二次創作小説(新・総合)
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.1 )
- 日時: 2024/10/05 07:33
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「初めての役割と慣れない呼び方」
【パプニカ城 リビング】
・ポップ視点
『ガサガサッ…… パカッ』
「おっ?! 前もってアポロさんに頼んどいた『例の世界編』がついに届いたぜ♪」
レオナ「あたしも楽しみ。ねえポップ君、その……お願いがあるんだけど………///////」
ポップ「……。要するにレオナ、その作品系の主人公は女委員長や女主人公にしろって言いたいんだろ?」
レオナ「えへへっ……。バレてたのね……(滝汗)」
全く、何を言い出すかと思ったらそんな理由かよ?!
確かにレオナは『この世界観』の作品自体を知るまでは、マリンさんに勧められて……動画とやらで一生懸命に猛勉強していたらしいからな。
俺も暇を見てはアポロさんやパプニカの兵士たちに頼み、この作品前の世界観を少しずつメモしていたんだよなぁ。
しかもその作品らは、一部の本体機能だと『発売日』とやらの関係で目の前に現れるのが前後するらしい。
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『ガチャッ』
「ポップ君。これ……、両津先輩に頼まれていた例の本体だよ」
ポップ「……。それ以前に中川警官、わざわざ無理に持ってこなくてもよくないッスよ(汗)」
中川圭一「ごめんねポップ君。麗子さん君とにも同じ事を言われたけど、実は力持ちの学生さんたちに少しだけ手伝って貰ったんだ」
ポップ「………。熱血漢の強い戦う用具委員会の委員長…、食満留三郎さんッスね……?!」
レオナ「それだけじゃないとしたら。彼と同じ位に負けず嫌いの会計委員会の委員長・潮江紋次郎君辺りかも……」
『………。う〜ん………』
それら以前に中川警官がこのパプニカにいるって事は、何日か前から彼の上官でもある大原部長に頼まれている可能性が充分にあるな。
これらをやり込むにはまずは、操作マニュアルとやらからしっかり習わなければならない。
それを察したのか、彼に同席してくれた忍術学園の6年生全員が速攻に動き始める。
まず中在家さんは『例の本体機能』の組み立て、伊作さんは小平太さんと共にそのセッティングを執り行っている。
言うまでもなく負けず嫌いの『例の熱血男』の2人組は仙蔵さんにしぶしぶ注意されながらも、少し大きめなテレビを共同で持ち運んでいる。
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『ポスッ』
「ポップよ。この配置で構わないだろうか?」
ポップ「はい。しっかり見えますよ!」
留三郎「じゃあ。その間オレたちは食事の支度をして来るから、ちゃんとキリが付けられる所で終了しとけよポップ?」
ポップ「……。は〜い………(滝汗)」
長次「ではレオナ女王陛下。後はお願いします」
レオナ「分かりました。さあポップ君……じゃなくてポップ、限られた時間内で何処まで進めれるかをあたしたち2人でやってみましょうか?」
ポップ「………。レオナ…、不慣れな呼び捨てに緊張し過ぎだろ……^^;」
レオナ「だって…。こうして一緒に暮らすようになったんだから、キミの事を呼び捨てで呼ぶように……少しでも慣れておきたいもの………///////」
俺的には、別にどっちでもいいと思ったんだ。
今までの出来事での俺はレオナを『姫さん』で通して来たけど、バーンとの闘い後…故郷のランカークス村に帰ろうとした時に彼女が意外な言葉を口にしたんだ。
「君が君の故郷に戻る時はあたしも一緒に行くから、それまではあたしと一緒に結婚前提のお付き合いをしましょう!」と……。
それ以降俺は彼女を『ちゃんとした』名前で呼び続けている以前に、バタックの爺さんに「ポップの馬鹿もん。女王陛下と今後ともご一緒になるからには、ちゃんとした名前で呼ばんか!!」って言われたのが『俺的』にはいいきっかけでもあるんだよなぁ。
2話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.2 )
- 日時: 2024/10/06 08:29
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「目覚めた先は、エルサーゼ」
【エルサーゼの城下町】
・引き続きポップ視点です。
「……………」
