこれもう残り時間は半分を切っていますわね。」

神楽「半分もせずに私達は捕まったネ」

浜千鳥「そう言う事も言うもんじゃないッス」

ローラン「……ところで、マルクトと……苺香だったか?あいつらどうしたんだ。

……まあ、言う間でも無いんだろうけど。」

ルカリオ「そうだな。恐らくそろそろ……」



……すると牢獄に近づくものが1人。(あんまり出せてなかったオリキャラの)便利屋『独目菜乃』だ。



菜乃「お久ぶりの方はお久しぶりです、便利屋の菜乃です。



……休んで(?)いるところすみませんが、手伝ってもらいます。」


フラン「……ふぅん」

ローラン「やっぱり、そうなるよな。」



*****


ハンターC「……




……!!!」



エイジアとフェーリが、ハンターに発見された!!



エイジア「……うおっ!?こんなところでハンターか!!」

フェーリ「話してる最中に……ホントにタイミングが悪いワ……!!」



急いで逃げる2名!!



ハンターC「……!!!」



逃げ遅れたのは……



エイジア「っ、俺の方に……!!」



エイジアだ……!!!



エイジア「だったら、ここはケムリ玉で――」



ハンターC「……」←煙を吸い込んだ



エイジア「えええ!?どういう機能持ってんだよ!!」





ハンターC「!!!!!」






ポンッ




エイジア 確保 残り10名


エイジア「ここで捕まったか……


……まあ、流れ的にここからは牢獄に行かず異変解決に協力する形になるだろうし、こっちもこっちで独自で探るか……」




プルルルル……



フェーリ「『エイジア 確保』……あのタイミングで来るのはサイアク……



……というワケでもないケド。」


……フェーリの逃げた先には、何とミッションの装置が。


フェーリ「前もって占いしておいて正解だったワ。こういう形で見つかるなんて。」


そして、装置のレバーを上げ……



装置 残り2つ



フェーリ「あと2つ……占いによれば……


……此処からはかなり距離があるのよね……」




天子「……お、こんなところにアイテムボックスか。」


アイテムボックスを天子が発見。中身は何と、コインが一気に20枚


天子「おお、何気に2倍のコインが手に入ったな。……どうせだし、付近のショップでアイテムを買うのも悪くないか……」



……とりあえず、ショップに向かう事にした天子。



黒い物体「A……AAA……」



……その近くに、何か奇妙な物体が潜んでいた。



黒い物体「A……AAAAAAA」←地面に潜った




天子「む……何だ、先程かなり歪な気配を感じたが……



うーむ……心なしか、かなり嫌な予感がしてくるのは何故だ……」








残り時間【42:33】


逃走者 残り10名

アイテム状況
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
比那名居天子 コイン40枚
他:コイン20枚

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.57 )
日時: 2024/06/19 23:09
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【42:31】




