二次創作小説(新・総合)

乗り込み、スケッチ、おかしな実り ( No.15 )
日時: 2024/08/06 14:16
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



今回はデュエマを交えたお話。当然あの天邪鬼も。……つか最近のデュエマ、新要素が過多になってきてません?アビスとか水が入り始めてるっぽいし



《???》


「貴方が考えたエクストラ獣、中々良い感じよ。少々調整が必要そうだけど」

 白衣を着た、一つ結び灰色髪の科学者の女性『ドクター・ベノディア』。瑠璃川ダイヤを称賛している模様。


 それに対するダイヤはまんざらでもない。


「いや、それほどでもないですよ。……しかし、あなたの言う通り調整が必要。今の所戦績はよろしくありませんからねぇ。」


「『Q』と完全リンクした仮面ライダー『メモリア』と、恐らく岡崎と同じ世界の出身と見られる2人の少女……それが変身する仮面ライダー『ドリーマー』の事ね。エビテンが大分愚痴ってたわねぇ取り逃がしたせいでなんちゃらかんちゃらって。」


「まあ分かりますよ。オウバ・シラベの件含めて折角のギアを結構な数奪取されちゃいましたし。



……あ、そう言えば貴方、ファントムシリーズを使って実験を試みたらしいと聞きましたが、中々面白い事になってますねぇ。あのずんだもんとやらをはじめ幻想郷の生態系が乱れつつあります。」

「ふぁ、ファントムシリーズ……」

 そう言えばと話を上げたダイヤ。元ジルコン獣であるリコードは少し怯える。

「しかし、あの少女もかなり強いナラティブを持っている存在。一体どうやって、ディスペクター憑依によるナラティブ汚染を施せたのでしょうかねぇ……」

 そしてまた、ニヤニヤしながらそう言う。それに対し、ドクター・ベノディアはこう答えた。

「まあ簡単な事よ。ナラティブがどうとか関係なく、大体の者はそれなりに欲望を持つ。故に……その『欲望』を引き出せばいい。最も、元々ファントムシリーズ及びジルコン獣はそのために作ったんだから。」




《スマブラ屋敷:秘封相談事務所》


「突然お邪魔して何だけど、デュエマって2人は知ってる?」


「デュエマ?……ああ、『デュエル・マスターズ』。」


 デュエル・マスターズというカードゲームの話をもちかける阿求。蓮子とメリーはある程度知っているようだ。


「そのカードゲームで色んな都市伝説が後を絶たなかったから、それ調べるついででちょっとやってみた事があったんだ。」


「都市伝説?クリーチャーが現実に出て来たとかそう言う?」


「そんな感じね。……まあ、結局調べること出来なかったから分からず終いだけど。


それで、どうして急にその話を?」

 メリーが聞くと、阿求はいくつかカードを取り出す。

「これって……」



『熱望する心臓』U
闇 アビス・アブノーマリティ/へドリアン
クリーチャー コスト3 パワー2000
■このクリーチャーが出た時、このターン、自分が次に使うアビスのコストを、自分のアビスロイヤルまたはアブノーマリティ1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
出典:Lobotomy Corporation


『たった一つの罪と何百もの善』C
闇 アビス・アブノーマリティ/オラクル
■このクリーチャーが出た時、自分の他のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーは破壊されない。
出典:Lobotomy Corporation

 他にも(前に第1章及び用語集で出した故に能力等は省略)『レティシア』や『罰鳥』など、阿求は持ってるデュエマカードを見せている。


「作者が結構前に、色んな世界の存在を元にしてカードを作ったりしたのよ。これはその一部。」


「へぇ、こっちにも何処かのアニメや漫画のキャラを元にして作ったカードはあるけど、異世界ってなるとこれも意外と有りえるんだね。他にはどういうのがあるの?」


「まあね。ハイコレリスト。」


 タブレットでカードリストを2人に見せる阿求。


「へぇ……能力も色々あるんだね。……何か女の子の比率がそれなりあるのが気になるけど」


「そ、そこは気にしないで?知り合いとかをカードにしてるだけであって……


あ、でもメカ種族にしてるヘブバンとブルアカのキャラとは関わったことないし、キサラギちゃん達はカード作られた後に面識が出来たんだっけ……と、とにかく作者の気分だの匙加減だのだし、最近色んなのをカードにしてるとは言うし」


