二次創作小説(新・総合)

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.19 )
日時: 2024/08/12 11:23
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。まあ書きたいものは書くおろさんです。それでも何かあったらアレ考えるか……


今回はまさかの並行世界が関わる話。いくつか(まだ新章で出せてないので)顔を出しておきたい面子もいるので一気に出すのです。色々あって大分ロスったけどまあ見ていって。



《スマブラ屋敷》



「ダーッシュ!!」


「よし、到着っと!」


 スマブラ屋敷に、バイクのような生物に乗ってやって来た者達が。


「ここがスマブラ屋敷、ですか……というか何で私まで連れて来たんですか?」


「いいじゃん。どーせ今日は特にもう予定無かっただろうし。」


「それはまあそうですけど……まだ読めてない本を読みたかったんですが……」


 内1人がやんわりと不満を持ってはたが、


「あ、そう言うと思って、センリツに頼んでごっそり持って来たよ。」

「そゆこと!」


「本棚ごと持って来たんですか……」


 とりあえず、バイク除くと計3名がスマブラ屋敷にやってきた。


「ま、とにかく行くよ。……ん?」


 すると、何やら見慣れない場所を見つける。


「あれ、ここって空き倉庫だったはずだけど……誰か新しく来たのかな?……『秘封相談事務所』?あれ、そう言えば新しく住ませる事になった人達がいるとかなんとか言ってたなぁ。


……まず地下の方に行ってみようかな。」



*****


 スマブラ屋敷の地下施設にて。


「って事で、色々あってスポンサーになってる三千院家のお嬢様及びその執事。そして、依頼という形で雇ってるエージェント2人だ。」


 作者達は、秘封倶楽部の2人に、何だかんだで協力してもらってる4名の事を紹介した。


「こいつらが、その秘封倶楽部って2人組か。」

 三千院家のお嬢様『三千院ナギ』。

「これからよろしくお願いします。」

 ナギの執事である『綾崎ハヤテ』。

「阿求みたいに仮面ライダーになれるんだってね。しかも未来から来たとか。」

「色々と信じづらいですが……まあ、異世界が関わるとそう言う事もあり得るのですね。」

(本来は暗殺エージェントである)リコリスの『錦木千束』と『井ノ上たきな』。



「しかし、時空のシステムはどうもややこしいですね。未来から飛ばされてきて、帰れなくなるなんて……(byたきな」

「それに、エクストラ獣だったか?うちの遺産相続狙いのやつらがそうなったら面倒臭くないか?(byナギ」

「ま、まあ倒せないわけじゃありませんし……(byハヤテ」

「ほらほらまあ言いたいことは分かるんだけど今そういう事言わないの!(by千束)


とにかく、これからよろしくねお姉さん達!」


「ええ、こっちもよろしく。」

「まだ分からない事も沢山あるから、色々教えてね。」


(*蓮子とメリーは大学生)

 そんなこんなで握手をした。


「とりあえず、まあ他にも協力してもらってる面子はいるけど、4人にもいつも手伝ってもらってる手前紹介しておきたくてね。」


 そう言いながら、装置をカタカタと操作する作者。


「で、肝心の作者はなにやってんの?」


 様子を見ていた阿求がそう尋ねる。


「並行世界探し。」


「また遺品回収?」


「いや、今度は滅んでない方。たまに割と干渉出来る並行世界って存在しててさ。そう言うところともコンタクト取る必要あるんだよね。」


「あ、そう言う事。まあ、遺品と同様どっかの技術悪用しようとする連中まあまあいるからねぇ。最近の件のギアもそうだし。……あっちは滅んだ方から回収してるっぽいけど」




「遺品って、前に言ってた滅んだ並行世界から回収されるっていうやつ?」

「確か、スマブラ屋敷の住人の何名かと、LCχって言う建物がそうだって言ってたわね。」

 話を聞いていた蓮子とメリーがそう言った。

「ああ、今まで回収した面子だと何名かだーいぶえらい目に遭ってるぞちなみに。



……まあそれはそうとして。とにかくそろそろどこかしらとコンタクトは取りたいんだが……それも、L時空とかディージクウトカばりに世界観大分変ってるやつ。」


「今半角で何て言ったんだお前(byナギ」


 そんな感じで作者が調べていた時……


「それなら心当たり今日出来たよ」


 すると、扉が開いたと同時に誰かやって来る。……『彩井学園』の女子制服を着ている、猫耳が生えてる人物。


「あれ、貴方は……」


「あっ、確かあの人は……」

 蓮子とメリーは首を傾げたが、ハヤテ達4人は誰か察する。(というか第1章の終盤で一応ある程度面識あり)


