二次創作小説(新・総合)

Re: UWでの日常SP~偽りの仮面とQの秘密~ ( No.32 )
日時: 2024/07/25 23:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

エピローグ



その頃。ある路地裏。



ジルク・カレン「あ、あああマズイデスマズイデスマズイデス!!失態を重ねまくった上にジルコン獣の大半が消滅!!しかもF.F様まで消滅&時空融合現象が完全解決されて、これだと折角の私の立場も危うすぎデス!!多分DEATHデス!!」


F.Fに逃がされて、そのままどうすればいいか分からず途方に暮れている九条カレンのジルコン獣『ジルク・カレン』。


ジルク・カレン「そ、そそそそもそも影に潜めるなんて便利な能力を私に授かれても冷静に考えればどんだけ重い荷を背負ってるのか!!割と真面目にどーすんデスか!!こ、こうなったら隠居して田んぼ耕すとか」


「本部に帰ってないと聞いて探してみれば何してるんですか貴方」


ジルク・カレン「へ?……ってNOOOOOだ、だだだだダイヤ様オワタAOFFFFF」


「シャラップ」


突然彼女の後ろに現れた男。それを見て盛大にテンパったジルク・カレンの脳天をぶっ叩いた。


「落ち着きましたか?」

ジルク・カレン「は、ハイ……でも廃棄……終わった……」

落ち着きはした。が、色々しくじっている故に廃棄される未来しか見えないようで、盛大にへこむジルク・カレン。


「いや、何言ってるんですか?廃棄するわけないでしょう。」


ジルク・カレン「へ?」


男は、何を言っているのかとそうジルク・カレンに言った。


「貴方の能力は非常に便利ですし、ドクター達だってそう易々と廃棄しませんよ。


……とは言え、そんな便利な力を与えられたにも関わらず、『九条カレンの偽物』の域を出ないのはかなり勿体ないですねぇ。……よし、でしたら……」


男は、ジルク・カレンに何か術のようなものをかけ始める。するとジルク・カレンの姿が変化していく。


身長も多少伸び、髪色も緑色寄り。目の色は青く、服装はサイズの合わない白衣が追加。左右対称に、リングが浮かんだ髪留めが付けられて、完全に姿が変わった。


「お、オウ?何だか不思議と生まれ変わった気分デス」


「気分じゃなくて生まれ変わったんですよ。口調は前の名残で残ったままのようですが。まあいいでしょう。


さて、あなたには手伝ってもらいたいことがありますので、ついて来てもらいますよ。ええと……そうですね。貴方の事は『リコード』と呼びましょう。」

「『リコード』……それが、新たな私デスね……!!」


『リコード』と名付けられたその少女は、気分を高揚させながら男について行くのだった。



「さて、ドクター・ベノディアからの連絡で、本格的に私の出番が来ますからねぇ。実に楽しみですよ。



並行世界の魂を封じ込めた『ギア』、そして『トジル魂』の力……それらの可能性、どんどん見出してあげましょう。」


そして男はそう言って、非常にワクワクしていた。




――その男の名は『瑠璃川ダイヤ』。ヴォル・デ・トンベの人間である彼は一体何をするつもりなのか。



それは、また次回の話である。





NEXT『ようこそ秘封。見境なきディスペクト編』

to be continued……





~あとがき~
どうも。筆が乗って書き続けてたら早く書き終えられちゃったおろさんです。
何とか書き終えることが出来た『時空融合現象完結編』、いかがでしたでしょうか。
さて、この後は本編にて色々話すことがあるためにこの次も投稿をします。
多分、『ウルトラワールドでの日常Reboot』のスレッドに投稿するのそれが最後ですハイ。
所々でだれ気味になったり色々あった『ウルトラワールドでの日常Reboot』及び第1章『時空融合現象編』。前々から考えていた色んな話をじゃんじゃん書きたいと思っている今日この頃です。

という事で、ここまでご閲覧してくださった皆様、本当にありがとうございました。ウルトラワールドでの日常自体はまだまだ続くので、どうぞよろしくお願いします。


阿求「これ、本編で言ったほうが良くない?」

おろさん「あっ」



終演。