「そっかぁ;」


 そんな話をしている時だった。


「ちょっといいかしら?」


 事務所の中に、早速誰か入って来る。 


「あっ、霊夢さん。いらっしゃい。ええと、もしかして……」


「ええ、そう言う事。」


 蓮子はとりあえず霊夢をソファに座らせ、メリーと共に話を聞く。(阿求は一旦外出た)


「単刀直入に言うと、コレを見て。」


 そう言って霊夢が取り出したのは、新聞の記事。内容は、『幻想郷に謎の木が生えた』というものだった。そして記事の写真を見てみる。


「これって……えっ、ヤシの木?葉の色が赤いけど何コレ?」


「私にもよく分からないのよ。こんなのが急に幻想郷中に生えて来てる。調べてるんだけど何でか犯人っぽいのが見つからなくてね……


これだけじゃないわ。慧音が頼もうとしてた『ずんだもん』みたいな生き物が急に現れて繁殖したりしてるの。……他にも、まだ夏なのに秋や冬に育つような作物が育っていたり。とにかく変なのよ。」


「うっそ、ずんだもんのやつって異変の一端だったって事?」



 蓮子は「えええ」という表情をするが、どの道そう言っても仕方がない。


「仕方ない、もう1回幻想郷に行こう。もしかすると異世界が何か加担してる可能性も――」


 とりあえずまた幻想郷に行こうと決めた時だった。


「ちょっといいかしら!?」


 突然、紅葉のような服装の金髪の少女……秋の神の姉の方『秋静葉』が事務所に入って来た。


「あら、えーと確か、秋の神の……何?この2人に用があるにしても――」


「私の妹を……穣子を、怪物になった穣子を助けて!!」


 霊夢の言葉を遮って、静葉はそう頼んで来た。




「い、いきなりどういう事?助けてって……



……待って、これってもしやランさんが言ってたヤツの可能性も……」


 静葉が事務所に入るのを見た(外で待機中だった)阿求は、何かを察して作者の元に行った。




「ふぅん……面白そうな事やってるっぽいな。」


 そしてその様子を、ある天邪鬼が見ていた。



一旦区切ります。

乗り込み、スケッチ、おかしな実り ( No.16 )
日時: 2024/08/06 14:18
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



 何とか静葉を落ち着かせて、何があったのかを聞いてみる。


「さっき聞いたみたいだけど、今幻想郷の生態系がおかしくなっているじゃない。



……それなんだけど、半分は妹の穣子が原因なの。」


 幻想郷に起きている異変。それが、妹の『秋穣子』が原因だという静葉。


「妹さんが?……怪物になったって言ってたけど……」

 メリーが聞くと、静葉はこう言った。


「ええ、文字通り怪物に。

……一週間くらい前だったかしら。秋のために色んな準備をしていた時だったんだけど……突然変な、語尾に『ガネ』って付いた黒い生き物が現れたの。」


「黒い……?」


 霊夢は何か引っかかったが、静葉は続ける。


「その生き物が穣子を見た瞬間、穣子の様子が急に変になって……何か、無理矢理力を解放する感じかしら?そんな風に苦しみ始めて、そしたら……」


「突如怪物に変貌してしまった、と……」


「ええ……勿論急いで止めようとしたんだけど、暴走してたのか思いっきり吹っ飛ばされて……その後守矢神社の方達が看病してくれて、昨日起きたばかりなの。それで幻想郷の生態系がおかしくなってる事も聞かされたわ。