「ん?ああ、君達が新しい仲間の『宇佐見蓮子』と『マエリベリー・ハーン』って事か。



初めまして。俺は『黒須羽鈴夜』!前々から作者に協力してるんだよね。……今は『旧都』って場所に住み着いてるけど。」


『きゃるる~ん☆』的なポーズをして自己紹介。


「あれ、今度は何か……特殊な感じ?」

「その制服、何処かで見覚えがあるわね。」



「ああ、鈴夜は――」


 作者が鈴夜の事を紹介しようとしたその時。


「きゃほー!!尊いェアアアアアアアアアアアアアアア!!」


 鈴夜の後ろからまた誰か出て来て、カメラを連射。


「噂に聞く秘封倶楽部!!これまた尊きお2人じゃないっすかぁ!!これ行ける?アレ行けるかね!?


それにリコリスの千束さんとたきなさんも、三千院家のナギちゃんもじっつに良き良き!!この勢いでフィルニに収めちゃ――ごじゃっぺ!!」


 6本の黒い腕を背中に生やした黄色髪眼鏡の少女が、突然凍った。……鈴夜が、自身が持つ能力で止めたのだ。


「まったく……相も変わらず何だからさぁセンリツは。


ごめんねうちの妹分が。」


「い、いえ……何だか賑やかそうでなによりというか……」

 少し反応に困った蓮子とメリーだが、今度こそ作者が。


「黒須羽鈴夜と、今凍らされた妹分『黒須羽センリツ』。2人は、ヴォル・デ・トンベの連中に違法改造された合成獣キメラだ。今はこいつらを通じて地獄とかの方と協力得てるワケ。


……で、さっさと出てきたらどうなのお前も」



「別に隠れてたつもりもありませんがね……」

 そんでもって、何か出るタイミング逃してたのかまたもう1名。


「宇佐見蓮子さんとマエリベリー・ハーンさんですね。私はサトリ妖怪、『古明地さとり』です。……まあ何と言いますか、絶賛鈴夜さんに振り回されっぱなしの身です


ちなみに蓮子さん、貴方の思ってる通り私は心を読む事が出来ますよ。」


「あ、はい(わぁ、現在進行形で読まれた……)」



「あの、心当たりが今日出来たってどゆこと?」


 そこで作者が鈴夜に聞く。


「ああそれなんだけど。コレ」

 鈴夜は、チラシを1枚取り出す。それを早速受け取って内容を見て見ると……


「えーと、何だ何だ……『クロス・レーシング・グランプリ』?」



「何故か地霊殿に届いてたんだんです。いつの間にかポストの中に入っていて……」


と、さとりが言う。


「内容は……大方マリオカート的な感じか?しっかし会場が書かれてないが何だ?



……ん?その代わりというべきか、何か書かれてんな……『このチラシを受け取った方は、順次会場へご案内します』……え、待ってこれまさか」


 その時、突然光のようなものが放たれたと思えば、今いる一同の内7割くらいが消えた。


「き、消えた!?何で、ええっ!!?」


 残りの3割はハヤテとナギ、リコリス2人。


「えーと……ちょーっと通信繋げられるかやるか」


 あと作者である。



一旦区切ります。

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.20 )
日時: 2024/08/12 11:25
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き