翔太郎「肝心の装置は全然見つからないな……」


……同じくミッションに取り組む左翔太郎。すると……



プルルルル……


翔太郎「こんな時にメールか……って、相手やっぱりフィリップじゃねぇか。」



電話が鳴ったと思えば、相手は再びフィリップ。



フィリップ『やあ、翔太郎。今の所の状況はどうだい?』


翔太郎「またミッションだよ。機械を作動させて何かをするつもりらしい」


フィリップ『ほう……もしかして、あの黒い柱の事かな。』


翔太郎「……黒い柱?そいうやそれらしいのが見え……


……ん?オイ待てフィリップ、お前まさか……」


フィリップ『そのまさか、だよ翔太郎。』



フィリップが今いる場所、それは……



フィリップ「2つの異なる世界及び場所が1つに混ざり合う時空融合か……


それに、あの禍々しい気配、多分今回の時空融合と関係があるようだね。」



まさにハイカラスクエア、それも彩井学園から少し近い場所だった。



*****



……その頃。


謎の黒い空間をを歩いて行く者達、その内ブルーチームの4人。


メガネくん「……暗い!!そんでもって何一つ進展がない!!」


……歩いても歩いても何一つ進展がない模様。


ゴーグルくん「もう1回ウメボシ食べる?」

ヘッドフォンちゃん「い、今はいい……というかどれだけ歩いたんだっけ……?」

ニットキャップちゃん「わかんなーい」


偉く疲労が溜まっている4人なのだが、その時……



「ア……ヴ……」



ヘッドフォンちゃん「あれ、今なんか言った?」

ゴーグルくん「え?何も言って無いよ。」

ニットキャップちゃん「言ってないよー?」


どこからか奇妙な声がする。ヘッドフォンがゴーグルとニットキャップに聞くが、2人は何も言っていない。


メガネくん「……ん?あっ、あそこに何か――」


メガネが指さした方向に、誰かいる。とりあえず駆け寄ろうとすると……


「ヴ……ヴヴ……キャシャァァァァァ!!!」


……突如として、その誰かが襲い掛かろうとする。

メガネくん「どわああっ!?何だコレ!?」

その誰かとの距離が一番近かったメガネは後退。

その誰かは、良く分からない、黒い物体だった。


ゴーグルくん「何アレ!?……もしかして噂に聞く酢昆布!?」

ヘッドフォンちゃん「絶対違う;」



黒い物体「キシャァァァァァ――」


……とその時、その黒い物体が突然氷漬けになった。


ヘッドフォンちゃん「凍った?」

メガネくん「い、今のは……あれっ」


……その後ろに、誰かいる。



その姿は、鈴夜だ。



鈴夜「……うん、やっぱり君達も巻き込まれてたみたいだね。」












続く

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.58 )
日時: 2024/06/20 23:17
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【40:06】




永久「……募集枠もいつの間にか俺だけになったが……見つからないな、ミッションの装置。」




ブラック「うーむ、これは少々困りましたねぇ。」

スカルくん「……その装置とやら、どこにもある気配がないが……」




カリファ「……まだあと10分とは言え、ここまで見つからないものだったかしら。……あら。」


するとカリファ、アイテムボックスを発見。中身は……


カリファ「これは……ボタンね。」


無言でボタンを押した。すると……


カリファ「……何も起きないわね……何だったのかしら?……あれっ」


残り時間【34:27】


カリファ「残り時間が減った……?」



穂乃花「あ、あれ!?いつの間にか5分短縮されてるよ!?」



サタン「これは……ミッションの残り時間も減っていないか?」


残り時間の短縮。それすなわち、ミッションの時間も短縮されるという事。



カリファ「……まあいいや」


全く責任を感じない戦犯であった。



*****


その頃。


正邪「……何もねぇな。シンプルにつまらん。」


目的は不明だが、同じくハイカラスクエアに訪れていた鬼人正邪。この謎の空間でキサラギ達と出くわし、何だかんだで5人が付いてくる形に。


トモカネ「……ノダ、アレ何だと思う?」

無の方向に指を指すトモカネ。

ノダミキ「なんだろう……酢昆布?」

疲労のせいか良く分からない会話になっているノダミキ。


ナミコさん「ダメだ、何が何だか分からない上にさっきからどのくらい歩いているのか分からないな……」

キョージュ「10分以上は歩いているな。」

キサラギ「きゅう……」


体力の限界となった故に、キサラギはナミコさんに背負われている。キョージュは何故か平気そう?



