二次創作小説(新・総合)
- Re: 葬送の大冒険~暗黒魔導士エクスデスの甦生 ( No.64 )
- 日時: 2024/07/29 08:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第50話「お互いの決意」
【ルイーダの酒場】
・ダイ視点
「クロノ。アイクがいなくてショックなのはよく分かるけど、このままじゃいけないことは君だって分かってる筈だよね?」
クロノ「………うん。だけど………」
此処へ来ることはフリーレンたちには前もって知らせたけど、マァムにはまだだったんだよね。
ごめんねマァム、今すぐにでも君の側にいたいけど。
もう少しだけ、同じ勇者のよしみでもあるクロノの側にいたいんだ。
これだけ言っても、中々吹っ切れないよぉ〜。
これ以上俺に、どうしたらいいんだよ!!
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『ガチャッ』
「ダイ。焦っても答えは出ないだろ?」
ダイ「信、それに河了貂!」
貂「後はオレたちに任せて、お前はマァムの側にいた方がいいよ」
ダイ「………。そうだね、後はお願いするよ」
信「よしっ。じゃあ政に貂、俺たちで何とかクロノを吹っ切れさせようぜ!!」
嬴政「信……。ああ、そうだな!」
貂「うんっ。今度は、オレたちが力になる番だ」
彼らと初めて会ったけど、簡単な経緯とかは多分だけど…フェルンから聞いた気がするんだ。
クロノにとってこの戦いは特に、『かなり』のプレッシャーが掛かるだろうからね。
大丈夫だよクロノ、君がその気になったら俺たちはいつでも覚悟は出来てるから。
もう少しだけ側にいたかったけど、これ以上マァムに心配をかけたくないもん!!
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【コックピット】
「………」
マァム「ダイ………」
ダイ「マァム……。おれ、決めたよ」
マァム「えっ?」
BGM設定:FF8よりThe Oath
ダイ「こうしている間にアイクは更に苦しんでいるんだ。いつ理性が切れるのも時間の問題だけど…それでも俺は、アイクを助けたいと思う」
マァム「ダイ……」
ダイ「これは俺自身の闘いでもあるけど、それだけじゃないんだ。前にアイゼンが震えていた姿があったけど、あれは多分…戦う為の覚悟を見せている気がするんだ」
マァム「………。戦う為の覚悟……」
ゼーリエ「…………」
ダイ「うん。この覚悟は大切な仲間を…アイクを救う為に必要な覚悟だと俺は思うんだ」
マァム「………。ダイ………」
ゼーリエ「いいな。その心意気のある覚悟…気に入った、合格だ!」
『えっ?!』
ゼーリエ「私はダイ、お前を試していたんだ。未だに闇と化している蒼炎の勇者を……見捨てるか、見捨てないかを見極めていたからな」
ダイ「それで。結果はどうだったの?」
ゼーリエ「さっきお前は言っていただろ。「それでも自分は、アイクを助けたい」とな」
ゼンゼ「ああ。それこそが、蒼炎の勇者・アイクと闘うために必要な真の覚悟に繋がるとゼーリエ様は最初から信じていたんだ」
ダイ「………。真の覚悟……」
真の覚悟かどうかは分からないけどさ、俺にその覚悟があるかを最初から試していたんだね。
闇に染められた仲間を助けたい、この気持ちは未だに変わらないよ。
これから行く海底神殿の奥にある試練には多分、俺やゼルダ姫 クロノ以外が入れなくなるかも知れない。
後は、戦った事があるメーアの力が無ければあの扉は開かないかも知れないんだよね。
するとマァムが俺に抱き着いて来て、自分のスキルを分けてくれたんだ。
そして、俺の強化した剣をマァムに託し…マァムの魔甲拳を俺に託す。
ありがとうマァム、君の武器…大切に使わせて貰うから心配しないでね!!
51話に続きます。