穣子が原因かもしれないって趣旨の説明した時に、このチラシに載ってる子の異世界の事務所の事を聞かされて、それで急いで来たの。



……お願い。穣子を助けて!今もきっと苦しんでるから……」


「分かりました。」


 そして、蓮子が椅子から立ち上がる。


「私達に任せてください。……その妹さんを絶対に助けます!!……そうだよね、メリー!」

「まあ、そうね。困った人を放っておくというのも性に合わないし。


……霊夢さん、申し訳ないけど――」


「あー、大丈夫よ。目的は同じみたいだし。」



「あ……ありがとうございます!!」


 という事で、秋静葉の依頼を受ける事となった。




「怪物になった秋の神の片割れ、か……」


 そしてその様子を見ていた天邪鬼もまた、幻想郷に移動するのであった。


*****


 そんなこんなで幻想郷にまた来て、『秋穣子』が今もいるであろう『妖怪の山』の方へ向かったのだが……


「駄 目 で す!!」


 警備をしていた白狼天狗『犬走椛』に止められる。


「確かに、妖怪の山を中心に周辺の生態系がおかしくなりつつあるのも、秋穣子さんの事も重々承知です。


ですがね、まずそう誰かも分からない人間を通すわけにもいかないのですよ。すみませんが、ここは我々に任せてもらえませんか?」


 というまあ分からんでもない理由で送り返そうとする椛。



「参ったねぇ……こうなると少しよろしくない。」

「ええ……穣子さんは多分エクストラ獣になってるって事だし、そんな数で何とかなるような相手とは……」


 蓮子とメリーは小声でどうするか会話中。


「『エクストラ獣』?何ですかソレ」

 椛には丸聞こえのようだった。

「何か知っているようだな……なら話は少し変わる。知っている事を洗いざらい吐いてもらおうか!!」

 そして刀を向ける椛だが……

「ねぇ、誰に向かって言ってるの?」

「はい?」


 霊夢の声が聞こえて振り向く椛。……何故か、蓮子達の位置と、椛のいる場所が『逆』になっているのだ。


「え?……え?」



「えーと……ごめんなさい!!」


 静葉が蓮子とメリーの手を掴んで、全速力で妖怪の山の方へ入る。そして霊夢は追いかける。



「え、ちょ、えええっ!?いやいやいやいや待ってくださいよなにがどうなってるんですか!?


ええい!!こうなったら直ちに報告して――」


「おおっと、悪いがそうもいかないぜ。」


「へ?」


 もう一回椛が振り向くと、そこには……


「じゃ、お休み。」


「え、ちょっと待」

 召喚された『十番龍 オービーメイカー Par100』に踏んづけられて、椛は失神した。


「さーてと、アタシも追いかけると……ん?」


 そしてそのオービーメイカーを召喚していた少女は、オービーメイカーを戻した後、何かが落ちているのを見つける。


「これって……ギアか?あいつら落としてったみたいだな……」


 どうやら妖怪の山に入った時に、蓮子達が落としたらしい『ゆの』のギア。すると、そのギアが動き出した。


「お?何だ何だ?」


 そしてギアは、カードを生成した。


「これは……お、新しいカードってワケか。使えそうじゃねぇか!」



*****


 何だかんだあって静葉は、いつも穣子が作物を育てている畑の方に辿り着く。……周囲には、紅葉色のヤシの木が散乱。その木に実ったと思しきヤシの実も散乱している。

 しかも、枝豆やらスイカやら胡瓜やら、色んなものがやたらと生えている。

「えしゃさん、たくさん!!」

「おいち!おいち!」

 更に、ずんだもんなどの異世界の生物まで。その代わり、周囲の木々が枯れている。


「酷い事になってるなぁ……何か強い力で周囲のエネルギーを吸ってるのね……」

「蓮子、あそこ……!!」


 メリーの指さした先に、ブドウの飾り付きの帽子をつけている。金髪赤目の少女が。彼女が『秋穣子』だろう。


「もっと……もっと実りを……」


「穣子!!」

「待って!迂闊に近づくのはマズイわ……!」

 静葉が駆け寄ろうとするのを止めた蓮子。すると……



「実りを……ああっ……こんな事っ……誰、か……



もっと……実リヲオオオオオオオオオオオオ!!!」



 包帯と縫った糸、そして『ポケットモンスター』と『Fate/Grand Order』を現すクレストを合わせたものが、穣子を覆う。

 サーヴァント『マリー・アントワネット』の姿に似せたような風貌に、『アローラナッシー』みたいなヤシの木のような帽子が縫い合わされた姿。『演夏縫合 アロマリー・アントワネッシー』が取り付いた『演夏獣』へと変貌した。


