二次創作小説(新・総合)
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.1 )
- 日時: 2024/08/31 07:01
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「ダイの失踪」
【ゴンガガ 宿屋】
・マァム視点
「………。此処は?」
ヒム「ようやくお目覚めだな、武闘家のお嬢ちゃん」
フリーレン「無理もないよヒム。彼女は3日程眠っていたからね」
マァム「ヒム……、それにフリーレンさんも」
3日……、私は3日間も知らない内に眠っていたのね。
そうだわ、ぼんやりとだけど…少しずつ思い出して来たわ。
ある日リュグナーさんから古代種の神殿の調査を頼まれて来て、初めは私とクラウドさんのみで行く予定だったんだ。
その時自ら志願してくれたのが、ダイだったわ。
最初はクラウドさん自身も分かっていたけど、あの勢いからしてダイの行動その物が…当時旅をしていたエアリスさんの影響かも知れないわね。
あんな危険な場所に、私は彼を巻き込みたくなかった筈だったけど…逆にダイが言ってたわ。
-----
【回想:ゴールドソーサー ゴーストホテル】
『俺も行きたい、絶対に行くんだ!!』
ハッサン『でもよぉダイのあんちゃん、今回の依頼は遊びじゃねぇんだぞ?』
ダイ『その位はちゃんと分かってるけどさ。でも俺は…、俺は知らない所でマァムを…大好きな恋人を危ない目に合わせたくないんだ……』
ベニマル『要するに。自分の見えないところに、大切な人を行かせたくないって訳ですね? ダイ様』
ダイ『うん。マァムにはあの頃の闘いで沢山守って貰ったから、その分の恩返しがしたいんだ』
あの時って言うと…、つまりレオナを助けに行く時だわ。
魔の森で初めてあった時も、私は彼の怪我をホイミで治していたわ。
あの回復呪文は相手に直で触れていないと、効果がまったくない感じだもの。
僧侶戦士だったあの時、彼はレオナを助けるまで決して諦めなかった。
だけど……、全員が生存するには背後から駆け出しの勇者であるダイを私自ら気絶させるしかなかったもの。
-----
【現在:ゴンガガ村 宿屋】
『キィィン……』
「マァム様、お目覚めになりましたか?」
マァム「ええ…。状況は……、よく分からないけど」
ソウエイ「分かりました。その件に関しては歩きながらお話しつつ、我々の仲間たちがいるハイウィンドに戻りましょう」
ヒム「そうだな。一旦皆がいる飛空艇まで戻ろうぜ」
私はフリーレンさんに手伝って貰いながらも、宿屋を後にする。
ソウエイさんはそこの主人にお礼を言ってから、私たちと一緒に歩き始めたの。
要するに……、あの依頼を終えた直後にダイは行方不明になったって事に繋がるんだわ。
停車してある飛空艇に戻ると、赤い電気袋をしている可愛いポケモンがこちらに来たの。
勿論彼だけじゃなく、何人かの仲間たちが私を心配していたわ。
-----
【飛空艇ハイウィンド 会議室】
「リムル様。只今戻りました」
リムル「ご苦労ソウエイ。マァムはあれから大丈夫そうか?」
ソウエイ「はいリムル様、マァム様にはピカチュウとイーブイに任せてありますので…ご安心下さい」
リムル「そうだろうな。ダイがいなくなって…、少ししか経っていないから無理もないよな……」
ソウエイ「私は引き続き、ダイ様に関する情報を集めに参ります!」
リムル「分かった。何かあったら、報告を頼むぞ?」
ソウエイ「御意!!」
その一方、私はベッドがある部屋で横になっていたわ。
古代種の神殿での調査の時は、ダイはちゃんと私たちと一緒にいてくれた筈なんだけど。
中には究極の破壊魔法が記された壁画もあったし、あの威力は放置したらマズい事になりかねないわね。
クラウドさんたちがいる『この世界』その物が危なくなるのも、そう遠くはないんだわ。
本当に私は……、このままでいいのかしら。
後は全て、ソウエイさん自身に任せるしかないんだわ。
2話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.2 )
- 日時: 2024/08/31 14:43
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「オーガの姫・シュナの手料理」
【飛空艇ハイウィンド 甲板】
・引き続きマァム視点です。
「……………」
あの時見た光景の中、私はダイと話をしていたと思う。
目を覚ますと彼は何処にもいなくて、今は他の人たちがあなたを探しに行ってる。
何とか起きれる位に回復して来たけど、私は彼を止める事が出来なかった……。
それは逆なのよ、ダイ。
私だってあなたを危険な任務に巻き込みたくなかったから…、だからあなたを指名しなかったのよ。
-----
♪いとしの あなたは 遠い所へ。
色褪せぬ 永久の愛 誓ったばかりに♪
♪悲しい 時にも 辛い時にも。
空に降る あの星を あなたと共に♪
♪望まぬ 契りを 交わすのですか。
どうすれば ねぇ貴方? 言葉を待っ♪
この歌詞には、行方不明になった貴方への想いを込めた曲だと…以前セリスさんから聞いたの。
私の印はまさに、慈愛の心。
今はこの印でダイ……、あなたが今いる場所を思い浮かべばいい気がするわ。
その思いに応えたのか、私の印は大きく光り始めたの。
これは……シュルクが使っているビジョン、ダイがいる場所内には祭壇らしき場所がはっきり見えるわ。
-----
『ガチャッ』
「マァムさん。こちらにいらしてたんですね」
マァム「シュナさん……」
シュナ「もうっ。折角振る舞った私の手作り料理が冷めてしまいますよ、今はお兄様たちと一緒に食べましょう♪」
マァム「ちょっ……、ちょっとシュナさん?!」
おかしいわね、私は気配を消して此処まで来た筈なのに。
どうして彼女には、私のいる場所を簡単に特定出来るのかしら。
彼女に連れられて向かった先は、何人かの仲間たちが集まっている食堂だった。
勿論ポケモンたちはフーズを滞納していて、一部は食事を済ませた後だったわ。
あそこに座っているのは、ヒナタさんかしら。
-----
【食堂】
「しかも驚いたわ。この飛空艇がかつて…神羅が使われていたものだったなんてね」
マァム「………。どうして、分かるの?」
ヒナタ「私のいるイングラシアには様々な目があるのよ。……要するに、少し前の私はリムルと敵対していたわ」
マァム「じゃあ、当時の貴方は仇を撃つために?」
ヒナタ「そう。ある理由で私はシズ先生から去ってしまった、あのまま彼女の元にいたら…私は強くなれないから」
マァム「…………」
シュナ「はい。お堅い話は後ですよ? さあどうぞ、マァムさん」
ヒナタ「そうね。まずは食事に専念しましょう」
つまり彼女は元、騎士団の団長だったんだわ。
ホーリーフィールドの他にも、聖属性の魔法がいくつかありそうね。
私が『かつて』戦って来た強敵たちよりも、彼女の方がかなり強そうだわ。
今は私たちの味方……って事で、解釈してもいいのかしら。
3話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.3 )
- 日時: 2024/09/01 10:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第3話「小さな勇者の手がかりと対策」
【飛空艇ハイウィンド 会議室】
・リムル視点
「コホン。実はな……、今回の実行班の総合リーダーなんだけど…俺から言うならマァム。お前にこの重大な役を頼みたいんだ」
マァム「えっ?!」
まぁ…、突然の決定事項だから困惑するのも無理はないけど。
俺的にはマァム、お前の方がダイの事をよく知っていると思うんだ。
本来ならこの役目をポップに任せたいとこでもあるが、ひょんな時に逃げ出す可能性もあるんだよ。
例えアイツの力がマァムに勝っていなくとも、時には面と向かって背中を押す時もあるが…それでは駄目なんだ。
-----
「リムル。1つだけ意見を言ってもいいかしら?」
リムル「何だ? ヒナタ」
ヒナタ「あなたが考えたこの作戦内容に寄ると、途中『大魔道士』でもある彼が感情を爆発する恐れがあるかも知れないから…今回は抜擢しないと言う決断になるのかしら?」
リムル「そうだ。実際ポップは当時の闘いで何度か肌身で経験しているからな」
ポップ「確かに。当時の大戦ではキルを逃しただけでなく、あの大爆発を覚悟の上で受けるつもりだったけど…アイツはそれを恐れていたんだよ」
レオナ「ええ。ダイ君が最後の力を振り絞って君を蹴り飛ばしたのは、二度と同じ悲しみをさせたくないからかも知れないわね」
成程、互いに1度は犠牲になっているからこそ…2度と同じ目に合わせたくないという事か。
レオナにとってもその経験があるから、背中を押してくる相手をダイからポップに変えた訳だ。
ベンガーナで共に行動し始めた頃は中々見直そうとしなかったが、ちゃんと彼をしっかり見ていた。
それに、当時敵だったラーハルトたちの襲来でも…逃げるように見せかけたのがポップなりの覚悟って事に繋がるな。
後はそうだな、マァムをリーダーにするにしても…護衛や対処出来そうなメンバーが欲しい所でもあるんだよなぁ。
-----
「リムル国王陛下」
リムル「んっ? どうした、フリーレン」
フリーレン「今回の件だけど…、私とクラウド バッツに任せて貰えるでしょうか?」
『えっ?』
フリーレン「仮にダイが殺されたにしても、その敵討ちを私たち3人で対処した方が楽に終われる気がするんですよねぇ」
リムル「う〜ん。それなら問題ないにしても、その大役を簡単に引き受けても大丈夫なのか?」
フリーレン「大丈夫です。この中で最強の大魔法使いと言えば、私と亡き師匠でもある彼女しかいませんので」
クラウド「ああ。それにフリーレンならかなり高度な魔法を使っていても、簡単に魔力切れにはならない可能性があるな」
バッツ「要するに。マァムはダイを守ることに専念して貰い、その背後で俺たちが闘いに集中出来ると言うことになる……」
リムル「確かにそうだな。今回の対処法はフリーレンやクラウドたちの意見を尊重しよう」
ヒナタ「後は。マァムを支えてくれる者たちについてだけど、既に私の側でスタンバイしてるピカチュウとニンフィアに任せるのはどうかしら?」
『…………ッ!!!』
確かピカチュウは電気タイプで、ニンフィアはフェアリータイプだったよな。
2人共……、最近マァムが気になって仕方ないからなぁ。
いくら頼もしい女性が好きであっても、ダイを心配するマァムがいつ泣き始めるか分からないぞ。
此処はハッサンやメーアでも良かったけど、今回ばかりはヒナタの提案を受け入れた方がいい気がする。
それでなくても彼女の案を否定したって事がバレたりでもしたら…、同じ八代魔王のよしみでもあるヴァンパイアの長・ルミナスの怒りを俺自身が受ける事になる!!
