二次創作小説(新・総合)
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.56 )
- 日時: 2024/09/23 08:08
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2章:ハロウィン大作戦!?
第21話「アメジオの提案と小さな勇者の不安」
【飛空艇ハイウィンド 会議室】
・マァム視点
「以上が。これからの行動範囲だ、他に議題がある者はいるか?」
「リムル様。その……、私から1つ提案がございます」
リムル「よしっ。話してみよ? アメジオ」
アメジオ「はっ! 単刀直入に言います、それぞれの息抜きも兼ねて…ハロウィンパーティをするのはいかがでしょうか?」
ルフィ「おいアメジオ。ハロウィンって言うと、各自が仮装する『アレ』の事か?」
アメジオ「そうだ。日時は改めてこちらから連絡をすると言う形だ、……それで構いませんよね? リムル様」
リムル「いいだろう。その提案を許可しよう、日時が決まり次第…俺に相談してくれ」
アメジオ「分かりました!」
リコさんと同じ世界から来た新しい人みたいだけど、かつてはテラパゴスを狙っていた敵…って事かしら。
今まではムサシたち率いるロケット団だとばかり思っていたけど、何だか気になるわね。
それ以上は何もないまま、会議はお開きとなってしまったけど。
会議室を後にして部屋に戻ろうとした時、意外な人が私の名前を口にしたわ。
【通路内】
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「マァム!」
マァム「どうしたの? コジロウ」
コジロウ「少し場所を変えて話がしたいんだ。勿論、ダイ様も一緒に」
ダイ「うん。俺は別にいいよ」
コジロウ「ありがとう。2人はゆっくりしながら約束の場所に来るといいさ、俺は先に甲板に行ってるぜ」
『…………???』
もしかして、私とダイの関係に気付いてたのかしら。
元ロケット団の一員でもあるコジロウは、今まで散々な事をして来たんだわ。
当時私たちと共に闘ったクロコダインやヒュンケルも、私たちに会う事で新たな一歩を踏み出したかも知れない。
無傷のままアバン先生を導いてくれた、母さんと生前の父さんのように。
だから私も……私の持てる力で、一緒にいる彼の…大好きなダイの負担を私なりに少しずつ軽くして上げたい。
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『ギュッ』
「………………」
「だっ……、ダイ………?!」
ダイ「マァムったら。肝心な時に鈍感すぎるんだよ」
マァム「えっ?!」
(BGM設定:FF6よりセリスのテーマ)
ダイ「マァム。おれがあの時…、最後までフレイザードと闘うって言ったの覚えてる?」
マァム「確か。レオナを助けようとした時……」
ダイ「うん。あの時マァムはおれに言ってくれた…「ダイ。あなたが無事でいる限り、奴はレオナを死なせたりしない」て……。なのにさ……、マァムはおれの知らない所で背負い込み過ぎなんだよ!!」
マァム「………。ダイ…………」
「おや。逆に1本取られてしまいましたねぇ、マァムさん」
『……………ッ!!!』
ハッサン「は〜はっはっはっはっはっ。今までの闘いもそうだがお前ら、やっぱ強ぇな!」
ダイ「…………。見てたの………?」
ハッサン「要するになんだ? こんだけデカい声するとよ、オレたちの方にまでお2人さんの声が響いてしまうって言うのかな…?」
サンジ「ったく。ハッサン…お前の言った最後の一言が原因で勇者様が更に頭を抱え込んじまったぞ?」
ダイ「……………/////////」
ハッサン「……………(汗)」
テレシア「じゃあハッサン。少しだけ私と一緒に表に出ていましょうか…?」
ハッサン「えっ? おっ……、おい……お嬢ちゃん……」
テリー「全く。済まないなマァム、この馬鹿のせいで貴重な時間を台無しにしてしまったようだ……」
マァム「あははっ……。あの人………、本当はダイの為に何か言いかけていた気がするんだけど(汗)」