正邪「……ったく……人間と言えどそれくらいでへばるなよ。と言うかそんなになるならついて来るなし」


ノダミキ「そんなこと言ったってさぁ、今をときめく女子高生が急にこんなところにワープさせられて何とかできると思う?」

トモカネ「一名既に限界状態だし。何か用意してないか?」


正邪「知らないし予測もへったくれも無いだろこんな状況。」


(エ-エ )←こんな感じの表情をしながら、正邪はノダミキとトモカネの発言をいなしまくっている。

……と、その時……



キサラギ「……あれ……向こうに誰か……」


キサラギが、誰か近づいてきている事に気づく。



ゴーグルくん「あ!いたいた!おーい!!」


……何と、ブルーチーム一行。鈴夜とさとりもその後ろにいる。(センリツは周辺を調査しているのだろうか)



さとり「まさか本当に他にいたなんて……というか、何故かつて指名手配されていた天邪鬼が……」

鈴夜「……何故かは知らないけど、彩井学園の子達が巻き込まれてるとはねぇ……」


……少し驚くさとり。鈴夜も同様の反応を見せたが、すぐに複雑そうな表情をしていた。


さとり「鈴夜さん……」


……鈴夜の表情を見て、さとりもまた、少し渋い表情をした。









続く

Re: UW逃走中03~GAハイカラ☆アーティスト~ ( No.59 )
日時: 2024/06/23 12:07
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

残り時間【32:47】




華扇「……ええと……ミッションの装置は……」



……グローブとは一旦別れ、装置を探す華扇。



華扇「どういうわけかミッション終了まで3分切っちゃったし……ちょっとまずいわよコレ」



(主に前回の誰かさんが原因で)残り時間が近づいて行く。装置はまだ1つしか起動できてない。




ヒナギク「……あ、あったわ!!」



一方、ヒナギクが装置の1つを発見する。だが……



ヒナギク「……あら、もう上げられてる?」


既にフェーリが起動させた装置だったようだ……


ヒナギク「ダメね……これ以上動くわけにも……」




天子「ええと……あった!これだな!」


天子が、まだ起動していない装置を1つ発見する。


天子「ええと、このレバーを上げるんだったな。」


装置 残り1つ



とにかく装置は残り1つとなった!



……しかし……




【32:00】



【31:26】



【30:48】




穂乃花「あわわ……探してる内にどんどん時間が!!」



翔太郎「装置を起動させろって言ったってその装置がどこなんだよ……」



フェーリ「流石に今回は失敗かしら……」



エリアあを駆け巡り、装置を探す逃走者達。しかし最後の1つが全く見つからず……


そして……


【30:04】



【30:00】


ハンターD「……!!」



ミッション失敗



ミッションが失敗。ハンターが1体放出されてしまう。


……そして、位置情報を送信された逃走者は……





ハンターA「!!!」



ハンターB「!!!」



ハンターC「!!!」








サタン「……む?何者だ――


……って、ハンターではないか!!まさか位置情報とやらを送り付けられたのか!?」




カリファ「……あら、見つかってもいないのにハンター?……ああ、そういう事」




ヒナギク「……30分を切ったという事は……やっぱりっ!!」





サタン、カリファ、ヒナギクの3名だ……!!!



ハンター達「……!!!」




サタン「くっ!!敢えて隠れていたのが裏目に出てしまったではないか!!」



カリファ「思ったより素早い……!!」



ヒナギク「さ、さっき結構動いちゃったから体力が……!!」




ポンッ


ポンッ


ポンッ



サタン
冥界のカリファ
桂ヒナギク


確保 残り7名



一気に3人、確保された……



カリファ「……あーあ。」

カリファに関しては、ツケが回ったようだ……




プルルルル……



ブラック「メールという事は……」



華扇「やっぱり『ミッション失敗』……『ハンターが1体放出され、逃走者の内3名の位置情報が特定された』。で、その対象になったのは……」



永久「『サタン、冥界のカリファ、桂ヒナギク 確保』……位置情報を送られたのはこの3人か……さっきから確保者が出ていなかったが、一気に3人減ったな……」






次回、ドラマパート







残り時間【29:22】


逃走者 残り7名

アイテム状況
ブラック コイン20枚 スプラッシュボム
比那名居天子 コイン40枚
他:コイン20枚