 一方。


「戻ったよ、ドクター・ベノディア。」


 ハルカスが、何やら調査を終えて戻って来た。そして早々ドクター・ベノディアが聞く。


「あら、早かったわね。『並行世界』の調査は済んだの?」


「ええ、粗方。他の並行世界と積極的にかかわろうとする時空なだけあって、調べるのも容易だったよ。



……そのついでというのも何だが、置き土産を少々。」


 そう言って、エクストライザーをちらつかせるハルカス。


「あら、貴方も使ってみたのね。……けどいいのかしら?流石に並行世界でそう易々とこの時空の技術を使うのは。」


「その事なんだがな。実は……」



*****



「で。」




「さぁさぁ選手が揃いました!!『G時空』プレゼンツ、第393784398714回『クロス・レーシング・グランプリ』、今ここに開幕です!!」



 蓮子とメリー、阿求、黒須羽兄妹withさとり。急に何処か建物っぽい場所に飛ばされたと思えばスタッフっぽい者達に案内される。

 そしてどういうわけか、一同は気づけばサーキット場と思しき場所に。レースクイーンの恰好をした女性の活気のいい声と共に、物凄い歓声が響き渡る、そんなサーキット場に。


「何ここ」

「いやどう考えてもサーキット場(byセンリツ」

「それはわかるそっちじゃなくて」

 当然ながら反応に困る蓮子達。そこでそのレーシング大会の開催宣言をした女性がまたこう言い出す。


「さぁさぁ!本日のスペシャルゲスト!『U時空』に住む者達の中から、即興でこの6名を招かせていただきましたよ!」


 そんでもって無数のテレビカメラがこちらを向く。


「とりあえずピースピース。ほらさとりさんも」

「えっ!?……い、いぇ~い……?」


 とりあえずハイピースした鈴夜とさとり。


「よしシャッターチャンス(byセンリツ」

「うおい(by阿求」



「はっはっは。中々賑やかのようですね。」

 すると女性が上の台から飛び降り、こちらに近づく。


「お初にお目にかかります。私はこの『G時空』と呼称される世界における『Q.E.D』と申します。」


「『Q.E.D』?……ああ、作者曰く、こっちの方だと並行世界だっていうデュエプレ世界の方の。


……で、『G時空』って?こっちの事は『U時空』とも言ってたけど。」


 阿求がそう尋ねる。


「そう聞かなくとも答えますよ。


この『G時空』は、物事が『レーシング』による勝負で決まるようになっている時空!戦いが行われる世界も改変され、ヒーローも怪人もレースで勝負を決めるのです!!ちなみに言うと女性陣の大体はレースクイーンですよ。



そんな大会を他の時空の方々にも知っていただきたく、たまにこうやって並行世界から住人を招いているのです。今回は、我々が『U時空』と呼称している時空から貴方達を招かせていただきました。……まあ、何の説明もなく強制的に招いた事はお詫びいたしましょう」


 その問いに対し、Q.E.D(G時空)はそう答えた。


「まあ、とりあえず気兼ねなく楽しめば良いのです。終わればちゃんと元の時空に返しますし、何なら優勝すれば素晴らしい商品もお渡ししますので。」



「まあ、そう言う事なら……どうするの?乗り物とか用意されてないわよ?」


 とりあえず参加してみるかと思ったものの、乗り物をどうするかと思ったメリー。


「簡単な事よ。これ使うのコレを。」


 そこで阿求はギアを取り出し、読み込ませる。


【スキャニング『炎神戦隊ゴーオンジャー』『特命戦隊ゴーバスターズ』クロスエイション】


「ふい、召喚。」


『炎神戦隊ゴーオンジャー』の『スピードル』、『特命戦隊ゴーバスターズ』の『バスタービークルCB-01』のコピーアバターを召喚。


「成程、そう言う手で行くのね。」


 納得する蓮子。

「ええ、そう言うわけだから好きな方に乗っておきなさい。……で、アンタ達は……」


 阿求は鈴夜の方を見るが、


「あ、問題無い無い。俺達にはコイツがいるし」


 そう言って1枚のカードを取り出すと、そこからバイク……及び並行世界の『ゴルドダッシュ』が召喚される。


「ダーッシュ!!」


「ってワケだから乗ってさとりさん。」

「まあ言うと思いましたよ。」


 早速、ゴルドダッシュに乗る鈴夜とさとり。


「撮って良い?」

「良いからお前も乗りなての!!」

 とりあえずセンリツも搭乗……というか取り付いた




「今のは……『ギア』か?」

 様子を見ていたQ.E.Dだが、何やら……


*****


「さぁ、選手達の準備が整いました!」


 実況席に座る少女の声と同時に、またも歓声が響き渡る。


「それでは、間もなくレースがスタートとなります!!」



 そして、レース開始まで、3……2……1……



「GO!!!」


 その瞬間、乗り物やらクリーチャーやらが一斉に飛び出した。




 と、一通りサーキット場を走っていくタイミングで。


「いやはや……これまた妙な場所から連れて来たものですねぇ……」


 サーキット場の、観客席に見えない位置。そこの怪しげな人物が現れる。


「まあ、そんなことどうだっていいです。折角得たこの力……使わないわけにもいきませんよねぇ!!」


 力を籠めると、その男の周囲を、『Fate/stay night』と『機動戦士ガンダムSEED』をイメージしているとされるクレストが融合したもの、そしてモザイク状の物体が覆った。