何だ? かなり賑わっている声がするな。
そうだ……、思い出したぞ。
俺はレオナの故郷・パプニカで付き合い始めた時に、アポロさんから記念にと貰った時だ。
本当はレオナも続編の世界観を体験したかった筈だけど、俺の持っていた奴が先だと気づいていたから……彼女なりに気を遣ってくれたかもしれない。
そんな俺の元に、変わった色をした兵士たちが現れる。
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「君、大丈夫か?」
ポップ「はい……。大した怪我はありませんが」
エルサーゼ兵①「よしっ。勇気ある冒険者だ、まずはディルク様に報告するぞ」
『お〜っ!!!』
エルサーゼって……、この中心都市の名前かよ。
辺りを見渡して見ると、馴染みのモンスターたちが何匹かいたんだ。
風船を配っているのはゴーレム、そういえば…俺の親友の住んでいる島にもこいつがいたな。
『この世界』の兵士たちに導かれつつも、俺は玉座にいる例の王様に事情を説明する。
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【エルサーゼ城 玉座の間】
「う〜む。まさか別世界の客人が来るとはのぅ」
ポップ「別の世界……ですか?」
ディルク「そうじゃ。そなたの言う王国はこの『世界』では存在せんのじゃよ」
ポップ「…………」
つまりは…こう言う事だ、こちらに来てしまったからには……俺は暫くレオナと合流出来ないと言うことか。
まっ、レオナは俺の無事を信じて……先に進むかも知れないぜ。
いつかのモンク層が言ってたな、この別れは今生の別れではないと!
今ならクラフト、あんたが言っていた事がよ〜っく分かるぜ。
『この世界』でなら多分、あんたにも会えそうな気がするよ。
3話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.3 )
- 日時: 2024/10/07 18:36
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第3話「双子と1匹のモンスターとの出会い」
【オレンカの町 とある下宿先】
・レオナ視点
「…………」
???「変わった格好をしているな。何処かから巻き込まれてしまったのか?」
????「ちょっと! 適当な事を言ってないで、手を動かしなさいよ!!」
あたし……、どうしていたのかしら。
騒ぎが起きる少し前、ポップがヒーローズをやりたいと言ってたから…彼に先発を譲ったのは覚えてる。
そうだ……、辺りを見渡すと此処は知らない世界に違いないわ。
じゃああの光景は……、前にバッツ君が言っていた『次元の狭間』とやらの影響かしら…。
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????「あっ。テレシアにラゼル、女の人が目を覚ましたよ」
テレシア「あの、大丈夫ですか?」
「ええっ……、あたしは……ってそうじゃない!! 此処は何処なのよ?!」
ラゼル「ったく。説明しないと理解出来ないお姫さんだなぁ、あんたは!」
テレシア「ちょっと。流石に今の言い方は酷い言い分よ?」
「ねえ……」
テレシア「ごめんなさい。何故初対面のあなたを庇うのかって事でしょ?」
「………。それもそうだけど、キミたちや真ん中にいる子の事も知りたいわ」
ホミロン「ごめんね。ボクはホミロン、『この世界』では2人の指導者をしているんだ」
レオナ「あたしはレオナよ。宜しくね、ホミロン」
成程、ホイミスライムのホミロンか。
ポップの知っているモンスターとは少し違うけど、仲良くなれそうな気がするわ。
少し遅れた後に、2人の学生さんたちも自己紹介をしたの。
片手剣使いの女性学級委員長はテレシア、双剣使いの青年はラゼル君と言うみたい。
要するに。此処はオレンカって言う町なのね、まさに夢に出て来た世界に来るなんて嘘みたいだわ。
あたしのことも話したいけど、今は彼らの奮闘する姿でも見守っていましょうか。
4話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.4 )
- 日時: 2024/10/08 08:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第4話「不思議な組み合わせ」
【コートルダの町 中心部】
・ポップ視点
「よ〜っし! これでお終い……、じゃないみたい………」
ポップ「この足音………、まさか?!」
アクト「ああ。例の頭に青いツノの生えている怪力と言う事は……」