それ以前に、その仲間を引き摺るテレシアさんの方が……かなり怖かった気がするわ。
あの行動からすると、まるで「2人の輪に入らない事」と言ってるような……、そんな感じがしたわ。
テリーさんはその事を気にしてくれていたけど、後はダイの気恥ずかしさを何とかしてあげなきゃいけないわね。
今後その人がどう切り替わるかも含めてだけど、私は少しでもダイと一緒にいる事を実感していたいと思ってしまったのは言うまでもないけどね。
22話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.57 )
- 日時: 2024/09/23 21:37
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第22話「固く結ばれた絆 アメジオとクロノ」
【飛空艇ハイウィンド クロノの自室】
・クロノ視点
『そうでしたか。メーアさんが倒れた理由は、疲れが原因だったんですね』
クロノ「うん。適度に休めってベニマルに言われたばかりなのに……、彼女は……」
『仕方ありませんよクロノさん。彼女もまた、我々の為に幾多の闘いを乗り越えて来た『戦士』の1人でもありますからね』
クロノ「………。ねぇ、プライド」
プライド『どうぞ。私に何か頼み事があるんですよね?』
クロノ「そう。何処かでお義父さんに会ったら伝えて欲しい、『ごめん。もしかすると僕たちは暫くの間、故郷のトルース町には帰れないから』って」
プライド『分かりました。あなたたち2人が無事に戻って来る『その日』まで、我々元ホムンクルス組が全力を尽くしましょう!』
クロノ「うん。………ありがとう、プライド」
これで少しは、安心していいかも知れない。
僕とルッカはアイクたちに呼ばれて、兄貴がいる『この世界』に滞在している。
ドワーフ王国から来たと言う3兄弟の力もあって、僕たちが乗っている飛空艇はかなり変わって来たんだ。
バレットさんから当時の体験談を以前聞いていたけど、兄貴の宿敵・セフィロスは何度でも蘇るみたい。
その理由は多分だけど、そいつの中にいるジェノバが完全に消えない限りな気がするんだ。
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『ぎゅうぅぅぅぅ……』
クロノ「セフィロス……。ヒュンケルを手にかけた男……、絶対に許さない!!」
「(コンコンっ)クロノ。私だ!」
クロノ「その声……、アメジオさん?」
アメジオ「ああ。コジロウから甲板に来て欲しいと言われたんだが、お前も行くか?」
クロノ「………。ダイ君たちには知らせないの?」
アメジオ「今はいいらしい。お前の身支度が終わるまで、私は部屋の前で待っているぞ」
クロノ「分かった。すぐに支度するから、少し待ってて」
アメジオ「ああ!」
そうだね、アメジオさんだって……いい気分じゃないよね。
ずっと彼の祖父に期待されて来たのに、結局は裏切られてしまったからね。
僕だって一度は、カエルたちやルッカの前からいなくなった事もある。
カエルとルッカを守り通せるなら、僕は身体を貼るしかない!!
これ以上目の前で、僕の知らない誰かが傷付く姿を見たくない。
ねぇ。君だって僕と同じ気持ちだよね? レイン陛下。
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『ぎいぃぃぃぃん………』
「お待たせ、アメジオさん!」
アメジオ「……。1つ聞いていいか?」
クロノ「どうしたの?」
アメジオ「歩きながらで構わない。クロノ、お前が何の為に皆と戦っているのかを……俺に教えてくれないだろうか?」
クロノ「いいよ。僕もアメジオさんのこと、色々聞きたかったからね」
それまでの間だけでいい、お互いの事を話す時間を許して欲しい。
僕に出来るのは、この絶好のチャンスを作る事だけ。
今この場にいるのは、僕とアメジオさんの2人のみ。
少しでもいい、お互いを知る時間が限られても……僕はこの場から離れたくないんだ!!
