二次創作小説(新・総合)
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.56 )
- 日時: 2024/09/23 08:08
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2章:ハロウィン大作戦!?
第21話「アメジオの提案と小さな勇者の不安」
【飛空艇ハイウィンド 会議室】
・マァム視点
「以上が。これからの行動範囲だ、他に議題がある者はいるか?」
「リムル様。その……、私から1つ提案がございます」
リムル「よしっ。話してみよ? アメジオ」
アメジオ「はっ! 単刀直入に言います、それぞれの息抜きも兼ねて…ハロウィンパーティをするのはいかがでしょうか?」
ルフィ「おいアメジオ。ハロウィンって言うと、各自が仮装する『アレ』の事か?」
アメジオ「そうだ。日時は改めてこちらから連絡をすると言う形だ、……それで構いませんよね? リムル様」
リムル「いいだろう。その提案を許可しよう、日時が決まり次第…俺に相談してくれ」
アメジオ「分かりました!」
リコさんと同じ世界から来た新しい人みたいだけど、かつてはテラパゴスを狙っていた敵…って事かしら。
今まではムサシたち率いるロケット団だとばかり思っていたけど、何だか気になるわね。
それ以上は何もないまま、会議はお開きとなってしまったけど。
会議室を後にして部屋に戻ろうとした時、意外な人が私の名前を口にしたわ。
【通路内】
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「マァム!」
マァム「どうしたの? コジロウ」
コジロウ「少し場所を変えて話がしたいんだ。勿論、ダイ様も一緒に」
ダイ「うん。俺は別にいいよ」
コジロウ「ありがとう。2人はゆっくりしながら約束の場所に来るといいさ、俺は先に甲板に行ってるぜ」
『…………???』
もしかして、私とダイの関係に気付いてたのかしら。
元ロケット団の一員でもあるコジロウは、今まで散々な事をして来たんだわ。
当時私たちと共に闘ったクロコダインやヒュンケルも、私たちに会う事で新たな一歩を踏み出したかも知れない。
無傷のままアバン先生を導いてくれた、母さんと生前の父さんのように。
だから私も……私の持てる力で、一緒にいる彼の…大好きなダイの負担を私なりに少しずつ軽くして上げたい。
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『ギュッ』
「………………」
「だっ……、ダイ………?!」
ダイ「マァムったら。肝心な時に鈍感すぎるんだよ」
マァム「えっ?!」
(BGM設定:FF6よりセリスのテーマ)
ダイ「マァム。おれがあの時…、最後までフレイザードと闘うって言ったの覚えてる?」
マァム「確か。レオナを助けようとした時……」
ダイ「うん。あの時マァムはおれに言ってくれた…「ダイ。あなたが無事でいる限り、奴はレオナを死なせたりしない」て……。なのにさ……、マァムはおれの知らない所で背負い込み過ぎなんだよ!!」
マァム「………。ダイ…………」
「おや。逆に1本取られてしまいましたねぇ、マァムさん」
『……………ッ!!!』
ハッサン「は〜はっはっはっはっはっ。今までの闘いもそうだがお前ら、やっぱ強ぇな!」
ダイ「…………。見てたの………?」
ハッサン「要するになんだ? こんだけデカい声するとよ、オレたちの方にまでお2人さんの声が響いてしまうって言うのかな…?」
サンジ「ったく。ハッサン…お前の言った最後の一言が原因で勇者様が更に頭を抱え込んじまったぞ?」
ダイ「……………/////////」
ハッサン「……………(汗)」
テレシア「じゃあハッサン。少しだけ私と一緒に表に出ていましょうか…?」
ハッサン「えっ? おっ……、おい……お嬢ちゃん……」
テリー「全く。済まないなマァム、この馬鹿のせいで貴重な時間を台無しにしてしまったようだ……」
マァム「あははっ……。あの人………、本当はダイの為に何か言いかけていた気がするんだけど(汗)」
それ以前に、その仲間を引き摺るテレシアさんの方が……かなり怖かった気がするわ。
あの行動からすると、まるで「2人の輪に入らない事」と言ってるような……、そんな感じがしたわ。
テリーさんはその事を気にしてくれていたけど、後はダイの気恥ずかしさを何とかしてあげなきゃいけないわね。
今後その人がどう切り替わるかも含めてだけど、私は少しでもダイと一緒にいる事を実感していたいと思ってしまったのは言うまでもないけどね。
22話に続きます。