『ギガンテス?!』
ドコオォォォォン………
「危ない。お前たち、一旦下がっていろ」
「クリフト!!」
「ツェザール。肩借りるよ!!」
ツェザール「なっ?!」
「えっ?!」
『吹っ飛べーーーーー!!!』
メーア「…………」
ポップ「…………」
「やったぞ。ねえねえ、見てくれた?」
ツェザール「ダイ様。何故あんな無茶をするんですか? 言った側から魔物がこちらを見ましたぞ?!」
ダイ「大丈夫だって。あんな奴、俺たち2人がやっつけてやるよ」
クリフト「姫様と口を揃えても駄目です。相手はギガンテスですよ? とてつもなく大きいんですよ?!」
おいおい、マジかよーーー。
まさか『この世界』でアイツと再会する事になるとは、いや……感動の再会は後回しだ。
まずはこの町とやらを壊そうとするギガンテスを、俺たちの力で倒さなきゃならないんだ。
闘いの基本は、まず敵の弱点を見付ける事だ。
本来なら俺の武器は専用の武器でもあるが、スコール……アンタの大切な剣を使わせて貰うぜ。
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クリフト「まさか。お2人のお転婆が他の皆さんを導く事になるとは…」
ツェザール「ふっ。後から来た奴らに敵意はない、今はこいつを片付けるぞ!!」
ダイ「ポップ。まさかお前まで、『この世界』に来ていたなんて!」
ポップ「ったくよ……。おせーんだよ、駆け付けて来んのが!!」
ツェザール「ダイ様たち。まずはギガンテスを倒す事に集中しましょう!」
ダイ「そうだね。クリフト、俺とアリーナに強化呪文を!!」
クリフト「はいっ!!」
あの光は……、スクルトだったな。
つまりクリフトは本来の世界で、アリーナの姫さんの護衛をしていたって所か。
それにこのガンブレード……、中々やるぜ。
今までスコールが手入れしてくれたお陰もあるのか、傷1つないぜ。
『この世界』内で無事に会えるかどうかは分からねぇけどよ、もし会った時はアンタにきちんと返すよ。
その為にも今は……、このデカブツを倒す事に集中しなきゃ行けねぇからな!!
5話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.5 )
- 日時: 2024/10/08 17:21
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第5話「同行と今後の状況整理」
【とある戦艦 会議室】
・メーア視点
「そう。サントハイムからいらしたの」
????「はい!」
ジュリエッタ「でも。私が知る限り、そういう町の名前は『この世界』では存在しないわ」
ツェザール「……。ならば、我々は別の世界とやらに迷い込んでしまった事になるだろう!」
ダイ「落ち着いてよツェザール。よくは分からないけど、俺たちが追いかけてる泥棒がこの世界にいるのは確かなんだぞ!!」
ツェザール「しかし。ダイ様にもしもの事があればこの私……、いえラーハルト殿が」
アリーナ「そんな事より。この騒動は一体どうなってるの?」
メーア「ついさっきまで。私たちは魔物と仲良くやっていたのよ? それが急に人を襲い始めたの!!」
ダイ「何だよそれ。ますます分からないよ」
アクト「要するに錯乱だろうな。それらもあって、何とか危機は脱したが…他の町からも同じことが起きているだろう」
『…………』
だとしたら、きっとディルク様は気付く筈だわ。
今回の騒動が当時のまま変わらないとしたら、『あの頃』と同じように解決策を練られるようになる。
それに事情を話せばきっと、彼らも一緒に闘ってくれるかも知れないわ。
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「ねえ皆。俺たちもこの人たちについていくってのはどうかな?」
『だ……、ダイ様?!』
アリーナ「そうよね。このまま私たちだけで探すより、そっちの方が面白そうだわ!」
ダイ「うん。バラバラに動いているより、ポップたちと一緒に色んな所を見て回れば!!」
『泥棒の手がかりも見つかるかもしれないもの(んだ)。うんっ!!』
ツェザール「……………」
クリフト「折角姫様たちと4人行動だったのに……」
ふふっ、あの性格は私以上に影響を受けてるわ。
すると私たちのいる戦艦が揺れ出し、様々な構図へと姿が変わっていく。
じゃあ、あの心臓部はこの船用だったんだわ。
今までキャンプにあった武器屋や錬金屋も、いつの間にかこの戦艦の中に移動していた。
その戦艦名は、空艦バトシエ。
今後私たちが拠点とする、大きな戦艦その物よ!