23話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.58 )
- 日時: 2024/09/24 21:24
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
追加するアニメ作品です。
・半妖の夜叉姫
・スーパードールリカちゃん
以上が今後の更新で再登場しますので、宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.59 )
- 日時: 2024/09/25 08:41
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第23話「久しぶりの3姫、登場」
・せつな視点
【飛空艇ハイウィンド コックピット】
「すげぇぜ。此処が話に聞いていたコックピットって場所かぁ♪」
とわ「もろは。私たちが此処に来たのは、リムル様の招集があったからなんだよ?」
もろは「え〜。んな固いことはいいだろとわ、アタシはこの船自体が気になるんだからよぉ〜」
『……………(溜息)』
駄目だな、こいつは。
我が姉・とわは何の為に呼ばれたのかを重々承知していても、もろは自身は緊張感と言うものが全くない。
操縦席にいる者が恐らく、この飛空艇を動かしているベテランのパイロットだろうな。
確かこちらへくる前にすれ違った部屋があったが、あれはどんな場所だろうか…。
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「あら? 初めて見る顔だけど、あなたたちもリムルに呼ばれて来たのかしら?」
せつな「はい。我々はリムル陛下に呼ばれて、こうして参上致しました!!」
ヒナタ「いいわ。あなたたちを部屋に案内するわね」
とわ「綺麗な女の人…。しかもあの人、腰に変わった剣を身に付けていたけど」
ヒナタ「これのこと? まぁ話すのは別に構わないけど、歩きながらでいいかしら?」
『はいっ。お願いします!』
もろは「……………(汗)」
どの道もろはにとっては、よく分からないと言ってくるだろうからな。
此処は私たち2人がしっかり聞いて、元の世界に残して来てしまった父上と母上たちにいい報告が出来るようにしたい。
我々3人を道案内してくれる彼女…ヒナタ・サカグチ氏はこれまでのことを、少しずつ我々に打ち明けた。
要するに彼女とリムル様に同士討ちをしようとしていた者が、そこにいたと言う事だろうか。
こちらへ来る少し前に、父上や草太パパからもある程度の事は聞いていたが……。
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【通路内】
せつな「…………。何て惨い事だ……」
とわ「つまりヒナタさんは。その当時は依頼主の裏を探っていたんですね?」
『…………ッ!!!』
ヒナタ「流石ねとわ。話の読み込みが早いわ」
せつな「確かに…。その依頼主まで当てるとは……、とわはその依頼主が誰か分かったのか?」
とわ「うん。その人の表向きはフューズさんと同じ位の人だけど、裏ではある組織に探るように指示を出しているからね」
せつな「なっ……?! ヒナタ殿、それは本当ですか?」
ヒナタ「ええっ。先程言っていた彼女の言う通り、その依頼者こそ…私と同じ異世界人の1人…ユウキ・カグラザカ本人よ!」
もろは「成程ねぇ。アタシにはよくはわからねぇけど、そいつは『かつて』自分の得た情報をヒナタ姉ちゃんに漏らしたって訳だ」
ヒナタ「……。ええ、その通りよ……」
過去の自分がどうであったにしても、今の彼女からは我々に敵意は全くない。
更に彼女は話を進めながらも、我々を道案内する。
階段を登った先には甲板があるのか、飛空艇が動いていない時だと外の景色を満喫する事が出来るかも知れないな。
勿論各自の部屋はあるらしいから、我々はそれぞれの部屋で旅の疲れを癒した方がいいだろう。
それでも私は納得出来なかった、何故ヒナタ殿とリムル様が闘わなければならなかったこと自体になったのかを!!