一旦区切ります。

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.21 )
日時: 2024/08/12 11:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



 早速レースが開始。何度もレースに参加してるであろう猛者たちが先陣を切る。



「くっそ!相変わらず上位の連中は早いな……!!」

「だがこっちも負けてらんないぞ!!」


 一方後方にいる面子が、前方にいる者達に、ガトリング(弾はねばねばネット)等の飛び道具で妨害を仕掛ける。軽く避けられているが



「うえ、普通にこういう手もありなの?」



「当然!マリオカートをはじめとした様々なレースゲームを土台に作り上げたG時空のスペシャルなレース!限度があれどこれくらい特に問題無いのですよ!あ、でも念入りに作ったシステムにより武力行使は極力抑えられてますが。」


 後方で様子を見ていた一同の横に、バイクで駆けるQ.E.D(G時空)が。



「タイミングを見計らうのも戦略の1つ!このレースにおいて、攻撃及びマシンの破壊と傷害殺害は不可能ですがそれ以外なら大体何だって良いんです!

まあそう言う事で、どうせなら優勝目指してみてはいかがでしょうかね?まあ譲るつもりはありませんが!!」


 と言って、『龍波動空母 エビデゴラス』を装備したバイクで先頭の方に突っ込んで行った。



 とりあえずもう少し様子を見る6名。


「あっ!!しまったシステムがに乗っ取られた!!動けねぇ!!」


「どわあっ!土砂崩れ起こしやがった!!」


 さっきの飛び道具の攻撃だけでなく、ハッキングによる強制停止、周辺の物体を攻撃したり。


「んー、つまるところ、他の選手に攻撃しなけりゃ何でも良いってわけか。んじゃあ……」


 鈴夜がゴルドダッシュを通じて氷の弾を放つと、地面が凍る。


「うげっ、そう来たか!!」

「今日氷の対策全くしてないのに!!」

 そしていくつかのマシンがスリップする。



「いよっしこのまま前進前進!」


 そのまま鈴夜(withさとり&センリツ)は進んでいく。



「へぇ、やる気満々ねぇ……じゃあ私はこれで」


 一方、バスタービークルCB-01(コピーアバター)に乗る阿求。ギアを取り出しイマジナクロスショットχにセット。


【スキャニング『ロトム』クロスエイション】


 バスタービークルCB-01(コピーアバター)から『チダ・ニック(コピーアバター)』が分離して、『ロトム』の能力で他のマシンに憑きながら移動。前方に進んでいく。


「あ、あの人達結構積極的に進んでるなぁ。だったら私達も!!


……どういう方法やれば良いかなメリー;」

「っ;;」


 スピードル(コピーアバター)に乗る蓮子とメリー。するとその時。



「オラオラオラァ!!こんなところにU時空の連中がいるじゃねぇか!!」


 後方から他のレーサーが押し寄せて来る。


「うげ、もたもたしている間に!!」



「おらくたばれぇ!!滅茶苦茶粘々する巨大鳥もち弾だ!!」



 レーサーたちは早速妨害を仕掛ける。


「ええと、回避回避!!」


 スピードル(コピーアバター)で軽く飛行して、鳥もちを避ける。



「くそっ!私達もまだまだ……


あれ、これじゃ私達も行けなくね?」


 妨害した本人らが進めなくなったのだが、その時……



「その必要はありませんよぉぉぉっ!!」




「・・・へ?」




\どぎゃあああああああああっ!!?/



*****



「現在お馴染みの選手達が前方をキープ!トップはQ.E.D選手です!!


……おおっと!!U時空の……ええと、宇佐見蓮子選手&マエリベリー・ハーン選手、稗田阿求選手、黒須羽鈴夜選手&センリツ選手&古明地さとり選手!!順調にトップへ進んでいるようです!!そんでもってQ.E.D選手と並びました!!」




「ほほう、向こうも中々やるようですね。」



「いよっし追いついた!!」


 何だかんだでQ.E.D(G時空)の元に辿り着く6名。


「今日は少々かっ飛ばし過ぎたと思ってましたが、それで尚私に追いつくとは!