-----
「で? どうなのかしら、リムル?」
リムル「よし分かった。今回は特別にピカチュウとニンフィアの同行を許そう」
ピカチュウ「リムル様……」
ニンフィア「本当に……、本当にいいのですか?」
リムル「ああ。その分しっかりマァムを支えてやるんだぞ?」
2匹『はい。ありがとうございます!!』
こうして、ダイを助ける実行組はひとまず終わった。
そして俺は後に知る事になる、勇者ダイの運命がもうじき……途絶えようとしている事に。
その間に到着すれば、ダイを失わずに済む可能性は高いだろうけど。
問題なのは、誰の提案で小さな勇者抹殺を依頼したのかを白状しなければならない事だ。
これに関してだけど、引き続きソウエイに任せようと考えている所だ。
万が一の場合も兼ねて、ハクロウにも同行を前もって許している訳だからなぁ〜。
4話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.4 )
- 日時: 2024/09/02 08:43
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第4話「動き出す黒幕」
【混沌側の本拠地 カオス陣宮】
「キーヒッヒッヒッ。奴らはダイを助けに向かいそうですなぁ、皇帝陛下」
皇帝「ふんっ。所詮は過当なスライムが寄せ集めただけの軍隊、だが…既に勇者ダイ抹殺にはセフィロスが動いている」
ザボエラ「ほほう。過去に古代種の末裔・エアリスを亡き者にしたあのお方なら、勇者ダイなどすぐに殺せますなぁ」
さて、セフィロスの任務が何処まで行くかは知らないが。
我々も、準備をするしかないな。
奴らによって倒された者たちを再び、私の力で目覚めさせる事が出来るからな。
その日が来るのも、遠くはないかも知れぬぞ。
さあ? どうやって勇者ダイを生かすつもりなのか、精々悪あがきするんだな。
-----
【ボーンビレッジ】
・バッツ視点
バッツ「よしっ。まずはポイントとなる場所にスタッフを設置しよう!」
『うん(ああ/ええ/はい)っ!』
此処に来る目的は、初めからあったからなぁ。
二手に分かれて情報収集した結果、1人の女の子から小さな黒髪の男の子と長い銀髪の人がこの先の森に入って行ったらしい。
小さな黒髪の男の子って言えば、ダイの他にいないな。
後は長い銀髪と言うと、セフィロスも後に続いて行ったと言うことになるな。
発掘用の爆発をし、その後掘り出しそうなポイントをスタッフに伝えた後…俺たちは一旦休む事にした。
-----
【客室のテント】
「ん? マァムがいないぞ」
クラウド「大丈夫だバッツ。フリーレンとポケモンたちは俺が見てるから、あんたはマァムの所に行ってくれ」
バッツ「ああ。後は任せたぜ、クラウド!」
こんな夜更けに何処行ったんだよ、マァムの奴。
夜更かしは特に女の子にとっては、あまり良くない筈なんだよなぁ。
マァムの名を探しながら眠りの森を抜けて、飛空艇が置いてある場所に到着する。
何だ? マァムと誰かが話しているのか。
2人に気付かれないように、小さな足で彼らの元へ俺は向かっていく。
姿形はダイと一緒だが、雰囲気が何処か違う気がするぞ。
-----
『お姉ちゃん。どうやらお迎えが来たみたいだ』
マァム「えっ? ば、バッツさん?! どうして、此処に?」
バッツ「マァムが急にいなくなったから、俺は君を探しに来たんだよ」
ディーノ『そっかぁ。見つかったんなら、仕方ないね。実は…バッツお兄ちゃんにも聞いてもらいたいんだ』
バッツ「何だ?」
ディーノ『僕やダイの中で眠ってる父さんの声を感じてね、このままでは…ダイが危ないと言っているんだ』
マァム「既に誰かが、忘らるる都に向かっているって事?」
ディーノ『うん。父さんが言うにはその人…かつては英雄セフィロスと呼ばれていたらしいんだって!』
『………ッ!!!』
つまりだ……、明日の朝1番に忘らるる都の中にある祭壇の間へ急がなければ…ダイは助からない。
ボーンビレッジの外に出て来ても、胸騒ぎは止まらない。
つまりだ。ジェノバを仮に俺たち3人で倒したとしても、ダイは助からない可能性も十分にあるって事か。
いや、諦めるのはまだ早いぞ!
少しでもアイツを助ける確率があるなら、俺たち自身で奇跡を起こす以外に考えられないぞ。
それから目の前にいるディーノは俺とマァムを交互に見た後、ダイを助けてと頼んで消えて行った。
そんな事位、お前に言われるまでもないさ…ディーノ。
5話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.5 )
- 日時: 2024/09/02 22:26
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
主な登場作品の一覧です。
・ダイの大冒険
・ドラゴンクエストヒーローズシリーズ
・ディシディアファイナルファンタジーシリーズ
・スマブラシリーズ(SPを含みます)
・ONE PIECE
・転生したらスライムだった件 3期
・ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス
・葬送のフリーレン
以上です。
もし興味がありましたら、他に出して欲しい作品を言って頂けると嬉しいです。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.6 )
- 日時: 2024/09/03 08:24
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第5話「忘らるる都へ&一時的な別れ」
【ボーンビレッジ】
・バッツ視点
バッツ「よしっ……。宝箱の中身を開けるぞ、皆!」
俺の考えが正しいなら、この箱の中身は貴重なキーアイテムが入っているに違っている。
あるいは、別の武器かアイテムになっている可能性も高いからな。
そうじゃなくても俺たちは進むんだ、こうしてる間にもダイの危険が更に高まっているんだからな。
どうか頼む、俺たちの道標になるアイテムだと信じているぜ。
-----
『パカッ』
「どうやら、当たりのようだな!」
マァム「この武器が、ルナ・ハープ……」
フリーレン「マァム。この武器は君が持つべきだ、今まで数々の闘いを乗り越えて来た君なら…私たちを正しき道へ導いてくれる気がするからね!」
マァム「で……、でもっ……」
ピカチュウ「大丈夫。マァムさんが不安そうになったら、僕とニンフィアに任せて下さい」
ニンフィア「……。フィア……」
マァム「あなたたち…。分かったわ! 皆、私を信じて着いて来て!!」
あの時のリムル様の考えは、間違いじゃなかった。
彼女を総合リーダーにする事で、俺やクラウド フリーレンはマァムの出来なかった事を成し遂げる事が出来るぞ。
マァムが夢を見ていたと言う場所に辿り着くと、ルナ・ハープが突然奏で始めた。
だからなのか、この武器を持っていないと俺たちは先に進めなくなるってことに繋がるんだよな。
ん? 魔石か何なのか分からないが、赤い石っぽい奴がうようよしてるぞ。
-----
『スッ……』
マァム「…………。召喚マテリア・クジャタ」
クラウド「恐らく。タイタンの倍以上は強いぞ」
バッツ「えぇ?! クジャタって奴はクラウドがいる『この世界』でしか姿を見せないのか?」
フリーレン「どうやら…、そうみたいだね」
後は、この召喚マテリアの使い所だろうな。
同じ地属性であっても、使用者が召喚した場合はかなりのMPを消費してしまうからな。
ひとまずは、この場所でのやる事は終わったな。
とにかく急ごうぜ、俺たちにはダイを助けると言う大事な目標があるんだ。
俺の固い決意で頷き始めたのか、マァムの前にクラウドが行く。
そんな彼女たちに続いて、俺やフリーレン ピカチュウたちも動き始めたんだ。
珊瑚礁と呼ばれる場所に着いた途端、いきなり敵との遭遇に捕まってしまった。
サポートとしてニンフィアを指名し、後はマァム フリーレンで対処するしかないな。
-----
【サンゴ礁】
『…………ッ!!!』
バッツ「マァム!!」
クラウド「フリーレン、ニンフィア!」
マァム「クラウドさんたち、此処は私たち3人に任せて!」
クラウド「分かった……。ピカチュウ……バッツ、俺たちは先に進むぞ」
ピカチュウ「はい。マァムさんたち、危なくなったら退いて下さいね?」
フリーレン「うん。終わり次第君たちの後を追うから、この先の忘らるる都で待ってて欲しい」
バッツ「ああ。じゃあ、また後でな!!」
まあ、マァムやニンフィアがいるから大丈夫そうではあるけどな。
闘った後にフリーレンが、珍しい物に興味を示す姿を俺は嫌でも想像してしまうからなぁ。
フリーレンは本当に、変わった奴だよな。
魔法収集の趣味の旅とやらを当時してた時に、時にはミミックのような危険な奴に食われかけたりしていたらしいけど……。
無事にこの任務を終えたら、後でフェルンかシュタルクにフリーレンの事を聞いてみるしかないな。
彼女の事をあまり知らない俺たちにとっては、中々ない絶好のチャンスその物かも知れないからな。
6話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.7 )
- 日時: 2024/09/04 08:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第6話「マァムのざわめき」
【忘らるる都 正門】
・クラウド視点
「無事に着いたな、バッツ」
バッツ「ああ。後はマァムたちが来るまで宝箱を回収しておこうか」
本当にダイが、此処にいるのか…。
もしそうだとしたら、あの時ヒュンケルは何を言いかけていたのか。
それは、俺たちが此処へ向かう前に遡る。
バッツやマァム フリーレンたちはちゃんと、支度を整えていたが。
何故アイツは、俺のみ呼び出しただろうか…。
-----
【回想:飛空艇ハイウィンド 甲板】
『済まないなクラウド、急に呼び出したりしてな』
クラウド『ああ。それに、あんたとは話がしてみたかったからな!』
ヒュンケル『そうか。俺もクラウドと話がしたかった所さ』
以前ヒムからヒュンケルの事を聞いていたが、こいつは元魔王軍の軍団長の1人。
あるきっかけでクロコダインと共に魔王軍から脱退したようだが、そのきっかけを与えたのはアイツかも知れないな。
幼いヒュンケルはただ、敵討ちをする為にアバンとやらの元で修行を積んでいたらしいが。
力などはバレットにも負けてない程の男が何故、光の闘志への道を選んだのか……。
-----
『あの時、ダイたちと闘っていた時に気づかれたんだ』
クラウド『えっ?』
ヒュンケル『俺の父・バルトスを亡き者にしたのは、師であるアバンではなく…別の奴だったらしい』
クラウド『………。何故、その話を俺に?』
ヒュンケル『簡単に言うなら、俺の話をクラウド……アンタに1番聞いて貰いたかったかも知れないな』
何故ヒュンケルは、俺にあんな事を言ったのか…。
きっとアイツは恐らくだが、一度助けて貰った命を末弟子の為に使うかも知れない。
いや、それは絶対に駄目だ!!
仮にダイが助かったにしても、最年長のアンタがいなくなったら…皆悲しむじゃないか。
俺は勿論だが、バッツもアンタと話がしたいと思っている筈だ。
-----
【現在:忘らるる都 ベッドのある部屋】
「………」
バッツ「ん? どうしたマァム、眠れないのか?」
マァム「違うのバッツさん。さっきからバランさんの声が私に話しかけてるみたいで、ざわつくのよ……」
クラウド「竜騎衆・バランの魂が?」
マァム「ええっ。『このままでは息子が危ない、急いで向かってくれ』と…そう言ってる感じがするの!!」
ヒュンケル……、アンタの不安は正しかった。
自分は必ず、俺たちの後に駆け付けてくれると言っていたからな。
フリーレンやバッツたちがいると言っても、アイツは兄弟子として責任を感じているかも知れないからな。
エアリスの時も、同じだったかも知れないな。
アイツはあいつらしく、足弟子としての使命を果たしたいだけかも知れない。
ダイを守り切る事が、アイツなりの……ヒュンケルなりの『贖罪』にも繋がるだろうからな……。
7話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.8 )
- 日時: 2024/09/04 17:37
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
次の7話から、意外な展開になりそうです。
アバンの末弟子・ダイのピンチを察し、遅れて駆け付けるヒュンケルだが…セフィロスから背後に刺されてしまう。
そのセフィロスをフリーレン バッツ クラウドの3人で撃退しつつも、瀕死のヒュンケルは意識を朦朧になりながらも…ダイに望みを託す。
こんな感じで、描こうと思います。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.9 )
- 日時: 2024/09/05 08:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第7話「大魔法使い・フリーレンの静かな怒り」
【忘らるる都 祈りの祭壇前】
・バッツ視点
「ダイ………」
此処からは、マァムに任せよう。
そう悟ったのか、俺は彼女を更に置くまで行かせる。
少ししかない段差を1つずつ渡って行ったが、怪しい光がマァムを誘い出した。
マァムは刃向かいながらも闘うが、その光からは抗う事は出来なかった。
そんなマァムを、俺とフリーレンが力強く叫びながら抑えたんだ。
-----
フリーレン「マァム!!」
バッツ「駄目だ、マァム!」
マァム「くっ……。一体私に何をさせるつもりなのよ?!」
何とか、マァムを止める事は出来たが……。
油断はしては、駄目みたいだ。
ダイは祭壇の中で祈りながらもマァムと視線を合わせているが、その上から殺気が突然き始める。
まずい………、このままではダイが危ない!!