24話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.60 )
- 日時: 2024/09/25 18:14
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第24話「それぞれの準備」
【飛空艇ハイウィンド マァムの自室】
・マァム視点
「う〜ん。流石にナイトは良くないわねぇ」
マァム「レオナったら。無理に別世界のジョブ系じゃなくてもいいのに(汗)」
レオナ「分かってないわねマァム。直に来るかもしれない貴重な出来事の為にも、ちゃんと試着する必要があるんだから!」
マァム「………………(滝汗)」
いつもなら、ティナさんやテレシアさんの所に行ってる時間だけど。
この時間帯の2人は不在だから、私を尋ねて来たかも知れないわね。
私の方もダイにお願いしようとしたけど、これからルッカさんとアクトさんに字の読み書きを教えて貰うって言ってたからねぇ。
『この世界』にいる間だけでも、少しずつ漢字が読めるようになるといいけど。
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「う〜ん。力持ち系のジョブチェンジより、魔法系のジョブチェンジがいいんじゃないかな?」
レオナ「さっすがフリーレン様。いい事を言います♪」
オルネーゼ「そうだね。あたしも気持ち的には彼女と同意見さ!」
メーア「ふふっ。ものまね士って言う職業があるけど、名前の通り私たちがやった行動とかを真似して闘う事が出来るのよ」
フリーレン「真似する…。例えば私がモンスターを殺す魔法を唱えると、マァムもその魔法を真似して唱えるって事になるの?」
メーア「そうね。それこそ、その職業のスキルでもあるわ!」
その他にも踊り子や魔法剣士 時魔道士などの服装があるけど、私はこの格好の方がいいかも知れないわ。
仲間たちの使う攻撃を利用する事で、私もその力を真似する事が出来る。
レオナは迷いもなく、風水師のジョブに変身したわ。
使用する場所に寄って、強力な攻撃技を繰り出す事が出来るかも知れない。
フリーレンさんが選んだのは、回復呪文がメインの白魔道士。
フェルンさんは黒魔道士だけど、メーアさんは攻撃呪文が使えるナイトを選んだわ。
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「あれ? 皆の衣装がバラバラだ」
マァム「ピカチュウ。折角だから、あなたもこの衣装を着てみない?」
ピカチュウ「はい。着て見たいです♪」
フリーレン「よしっ。まずは試しに使ってみようかな」
レオナ「???」
フリーレン「メーア、レオナに弱めのライデインを唱えてみて?」
メーア「えぇ、やってみるわ!」
レオナ「ちょっとフリーレン様、一体何する気なんですか?」
フリーレン「いいから。少しだけ待ってて欲しい」
つまり、試しに攻撃するって事かしら。
言われた通りメーアさんは、最小限のライデインをレオナに向けて放つ。
彼女の放ったライデインによって、レオナは42のダメージを受けてしまったけど。
そこへフリーレンさんが回復魔法・ケアルラを唱え、レオナに向けて繰り出す。
ダメージを受けた場所が綺麗に消えた事によって、実験は成功した。
要するにフリーレンさん、あなたの事だからその姿での威力を知りたかったって事ですか。
後でフェルンさんのご機嫌を損ねるのは、他でもないフリーレンさん……あなたの方ですからね。
25話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.61 )
- 日時: 2024/09/26 08:49
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第25話「囚われた旅人」
【バーンパレス 牢獄】
・バッツ視点
『ガチャガチャ………』
「くそっ…。まさか俺が……、捕まるとは……ね……」
こちらに連行される少し前だ、俺はいつものようにピカチュウとの連携技を強化していた。
その時に非番だったと言う男ルフレの協力も得て、ある大会に向けての猛特訓は順調に執り行われていた。
しかし、その強化訓練が終わった次の瞬間だった!
突然俺を捕えるかのように、防御出来ない体制を取られたのは初めてだ。
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【回想:飛空艇ハイウィンド 通路内】
ザボエラ『キーヒッヒッヒッヒッヒッ。貴様には魔道の娘を誘き出すための餌になってやろう!』
バッツ『なっ?!』
ランファン『バッツ殿。今助太刀を!!』
ザボエラ『おっと。動けばこの小僧の首が吹き飛ぶぞ、ん??』
ランファン『くっ!!!』
バギー『ギャーはっはっはっ。では参りましょうぞ、ザボエラ様!』
ザボエラ『うむっ!』
ランファン『バッツ殿〜!!!』
あの時、ランファンはおれを助けようとしていたけど。
奴らはどうやって、俺たちのいる場所を把握出来たのかが疑問だな。
畜生、この両手と両足が自由ならいつでも脱獄出来るのに!!