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【バトシエ内】
ダイ「ねえメーア。この空艦内を案内して?」
メーア「いいわよ。じゃあ……、中央の扉にある部屋から見て回りましょうか?」
ダイ「うんっ!」
小さな勇者様と、こうして冒険出来る日が来るなんてね。
一方のポップはアクト ツェザールとコックピットに集まり、ディルク様を入れての話し合いが行われていた。
先程まで私たちはコートルダの中にいた筈だったんだけど、魔物の扉を操る番人を倒す事によって…更なる魔物たちの追加を阻止する事が出来る。
かつての楽しかった出来事にもう1度戻る為にも、私たちのいる『この世界』で真相を調べて見ないといけないわ。
勿論、倒すべき元凶もきっと…近い内に現れるかも知れない。
6話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.6 )
- 日時: 2024/10/09 08:46
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第6話「新たな仲間と次の行き先」
【ラバトール 闘技場】
・引き続きメーア視点です。
???「……。これで方が付いたな」
???「ええっ。あなたたちのお陰よ、ありがとう」
メーア「いいえ。えっと、あなたたちは?」
マァム「私はマァム。いつから此処にいたのか分からないけど…気が付いたら「マァム!!」……ってダイ? 良かった、無事だったのね?」
ダイ「うん。俺もメーアたちに助けて貰ったんだ、マァムたちも俺たちと一緒に行こうよ」
マァム「……。私は別に構わないけど……、どうするの? テリー」
テリー「いきなりの提案だが。まあ良いだろう……、お前たちに付いて行く事にしよう。俺は最強の剣士・テリー、宜しく頼む」
最強の剣士・テリーと、武闘家マァム。
特にマァムはダイにとって大切な人みたいだし、バトシエに着いたら……2人きりにして置きましょうか。
そのまま私たちはテリーたちと共にバトシエに乗車し、今後の事について話し合う。
何故あの男が名前も知らない一族に関する謎を探っているのか分からないけど、私たちはそんな一族ではないと否定したい。
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【バトシエ内】
テリー「………。成程、光の一族か……」
メーア「うんっ。いきなりそんな事を言われても、あまりしっくりこないのよ!」
ツェザール「やはり。『当時』の頃と同じように、その記憶も失われている可能性があるな」
ポップ「……。次なる目的地は、シーラだろう」
メーア「じゃあ。シーラもあの時と同じように?」
ポップ「ああ。可能性は十分にあるぜ、暫くは情報収集だ。なっ? テリー」
テリー「そうだな。賑やかなのは好きではないが、少人数で情報提供するのは何かと都合がよさそうだ!」
テリーって、何だか変わっているわね。
彼の世界では、沢山の仲間たちと旅をしていたのかも知れないわ。
賑やかを好まない人って、滅多にいないと思うけど。
今はポップのお陰もあって助かってるから、私たちはシーラに着くまでに準備をするしかないわ。
そうすれば、『あいつ』も見つけるかも知れないわ。
7話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.7 )
- 日時: 2024/10/10 05:39
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第7話「ダイとマァム」
【空艦バトシエ コックピット】
・マァム視点
「………………」
まさか、こんな大冒険に参加出来るなんて夢みたいね。
私がテリーと言う最強の剣士と知り合ったのは、少し前になるの。
次元の狭間と呼ばれる空間に閉じ込められたかと思ったら、目を覚ますと別の世界にいた。
町の賑わいもそうだけど、闘技場からも声が聞こえる…そんな気がしたの。
その時に町の町長さんが、私の元に来てくれたの。
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【回想:ラバトール 町内】
『おぉ。目が覚めましたかな?』
マァム『あの……、此処は?』
町長『積もる話は後です。この先にいる剣士殿の助太刀を頼みます』
未だに状況が理解出来ないまま、彼の気持ちに応えるしかないと思っていたの。
町長さんに道案内して貰った先には、黒いフードを被った怪しい男がいたわ。
ハドラー以上の魔力を感じるけど、この男からも唯ならぬ殺気を感じるわね。