そう思いながら動こうとしたその瞬間、銀色の短髪をした長身の男が遅れて駆け付け…ダイを庇って代わりに刺されてしまった。
-----
『グサッ』
「ひゅ……、ヒュンケル……。どうして?」
ヒュンケル「これもダイ……、兄……として……お前を……守る為だ……」
ダイ「うっ うっ うっ……、ヒュンケル!!」
フリーレン「さあ今の内だ。奴の放つ敵を倒そう!!」
そうだ……、セフィロスは何かを言い残して母なるジェノバを召喚する男だ。
コイツは水属性の攻撃して来ないが、俺たちはそれらの対処を事前に執り行っている。
敵の放つ水の光がフリーレンに向かっても、彼女は回復している。
俺とクラウドはその間時間を稼ぎながらも、フリーレンに止めを刺せる為の瞬間を精一杯やっていた。
貴重な青魔法・アクアブレスが繰り出されても、俺らには一切効いていなかったのが幸いだな…。
-----
フリーレン「ありがとう2人共。後は私に任せて貰ってもいいかな?」
バッツ「ああ。攻撃されたら、俺が回復魔法で治してやるよフリーレン」
クラウド「そうだな。俺もバッツ程ではないが、回復魔法は使えるから…その時は安心して任せてくれ」
フリーレン「分かった。その時は、お言葉に甘えようかな」
彼女の放つ魔法は、敵を殺す魔法・ゾルトラーク。
かつて自慢の1番弟子・フェルンやシュタルクと旅をしていた時も、彼女は強い強敵と闘っていたようだ。
今まで笑っていたり…時にはモジモジしていた彼女が今、静かに怒っている。
彼女は詠唱するタイミングを見計らって、ジェノバにゾルトラークを繰り出したんだ。
確かに一般攻撃魔法ではあるが、フリーレンにとってこの魔法は…強い敵や魔族を殺す魔法にも繋がるって事になるんだよなぁ……。
8話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.10 )
- 日時: 2024/09/06 18:33
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
失礼します。
出して欲しい作品なら忍たま乱太郎、ドラゴンボール、ハガレンでどうでしょうか?
ここのところ最近出ていないと思いましてね。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.11 )
- 日時: 2024/09/06 21:20
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
少しだけ、今後の更新状況を描きます。
今作のメイン主人公はマァムなので、ぱふぱふイベントを何処かでやろうと思います。
※このイベントネタはDQHシリーズからのネタになるので、ご了承下さい。
まず、ぱふぱふイベントの順番についてですが…。
①バッツ
今描いてる長兄死亡イベントでも、ダイの為にマァムを気遣っています。
なので終わった後にかなり泣いているので、吟遊詩人にもジョブチェンジ出来る彼なら…勇気を与えてくれると思います。
②フリーレン
彼女もマァムのバックアップとして活躍していたので、ぱふぱふに掛かる可能性があります。
ぱふぱふ内容ですが、当時旅していた時にハイターに何度も頭を撫でられていたので…彼と同じようにマァムの頭を撫でてくれると思います。
③ヒム
先に逝った仲間たちの分を背負っていますが、当時は動けなくなったヒュンケルの時も代わりに戦ってくれました。
なので、頼れるお兄さん的に励ましてくれるかも知れません。
④メーア
言うまでもなく、ゼシカと同じ方法で頬っぺたを触る事も。(※実際ヒーローズ編をプレイしているので、経験者なりの考えですが(汗))
⑤クラウド
バッツより1つ年上の元ソルジャー。
彼はピアノが弾けるので、ピアノ伴奏を奏でて励ますかメーアと同じように…大胆な行動を取るかも知れませんね。
今は、こんな感じです。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.12 )
- 日時: 2024/09/06 21:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
>>10
ありがとうございます。
勿論それらも追加予定ですが、基本的には忍たま編ではメインの下級生か上級生が対象となりますね。
鋼錬では、ランファンとリン・ヤオを登場しようと考えていますけど…。
ドラゴンボール編では、一部の味方キャラで構いませんですかね??
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.13 )
- 日時: 2024/09/06 22:17
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
いいですよ!
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.14 )
- 日時: 2024/09/06 23:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ありがとうございます。
出来ればですが、悟飯君とクリリン 天津飯 ピッコロの仲間を慰めるor後ろを押す時のサンプルボイスをお願いします。
この後、8話の更新になりますので…もう少しだけお待ち下さい。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.15 )
- 日時: 2024/09/07 06:06
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第8話「更に遅れて来た者たち」
【忘らるる都】
・クリリン視点
『タッタッタッタッタ……』
「………ッ!!! 若、皆。あそこを見ろ」
『………ッ?!!』
え〜っと、状況を簡単に纏め安くするとしたら…先に先行しているマァムさんたちは何とか辿り着いたのは言うまでもないけど。
今は目の前で禍々しい気を放っている強敵を3人の人たちが、代わりに闘っている。
その内の2人は秘めている力で、相手にかなりダメージを与えているようだけど。
敵はずっと、同じ攻撃しかして来ないな…。
-----
「そうか…、分かったぞ!」
リン「……? 何が分かったんだ? クリリン」
クリリン「つまりですねリンさん。これらはあくまでボクなりの推測なんですが、今見えている目の前の光景は恐らく……『ある人』の最期が少しずつ近づいて来ているって事なんですよ」
リン「なっ……、何だとっ?!」
ベジータ「ちょっと待てクリリン。そいつはまさか……、元魔王軍の1人だったと言うあの男か?」
クリリン「ああ……、闘気の力が弱まっているのは……恐らくヒュンケルさんかも知れない」
あの人はいつも、目の前の仲間を守る為に…『兄』と言う家族を演じ続けているんだ。
いくら不死身な身体を持っているにしても、今まで見た事がない強敵に刺されてしまったらもう……折角持っている俺の仙豆でさえも効果がない。
逆に闘いの方が早く終わり、俺たちに聞こえないように何かを彼ら3人に伝えて…そのまま去って行ったんだ。
その後は恐らく、ダイ君との話をする機会をさせたいから…先行している人たちは気を利かせてくれたかも知れない。
-----
「マァムさん……、ダイ君とヒュンケルさんはいいんですか?」
マァム「……。今はダイと2人きりになりたいってヒュンケルが言うの……」
クリリン「…………」
リン「そうか…。済まない、俺たちが早く駆け付けていたら……」
バッツ「いや。リンやクリリンたちは何も悪くないさ……」
ベジータ「ふんっ…。他ならぬあの方の…リムル国王陛下直々の頼みだからな、俺様たちは当然の事をしたまでだ……」
フリーレン「ふふっ…。そのぶっきらぼうな言い方は全然変わってないね、ベジータ」
ベジータ「いっ……いえ……。『ある男』が私たちによく言っていたんですよ、フリーレン様」
フリーレン「……。そうか…、そうだったね……」
ランファン「さあ。積もる話は後回しだ、一旦それぞれの飛空艇に戻ろう。勿論、フリーレン様たちも我々と一緒に」
フリーレン「……。ごめんランファン、それだけは出来ない……」
ランファン「……。そうですか……」
ベジータ「分かりました。今回はフリーレン様のお気持ちに免じて、私たちは先にお暇することにしておきましょう……」
ベジータだけじゃなく、ランファンさんにも意外な一面があったんだな。
普段のベジータはかなりの辛口混じりの言い方をするけど、フリーレンさんの前だけ綺麗な言葉遣いに変わるんだ。
勿論彼女の前で態度が変わるのは、ベジータたちだけじゃないけどな。
俺や天津飯さんにヤムチャさんでさえも、フリーレン様やリムル様のような『上の立場』の方には礼儀正しい言葉に変わるんだけど。
中でも相変わらず変わらないのは、約一部の仲間たち位なのは…俺が言うまでもないかな。
9話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.16 )
- 日時: 2024/09/07 10:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※今回の話はリムルサイドがメインになりますので、ご了承下さい。
第9話「帰還と元闇の帝王・フリーザの経緯」
【飛空艇ハイウィンド オペレーションルーム】
・リン視点
「………。そうか、かつて『不死身の男』と呼ばれたアイツが…」
クリリン「はい。ボクたちも彼女たちに加勢しようと思って駆け付けましたが、ボクたちが着いた時にはもう…フリーレン様やクラウドさんたちが先に闘っていました」
リムル「……。要するに、セフィロスの放ったジェノバを運良く倒したとても…ヒュンケルは助からないと言う感じ的になりそうなのか?」
ベジータ「はいっ、その通りでございます!」
リムル「……。分かった、後はマァムたちがこちらに戻り次第…これまでの経緯を話して貰えるように俺の方から説得してみるよ」
リン「…………」
エドから大抵の事は聞いていたけど、擬人化した本人を生で見たのは初めてだ。
彼は本国にあるジュラテンペスト連邦国の盟主であり、八代魔王の1人でもある。
駆け出しの魔王でもあるが、彼は俺やランファンよりもかなり強いと実感するなぁ。
こんな有名な盟主に会えたのも夢みたいだが、いつか故郷の国に戻ったらフーの墓前に報告しておこう。
-----
『しゅうぅぅん…』
「…………」
クリリン「どうしたんッスか? リンさん」
リン「いや。俺の気のせいかも知れないが…、近い内に俺たちが闘って倒して来た『奴ら』が蘇る気がするんだ…」
天津飯「まさか、フリーザも?!」
「いえ。私はこちらにいますよ? 天津飯さん」
天津飯「フリーザ。何故お前が此処に?!」
フリーザ「仕方ありませんねぇ。コックピットに向かいながら、これまでの経緯などに付いてお話しましょうか…」
要するに、クリリンやベジータにとってはトラウマとも言える存在と言う訳だな。
かつて敵対していた本人からは、争う気配が全く感じられないぞ。
未だに疑惑を抱きつつも、フリーザは歩きながら俺たちにこれまでの状況を語り出した。
悟空たちのいる世界にある以上の更なる奥にある地獄と言う場所で、散々な目にあったらしい。
そんなある日、暴風竜と呼ばれる物がフリーザの前に現れ…潔く引き受けたとか。
-----
【コックピット】
「するとあの方は…リムル様は私に面と向かってこう言ったのです、私が最も復讐すべき相手を別の方に変えてみてはどうかと……」
ヤムチャ「……。リムル様もリムル様なりに考えた結果なのが、俺にも痛い程伝わってくるんだよなぁ」
1部のメンバーたち『うんうんっ!』
クリリン「ふ〜ん。どうせお前の事だからよぉ、面白半分で引き受けたんじゃないのか?」
『………ッ!!!』
ベジータ「よっ……、よせクリリン!!」
フリーザ「いいんですよ、ベジータさん」
クリリン「ふんっ!!」
ベジータ「…………」
フリーザ「少しイラっとしましたが…、あの方に免じて今回は大目に見て置きましょう」
リン「それで? フリーザが本当に復讐したい相手はすぐに見つかったのか?」
フリーザ「はい。同じ王と言う立場でもありますが、当時闘っていたフリオニールさんたちにとっては…人間その物を惑わすだけの言葉しかありませんからねぇ」
天津飯「要するに。俺たちが倒すべき強敵が、その者にとって強敵でもある皇帝陛下とやらになるのか?」
フリーザ「そうなりますねぇ。そのお方や他の強敵たちを始末するまでに私自身も強くならなければいけませんからね、今までの事は水に流しておきましょう」
そうは言っても、クリリンやヤムチャにとっては気まずいんじゃないか。
これまで散々な事をやって来て、急に一緒に戦うことになるから…困惑するのもよく分かるぞ。
あの頃……、俺はただ守るべき人を守る為に…もう1つの存在でもあるグリードを受け入れたんだよな。
グリードはエドやアルの親父さん・ホーエンハイムにそっくりの奴に、エンヴィーたちは『お父様』と呼ばれていたらしい。
奴らだけじゃなく、あの男の強さも例外じゃない!!