いや、無理に脱獄しても敵に見つかるのは見えている。
今だけは何としても、大人しくしなければならない。
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「ほうほう。流石は気の強い光の戦士だ」
バッツ「……。いいのかよ? こんな場所に1人で来てよ」
ザボエラ「何っ?!」
バッツ「じたばたしてると、俺を助けに大勢の仲間たちが来ちまうぜ?」
ザボエラ「くっ。駒のくせに……、調子に乗るでないわ!!!」
バッツ「ぐっ!!!」
セリスの時も、こんな感じで酷い仕打ちをされたんだろうな。
たかだか追手の帝国兵相手に、不慣れな態度をしていた事があると彼女から以前聞いた事がある。
例えこの悪党に叩かれようと、俺は諦める訳にはいかない。
それ以前にリムル様たちが動き出すのも、時間の問題だろうな。
いや、こんな大怪我した状態をティナに見せたらあの子…かなり怒り出すかもしれないな。
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【飛空艇ハイウィンド 通路内】
・ティナ視点
「ランファン。この辺りで旅人さんが消えたんだね?」
ランファン「………。はい………」
イズミ「……。もしかするとだけど、奴らが旅人さんを攫ったのは…誰かを誘い出す為の人質かも知れないね」
ランファン「はい。奴は去り際に言ってました「こやつを助けたくば、魔導の娘を連れて来い」と……」
「まさか、陽気な旅人と言われる若者が囚われるとは……」
ランファン「こんな大失態では、ティナ殿に口が避けても言える訳がない!!」
オリヴィエ「……。1ついい策があるぞ?」
ランファン「………ッ?! もしや、仲間の為に嘘を……。そんなの無理だ!」
イズミ「駄目よランファン。今はこちらの軍人さんの指示に従うしか、他に方法がないのよ」
ランファン「………。くそっ!!」
オリヴィエ「……。流石は、通りすがりの主婦殿ですな……」
バッツ……、一体何処に行っちゃったの。
いつもならお部屋に戻ってる筈だけど、彼が行きそうな場所を回ってもいない。
途中シュナちゃんとヒナタさんに会ったけど、2人は彼の姿を目撃していなかったみたい。
この胸騒ぎの中で、何かが起ころうとしているのかな。
涙を流そうとした瞬間、ある仲間が私の名を呼び出したの。
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「お前が、魔導の力を持つと言うティナ・ブランフォードか?」
ティナ「ええっ。私がそうです」
スカー「付いてこい。リムル様が会議室の方でお前をお呼びだ」
ティナ「えっ………?」
額にバツの様な印に、赤い瞳をしている人間は初めて見たわ。
ううん、今はこの人に付いて行こう。
この人からは殺意はないけど、どうして私を呼びに来てくれたのかな。
それ以前に他の人たちが何か話している気配を感じだけど、気のせいかな。
目の前の人に連れられながら辿り着いたのは、何人かの仲間たちが集まっている会議室だった。
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【会議室】
「よしっ。必要なギャラリーは揃ったな? 今から仲間を救出する為の作戦会議を開く」
スカー「リムル様。その前に1ついいでしょうか?」
リムル「ああ。話してもいいぞ、スカー」
スカー「現にこの娘。ティナ・ブランフォードは現場で何が起きたのかを把握していません、まずは起きている状況などをお話した方がよろしいかと」
リムル「確かにそうだな…。まずはティナ、今後の作戦で君の力を借りる事になるけど……大丈夫か?」
ティナ「……。はい、私の力が……お役に立てるなら!!」
クリフト「もしや、彼女を囮に?」
リムル「少し違う。その囮に相応しいのは……お前たちだよベニマル、ソウエイ!」
ソウエイ「要するに。その隙にバッツ殿をお救いすると言う作戦ですね?」
リムル「そうだっ!」
つまり、邪魔な敵とかは彼らに倒して貰うって事かな。
本当にこの方は、突然過ぎなんだから!!
これならクリフトさんの心配もないし、安心してバッツを探しに行けるわね。
ある場所のマップが提示されると、バッツは牢屋にいるわ。
それ以前にこのマップ、もしかしてダイ君たちの世界にあるバーンパレスかしら?!