しかも、両者一歩も譲れない闘いをしているわ。
これは……、このまま見ているしかないと思っていたの。
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【現在:空艦バトシエ コックピット】
「おいっ!」
マァム「テリー、どうかしたの?」
テリー「小さな勇者がお前を探していたぞ。この先の酒場で待っているそうだ」
マァム「ダイが……。分かったわ、今から行ってみる!」
テリー「これだけはお前に言っておく。……あいつを、ちゃんと守ってやれよ……」
マァム「ええっ。勿論よ、テリー!!」
テリーの力が何処まで凄いかは分からなかったけど、彼も彼なりに努力して来たと伝わって来るわ。
稲妻雷光斬……、この力そのものが彼の固有スキルに繋がるわね。
まさか本当に、空飛ぶ飛空艇に出会えるなんて奇跡ね。
テリーの言っていた通り、ダイはメーアに色んな場所を教えて貰っていた。
私が来てると察したのか、彼女はコックピットの方に足を運んで行ったの。
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【ルイーダの酒場】
「メーアって時々だけど、変に気を遣っているんじゃないかしら?」
ダイ「そうじゃないよ。俺が彼女に頼んだんだ、『この世界』にいる間だけでも……マァムとずっと一緒にいたいって///////」
マァム「ダイ……」
ダイ「ゴメちゃんの時もそうだった。あの時……バーンを倒す事が出来たのも、ゴメちゃんが最後の最後までおれをみていてくれたんだと思うんだ…」
マァム「……………」
ダイ「ごめん。やっぱ聞きたくないよね、こんな話………」
マァム「違うわ!!」
もう、これ以上私自身の感情を押さえ込んでいられるのも限界だった。
ダイ……あなたはいつもそう、どうして無理に私や皆の為に涙を堪えようとするの。
私だって耐えていたのよ、お別れする間だけでもいいから……ゴメちゃんを抱き締めてあげたかった。
そんなゴメちゃんを思うあなたも好きだけど、私の好きな勇者ダイはいつだって頼もしいわ。
だから……だから今だけは、このままでいて欲しいの。
それ以前に嬉しかったわ、ダイが私と一緒にいたいと言ってくれた事が凄く嬉しいの。
8話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.8 )
- 日時: 2024/10/12 06:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第8話「悩むべき道なりの先へ」
【シーラへの入口】
・引き続きマァム視点です。
「えへへっ。こうして力を合わせるのって、何だか気持ちいいや!」
マァム「ええっ。だけどこの先はアクトさんの言うように、これ以上のない闘いが待っているのは間違いないわ!!」
それは、少し前に遡る。
私はダイより後にこちらの世界で目を覚まして、町長さんと名乗る男性に言われたの。
奥にいる闘技場で闘っている剣士殿の、助太刀をお願いします…と。
その時に私は悟ったわ、私以外にも『この世界』に呼ばれた人が何人かいるんだと。
なら私は私の持てる力で、ダイや他の皆を守り通せるように専念しましょう。
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【吊り橋付近】
「うひゃあぁぁぁぁぁ。ま…、魔物が通せんぼしてるよーーーーー」
クリフト「背後からも魔物が。私たちを追って来たようですよ!」
テリー「………。挟まれちまったようだな……」
ポップ「なあアクト。明らかにこれらは『やばい状況』以上じゃないのか? なぁっ、どうするつもりなんだよ?!」
アクト「作戦は既に考えてある。まずは逃げるふりをして一斉に前方の魔物に向かって切り掛かる。そして、ある程度切り抜けたら…その隙に俺が……」
『え(は)っ? また例の長い奴っ?!』
メーア「要は。適度な頃合いを見計いながら武器を構えて、挟み撃ちにしちゃおうって事よね?」
アクト「ああ、そうだ!」
ポップ「よしっ、それならすぐに!!」
????「どいたどいたーーー、邪魔でげすよーーーーー!!!」
これは、意外なタイミングでもあったわ。
私たちで目の前にいる敵たちを倒そうとしたら、別の人たちが助けてくれたの。
まずは、斧を持っている人が最初の一振りで約半分の敵を片付ける。
それにこの人の言葉に賛同するかのように、更に強力な呪文が繰り出して来たわ。
片方はお馴染みの呪文・マダンテだけど、もう片方は魔物を殺す呪文・ゾルトラークって名前の呪文……だったかしら。