「生イ茂ルルルルルルルル!!」


 変貌したと同時に、ヤシの木がやら氷やらがやたらめったらに生える。


「わわっ!?思った以上に暴走してる……」

『取り込み中すまないがちょっといいか!!』

 すると突然作者から連絡が。

「さ、作者!?このタイミングでそれはどうなのよ!?」

 流石に蓮子にツッコまれたが、するとっ重要っぽい事を言う。

『いやホントすまん!だが、今のその秋穣子の状態、もしかしたら割と手っ取り早く元に戻せるかもしれない!!』

「え、どういう事!?」

『以前壱号ランに聞いたんだがな、細かい部分は後で説明するんだが……


どうやらその暴走、ソイツ自身が持ってる欲望を無理やり肥大化させた結果のものだ!だから、何か、相当強いショックを使う事で元に戻せるはず!!

……ただ、それの場合前回までみたいな力で倒す以外の方法の可能性が高いけど』

「何で急激に下げるのかね!!?じゃあどうすればいいの!!?」


 今でも演夏獣の攻撃を避けている一同。すると……


「簡単な事だよ。……『デュエマ』で倒せばいい!!」


 上空から、演夏獣の真上から、誰かが飛び込んで来る。


「ポチッとな!」

 そしてその誰かが、小型の機械のスイッチを押した瞬間……

「アウ……!!?」

 演夏獣諸共光に包まれ、消えた。


「き、消えた……ど、どういう事!?穣子は!?」


 一番困惑する静葉。すると……

『まあ待て目星はついてる。』

 作者がそう言ったと同時に、どこからかドローンが現れてある映像を映す。


 そこには、演夏獣と、さっき飛び込んで来た誰かがいる。

「穣子!!……と、もう1人って……」

「やっぱりとは思ったけど、また首突っ込んで来たわね……


『鬼人正邪』……!!」


 穣子と霊夢は、その誰かが、天邪鬼『鬼人正邪』なのをすぐに察した。



*****



「ウウ……!!」


 そして、穣子及び演夏獣の前に立つ正邪。


「さぁ……始めようぜ。デュエルをな!」


一旦区切ります。

乗り込み、スケッチ、おかしな実り ( No.17 )
日時: 2024/10/03 21:45
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



「ヴ……」


 デュエマによる勝負を持ち掛けられた演夏獣。……どこからかデッキを顕現させ、その中から何枚かを、また別の方から顕現したカードと入れ替える。



鬼人正邪『新章初めのリベリオン・アート』


VS


演夏獣(秋穣子)『実りに実った大豊作w@er^[hs』



正邪
シールド5
『アシスター・サイネリア』
『大道雅』
『雲の超人』



演夏獣(秋穣子)
シールド4
『ジオ・ナスオ』
『クリクリ・イガラーズ』
『剛勇 ドングリ-1』


 序盤、お互いに小型のクリーチャーを並べていく。


*****


 一方、映像越しにこの様子を見ている蓮子達。

「あの子、デュエマをやってたのね。」

「ええ、アビリティカードの流通が止められた後、河童や山童が広めたみたいでね。私も含めて妖怪の山じゃそれなりに……


でも、デッキに専用のカードを入れたみたいだから、どんな方法を取るのか……それに、良く分からないけど、本当にデュエマで何とかなるの?」

 流石に大丈夫なのかと心配になる静葉だが、

『勝手は違うが似た前例は結構ある。仮説が正しければ元に戻せるはずだ。』


*****


演夏獣(穣子)
・4ターン目

 演夏獣及び秋穣子は、何やら水と闇のカードが混合した、『ワイルド・ベジーズ』を主軸にしたデッキを使っている。


『フェアリー・シャワー』を唱えて手札1枚追加、1マナ加速。更に、『ビビッドロー』を持つ呪文『「見よ、これぞ超科学の神髄なり!」』により2マナでカードを2枚引く。


 そしてターンエンド。



正邪
・5ターン目


「やり口は何となくわかったよ。……だったら。



呪文『フェアリー・ギフト』とアシスター・サイネリアの能力により、4コストで『野田ミキ』を召喚!登場時能力で、お前は手札、シールド、バトルゾーンのカードを合計5枚マナ送りだ。」