面白い!!私についてこれますかね――」



 レースはラストスパートに行きあたるであろう……そんな時だった。



「つまらないレースはそこまでですよおおおおおおおおお!!」



 後方から何か突っ込んで来る。それも、他のレーサー達を吹っ飛ばしながら。



「なっ……どういう事ですか!?アレは一体……!!?」


「うそ、アレまさか……!!」


 Q.E.D(G時空)は何がどうなってるのか分かってないが、阿求達はすぐに察する。



 あれは『エクストラ獣』。騎士の鎧やら翼みたいなパーツがついているような……『運命混成 ディステイバー・アルム』が憑りついた『運命獣』だ。


「フハハハハハ!!このディスペクターの力、案外良いものですねぇ!!此処の制限システム何て割と簡単に解除できましたよぉ!!」



一旦区切ります。

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.22 )
日時: 2024/10/05 09:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



「あれがエクストラ獣ってやつ?欲望のままに暴走するって聞いたけど何か妙に理性的っぽっくない!?」

 運命獣の姿を見てそう聞く鈴夜だったが……


「その声、もしや『ジャドー』ですね!!」


 どう言うわけかQ.E.D(G時空)が。


「じゃ、ジャドー?誰それ――」


『『DUEL MASTERS PLAY'S』世界にいる悪人だ!!』


 メリーが誰なのか聞いた時に、端末から連絡が。


「さ、作者!?」


『ったく!!転送の痕跡を頼りに探ってすぐ見つけたが何で並行世界にまで現れてんだよエクストラ獣が!!


とりあえず細かい事はともかくだし明確な理由は分からんが、『ジャドー』はある意味ワケありなんだ!!後天的にクリーチャーの力を与えられた存在故か、多分こう言うのに耐性があるっぽい!!それでもハイになってるらしいんだけど!!』



「フハハハハハッ!!誰かは知りませんが随分と知っているようですねぇ!!

まあそんな事はどうでも良いのです!!私はこのややこしい理を持つ時空を破壊し、数々の並行世界の技術を手にしたいのですからねぇ!!!