-----
「確かフリーザと言ったな、俺は……俺たちはあんたを受け入れるぞ」
『リン(若)っ?!』
フリーザ「ほう? 元フリーザ軍のトップである私をシンの次期王様になるあなたは受け入れるのは本当ですか?」
リン「ああ。俺も当時……、エドたちの親父さんにそっくりな奴を見たことがある!」
フリーザ「ふむ。あなたの言葉には嘘が1つもないのも事実ですからねぇ、……いいでしょう。当時のあなたが見たと言うその『お父様』とやらの討伐の件、私も手伝ってやりましょう」
よしっ、ひとまずは安心だな。
俺は気にしてないかも知れないが、悟空やクリリン 天津飯たちにとってはかなり不安そうなのも理解出来るぞ。
未だに不安なまま各自の部屋に戻ることになったが、悟空が使っている自室内の様子を見ても……簡単に受け入れようとはしなかった。
それ以前に悟空はフリーザではなく、残された側にどう励ましをするかを真剣に考え始める。
その件に関しては俺やランファンも同じだから、少しでも慰めになる言葉を真面目に考えないといけない気がしたのは言うまでもないさ。
10話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.17 )
- 日時: 2024/09/07 10:46
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: TdU/nHEj)
>>14
分かりました。
それらを思いつき次第、コメント送ります。
- >>17にコメント返信 ( No.18 )
- 日時: 2024/09/07 12:04
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ありがとうございます。
済みませんが、宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.19 )
- 日時: 2024/09/07 17:19
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第10話「小さな勇者の涙 前編」
【飛空艇ハイウィンド 停留所】
・バッツ視点
「お帰りをお待ちしていました、勇者ダイ様!」
ダイ「ありがとうベジータ。……悪いけど、少し1人になりたいから…先に医務室に行ってるね……」
ベジータ「かしこまりました。では、ダイ様を医務室までこの私…ベジータがご同行致しましょう」
ベジータ……、俺たちの知らない間に随分と変わってしまったな。
まるで、ダイの安否が分かっていたから…俺たちが戻って来るタイミングを計っていたんだろうな。
今はダイの言う通り、落ち着くまでそっとしといた方がよさそうだな。
マァムが止めていた足を動かし始めたから、俺たちも彼女の後に続いて行ったんだ。
各自の部屋前まで来た途端、突然フリーレンが何かを言い出す。
-----
【通路内】
「ごめん皆、リムル様への報告の前に各自の部屋で休んでてくれるかな?」
マァム「……? 急にどうしたんですか?」
フリーレン「うん…。ちょっと……、外の空気が吸いたくなったから…」
バッツ「そうだな。呼ばれるまでの間、俺たちは各自の部屋で休んでようぜ」
クラウド「ああ、そうしよう」
フリーレン「ごめんねバッツ、こんな時に…」
バッツ「ははっ。気にすんなって、フリーレン!」
確かに、此処に帰って来るまでかなり時間が掛かったからなぁ。
セフィロスの放ったジェノバ Lifeを無事倒した後、ダイはマァムに支えられながら…途絶えかけそうになっているヒュンケルの元に向かう。
要するに、泣いている自分の姿を俺たちに見せたくないからと言う訳だ。
その後ダイは2人にして欲しいと言って、俺たちはマァムを連れて祭壇を降りて行った。
泉のある場所に到着すると、後はダイが来るまで待機していた。
-----
【回想:忘らるる都 中心部】
(BGM設定:クロノ・トリガーより夜の底にて)
マァム『こんな時、私がもっとしっかりしていれば…』
ピカチュウ『いいえマァムさん、ダイさんはボクたちの為を思って…気を遣ってくれたんだと思います』
ニンフィア『そうですね。滅多にないチャンスですから、私たちは此処でダイさんが来るのを待ちましょう』
バッツ『そうだな。ハイウィンドに帰るまでが、俺たちの重大な任務だからな。なっ? クラウド』
クラウド『ああっ!』
俺はそう言いながら無理に笑顔を作っていたけど、本当はあの瞬間から涙を堪えていたんだよな。
何とか最後まで耐えながらも飛空艇に戻って来れたのはいいが、とうとう限界を越えてしまったんだ。
俺が使っているであろう部屋に入った瞬間、耐えて来た涙を思いっきり流していた。
まるで…、まるで17の時に逝ってしまった親父の時以上に俺はかなり泣き始める。
ごめん親父…、また犠牲者が1人増えちまったよ。
-----
【現在:飛空艇ハイウィンド バッツの自室】
『ピカーン』
『……よ、バッツ』
バッツ「えっ? 魔人フィーナ?」
『駄目よバッツ。あなたが本当に泣くのは、ヒュンケルの仇を討った後よ』
バッツ「それはそうだけどさ…。でも俺は、俺は未だに信じられないんだよ……」
『ふふっ。あなたは本当に、明るくて優しい人ね』
バッツ「……。悪いけど、今は1人にさせてくれないか?」
『……分かったわ。今のあなたの姿は、見なかったことにしといてあげるわ』
それはそれで、悪くはない気もするけど。
逆に男がいる部屋に、クリスタルになった女の子を招き入れるのもある意味危険だな。
此処に出入り出来るのは、仲良くなってる一部の仲間たちとティナ位なんだよなぁ。
万が一ティナに泣いてる俺の姿を見られたりしたら、逆に心配をかけてしまう。
それ以前に俺がレナやロックたちに叱られる場合も、ないとは限らないだろうからなぁ……。
11話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.20 )
- 日時: 2024/09/07 20:47
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
思いつきました。
孫悟飯
『まぁ、失敗は誰でもある事ですからめげずに頑張りましょうよ!』
クリリン
『そんなに落ち込んでいられる程余裕じゃないし、頑張っていこうな!』
天津飯
『本当にこのままでいいのか?いつまでも引きずっていられないぞ。』
ピッコロ
『何を情けない顔になってどうする!そんなんでネガティブのままにいてはいけないぞ!』
これでどうですかな?
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.21 )
- 日時: 2024/09/07 21:37
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
おぉ〜、クリリンはいざと言う時に頼りになりますね。
まぁ、悟空なら少しふざけた言い方をしそうですがw
悟空
「まあ。細けぇ事は気ィすんな、まずは前向きになっぞ!」
ベジータ
「貴様ははるかに強い。ダイ様の姉弟子的存在であるのも重々理解しているが、間違えてもこの脳天的な馬鹿には絶対になるな!!」
まあ、私なりにこんな感じでしょうからねぇ。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.22 )
- 日時: 2024/09/08 07:42
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第11話「元気のないマァム」
【飛空艇ハイウィンド マァムの自室】
・マァム視点
「………」
あの時…、ヒュンケルはダイと何の話を話していたのかしら。
肝心な事を聞けなかったし、本当は最後の瞬間まで見守る筈だったけど…。
それでも、泣いている光景を見せたくないって言うのがダイらしいわ。
今後もダイはあのショックから立ち直らずにいたとしたら、どんな励ましの言葉を掛けるべきかしら…。
-----
『コンコンッ』
「マァムさん。僕です…、孫悟飯です」
マァム「確かあなた、クリリンたちの……」
悟飯「はい。……ピカチュウやニンフィアがとても心配していたので、良かったら場所を変えませんか?」
マァム「えっ?」
悟飯「既に父さんたちも集まっています。コックピットで他の皆さんもお待ちしていますから、マァムさんはゆっくり来て下さい!」
マァム「分かったわ。色々準備するから、それまで待っててくれるように伝えて欲しい」
悟飯「はい、分かりました」
彼らの世界って、どんな風に気配を感じ取っているのかしら。
リーニエさんやアウラさんたちが使う魔力探知と言う機能じゃないとすると、『気』や『トリック』と呼ばれる機能で掴んでいるかも知れないわ。
それ以前に髪形が上手く決まらないわ、いつもは纏めているけど…こういう時はどうしたらいいかしら。
-----
『しゅうぅぅん…』
「そのお役目、私が担当します♪」
マァム「………。もしかして、聞いてました?」
シュナ「はい。お時間になってもマァム様が中々いらっしゃらないので、心配になって駆け付けちゃいました♪」
マァム「…………(汗)」
もしかして悟飯、こういう事が来るって初めから分かっていたのかしら。
仮にそうじゃなかったら、髪をまとめるまでの猶予を与えないと思うけど。
服装とかは殆ど自分で決めて来たから、それなりに慣れているつもりだったわ。
後は……、言うまでもなく私の髪形がいざという時に決まらないのよね。
するとシュナさんは仕上がったと言って、鏡を私に持たせてくれたの。
-----
「今回は、いい感じに仕上がりましたね」
マァム「あの頃は自分で髪をまとめていたけど、今は無理してやる必要もなくなったわ」
シュナ「そうですね。戦闘とかの場合は髪を1つにしないといけませんから、そこは仕方ないと思いますよ」
マァム「そうね。ありがとうシュナさん、この髪形…凄く気に入ったわ」
シュナ「喜んで頂けて何よりです。そろそろお兄様たちが待ちくたびれてしまいますから、急いで下さいマァム様!」
ダイ様の事なら、こちらにお任せください。
確かに私っていつも、ダイがあれからどうしてるのかを気にしていたわね。
大戦があった時でも、先に闘っているダイの安否が気になっていた事も沢山あったわ。
今は違うわ、頼もしい仲間たちが側にいてくれるもの。
あまり深く考えずに、今は指定された場所に向かう事を考えるしかないわ!!