そのせいで私たち自身にまで危ないと知らせてくれる親切な人の言葉のお陰で、何とか切り抜ける事が出来たの。
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ホミロン「はわわわわわわ……」
「だ……。大丈夫でがすか? はぁ……、怪我がなくて良かったでげす……」
?????「ふふんっ。ゼシカと連携した甲斐があった……ってあれ? もしかして私たち、ちょっとやり過ぎちゃったのかなぁ?」
???????「おいっ、フリーレンにゼシカ!!」
ゼシカ「ん〜っ?」
フリーレン「何っ?」
ブラックピット「流石にアレは『ちょっと所』その物じゃないだろ。その場に運良く俺やヤンガスたちがいたから良かったけど、万が一の時ってモンが……」
ゼシカ&フリーレン『あーはいはい。すいませんでしたーーーっと。ったくもうっ、これだから堅物トリオは。揃いも揃ってちょっとやり過ぎた位で、ガタガタうるさいんだから………』
リュウ「誰が堅物トリオだ!! 俺たちにはそれぞれ『リュウ』や『ブラックピット』『ヤンガス』って言う立派な名前がある……「あのっ………」んっ?」
メーア「さっきは助けてくれて……、ありがとう……。えっと……、あなたたちは………?」
ゼシカ「あぁ……。信じて貰えないかも知れないけど、私たち…たった今別の世界から来た所なの!」
フリーレン「よくは分からないけどそうなるかなぁ。あっ、私はフリーレン……、この人は私と同じ魔法使いのゼシカ!」
ゼシカ「そうっ。こっちの小さい方から大きい方がヤンガスとリュウたちよ!!」
『……………』
リュウさんって人もそうだけど、他の2人からも「何だ、その中途半端な紹介は」と言いかけている表情だった。
何故こうなっているかを説明するまでに、ゼシカさんは既に把握していたのが不思議だったわ。
その原因を調べて欲しいと、彼女たちは頼まれているみたい。
実は私たちも『例の原因』って奴を探っていると、言いかけていたその時だったわ。
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ゼシカ「まっ。いつまでも此処で立ち止まっている訳には行かないから、私とフリーレンさんはちょっと先を急いでるの! それじゃあねっ!!」
リュウ「おいお嬢ちゃんたち。それ以上俺たち3人の活躍を更に減らす気かっ!!!」
他人事じゃないけど、また分かれ道になってしまったわ。
つまりゼシカさんとリュウさんは、どちらがこの村の村長さんの家に通じる道かでかなり揉めているのね。
肝心な時に限ってフリーレンさんは固まってるし、ヤンガスさんも黒いピットさんもどう切り出そうかで悩んでいる様子に違いないわ。
やはり此処は各自分担して闘うよりも、どちらかのルートに行くしかないって感じね。
それ以前に…私たちが取るべき『かくなる上』その物としては……、他でもなくヤンガスさんやリュウさんたち3人が向かったルートに前々から決まっていた事なのよ!!!
9話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.9 )
- 日時: 2024/10/12 21:45
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
〜本日の元ネタ解説〜
今回更新した最新話は、シーラ編の回です。
原典である『ドラクエヒーローズ』を作者は息抜きにプレイしていて、4周目に入っています。
4周目編でも、主人公はメーアにしています。
それらを元に、このお話の総合主人公はメーア&テレシアなんです。
実はストファイキャラ・リュウの言っている初めの台詞の元ネタは、ヤンガスの『おっさんって言うな!』が元ネタになります。
リク依頼・相談にある『この小説用スレ』にも描いてあるように、リュウと黒いピットはヤンガスポジションなんです。
違和感を感じた方がいましたら、ごめんなさい……。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.10 )
- 日時: 2024/10/13 13:12
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
こんにちは。
本日13日はFF7のキャラ、ヴィンセントの誕生日です。
10月に入って最初の誕生日キャラですが、18日はティナちゃんの誕生日です。
今回の誕生日企画ですが、各自が持っている武器やふかふかした物を渡した方がいいかも知れません。
読者の皆さんなら、どんなプレゼントにしますか?