 演夏獣(穣子)は、手札2枚、場のクリーチャー全てをマナに。


「野田ミキの能力で、カードがマナゾーンに置かれた時、次にアタシが使うジャイアントかスノーフェアリーのコストを下げられる!5枚置かれたから5コスト軽減だな。



そんでもって、ダブル・シンパシーを含めて『超電磁戦機ディア・ボロス』召喚!!」


『超電磁戦機ディア・ボロス』SR
水 ジャイアント・グレートメカオー/にゃんこ軍団
クリーチャー コスト13 パワー9000
■ダブル・シンパシー:ジャイアント
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のエレメントを3つまで選び、持ち主の手札に戻す。
■相手がカードを手札に加えたとき、相手は自身の手札が3枚になるように、手札を好きな順序で山札の下に置く。
出典:にゃんこ大戦争


「続いて、大道雅でシールドブレイク。」


演夏獣(穣子)
シールド4→3


「ターンエンドだ。……さぁ、さっさとカードを引きな。ディア・ボロスの能力で手札は枚数制限されるがな。」


*****


「駄目!!それじゃあ何も解決しない……!!」

 この様子を見た静葉は、状況が良くないと思っているようだ。

「ど、どういう事よ?」

 霊夢が聞くと、


「穣子は、切り札を使う準備が出来てるのよ……!」




*****

演夏獣
・5ターン目


「ドロー……ソシテ召喚!!『リスニング四天王』!!」


『リスニング四天王』U
自然 ジャイアント・ワイルド・ベジーズ
クリーチャー コスト4 パワー2000
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、自分の他の《リスニング四天王》を1体、マナゾーンから出してもよい。
元ネタ:某センター試験問題のアレ


『リスニング四天王』を召喚。それによって、マナ加速と同時にリスニング四天王が合計4体に。


「G・ゼロ!!『オリーヴァ』召喚!!」


『オリーヴァ』VR
自然 ジャイアント・ワイルド・ベジーズ
クリーチャー コスト7 パワー5500
■G・ゼロ:このターン、自分のジャイアントまたはワイルド・ベジーズが3体以上出ていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、選んだクリーチャー以下のコストを持つ、進化ではないジャイアント・クリーチャーまたはワイルド・ベジーズ・クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
出典:ポケットモンスター


『オリーヴァ』の登場時効果でディア・ボロスがマナ送りに。更に……


「ソノ次ニ、マナゾーンカラ来イ!!『演夏縫合 アロマリー・アントワネッシー』!!」


『演夏縫合 アロマリー・アントワネッシー』
水・闇・自然 ディスペクター/ワイルド・ベジーズ/スプラッシュ・クイーン/サーヴァント
クリーチャー コスト8 パワー11000
■EXライフ
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」、「スレイヤー」、「マッハファイター」を与える。
元ネタ:アローラナッシー(ポケットモンスター)、マリー・アントワネット(Fateシリーズ)


『EXライフ』によりシールド追加

演夏獣(穣子)
シールド3→4


「『スイカゲーム』召喚!!」


 続いて『スイカゲーム』召喚。


『スイカゲーム』R
自然 ジャイアント・ワイルド・ベジーズ
クリーチャー コスト5 パワー4000
■このクリーチャーが出た時、マナゾーンにある自分の、自然の進化クリーチャーの枚数に1を足した数、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。その後、自分のコスト6以下の自然の進化クリーチャーを好きな数、マナゾーンから手札に戻す。
出典:スイカゲーム


『スイカゲーム』の能力により、進化ワイルド・ベジーズを8枚手札に。その内の半分は、『味頭領ドン・グリル』。

 次に『ダイコン・リーガー』を召喚して、同じダイコン・リーガーをマナゾーンからも出す。これも合計4体。そして……


「『リスニング四天王』4体ト『ダイコン・リーガー』4体ヲ『味頭領ドン・グリル』、『味頭領ドン・グリルP's』ニ進化!!」


『味頭領ドン・グリルP's』SR
自然 ワイルド・ベジーズ
進化クリーチャー コスト5 パワー9000
■自分のワイルド・ベジーズが4体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■進化:自分のワイルド・ベジーズ1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーの小さいクリーチャーにブロックされない。
出典:DUEL MASTERS PLAY'S