26話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.62 )
- 日時: 2024/09/27 07:07
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第26話「逆の阻止作戦会議」
【飛空艇ハイウィンド 会議室】
・リムル視点
「此処までは助けるまでのルートだ。敵側の事だ、俺たちが駆け付けるまでにバッツを黒い姿に変えるかも知れないぞ」
クロコダイン「その姿とは……、まさかっ?!」
リムル「クロコダイン。心当たりがあるのか?」
クロコダイン「はい。オレの親友だったヒュンケルがかつて……、そのような姿になった事がありました。あの頃は…、ミストバーンの策にハマっていましたが……」
リムル「成程。要するに今回もザボエラかセフィロスのどちらかがバッツに黒いガラスを渡す可能性があると言うことか……」
まるで、当時の大戦時での経験談でも聞いてるような気分だな。
かと言って、クロコダインの話は嘘偽りのない事実だ。
決められた日によって、囚われていた2人はその場所で執行猶予を待っていた。
そして相手の策にハマる振りをして、ヒュンケルはミストバーンの作戦を見切ったということか。
恐らくバッツも同じように、俺たちが来ることを信じての時間稼ぎをするつもりだろうな。
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「あの。私は…、何をしたらいいんでしょう?」
リムル「ティナ。念の為に1つだけ確認したい事がある」
ティナ「はっ……、はい………」
リムル「もし。もしもだ、バッツの姿が黒い姿になっても……君は戸惑わずに奴に対処出来るか?」
ティナ「……。正直私自身が理性を保てない事もありますけど、もし彼自身が私に助けて欲しいと願っているなら……私は彼を信用します」
リムル「まるで。『離れ離れになっていても、お互いがお互いを好いている』と言ってるような物だな」
あいつがティナを愛しく思うようになったのは、共に共演した事がきっかけだ。
俺たちの知らない場所でティナはスコールたちと共に、幾つかの闘争を経験している。
しかし、スコールの口からティナやクラウドたちが敵対していたと言う闘争が1度だけあったらしい。
その闘争は12回目の闘いで起きた事だと言っていたけど、敵側に付いていた彼女に正しき道を示してくれたのは……初めての闘争で光の戦士側だった空賊の端くれ・ヴァン。
そいつは12回目の闘争とやらに初めて呼ばれ、お得意の攻撃を何度か繰り出し続けながら戦い続けていたとか言っていたなぁ。
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「その間。他の皆にはセフィロスやザボエラを足止めして欲しい」
スカー「では。実行組を決めませんと」
リムル「そうだなぁ。ベニマルとソウエイの補佐も必要になるから、今回はスカーとイズミ・カーティスをベニマルたちの助っ人に抜擢しよう!」
リン・ヤオ「成程。それ以外はティナの護衛と言った所でしょうね……」
リムル「ああ。ザボエラは俺たちが来ると察したら、お馴染みの奴らを抜擢するかも知れないからな」
マリオ「お馴染みというと……、プリムや人形兵を数体呼ぶ事も?」
スカー「いや。人形兵は来ないだろう、もし来るなら……ブラッドレイ元大総統閣下を生み出した元凶が生きている可能性があるからな」
あぁ〜、例の眼鏡を掛けた毒舌な医者野郎の事かよ。
う〜っ!! 肝心な時に大失態してどうすんだよ、俺の馬鹿!
今の俺はあの姉ちゃん……アームストロング少将閣下と同じ立ち位置だからなぁ、それこそ俺自身がしっかりしないとこの先がかなり大変になってくるぞ。
そん時が来たら、当時の闘いを経験したリンやスカーたちから色々な事を学ばせて貰うとしようか。
これ以上……、ヒュンケルのような闘いに慣れている戦士を失わずに済むように!!
27話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.63 )
- 日時: 2024/09/27 15:56
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
あの〜、竜王さんにどうしても教えて欲しい事があります。
忍たまキャラの1人、魔界之先生なんですけど。
この所時々しか本作を視聴しないので、この方を含むドクタケ忍者隊の言語を教えて頂けないでしょうか?