12話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.23 )
- 日時: 2024/09/09 08:23
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
〜作者のプレイ日記雑談①〜
ユウキ「う〜ん。この雑談回に出れるのは僕、初めてなんだよねぇ〜」
ヒナタ「私もそうよ。あなたが何を考えているかを知る為に、監視させて貰うわ」
ユウキ「……。また僕が何かやるって、疑ってるよね??」
お題:ドラゴンクエストヒーローズ2編
ヒナタ「しかも作者、今回のプレイで選んだ女主人公の職業を戦士から盗賊に変えたのが意外ね」
ユウキ「まあ。この先に控えている試練を突破する為に、近距離攻撃じゃなく遠距離攻撃が使える職業に変更したみたいだからね」
ヒナタ「成程。後ははぐメタを倒す為に、使い慣れたキャラたちをスタメンに入れたのか…」
ユウキ「そうだね。対イエティやうごくひょうぞうの試練では固まる場面がいくつかあるみたいだから、それに備えて回復系は絶対必須だからなぁ」
ヒナタ「同感ね。回復系は状態異常の回復スキルを持ってるキャラが必須になるから、暫くはレベル上げに専念するみたいよ」
ユウキ「ちなみにヒナタ、目標レベルって聞いた?」
ヒナタ「確か。1人が38レベル……、他は33レベル〜36レベル辺りかしらね」
ユウキ「つまり。はぐメタ捜索に、かなり時間を掛けてやりそうなイメージがするよ」
ヒナタ「いいじゃない。後は試練さえ突破すれば、先へ進めるみたいだからね」
ユウキ「それもそうだね。次回は今プレイしてる前の作品について、語って行く予定だ」
ヒナタ「次のコーナーも私たちになるかも知れないから、引き続き宜しくね」
②に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.24 )
- 日時: 2024/09/09 23:47
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
〜作者のプレイ日記雑談②〜
悟空「おっす、オラ悟空だ!」
リムル「中央都市『リムル』の盟主をやってる、リムル=テンペストだ!」
悟空「実はあの後だけんどよぉ、前回話した奴の続きを語ってくれって頼まれちまったんだよ」
リムル「例のRPG作品だろ? 俺もそれを語れるから、凄く楽しみなんだ」
【物語の舞台】
悟空「確か、テレシアたちの世界は7つの大国がある世界なんだよなぁ」
リムル「その内の4ヶ国であるオレンカ ジャイワール クレティア ゼビオンでは残る3ヶ国の代表と、何とか和解出来ないかと心配しているみたいなんだ」
悟空「うへぇ〜。和解までの道なりはかなり厳しいぞ、今日も作者は例の奴を必死でやってたらしいからなぁ」
リムル「ああ。いよいよレーゲンの中心部だ、中でも踊り子・マーニャがかなりガクブルらしいけどよ…」
悟空「確か…、寒い場所は駄目だとか言ってたよなぁ」
リムル「あぁ。全く、手間の掛かる姉ちゃんだよ(汗)」
悟空「しかし。そこさえ突破すりゃあ、仲間が2人増えっぞ!」
リムル「闘う仲間が2人増えるのはいいけど、新たなサブクエストが来てんだよなぁ〜」
悟空「それは後回しだろうがよ? どう見ても」
リムル「あるいは、逆にガボを更に強くするって手もありそうだ!」
悟空「そうなると……、一旦僧侶の奴を休ませねぇと行けねぇな!」
リムル「ああ。次の雑談は、プレイ中の様子とかを話していくから宜しくな!」
悟空「今回の雑談を読んでくれてる皆。続きの回も、ぜってぇ読んでくれよな♪」
③に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.25 )
- 日時: 2024/09/10 08:42
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
キャラ紹介してなかったので、今回はメイン主人公のみ紹介します。
マァム
本作の主人公。
訳あって僧侶戦士から武闘家の道を選んだ彼女だが、僧侶のスキルを引き継いでいる。
時には負けず嫌いの1面もあるが、女の子らしく弱い所を見せることもある。
大戦を終えて、今は4つ下のダイを大切にしたいと考えている。
マァムのサンプルボイス
「皆…ありがとう。私、皆から貰った勇気を大切にするわ!」
「はいはい。それ以上揉めたいなら、人がいないとこでやって欲しいわね!!」(悟空とベジータの口論が続いている時)
「ダイは…彼は私以上に強い勇者だけど、あそこまで落ち込む勇者を見たことはないわ」
「……。それ…、この場にダイがいても同じ事が言えるのかしら?(汗)」(ベジータが相変わらず辛口を言っている時)
1人称は、私。
次の更新から本編の続きになりますので、ご了承下さい。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.26 )
- 日時: 2024/09/10 20:38
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※この回では、薬屋のひとりごと組が初登場です。
第12話「猫猫の育ての親・羅門登場」
【花街 緑青館】
・ティナ視点
「ほう? お嬢ちゃんの話を分かりやすいようにまとめるなら、そちらの仲間内で元気のない娘がいるって事かい?」
ティナ「はい!」
女華「それは災難だったね。生憎私らの力では、足手まといだ」
『…………』
伝説の三姫と呼ばれる人がいるって聞いて、わざわざ遠い世界から来たけど。
この街の人たちにとって、異世界はあまり興味ないかも知れないなぁ。
彼女たちの気持ちを聞いて…私は完全に諦めかけた時、優しい女の人が離れを教えてくれたの。
その人が言うには、離れにいる女の子はちょっと変わっているみたいだけど…薬師としての知識は十分にあるみたい。
-----
白鈴「ごめんなさいね。本当はあなたたちと一緒に行きたいけど、許してね?」
利吉「いえ。後は私たちで何とかしますから、ご心配なく!」
女華「それもそうだね。早速で済まないが…猫猫の件、宜しく頼んだよ」
ティナ「はいっ!」
その薬師の女の子は、猫猫ちゃんと言う。
彼女は私と少し似ている所はあるみたいだけど、為になりそうな物を見ると…変わった舞をするとか。
あの変わってる舞が呪いの舞なのかどうかについては、後で聞いて見た方がいいかな。
先程の優しいお姉さん・梅梅さんに教えて貰った道の通りに進むと、薬草が沢山ある家に到着。
この時間はいる事が少ないみたいだけど、会ったら何を話そうかな…。
-----
【猫猫の家】
天津飯「確か。この家の筈なんだが…」
「おや、珍しいお客さんだねぇ」
ティナ「初めまして。私は別の世界から来ましたティナです」
羅門「初めまして。この街で薬師をしている羅門だ」
利吉「では。この辺りの殆どは、あなたが育てているんですか?」
羅門「そうだねぇ。勿論、人々の助けになる薬をいくつか作ったり…色々大変な役目をしているからね」
クリリン「済みません。先程僕たちは緑青館に行って来ましたが、梅梅さんから…こちらに凄腕の薬師がいると聞いてきたんですよ」
羅門「残念だけど。娘なら今は後宮に行ってて留守なんだ…」
クリリン「そっ……、そうですか…」
羅門「折角遠い所から来たんだ。今夜は家に泊まっていきなさい」
『あっ、ありがとうございます!』
確か養父って誰かから聞いていたけど、初めの警戒心は何だったのかしら…。
ううん…違うわ。警戒心と言うより、あの姿は。
他にも気になることは多いけど、ひとまず今夜は此処でゆっくりした方がいいみたいね。
例の腕利きさんに会う為にも、今日は早めに寝た方がいいわね。
その後離れに来たのは、少し前に道案内してくれたあの時のお姉さんだった。
露天風呂がある緑青館に足を運び、男と女で分かれて入る事になった。
この世界で初めて本物の温泉に浸かったのは、いつ以来かしら♪
13話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.27 )
- 日時: 2024/09/11 08:35
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
更新予定の為、今の内に描いて置きます。
13話のあらすじですが、冒険家とピッコロ+は組の学級委員長がメインになります。
ある日、共に闘うエアリスの事で真剣に悩み始めているロック。
そんな彼の元に、たった1人のナメック星人が現れる。
そのナメック星人の名は、ピッコロ。
勿論彼ら2人を静かに見守るのは、ある約束を交わしている破壊神ビルス。
付き人であるウイスはその間、別の場所でエアリスと話をしている筈だ。
彼女にとっても、ロック以外の人に話すのを恐れている。
その理由は、ダイたちにとって頼れる長兄・ヒュンケルの死と関係がある為でもある。
中々話が進まらないロックとピッコロの元に、若き学級委員長がアドバイスをする。
忍術学園に通う最年少の少年だが、いつも乱太郎たちをまとめている頼もしい存在。
こんな感じで本編に繋げて行けるかは分かりませんが、作者の腕によりを掛けながら描こうと思います。
引き続き、本作を宜しくお願いしますね。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.28 )
- 日時: 2024/09/12 08:36
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第13話「冒険家の不安」
【飛空艇ハイウィンド 医務室】
・ロック視点
「ポップ。ダイは無事か?」
ポップ「何とかな…。今は安心してぐっすり眠ってるが、たまには俺がこうしてやらなきゃいけねぇんだよ」
ロック「……。そうか……、後は…頼むわ」
ポップ「………?」
ポップにもそうだが、レオナや他の仲間たちには打ち明けたくない。
俺は本当に、ティナから離れて良かったのか?
エアリスと出会って、レイチェルとは違う面影を重ねている場面がある。
例えティナを選んだとしても、また…同じような選択をしていたかも知れない。
いつかスコールが言っていたな、恋は人を狂わせる物だと…。
-----
【通路内】
「………ク君、ロック君!!」
ロック「………ッ?!」
レオナ「何ぼ〜っとしてるのよロック君。皆、会議室で待ってるのよ?」
ロック「ああ……、そうだったな……」
レオナ「……。ねぇ、何か悩んでいるの?」
ロック「えっ……?」
レオナ「話…、聞いて上げてもいいわよ? あたしで良かったら」
ロック「……。本当に……、いいのかい?」
レオナ「ええっ。キミの事が気になるからと皆に言ったらリムル様が直々に許可を出してくれてね、他の皆も手分けしてダイ君の側に行く事に異論ないみたいなのよ」
形はちゃんと、パプニカの姫として頑張っているんだな。
ポップだけじゃなく、レオナも頼りになる一面がある。
俺が他の事で悩んでいるから、余計皆に気を利かせてしまうんだろう…。
ずっと悩んでても、状況は変わらないって事なんだよな。
ようやく止めていた自分の足を動かし始め、俺はレオナと共に甲板へ向かった。
ファルコン号に乗っていた頃とは違う景色だが、たまにはこういうのも悪くないな。
-----
【甲板】
「………。いい景色だな……」
レオナ「そうね。さて……」
ロック「………ッ!! ま、まさか?!」
レオナ「その『まさか』よ。さあ、キミは何を悩んでるの? いい加減に白状しなさい!」
ロック「………。結局は、こういうオチかよ」
その為に彼女はリムル陛下に提案して、絶好のチャンスだと悟っていたんだ。
ず〜っと悩んでいると、返って心配をさせてしまうからなぁ。
相談相手は他の奴にしたいとこでもあるが、かと言ってレオナにそんな事を言いたくない。
俺が思っている一部始終を話せば、彼女は諦めて移動するかも知れないな…。
-----
「成程。キミはティナかエアリス、2人の女性の事で悩んでいたのね?」
ロック「そうだ……」
レオナ「過去に守ると決めた人でもあるティナを差し置いて、今の恋人・エアリスの手を取ってしまった事をキミは後悔していると……」
ロック「勿論最初はエアリスがいてくれたら何か変わる…、そう思っていたけどさ……」
レオナ「要するに。バッツ君の隣に歩くティナを見ていたら、逆に心を痛めてしまったって事ね。それ、凄く最低なことよ?」
ロック「何だとっ?!」
レオナ「良い? ロック君。エアリスは他でもないキミの事が1番好きなのよ、キミは知らないと思うかも知れないけど……エアリスはそんなキミだから大切にしたいと本気で思っているんだから!!」
ロック「…………ッ!!!」
レオナ「勿論ティナもエアリスに負けないようにキミが好きだと思うけどね。でも、今のあの子が見てるのはキミじゃない……バッツ君そのものなのよ!」
ロック「そういえば、俺がティナを見てた時……彼女の瞳にはバッツしか映っていなかった……」
「ああ。俺を選んでくれたのも、彼女自身の判断だからな!」
『…………ッ!!!』
バッツ「だからってレオナ。そんな恥ずかしい言葉を、面と向かってロックに言う必要はないだろ////////」
レオナ「あはは……。まさか……、自分の気持ちを知ってたなんて……(汗)」
バッツ「当たり前だろ。どれだけの付き合いだと思ってんだよ、全く!!」
レオナ「だからごめんって、バッツ君」
ロック「……………」
悟飯「ごめんなさいロックさん。本当はもう少し見守っていたかったんですが、バッツさんがはっきり言わないと気が済まないと仰るので……」
ロック「いや、今ので十分に分かったよ」
悟飯「えっ?」
ロック「バッツの気持ちを聞いて俺も決心がついた。これからも共に戦う仲間であり、恋のライバルとして。コイツには絶対に負ける訳には行かない…ってね!」
悟飯「ロックさん…。はいっ、それでこそ『本来ある姿』のロックさんですよ」
そうだよな、俺は目の前にある大切な宝を諦めてはいけないんだよな。
レオナはそれを理解しているから、初めて彼女に背中を押して貰えた気がしたんだ。
ダイの容体は安定しているにしても、マァムは未だに落ち込んでいるのは確かだからな。
少し前から不在中の仲間も何人かいるけど、大した心配はないと思う。
今ティナが動いているのも多分だが、バッツを守りきれるように更に強くなる為でもある。
ならば俺もこれからは、エアリスの負担を少しでも軽くしてあげられる位に強くなるしかなさそうだな!!