そして目指すは時空の起源ですよぉぉぉぉぉ!!」


 ジャドー(G時空)及び運命獣は、『タコスタンプ』のディスタス『印鑑 コスタン-2』を大量召喚する。


「ちょっ、このタイミングで!?止まったら止まったで良くないんだけどちょっと」


「エ・ク・ス・カリバァァァァァァァァァァ!!!」


 焦る蓮子達を他所に、印鑑 コスタン-2達がスタンプ攻撃を仕掛けると同時に、運命獣がビーム状の翼みたいなのを生やし突っ込み、更に剣のような光のオーラで斬りかかる。


 蓮子とメリーが乗ってるスピードル(コピーアバター)に当たりそうである。


「ちょっ!!マズイマズイマズイ脱出!!ええと、とりあえずコレ!!」


 阿求がギアを1つ取り出し、ドライバーに装着させる。

【スキャニング『大島三野里』クロスエイション】


 銃口を蓮子とメリーの方に向けて撃つ。そして2人はスピードル(コピーアバター)に攻撃がヒットした瞬間に脱出。『大島三野里』が乗るスケボーでサーキットを駆る。


「す、スケボー?ま、まあ乗り物だしオーケーかな……」

「いや2人乗りじゃ尚更きついわよどう考えてもー!!」



「フハハハハハ!!そんな物で私をどうにかできるとでも!!?」


 対し嘲笑っている運命獣。


「しっかたない、コース変更よ!!」


【スキャニング『地獄への急行列車』クロスエイション】


『地獄への急行列車』の列車を召喚。阿求はその上に乗る。


「ほら、2人も!!」


「あ、はい!!」


 そんでもって蓮子とメリーも乗る。そんでもって、ディスタス達が置いてけぼりに。



「フン!そんなところをしたところで無駄ですよ!そもそもあなた達には興味がありませんから――」




「諸君ら!!」


 まだ嘲笑っている運命獣だが、それを遮るようにQ.E.D(G時空)が。


「そう言う事であれば、これを!!」


 そう言って、何かを阿求達の方に投げる。


「え、これって『ギア』!?何であなたが持って……」



「話は後です!!良いから使ってみてください!」



「良く分からないけど、分かった!!」


【スキャニング『マリオカート8』クロスエイション】



 その『マリオカート8』のギアを使うと、何とコースの地形が変わり始める。更に『反重力』により、重力を無視してコースを駆ける事が可能に。


「おやおやおやぁ!!何やら隠し持っていたようですねぇ!!ではここは目的変更!!貴方達から――」


「はい冷却」


 阿求達を追いかけようとした運命獣だったが、鈴夜がこっそり背後から攻撃。左腕がガトリングになって、そこから氷の弾丸を放つ。


「どあっ!!!?しまった完全に蚊帳の外!!ならば――」



「長距離のビームを撃つらしいですよ」



「なっ!?」


 運命獣が何か行動しようとする時に、さとりが心を読む。


「ええい!!ならば近接攻げ」



「よっと」


「あべっし!!」


 センリツが黒い腕で運命獣を叩き付ける。


「追撃追撃追撃!!」


 そして、引き続きガトリング乱射。


「がああああああああっ!!!」


 そのまま運命獣は爆散。だがまだ終わっていない。


【EXライフ】


「貴様ぁぁぁぁっ……!!!」






「とりあえず今のうち!」


「ありがと鈴夜!そんじゃ行きましょ!」


「オッケー、行こうメリー!!」

「ええ!!」


 そして今のうちにと、阿求、蓮子とメリーはそれぞれ仮面ライダーへと変身した。



一旦区切ります。

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.23 )
日時: 2024/10/18 11:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: II6slNHe)