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.64 )
- 日時: 2024/09/28 08:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※描写内に声優ネタが幾つか含まれているので、閲覧する時はご了承下さい。
第27話「期待と不安」
【飛空艇ハイウィンド エアリスの自室】
・エアリス視点
「………。わたしにそんな大役、上手く出来るかなぁ……」
今回の最重要作戦は、バッツを助け出す事。
自分の恋人があんな目にあったせいか、この所ティナは笑う事が減ってしまった。
リムル様は言っていたもん、ヒュンケルのような立派な戦士をこれ以上失いたくないって。
仮にバッツを助け出したにしても、わたしは更に考え込んでしまうの。
その後の件でわたしは前に、メーアとオルネーゼに相談したんだ。
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【回想:飛空艇ハイウィンド 甲板】
『う〜ん。飛空艇に乗り込むまでのルートが、更に難しいわね』
オルネーゼ『確か。ある世界の終わりをイメージしながら移動するって、リムル様は仰っていたよ』
メーア『ねえオルネーゼ。『ある世界』のイメージってもしかして?!』
オルネーゼ『ああ。ティナとロックのいる世界観の事さ、2人は当時のやりとりを経験しているからさ。初体験のあたし達にも為になるアドバイスはしてくれると思うよ』
メーア『ふふっ。確かにその方が、少しは行動しやすくていいかも知れない』
つまり、わたしたちの仲間がその人になりきらなきゃいけないんだよね。
最初のシーンはカイエンの場面だけど、あそこは本人が引き継ぐ事になっているわ。
セッツァーとモグ ガウの場面も本人たちがやるって言っていたけど、わたしが任されたのはティナの場面。
今回ロックとセリスの場面を、マァムとダイが担当する事になったみたい。
僧侶戦士だった頃に持っていたスピアを落としてしまい、ダイはその武器を拾い上げようにも…塔の崩れに巻き込まれてしまう。
そんな彼を助けるのが、マァムの役目らしいけど。
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『しかし。その光景は少々疑問があるねぇ』
メーア『一部の光景は当時の者たちが担当なのに、残りの光景を何故別の人たちに任せるのかって事?』
オルネーゼ『ああ。ロックとセリスの場面に関しては文句はないけど、お絵描き少女・リルムのシーンをマリベルが担当する事に決まったんだ!』
メーア『ちょっと待って。その場面って、エアリスさんの後のシーンじゃない!!』
オルネーゼ『そうだね。何故肝心の『アレ』を本人じゃなくてマリベルに任せたのか……、ひょっとすると互いの性格が少し似ている…と言う事が抜擢する理由に繋がるかも知れないよ』
多分だけど、マリベルとリルムってもしかすると……声の担当者が一緒だからじゃないかなぁ。
オルネーゼの声はランファンと同じで、クリフトはフリオと同じ声の人が担当している。
後はフリーレンとダイも同じ人の可能性もあって、マーニャと女ルフレ キスティスも同じ人が実際の声を担当しているからなぁ。
そういうわたしもライトと声が同じだし、マァムはせつなやジュリエッタと声が一緒のような気がするんだよねぇ。
28話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.65 )
- 日時: 2024/09/28 21:24
- 名前: 八大竜王 ◆PkDo3c3GM2 (ID: f..WtEHf)
>>63
魔界之先生のセリフですか・・・
『いやはや、リムル様のおっしゃる通りですなぁ』
『忍術学園の皆と仲良くなれてるといいんだがなぁ』
こんな感じですかね
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.66 )
- 日時: 2024/09/28 22:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ありがとうございます。
機会があったら、活躍しますね。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.67 )
- 日時: 2024/09/30 08:17
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第28話「頼もしき救援、登場」
【飛空艇ハイウィンド 停留所】
・リムル視点
「来たか! ドクタケ忍者隊!!」
風鬼「リムル様。お初にお目に掛かります!!」
雲鬼「つまり。いよいよ……、ですな?」
凄いなぁ、説明する以前に大抵のことを把握しちゃったよ。
ドクタケ忍者隊もこちらの救援に加えれば、更に作戦を立てることが出来るからなぁ。
後はリーダーのあいつにも、重大な役割を与えてやるべきだな!