14話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.29 )
- 日時: 2024/09/13 07:14
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第14話「覚悟と意思」
【飛空艇ハイウィンド 甲板】
・引き続きロック視点です。
「ふっ、俺からアドバイスをやる必要もなくなったな…」
ロック「最初はな。でも…、レオナと話をしてやっと気付いたよ」
ピッコロ「そうか。確かにあのパプニカの姫なら今のお前に背中を押してやる事は出来そうだ、だがなロック。これだけは覚えておけ」
ロック「………?」
ピッコロ「ロック。お前が戦闘以外で何を悩んでいるかは知らんが…時には相談相手を見つけるのも大事だ。勿論、俺たちに打ち解ける覚悟があるかの話だがな」
ロック「……………」
要は、俺自身で深く考え過ぎるなって事を意味しているよな。
ピッコロも言っていたけど、恋愛とかならレオナに相談する方が早いかも知れないな。
勿論それ以外ならヤムチャや悟飯たちにも相談したいとこだけど、時には俺じゃなければ解決しない事もある。
こうして人目を避けながら、俺はちゃんとした相談相手を見付けているんだ。
そんな時、ピッコロは何かを感じ取り始めたんだ。
-----
「…………ッ?!」
ロック「ピッコロ? どうかしたのか?」
ピッコロ「妙な気配を感じる。………それで気配を消しているつもりか? 庄左ヱ門」
「あはは。やっぱり気付いていたんですね……」
ロック「なっ?! お、お前は……?!」
庄左ヱ門「ボクは忍術学園で学級委員長をやっている庄左ヱ門です。実家は墨関連の仕事を主にしていますけどね…」
ロック「そうか。立派なご両親がいるんだな」
ピッコロ「そうでもないぞ、ロック」
ロック「へっ?」
ピッコロ「こいつ…庄左ヱ門の周りには事情がある奴らばかりだ。その内の1人、摂津のきり丸は幼い頃にある戦争で親を失っているらしい」
ロック「つまり。自分の貯めたお金を学園で使用する学費を払う為、て事か…?」
庄左ヱ門「簡単に言うとそうなりますね。特にきり丸は変わった物に目がないんですけど、いつも一緒にいる乱太郎たちでさえも苦労しているんですよね……」
『……………(汗)』
つまり、何処にでも落ちているお金とかを見ると暴走しかねないってことになりそうだな。
最年少ながらも、乱太郎たちは勿論…他の忍たまたちを纏めるのは相当キツいんじゃないか。
13歳と言う若い年齢でありながら、庄左ヱ門は頑張って来たんだ。
クラウドや他の仲間たちがいる『この世界』に来たのも、授業の一貫として駆け付けて来たに過ぎない。
いや、これは例えその物かも知れないな。
-----
「おい、押すなって!!」
「し〜ッ。声がデカ過ぎます、もし気付かれたらどうするんですか?」
「そうだぞお前たち。今は大事な話をしているかも知れないから、一旦離れなさい!」
『……………』
ロック「それ以前にもう…、完全にバレているけどな(汗)」
いやっ、上手く隠れている時点で気配を感じていたかも知れないからな。
あの扉の奥にいるのは、きり丸を初めとする数人の忍たまたちと…悟空の息子・悟飯。
そして、彼らの教師をやっている山田伝蔵先生辺りか。
あの先生の言う通り、確かに俺たちは3人で大事な話をしているのは事実だけど。
何もタイミングのいい時に来る必要、逆にないんじゃないか?!
15話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.30 )
- 日時: 2024/09/14 06:59
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第15話「いなくなった2人」
【飛空艇ハイウィンド 医務室】
・オニオンナイト視点
「ダイ君。少しは良くなって……、あれ?」
おかしいな、いつもならちゃんと中にいる筈だけど。
体力は完全によくなって来ていないのに、一体何処へ行っちゃったのかな。
そう思いながら僕は辺りをくまなく探しているけど、彼は何処にもいなかった。
そんな……、こんな時にどうして?!
-----
「オニオン!」
オニオンナイト「あっ! アイクさん、それにラーハルトさんも」
ラーハルト「もしや、ダイ様たちがいなくなっているのか?」
オニオンナイト「分からない。今までは別の仲間たちが見回りしていたから…」
マルス「そうだね。昨日は僕が巡回していたけど、彼は医務室にちゃんといたよ」
アイク「マルス。昨日は誰がアイツの様子を見に行ってたか覚えているよな?」
マルス「うん。確か…、ツノの生えた青い髪の人だったよ。名前は……ソウエイさんだね」
『…………』
つまり、ダイ君が起き上がったのはその人が医務室を去った後になるかな。
完璧に治っていないのに、何処に行ったのかなぁ。
勿論他の仲間たちも手分けして探しているけど、これだけ探しても見付からないなんて。
その時ハッサンが、ある提案をしたんだ。
此処はやはり、他の世界から来てる人たちの意見も聞いた方がいいかも知れないね。
-----
【会議室】
「あの小さな騎士様に関する件だがよ、今の所俺やテリーの知り合いにも捜索を前もって頼んであるんだ」
マルス「知り合いって言うと、モンスターかい?」
ハッサン「ああ。特に俺たちがいたあそこのボスは、初めから俺たちが何かを心配していると察していたんだよ」
テレシア「確か。ガボと同じように、彼らは匂いで仲間の手がかりを見つけられるって聞いたことがあるわ」
アクト「そうだな。顔見知りの奴らがいるなら、いなくなった仲間たちの行方を探すことも出来る。とすれば……」
悟飯「全く。こんな時まで、いつもの『アレ』ですか?」
アクト「何っ?」
悟飯「要するに。敵意のないモンスターたちだけではなく、各国の代表者さんたちにも捜索を依頼しようって事ですよね?」
アクト「そうだ!」
凄いなぁ、僕にはよく理解出来ない内容だったのに。
さっき悟飯さんが言っていたアレって、もしかして長い作戦の事を指しているかも知れないね。
だから、少し前から捜索に出ているメーアさんに代わって…悟飯さんが簡単に話をまとめた。
まあ、他の人たちにも手伝って貰うことに関しては異論ないけど。
もしかすると、これらがあるから2人の行方を掴める事が出来るかも知れないだろうね。
16話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.31 )
- 日時: 2024/09/15 20:35
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
リクエストを募集します。
もうすぐ第1章が終わるので、息抜きになりそうなお話を描けたらと思っています。
何か面白い話があれば、宜しくお願いします。
〜リクエスト内容〜
名前:
題名:
敵か味方か:
概要:
作者に一言:
以上が、募集内容です。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.32 )
- 日時: 2024/09/16 08:36
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
キャラ紹介②
バッツ・クラウザー
17歳の時に病気で他界した亡き父・ドルガンの遺言に従い、宛のない旅を続ける若き青年。
20歳になった今では自分自身を鍛えているが、いざという時に悲しい顔をする一面もある。
様々な旅をしていくうちに、2歳年下の少女・ティナと出会いをきっかけに…それ以降は彼女を守る騎士として明るく振る舞い続ける。
時には仲間の1人でもあるパプニカの姫・レオナに気付かされる事も、しばしば。
しかし、ティナを傷付けるものは誰であっても許されない。
そんな彼が恐れているのは、サントハイムの神官・クリフトと同じ高い場所。
サンプルボイス
「レオナ。何も分かってる事を、どうどうと言うな!」
「お前ら……。よくもティナを……、俺の大切な人を…傷付けてくれたな?!」
「へぇ〜。ダイが育った島にはモンスターたちがいるのか、そいつらとなら仲良く出来そうだな♪」
「ひぃ〜。やめてくれ、せめて地上を歩いて行こうぜ!!」
1人称は、俺。
今回のキャラ紹介は以上です、今後も宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.33 )
- 日時: 2024/09/16 14:50
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
リクエスト応募します。
名前:ニャース(ポケットモンスター)
題名:第2章 ハロウィン大作戦!?
敵か味方か:味方
概要:ハチャメチャなコミカルギャグ要素満載のストーリー
作者に一言:よろしく頼むニャー!
これでいいですか?
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.34 )
- 日時: 2024/09/16 16:45
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
いつも来て下さり、ありがとうございます。
2章ですけど、メインはポケモンメンバーとαで構いませんか?
勿論ギニュー特戦隊の出番も、増やしたいと考えていますけど。
他にもドラゴンボールとポケモンメンバー以外に、出番を増やしたい作品はありますか?
私の知ってる範囲のアニメでしたら、銀魂やキングダム ONE PIECE位ですけど。
それ以外でもしあったら、遠慮なく言って下さい。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.35 )
- 日時: 2024/09/16 19:28
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
BLEACHとごちうさ、マギレコとぼざろですかね?(ぼざろを知らなかったら無しでも構いません)
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.36 )
- 日時: 2024/09/16 20:39
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
BLEACH マギレコ ごちうさは知ってますよ。
ですが、最後の作品は知らないので…ごめんなさい。
後は今までの更新して来た回ですが、竜王さんなりに改善点はありますか?