(ブロッカー無視の能力が付いたデュエプレ版含めて)ドン・グリルが8体も揃う。



「『演夏縫合 アロマリー・アントワネッシー』ノ能力デ『ブロッカー』『スレイヤー』『マッハファイター』ガ付イタ、ワイルド・ベジーズ軍団デ一斉攻撃!!」


『スイカゲーム』で野田ミキを攻撃し相打ち、ドン・グリル3体で正邪のクリーチャー3体を一気に破壊。


「シールドブレイク!!」


 そして他のドン・グリルらで、シールドを一気にブレイク。


正邪
シールド5→3→1→0


「トドメ――」


 ダイレクトアタックをしようとした時だった。


「まだだ!!S・トリガー『Rev.タイマン』!!革命2によって、お前のクリーチャーはこのターンアタシを攻撃出来ない!!」


 正邪がS・トリガーを引き当て、何とか難を逃れた。


「ターンエンド……」


正邪
・6ターン目


「クク……中々ヤバい状況になってきたじゃんか……


だが……おかげさまで準備は整ったよ。行くぜ!!」


一旦区切ります。

乗り込み、スケッチ、おかしな実り ( No.18 )
日時: 2024/08/06 15:34
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き


 そしてドローしたカードは……


「来たぜ……コイツの力、試してやる。そのためにマナに置いて……


『山口如月』召喚!早速マッハファイターの効果でオリーヴァを攻撃する時に、『超重竜 ゴルファンタジスタ』に革命チェンジだ!!!


そして山口如月が離れた時、山札から好きなカードを2枚マナに。更にゴルファンタジスタの能力で……さっきマナに置いた『ひだまりの魔法 ゆの』を出す!!」


『ひだまりの魔法 ゆの』SR
自然 ジャイアント・スノーフェアリー/クリエメイト
クリーチャー コスト5 パワー6000+
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■自分の進化ではないジャイアント・クリーチャーまたはスノーフェアリー・クリーチャーをマナゾーンから出した時、またはコストを支払わずに出した時、このターン、そのクリーチャーはパワーを+5000され、バトルに負けた時以外離れない。その後、相手のクリーチャーを1体選び、その2体をバトルさせる。
■各ターンに一度、コスト4以下のジャイアント・クリーチャーまたはスノーフェアリー・クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
出典:ひだまりスケッチ


「『ひだまりの魔法 ゆの』の能力発動!!マナから出すか、ノーコストで出したジャイアントとスノーフェアリーはパワーを+5000し、スレイヤーで離れることは無い!!更に今ゴルファンタジスタが攻撃しようとしたオリーヴァと強制バトル!!



しかもだ!さっき置いた『世界の見方が変わる 山口如月』がマナに置かれた事でそのまま出す!!……それを、ゆのの能力と合わせ、パワー11000のアロマリー・アントワネッシーと強制バトルさせて自壊!そうすることでどんどんクリーチャーを展開できるわけだ!

(*『世界の見方が変わる 山口如月』に関しては詳しくは用語集とかの方をご覧ください)


『大道雅』『アシスター・サイネリア』『デスマッチ・ビートル』『氷打の妖精』『環嵐!ホールインワン・ヘラクレス』『巨魔天 アオフェシー』『卓球の妖精』等々!!ゆのの能力と合わせて、これでドン・グリル全部と、そしてアロマリー・アントワネッシーをEXライフごと片づける!!」