それ以前に、ドクタケたちには1番偉い奴が2人いたんだった!!
-----
「リムル様。その件に関しましては、一切異論はありません!」
リムル「ドクタケのお殿様?! それに、八宝斎まで!」
八宝斎「そうです。ワシらは勿論、ドクたまの良い子たちも初めからリムル様たちの傘下に加わる所存なのです!!」
ポップ「要は。日陰者って所か?」
いぶ鬼「そうですね。ボクたちにも授業の一環として、皆さんがどんな戦い方をするのかをしっかり拝見したいんです!」
『……………』
俺たちの知らない間にこいつら、何処まで成長していくんだよ。
特に最年少のリーダー・しぶ鬼の父親って確か、ドクタケ水軍の隊長だったよな……。
確かに防衛ラインが陸のみとは限らないから、海とかなら水軍だけでなく……海の海賊たちにも参加してくれるように頼んでみようか。
その中でしぶ鬼がポップに乱太郎たちの事を聞いて来たが、コイツはちゃんとそう聞いてくると分かっている。
後は先生方を集めて、作戦会議を開くとしようか。
-----
【会議室】
「リムル様。そろそろお見えになられる頃だと思いましたよ」
リムル「ああ。先程懐かしい奴らに合ってな…、かなり喋り過ぎちゃったみたいだ」
土井半助「つまり。八宝斎率いるドクタケ忍者隊も?」
リムル「ああ。奴らの腕前なら海中での攻撃は信用出来る、勿論……君たちの知り合いの海賊たちにも依頼を頼もうと思うんだけど、駄目だよね?」
松千代「いえ。そんなの願ってもない事ですリムル様、きっと第三共栄丸殿たちも喜んで参加してくれますよ」
山田伝蔵「しかし。お頭の『彼』が船酔いするので、船自体平気な海賊子分にワタシから話をしておきましょう!」
リムル「あはははは………(汗)」
まさか、陸酔いと海酔いする奴がいたとはね……。
現にロックも船酔いは酷くて、少し情けない時もあるけど。
アイツには幾つかの攻撃・回復魔法があるからなぁ、万が一の場合はアイツに回復を任せて貰おうか!
八宝斎らからも、自分たちの部下たちに魔法を教えてくれと自ら頼んできたのは予想外だ。
半助や伝蔵からも同じ意見だと言われたから、そこは渋々了承する事にした。
教えたとしても、きり丸やしんべヱ……団蔵がしっかり把握してくれるかが心配なんだけどねぇ〜。
29話に続きます。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.68 )
- 日時: 2024/10/01 08:18
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
忍たま組で活躍する主なメンバーたち一覧。
・忍術学園 1年 6年 教師
・タソガレドキ忍者隊
・ドクタケ忍者隊&ドクたま
今の所は、こんな感じですね。
更新次第では利吉もそうですが、途中加入した浜 修一郎も再登場するかも知れません。
引き続き、この小説を宜しくお願いします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.69 )
- 日時: 2024/10/02 08:12
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
作者のプレイ日記 〜DQH2編〜
キズナ ジャスティスが行くまでの間、守りを固めないといけません。
防衛戦の攻略自体作者は苦手で、いつも失敗してしまいます。
これ、絶対に僧侶のレベルを更に上げないといけませんねぇ。
時間内でのクエスト、私に出来るですかね…?
バトマスの試練は、何とか行けましたけど。
逆に賢者の試練が、少し難関な気がします。
- Re: 勇気を持つ者達の冒険記 ( No.70 )
- 日時: 2024/10/03 20:57
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
続きを更新したかったのですが、ネタが尽きてしまいましたので…このスレを閉じさせて貰います。
今日の夜か明日辺りに新しいお話を書くので、宜しくお願いします。