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.37 )
- 日時: 2024/09/16 21:40
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
特にありません。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.38 )
- 日時: 2024/09/16 23:49
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ありがとうございます。
悟空とダイの絡みだと、歳とか関係なくタメ口ですからね。
ルキアや檜佐木副隊長が来たら、タジタジになるかもw
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.39 )
- 日時: 2024/09/17 08:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第16話「久々の顔ぶれと初対面」
【飛空艇ハイウィンド 会議室】
・リムル視点
「ご無沙汰しています、リムル陛下」
リムル「ギニューにやちよ。突然呼び出して済まないな」
七海やちよ「いえ。私たち魔法少女の力が再び必要になる日が来ることを、お待ちしていましたから」
ギニュー「それならば我がギニュー特戦隊も負けてはおれん。してリムル様、何を深くお考えで?」
リムル「………。実はな………」
俺はそれぞれの代表者たちに、これまでの経緯を分かりやすく話した。
今まで失踪していたダイを見つけ出し、マァムとバッツたちに迎えに行くよう指示を出したけど。
かつて最強のソルジャーと言われた男が、ダイを亡き者にしようとしたこと。
勿論ダイは助かったけど、アイツを守って…ヒュンケルが代わりに殺害されてしまったんだ。
あの男との再戦が来るのも、そう遠くないだろうな。
-----
ギニュー「では。こちら側の仲間の1人、例の強敵によって犠牲になったと言う事ですか?」
リムル「ああ。その犯人の名は、セフィロス!」
ギニュー「なっ、なんと?!」
やちよ「まさか……、英雄セフィロスが……」
リムル「すぐに把握出来ないのも無理はない。俺たちはその為に、これ以上ダイが辛い顔をするのは見たくないんだよ!!」
やちよ「……………」
ギニュー「分かりました。リムル様や他の者たちの負担を少しでも軽く出来るよう、我々ギニュー特戦隊も全力を尽くしましょう!」
やちよ「そうね。私たちも彼らに負けないよう、全力を尽くすわ」
リムル「………。2人共………」
いけねぇ、折角来てくれた2人に思わず俺の本音が出てしまった。
本当に俺、こう言う立場ってどうしても苦手なんだよなぁ。
これからの事についてはまた後日話し合う事になり、俺は2人との話し合いを終える。
まずは、飛空艇内を案内するとしますかね。
先程いた場所は会議室と呼ばれ、緊急時や今後についての話し合いなどを行う場所なんだ。
【廊下】
-----
『あっ、リムル様!』
リムル「オニオンにアイクか。あれからダイたちは見つかったか?」
オニオンナイト「はい。2人共無事に帰還され、今は各自の部屋で休んでいます」
リムル「そうか。………、所でお前たち。元気いっぱいの女隊長はどうしたんだ?」
アイク「それが……。何日間も休憩しなかったらしいので、今はヒナタとシュナが彼女を見ています」
リムル「……。あの馬鹿……、少しは体を休めと念入りに言ってるのに…」
やちよ「リムル様。こちらのお2人は?」
リムル「紹介するよ。14歳の最年少騎士・オニオンと、元グレイル傭兵団の団長・アイクだ」
ギニュー「お〜。確かにこちらの少年からは、リムル様に勝らない位の闘気を感じますぞ!」
やちよ「そうねギニュー。この2人だけじゃなく、他の仲間たちの力も今後の戦いで期待出来そうだわ」
流石だなやちよ、君の判断は素晴らしいよ。
今は取り込んでてそれ所じゃないけど、ギニューと共に来た他の奴らはマルスたちの力を強化している気がするんだよな。
やちよが率いている魔法少女の一行もきっと、攻撃と回復が使える仲間たちの指示に従いながらの強化訓練に取り組んでいるだろうな。
後は……メーアの体調が完全によくなり次第、言いたい事を言わせて貰うとしよう。
だけど、その隙にザボエラの奴がよからぬ考えをしないとは限らないんだよな。
いつティナが狙われるか分からないが、その為の防衛も兼ねて…近い内に話し合う必要があるのは俺の口から言うまでもないんだけどね。
17話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.40 )
- 日時: 2024/09/17 17:48
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
追加する作品です。
マギレコ(一部のキャラ) BLEACH(味方のみ) ご注文はうさぎですか? ONE PIECE キングダム。
以上が、追加する登場作品です。
ONE PIECEの敵キャラですが、バギー一味らのみの活躍になりますけど…竜王さんの意見も聞きたいですね。
味方軍ではキングダム編のみ3人、BLEACHは一部のキャラたちしか出さない可能性がありますので。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.41 )
- 日時: 2024/09/18 08:47
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第17話「ある大会への抽選会」
【飛空艇ハイウィンド マァムの自室】
・マァム視点
「マァムさん。フリーザでございます!」
マァム「大丈夫よ、どうぞ!」
フリーザ「分かりました。では、お言葉に甘えさせて頂きますね」
そっか、少し前に此処へ帰還したんだったわ。
私たちが戻って来た時、ラーハルトとマリオさんが急に飛び付いて来たのを思い出したわ。
ラーハルトはダイの方へ行き、マリオさんとピカチュウは私の方に抱き着いてきたもの。
かなり不在していたから、心配してくれていたかも知れないなぁ。
まぁ私も後で、テレシアさんに物凄く叱られちゃったんだけどね(汗)
-----
【回想:ハイウィンド停留所】
『ちょっと! やっと帰って来たのね、凄く心配しちゃったんだから』
マァム『ごめんなさい。息抜きも兼ねて、ヒュンケルの墓前にも報告していたから』
ピカチュウ『そうだったんですね。僕たち、てっきりマァムさんたちまでヒュンケルさんの後を追って行っちゃったんだと思ったから』
ダイ『そんな事ないよ。それに、ラーハルトが前に言ってた場所にもマァムと一緒に行きたかったからね』
ラーハルト『では、あの泉へ?』
ダイ『うん。その泉に立ち寄った時、父さんと話したんだ。いずれ来るであろうセフィロスとの闘いに向けて、しっかり強化をサボらずにやりなさいって』
マリオ『………。英雄セフィロス……』
テレシア『ヒュンケルって人を亡き者にした、あの英雄セフィロスね……』
その時に、初めて気付いたのよ。
今の力だけでは、打倒セフィロスに敵わないと。
いずれ来るかも知れない再戦に向けて、私たちはどうするかを話し合わなければいけなかった。
勿論ダイの方も招集がかかり、今はギニュー隊長とベジータさんが会議室に向かっているわ。
ダイの背丈も考え、彼を肩車しているのはベジータさんの方かも知れないわね。
-----
【現在:飛空艇ハイウィンド 会議室】
「ダイ、マァム! 久し振りだな」
マァム「信さんに嬴政陛下、それに貂さんも」
河了貂「良かった。2人共元気そうで安心したよ」
嬴政「そうだな。………経緯はリムル陛下から聞いたぞ、色々大変だったそうだな」
ダイ「そうだね。でもさ、あの時のヒュンケルの判断は間違っていなかったんだよね」
ベジータ「間違っていない、とは?」
ダイ「ヒュンケルは分かっていたと思うんだ。あの大戦時の頃からも変わらず、兄貴分としての使命を果たしたかったんだと思うんだ」
ルミナス「つまりじゃな。そのヒュンケルとやらはダイ、お前を守る為なら命など惜しくない…そう言う事じゃろ?」
ダイ「はい、その通りです」
ポップ「馬鹿野郎。あいつは本当に、最後の最後までカッコ付けやがって!」
信「落ち着けポップ。さっきルミナスって奴も言ってただろ、これはヒュンケルなりのケジメだって」
ポップ「……………」
英雄セフィロス、もし彼が誰かの言いなりで行動しているなら…そいつを成敗する必要もあるわね。
各自が少しずつ落ち着きを取り戻したお陰で、念願の抽選会が執り行われようとしていた。
もしかして、『あのゲーム』が舞台になるのかしら。
本来いた世界の他にも、時には訓練にもってこいの世界観もある。
まずは、リムル様の話をきちんと聞かなきゃね。
-----
「まずは。各ステージのボスを発表するぞ!」
『…………。ゴクリ………!!』
リムル「ポップ編シナリオのラスボスは……、孫悟空!」
孫悟空「おっ……、オラがポップのラスボス……」
リムル「ああ。クリリンや天津飯以上に強いけど、どう対処するかは任せるよ」
孫悟空「よしっ。少しでもリムル様のご期待に応えれるようにオラ…、頑張るぞ!!」
リムル「期待してるぞ。次はバッツとピカチュウ編だ、このペアたちのラスボスは……ギニューだ!」
バッツ「あっ……、あの隊長と闘うのか……? 俺たちが……」
ピカチュウ「ボク……、ちゃんとバッツさんの支援が出来るかなぁ……」
リムル「そこは大丈夫だよ。いいかギニュー、やるからには本気で叩いては駄目だ。分かるか?」
ギニュー「はいリムル様。要は彼らを強くする程度に叩く、と言う事ですね?」
リムル「ああ、その通りだ♪」
確かに、今まで仲間同士で闘っていたからたまには良いかも知れないわ。
次に呼ばれたのはテレシアさんで、最後のステージのボスはフリーレンさんに決まった。
テレシアさんは表向きは士官学校の学級委員長だけど、ラゼルさんと同じように戦闘での実戦は首席をキープしているわ。
フリーレンさんは様々な魔法を使うのか、新たに覚えた魔法で挑むのかが気になるわね。
呼ばれてない人たちは、2回戦〜4回戦に呼ばれた人たちになりそうだわ。
私の時は一体、誰が相手になるのかしら。
18話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.42 )
- 日時: 2024/09/18 16:30
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: CKHygVZC)
ふむ、敵軍の方ならバギー一味の他に鬼舞辻無惨達を混ざっても良さそうですな。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.43 )
- 日時: 2024/09/18 16:52
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
そうですねぇ。
しかし、鬼滅編では一部の鬼たちを味方にします。
無惨は当然敵ですが、無限列車編で登場した2人の鬼と遊郭編で登場した鬼たちは全員味方ですからね。
塁は当然敵ですが、 父蜘蛛 母蜘蛛 兄蜘蛛 姉蜘蛛は味方になります。
刀鍛冶の里編に出て来た玉壺と半天狗は敵ですが、4体の鬼と合体した奴は今回味方になりますので…ご了承下さい。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.44 )
- 日時: 2024/09/19 05:53
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第18話「3人の勇者の楽しい雑談会」
【飛空艇ハイウィンド 甲板】
・ダイ視点
「…………。はぁ〜………」
練習試合なら別に、いいチャンスだと分かっているんだけどさ。
まさか俺が闘う相手が……、悟飯になるなんてね。
少し前に抽選会があったのは覚えているけど、ポップもかなりタジタジだったんだよなぁ。
何人かの仲間たちも不安そうにしていたけど、別に嫌って感じもしなかった。
あ〜もうっ! 今更何をとまどっているんだよ、おれの馬鹿!!
-----
ダイ「いくら強化試合だからって、あまり強い人とはやりたくないよ……」
「やっぱり、お前も今回の抽選会に疑問を感じていたか……」
ダイ「アイク……、それにクロノも……」
アイク「まあ。中々ないチャンスなのもよく分かるが、流石に今回ばかりは俺も大反対だぞ!」
クロノ「そうだね。でもねアイク、リムル様はリムル様なりの考えもあるからさ…そこは大目に見てあげようよ」
ダイ「……………」
アイク「ふっ……、それもそうだな」
クロノ「ふふっ!(^ ^)」
アイク「クロノ。お前の強化相手は誰に決まったんだ?」
クロノ「僕は時リンク。同じ勇者のよしみだけど、気持ち的にはダイ君と同じだね」
ダイ「良かった。同じ考えの人がいてくれておれ、凄く安心する」
クロノ「そうだね。しかもさ〜、バッツったらこの前の探索でかなりガクブルだったんだよねぇ……」
ダイ「何々? その話、詳しく聞かせて?」
アイク「そうだな。俺も少しずつ仲間を知る大切な機会だ、此処は俺たち3人の内密な雑談にしよう」
ダイ「うん。あっ……、後さ……。その……」
クロノ「もしかして、肩車の件かな?」
ダイ「うん。ずっと同じ姿勢だったからさ、たまには……、誰かに肩車……して欲しいし……」
アイク「……………」
クロノ「………。他ならぬダイ君の頼みだからね、此処は引き受けようか? アイク」
アイク「確かにそうだな。闘いになる前以前に『どっかの馬鹿』に面と向かって俺やクロノの方に隠れられたりされると、俺たちの方が余計に面倒だからな」
ダイ「あ〜アイクったら。今の一言は流石にひどい!!」
クロノ「あはははははっwwwww!!」
なんて、強気な事を思いっきり言って見ちゃったりするけど。
本当はね、すごく嬉しかったんだ。
おれは島暮らしが長かったけど、あの頃まで爺ちゃんは元気だったなぁ。
バーンを倒して平和になったあの日、おれは爺ちゃんや皆がいる地上を守る為に……ポップを巻き込みたくなかった。
それ以降連絡が途絶えたとばかり思っていたけど、おれの剣が倍以上に光っていたんだよね。
アイクたちと沢山話した後、おれは移動し始めた。
「ボクたちも途中まで行くよ!」と言うクロノの提案もあって、おれはもう少しだけ一緒にいたいと思ったんだ。
-----
【通路内】
「おや。珍しい組み合わせですねぇ」
ダイ「フリーザこそ。突然どうしたの?」
フリーザ「いえ。以前アイクさんとオニオンさんから聞いた例の親衛隊長さんの様子を先程見て来ましたけど、今は順調に回復しているそうですよ」
ダイ「やっぱり……、ちゃんと休んでいなかったのが原因だったみたいだね……。メーア姉ちゃんは………」
『………。まったく、世話のやける(かかる)女親衛隊長め(ったら)………』
フリーザ「まあいいでしょう。それよりダイさん」
ダイ「なっ……、何………?」
フリーザ「私の要件はこれだけなので、そこまで警戒する必要はありませんよ?」
ダイ「………………」
クロノ「……。もしかして、マァムさんが彼を探している可能性が十分に高い気がするね」
アイク「という事は。俺たちの方も、ゼルダとルッカが血相をかえて探しているかも知れないな」