続き



「おおおっ!!並行世界にはこんな可能性もあるとは!!」

 阿求が変身するメモリアと、蓮子とメリーが変身するドリーマー。その姿を見たQ.E.D(G時空)はかなり感心している。



「へぇ、秘封倶楽部の2人の話には聞いてたけど、本当に融合するんだねぇ。」


 ゴルドダッシュごと列車の上に乗っかり、その姿を見た鈴夜も感心する。



「ぐぬぬぬぬ……ええい!!何が何だかわかりませんがこんなところで終わってたまるもんですかぁっ!!」


 運命獣は再び飛び、剣による攻撃を仕掛けようとする。


「アロンダイト×エクスカリバーァァァァァァァァァァッ!!」


 2つの剣の攻撃を合わせたその攻撃を、喰らわせようとする。



「一発で片付けないとね。……ドリーマー、『ビッグライト』のギアを!!」

【スキャニング『審判鳥』クロスエイション】

 ドリーマーにそう言いながら、『審判鳥』のE.G.O『ジャスティティア』を顕現。更に御阿礼・E.G.Oブレイドを取り出しドライバーに読み込ませる。

【スキャニング『審判鳥』 ファイナル・クロスエイション】

【スキャニング ファイナル・クロスエイション】


「あ、そう言いう事!」

【スキャニング『ビッグライト』レクスターライズ】

 ドリーマーは早速『ビッグライト』のギアを読み込ませ……

【『ビッグライト』:ファイナルブレイク】


 最大までジャスティティアと御阿礼・E.G.Oブレイドを巨大化させ、運命獣に斬りかかる。



「そらあああああああああっ!!」


【レコードENDストラッシュ】


 そして、運命獣の攻撃を粉砕する。


「ば、馬鹿な――」


 そのままメモリアの2つの大剣の一撃、いやニ撃が、運命獣にクリーンヒット。



「がああああああああっ!!!」


 運命獣はそのまま撃破。トジル魂も破壊され、『アルトリア・ペンドラゴン』と『ディスティニーガンダム』のギアが解放された。


「いよーし!!何とか倒せたわねぇ。」

「そんでもって、ようやく止まれるわ……;」




「くっ……折角得た力が……!!」


 と、ジャドー(G時空)が立ち上がる。


「相変わらず懲りていないようですねぇ貴方は。今回ばかりは観念してもらいますよ。」


 Q.E.D(G時空)が呆れ気味にジャドー(G時空)を捕まえようとする。


「くっ!!私は諦めませんからね!!いずれ私は!!戦いがほぼ全てレーシングに統一された、このややこしい理に囚われたこの時空を出て――」



「あっ」



 真上を見る鈴夜は、ジャドー(G時空)の真上にいる物体に気づく。



「そしてその暁には、私は時空の起源となるカーレどがっふぇ!!?」


 そしてそれが落下し、ジャドー(G時空)にダイレクトアタック。


「あっ」



「たまたまスマブラ屋敷に来てみたら、迎えに行くの手伝ってくれって言われたんだが……



ところで今なんか潰した?」


 要石に乗って、『比那名居天子』がやって来ていた。


『念のため来させた。(by作者』

「あ、そうなの。じゃあ早速……って行きたいところだけど。」


 阿求達は、Q.E.D(G時空)の方を見る。


「この『マリオカート8』のギアをなーんで貴方が持ってるのか聞きたいんだけど、良い?」


「ええ、元々そのつもりですので。」



*****


 (とりあえずジャドー(G時空)を確保しておいた後に)早速、Q.E.D(G時空)から事情を聞く。



「ギアを、貰った?」


「ああ。ジャドーが言ってたと思いますが、この世界……もといこのG時空の住人である私達は、レース以外での戦いが大体禁じられていまして。だから毎日こうしてレースを行っていたんです。


……ただ、色々問題もあるわけで。本来亡くなるはずだった人物、特に悪人がやたらと生き続けたり、純粋なマンネリ化だったりなどでグダグダになってしまいまして……3年前くらいから流石にきつくなってきていた。


そんな時でした。『O』と名乗った学者から、その『マリオカート8』、それと『アルトリア・ペンドラゴン』と『ディスティニーガンダム』を含めた数々のギアを貰ったのです。


それを使った技術の活用と、ルールの調整を徹底的に行うことで、G時空もレースも更に活気が良くなりました。」



「で、昨日辺りにヴォル・デ・トンベの奴等が出て来て、『アルトリア・ペンドラゴン』と『ディスティニーガンダム』のギアを奪ってディスペクター化させてたわけね……」

「嘘もついてないようですね。……転移のギミックやマシンの技術もそこら辺からでしょうか。」

 何となくながら察する鈴夜とさとり。


「とは言えです。昨日の件もありますし、既にギアを活用した技術は全て複製済み。これ以上持ち続ける理由もありませんね。」


 そしてQ.E.D(G時空の)は、いくつものギアを阿求達に渡す。

『『激走戦隊カーレンジャー』に『ネプテューヌ』、『龍神丸』……『マイトガイン』に『シャルロット・デュノア』、『ダブルオークアンタ』、『星伽白雪』、『中野梓』等々……これまた一気に増えたな……』

 それを見て、作者もまた感心する。


「おい、そろそろ良いか?ウルトラワールドの食べ物食わせたくて連れて来た紫苑を待たせてるんだ。」


 天子がまだ待っている。



「あら、ごめんごめん。……そう言う事だし、私達はこの辺で。」



「ああ、そうですね。まず、無理に招たこと、お詫び申し上げよう。


……では諸君!!また会える日を楽しみにしていようではないか!!」



 要石に乗って元の世界に戻る蓮子達を、Q.E.D(G時空)は見送ったのだった。




「そう言えば、ジャドーが言ってた時空の起源って?」

「え?前にナオキ達が言ってたやつかしらね……


ああ、それだとすると多分うちとは勝手が違う話になると思うから気にしない方が良いと……」

 帰路につく一同。メリーが阿求にそう言えばと話していたその時。

「それは!!」

「そうと!!」


 すると鈴夜とセンリツが唐突に目を輝かせる。


「え、どうしたんですか急に……」


「フッフッフ……さとりさん、そもそも俺がなーんでウルトラワールドに戻ろうとしたのか、元の理由を言って無かったねぇ。


何だかんだで今は夏真っ盛り!!そんでもって夏と言えば海!!」


「そしてぇ!!昨日偶然懸賞で手に入ったんだよねぇリゾート地の宿泊券!20人くらい行けるやつ!!」


 鈴夜に続いてセンリツが。早速と言わんばかりにチケットを取り出す。


「で、何が言いたいかわかるよねぇ?」


 そんでもってにやつく2人。


「おー……そう言う事。」


 阿求は何が言いたいのかを察する。


「え?どういう……あっ」

「へぇ、粋なことしてくれるじゃない。」


 ぞんでもって蓮子とメリーも察する。


「鈴夜さん、もしかして……」


「そう!!そうだよ!!




次回はリゾート地にレッツゴーだ!!」




続く。






~あとがき~
という事で、(いささかさっぱりしちゃったけど)新しい時空の登場含めた回でした。
さて、次回は(ようやく)夏っぽい話。尊きビーチでフフフフフフフ←←←
まあトラブルが無いとも言って無いけどそれはそうとして。
今回はここまでです。