演夏獣(穣子)
シールド4→3


 そして、演夏獣(穣子)のバトルゾーンと、正邪のバトルゾーンにあるクリーチャーの数は、逆転どころか完全に上回った。


「ターンエンド。さぁ、どうする?」


演夏獣(穣子)
・6ターン目


「グ……!!」


 クリーチャーを粗方片付けられたことと、アオフェシーによる『相手のクリーチャーは、出たターン攻撃できない』の能力もあって何も出来ない。よってターンエンドに。


正邪
・7ターン目


「さぁ、トドメだ!!超重竜 ゴルファンタジスタでT・ブレイクして……」


演夏獣(穣子)
シールド3→0



「ひだまりの魔法 ゆので……ダイレクトアタック!!!」



 トリガーも無く、そのまま……

「アアアアアッ!!!!」



 ダイレクトアタックを喰らった瞬間、演夏獣となっていた秋穣子の中からトジル魂が。



 それが粉々になり、『アローラナッシー』と『マリー・アントワネット』のギアが解放された。




Winner 鬼人正邪



*****


「あっ……」


「穣子!!」

 デュエマが終わったと同時に、穣子も元に戻ってそのまま気絶する。静葉が駆け寄って、急いで支えた。


「ふぅ、終わった終わった。……あ、ハイコレ」


 同じく戻って来た正邪。蓮子達の方に、ギアを3つ投げる。


「え、これって……うち2つはあのエクストラ獣のだろうけど、何で『ゆの』のギアも?」

 何故か正邪が持っていた『ゆの』のギアに蓮子はどういう事かと思ったが、

「もしかして、途中で落としたんじゃ?」

 メリーにそう言われて納得した。



「ったく、あの時よりマシではあるんでしょうけど何でそんな首突っ込むのよアンタ……」


 霊夢は正邪に対してそう言う。


「いいだろ別に。面白いし。……じゃあな。何か今後も込み入りそうだしまたどっかで。」


「ちょっ……」


 そのまま、正邪は去っていった。


『まさかとは思ったが、本当にデュエマで何とかなるとはな……



とりあえず、お前らそろそろ戻って来てくれ。ちょっと話したいことがある。』

「あ、はい」

 とりあえず、蓮子とメリーはスマブラ屋敷に戻ろうとする。……その前に、静葉の元へ。


「妹さん、無事そうで良かったです。」

 対して静葉は、2人に礼を言う。

「今回は、穣子を助けてくれて本当にありがとう。畑も周囲の木も元に戻ったみたいだし……」


「い、いえ、どちらかというと私達今回何も……」


「関係無いわ。2人が来てくれなかったら、私どうすればいいかわからなかったから……」


「そう、ですか。……ひとまず、穣子さんに近づいて来たって言う存在の事はこっちで調べてみます。」


「ええ、お願い。見つけ次第絶対ボコボコにしてやるんだから!」


「お、お手柔らかに……;」





「ようやく見つけたぞお前達!!観念しろ!!」



 と、そのタイミングで犬走椛が。


「いっ、見つかっちゃった!!」

「と、とにかく戻るわよ!!」


 そんな感じで、蓮子とメリーは急いでスマブラ屋敷ニ戻っていった。

「あっ、逃げるな!!というかなんだどうやって逃げた!?」



「あはは……;;」


 静葉はちょっとだけ、苦笑いした。


「ん……お姉ちゃん……?」

「あ、穣子!!良かったすぐ起きた!!」


*****



「という事で、やはりそう単純に話は進まないらしいです。」


 妖怪の山の、どこか。灰色目の少女『ハルカス=C=セリカアリス』は、ドクター・ベノディアに連絡を入れていた。


『そう……そもそもディスペクターの元ネタがデュエマだからなのか、ああいう方法で元に戻されちゃうのね。

まあ、どっちにしろ無理矢理暴走させた結果でもあるし、流石にすぐ出来るとは思って無いわ。そこは時間をかけましょう。』

「そうですか。……まあ、引き続き調査は続けますよ。とりあえず次はあの件の方を調べます。」

『分かった、お願いね。』


 そして、通信を切った。


「さて……早速ドクター・ベノディアの実験も兼ねて始めるか……




『並行世界』の調査を。」




続く……






一方その頃、幻想郷の地下にある旧都にて。



「ふぅ……今日もいい天気。……地下だから日に当たらないけど。



とりあえず、久しぶりにスマブラ屋敷に戻ろうかな。センリツと……どうせだし、さとりさんも連れて行こっと!」








~あとがき~
と言うわけで、デュエマも入った回でした。秋姉妹ってワイルド・ベジーズの感じあるからやってみたかったんですよなぁ
さて、次回は……まさかの並行世界へ!?ハイレベルなレーシングが始まるのか!!?
今回はここまでです。