フリーザ「そういうことです。さあ皆さん、各自の大切な者の元へお急ぎ下さい」
3人の勇者たち『フリーザ。それを先に言って(え)よ!!!』
そんなにしゃべってたかなぁ、俺たちって。
もしフリーザが知らせてくれなかったらきっと、更に仲良く話していたかも知れないね。
各自の部屋の前で解散することになり、アイクとクロノはゼルダたちが待つ場所に急いで向かい始める。
途中クリリンとヒナタにあってマァムの事を聞こうとしたら、2人から居場所を教えてくれた。
多分かも知れないけど、マァムは今も……おれが使っている部屋の中で待っている可能性が高い気がする。
ごめんねマァム、今から急いで君の所に戻るからもう少しだけ頑張って。
19話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.45 )
- 日時: 2024/09/19 08:38
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第19話「最強の女子会①」
【飛空艇ハイウィンド マァムの自室】
・マァム視点
『コトッ』
「折角こうして集まったんだから。あの話を此処にいる皆でしましょうよ?」
リノア「ねぇねぇレオナちゃん。あの話ってもしかして♪」
レオナ「そうよリノア。女子会って言ったら、恋バナよ♪」
コハル「………。本当に急ですね、レオナさん」
レオナ「何言ってるのよコハル。この話はキミのきっかけも含まれているのよ?」
コハル「…………(滝汗)」
確かコハルさんはゴウと幼馴染で、同じスクールに通っていると聞いた事があるわ。
特にゴウはあまりスクールに通わず、ある出来事のみ顔を出す約束を担任の先生にしているみたい。
私も少し興味があるかな、コハルさんは何をキッカケにポケモンを知るようになったのか。
それ以前にレオナとリノアさんの入っているお茶の減りが随分早いのも、かなり凄いわ。
-----
「はいどうぞ。お茶のおかわりは、まだまだありますから遠慮なくして下さいね♪」
リノア「わ〜い。ありがとう、シュナちゃん」
ヒナタ「いきなり『シュナちゃん』って……。初対面の人に対して図々しいにも程があるわよ? リノア」
シュナ「いいではないですか。私は全然構いませんよ?」
ヒナタ「シュナもそうだけど。時には『遠慮』って言葉を学びなさいよ?」
シュナ「………。本当に大丈夫なんだけどなぁ〜」
私も最初は同じ事を言いたかったけど、ヒナタさんのお陰で安心出来たわ。
もう少しだけこの部屋にいてくれると思った時に、クリリンが彼女を呼びにくる気配がしたの。
彼の呼びかけに応じるまま、ヒナタさんは私の部屋を後にする。
今までのオーラがほのぼのとなった瞬間、レオナとリノアさんはコハルさんに近づいて行く。
これ………、明らかにコハルさんの口からキッカケを語るまでは離れないかも知れないわよ。
-----
「分かりました。でも、このキッカケを話すのは私たち女子組だけの内密ですよ?」
『やった!!』
コハル「キッカケと言うか最初はね。父さんのポケモンさえいたら、それでいいと思っていたの」
マァム「つまり。将来の進路は自分で決めたいって事?」
コハル「はい。だけどある時、何処かの研究所から逃げ出したポケモンに出会ったの」
レオナ「あのねコハル。あたしとリノアが聞きたいのは恋……「レオナちゃん!!」もがっ!!」
リノア「いいからいいから。今はコハルちゃんの話を聞いてあげようよ」
レオナ「………。分かったわ………」
あはは、リノアさんも時々大胆な行動をするんだ。
気を取り直して、コハルさんは自分の体験談を少しずつ語り始めたの。
ポケモンたちはその日、ポケモンガーデンと呼ばれる場所に預けなきゃいけない決まりらしいけど。
何処かも知らない研究所から迷い込んで来たポケモンは、コハルさんと出会ったのね……。
確かそのポケモンは、イーブイって言うノーマルタイプのポケモン。
例の研究所から追われてる理由が、大体読めて来た事に気付いたのは言うまでもなさそうだわ。
20話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.46 )
- 日時: 2024/09/20 08:12
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
作者がもうすぐ不在になるので、先に描いて置きます。
最後の20話では内容を変更して、以前から企画していた『ぱふぱふイベント』に入ります。
他にも、「このキャラのシーンがみたい」と言う意見がありましたら…遠慮なくどんどん言って下さい。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.47 )
- 日時: 2024/09/21 16:54
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
鬼滅の刃編ですが、鬼殺隊の他に柱は活躍させたいですね。
何というか、無一郎&フリーレンは似た者同士ですし…彼女の邪魔をする奴らがいたら蜜璃が黙っていませんからね。
特に、「やいてめぇら。俺たちがいる限り、魔法使い一行の邪魔はさせねぇ!」と実弥がいいそうですw
竜王さん的にですが、ルフィたちやマァムたちのガードに任せるなら誰が1番適任だと思いますかね??
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.48 )
- 日時: 2024/09/21 22:45
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
クロコダインですね。
仲間として守る役割としてふさわしいですから。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.49 )
- 日時: 2024/09/21 23:30
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ふむふむ。
確かにクロコダインは強力なガードですね。
それなら、兄貴肌の強いハッサンや主人公らの幼馴染・ツェザールも負けてはいられませんね。
ちなみに竜王さんに、お聞きしたいですが。
ぱふぱふイベント編で、ドラゴンボールやONE PIECEなどのアニメキャラ内でどのキャラのシーンがみたいですか?
鬼滅の刃編なら、不死川実弥率いる柱のトップ組がメインになりますけど。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.50 )
- 日時: 2024/09/22 07:08
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第20話「冒険家の悪夢と背中を押す者」
【夢の中:コーリンゲンの村】
・ロック視点
『………チェル……、レイチェル!!』
レイチェル『ロック……。これからは私の分まで……、あなたを必要とするその人を……愛して上げて……』
ロック『そんな……、レイチェルーーーーー!!!』
あの光景は確か、俺がいる世界だな。
その現実を受け止められず、俺は今も『かつての悪夢』を見続ける事になる。
そうだ……、俺はレオナに何て言われたんだ。
これからは彼女の言う通り、今はエアリスを守り抜く事に専念しなければならない。
それが……、生前だった『アイツ』への罪滅ぼしになるだろうな。
-----
【現在:飛空艇ハイウィンド ロックの自室】
「やあ。浮かない顔をしている冒険家さん♪」
ロック「リンにエンヴィーか……、何か用か?」
エンヴィー「だから待てってロック。おいリン、オレたちも奴の後を追いかけるぞ!」
リン・ヤオ「ああっ!」
駄目なんだ……、この悪夢だけはあいつらやマァムたちには絶対に知らせたくない。
以前似たような事を勇敢な旅人にも打ち明けた時、アイツは俺に言っていたよな。
「ロック。お前が決めた行動その物を、レイチェルは嫌がったりしたのか?」って。
確かにレイチェルはいつも、俺がしようとする事に戸惑ったりはしていなかったけど……。
だからって……。ティナやエドガーたちと旅を始めた目的を……死んだ恋人を生き返らせる為に頑張っていたなんて、恥ずかしくても言える訳がない。
【通路内】
-----
「おいっ、ロック!!」
ロック「………………」
リン・ヤオ「………。ロック………」
エンヴィー「お前……、まさか泣いているのか?」
ロック「……。なあ、俺は……、本当に許されていいだろうか?」
エンヴィー「えっ?」
ロック「俺は……。俺は……、1番大切な人であった守るべき人を……レイチェルを……!! 救う事が出来なかった………」
エンヴィー「………。待ちな、此処だと人目に付いちまうから…甲板に移動しよう。なっ? リン」
リン・ヤオ「そうだな。………それで気配を消しているつもりですか? ハクロウ殿」
ハクロウ「ほっほっほっ。流石は次期シン国の当主でありますな」
エンヴィー「リムル様や他の皆に伝えて欲しい。『臨時会議には間に合いそうにないから、先に進めて欲しい』と」
ハクロウ「分かりました。こちらはこのハクロウにお任せ下され!!」
そうか……、オーガの人には気付いていたんだな。
本来なら自分の役目だったかも知れないけど、それを敢えて今の2人に自分がすべき立場を譲る。
エンヴィーは何だかんだ言いながらも、ちゃんと導いてくれているんだな。
かつては『ブラスコの中の人』として、リンやアルたちとは敵対していたらしいけど。
コイツや他の奴らもきっと、フリーザと同じように受け入れたんだろうな。
流石に『お父様』と呼ばれる者だけは、復活する事は出来なかったらしいけど。
【甲板】
-----
「そうか……。お前はその女の最期をきちんと看取っていたんだな……」
ロック「まあな…。村の人から聞いた話だけど、俺より先に訪れた者がいたらしくて……」
エンヴィー「………。そうか…、バッツが……その場所に立ち寄っていたんだな……」
ロック「お礼……、言い出せなかったよ…。だからあの悲劇だけは、俺の心の中に閉まって置こうと思っていたんだ……」
『………………』
「それだけで本当に、完璧に吹っ切れた訳じゃねぇんだろ?」
エンヴィー「ポップ。皆との話し合いはいいのかよ?」
ポップ「ああ。例の『軍のトップ』とやらをしている堅物のおっさんに言われちまったよ、「ポップ君。リムル様たちとの会議についてだが、ワシらが代わりに引き受けようぞ」てさ!」
ロック「……。大総統閣下には……、全てお見通しって事だな……」
ポップ「まあな。あの人はさ……、少しでも俺たちの力になりたいんだとよ……」
まさか軍のトップだった彼にまで、ポップを導くなんて大した人だよ。
既に何人かの収集は終わり、本格的に話し合いは執り行われている頃だ。
勿論ヒュンケルを手にかけたあの男の事も、その話し合いの中に含まれている可能性が高いけど。
それから俺は知ってる事を全てポップたちに包み隠さず話して来たが、その場で再び涙が溢れてしまった。
あの炎の中に少しでも早く駆け付けていたら…、俺はレイチェルを救えていたかも知れない。
-----
「バッカ野郎。助け出せなかった過去にいつまでも囚われ続けるなんて、あんたらしくねぇよ!!」
エンヴィー「ちょっ。何も急に声を荒げる事ないだろ、ポップ!!」
ポップ「今は黙ってろ、エンヴィー!!」
エンヴィー「……………」
(BGM設定:FF9より独りじゃない)
ポップ「なあロックさんよぉ。あんたがこれまでどんな旅をして来たか分からねぇけどよ、一緒に旅をしてくれた奴らはアンタを見捨てたりしたのか?」
ロック「…………ッ!!!」
ポップ「リンも似たような経験、してるよな? グリードって奴の様子を見てたのは…他でもないアンタしかいない筈だ」
リン・ヤオ「そうだ。アイツもロックと同じように、前世の記憶のことでかなり苦しんでいた……」
エンヴィー「つまり。ポップが言いたかったのは、それぞれ果たせなかった過去を持つ仲間たちがいるって事か?」
ポップ「そうだ。そんな奴らがいてもよ、おかしくないって思えるんだよ」
ロック「……。ごめん……、この悲劇は俺だけの問題だったのに……」
ポップ「いいんだよ。その悲劇を2度と繰り返さねぇように、これからも俺たちは前に進まなきゃいけないんだ」
ロック「ポップ……、皆………」
エンヴィー「ロック。お前が抱えているその負担を軽くするのが、此処にいる奴らなりの優しさなんだよ」
ポップ「それを言うならエンヴィー、お前も『その中』に入ってんじゃねぇのか?」
エンヴィー「全く。細かいことにいちいち煩いなぁ大魔道士様はよ…、それを今から言おうとしてたんだよ!」
まるで、当時敵だった頃のやりとりみたいだ。
もしポップが声を荒げたりしなかったら、俺はいつまで経っても後悔していたかも知れない。
その役目を彼に譲ってくれたあの人もきっと、ポップならやり遂げてくれると最初から見込んでいたかも知れないな。
そうだ、これ以上俺自身で抱え込む必要はないんだ。
万が一道を外しかけそうになっても、ポップがまた俺の為に叱ってくれる気がするって期待しちゃっているんだ。
レイチェル…俺、やっと決心がついたよ。
これからは君に言われたように、こんな俺を必要とするエアリスの為にも……少しずつ前に進められるように…俺自身が胸を張ろうと思う。
21話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.51 )
- 日時: 2024/09/22 09:47
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
ぱふぱふイベントならナミとロビンですかな
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.52 )
- 日時: 2024/09/22 10:05
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
あ〜。ナミなら間違いなく、幼少の頃に育ての親が撫でてくれた思い出が残っているので…可能性はありますね。
ロビンの場合は、どうやってマァムを癒すんですかね??
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.53 )
- 日時: 2024/09/22 10:11
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
うーん、ハナハナの実の技でマッサージとか?
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.54 )
- 日時: 2024/09/22 12:52
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: olvwAz52)
それか、ブルマのお色気シーンなかなか良さそうですな
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.55 )
- 日時: 2024/09/22 13:34
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ハナハナ能力ですか。
可能性は高いですね、あるいはその能力で頬っぺた触るかもw