あるいは、何のお話がいいかをリクエストして下さいね。
それでは、皆さまからのお題を…お待ちしています。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.11 )
- 日時: 2024/10/16 17:43
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第9話「背中合わせの共闘」
【シーラ 屋敷前】
・ダイ視点
「へぇへぇ…。やっと合流出来たでがすよ…」
「そうだね。後は…、向こうにいる魔物を倒して…この村の村長さんを助け出せば……」
『シャー……、シャー……』
リュウ「要するに。これらも『お約束』って奴か?!」
ダイ「どうしよう。囲まれちゃったよ……」
リュウ「忘れるな。囲まれた時こそ…、お互いに背中を預けて闘うんだ。背後にいる仲間を信じて、目の前の敵に集中すればいい!」
あの羽根のモンスターは、キメラだ。
恐らく『この世界』のキメラたちを従えているのは、色違いのキメラ・スターキメラで間違いない。
今回の出陣メンバーは、メーアと俺 クリフト ツェザール…そしてポップだ。
まずメーアはスターキメラを倒す為に、アイツの近くに行く。
-----
ダイ「そんなっ?! こんな時にバリアを貼るなんて」
マァム「多分だけど。スターキメラのバリアを解かない限り、どんな攻撃でも無効化なんだわ…!!」
テリー「チッ。益々ややこしくなって来たぞ、……ハッサンがいたら。この現状を打開する策を思い浮かぶだろうがな……」
ポップ「知ってるぜ。そいつに関してはツェザールから大抵の事は聞いてるからな♪」
ツェザール「ああ。奴なら今頃、『例の魔族の森』の中で頑張っているだろう」
まるで、「余計なお世話だ…!!」と言いかけているみたいだけど。
流石に状況は、あまりよくないと言うべきかな。
もう1つのボストロールがさっきから、メーアを狙って攻撃している。
彼女の危機を察したポップはそのまま、ベホマをメーアに唱えた。
よしっ、だんだんと俺の必殺技ケージが溜まって来たぞ!!
-----
ダイ「絶対に諦めるもんかっ!! ライデイン……ストラーシュ!!」
メーア「凄い…。私が使う『ギガスラッシュ』に近いわ……!!」
リュウ「よしっ。まずは1体撃破だ!!」
フリーレン「凄いね君。よくやった、期待以上の強さだ。ふふんっ♪」
………。確かに、頑張って倒したのは俺だけど。
君に全部任せたらさ、ゼシカと同じように『手加減』しないだろ?!
次はポップやクリフトがかなり溜まっていて、2人内に秘めているピンク色の状態はいつでも切り札を出せる状態になってるって感じかな。
特にポップは隙を見ては自分も勿論だけど、クリフトやツェザールの体力を覚えたての呪文を使って回復してくれるからね♪
後はボストロールのみだけど、今いるメンバーの中であまり強く無いのは多分…ツェザールだけなんだろうねぇ……。
10話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.12 )
- 日時: 2024/10/17 18:09
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
〜本日の元ネタ解説②〜
ライデインストラッシュ
PS5版の家庭用ゲーム『インフィニティストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』よりダイの新必殺技。
この技の決め台詞が、「絶対に諦めるもんかっ! ライデイン…ストラーッシュ」である。
使用武器によって、様々なストラッシュを繰り出す事が出来る。
ゾルトラーク
フリーレンが最初に身に付けている最後の切り札。
別名:魔物(ヒーローズ編ではモンスター)を殺す魔法。
マダンテ
アルバート家の長女・ゼシカが使用する最後の切り札。
原典と同様、『ヒーローズシリーズ』でも使用者の全てのMPを消費する究極の必殺技。
アルテマソード
ジャイワールの王子(のちの国王)・ツェザールが使用する最後の切り札。
技の威力は、ダイが使用する必殺技・ライデインストラッシュと同じ位の威力。
メドローア
大魔道士・ポップが使用する最後の切り札。
炎系魔法・メラと氷系魔法・ヒャドを1つにした究極の魔法で、ポップにとってはかなり強力敵な合体魔法。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.13 )
- 日時: 2024/10/18 05:43
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第10話「同席と揺らぐ心」
【シーラ 村長の家】
・マァム視点
ゼシカ「あっ、お屋敷から誰か出て来たわよ!」
『……………ッ!!!』
えっ……、両耳が尖っている人たちが3人いるけど。
真ん中にいる人が、この村の村長って事になるわ。
それ以前によく見ると、フリーレンさんと同じ耳をしている人たちね……。
確かに私たちは援軍だけど、この辺りの魔物たちは全部私たちが全て倒し尽くしたわ。
そして私たちは知ってしまったの、『この世界』の大変な出来事その物についてを。
全ての話を聞いた後、メーアさんの計らいで私たちは拠点としている空飛ぶ戦艦・バトシエに戻る事になったわ。
-----
【空艦バトシエ内】
フリーレン「成程。その長きに渡る200年の闘いが今も、君たち2人がいる『この世界』で未だに終止符を打ってない……と」
メーア「ええっ。今回はシーラだったんだけど、他の町とかもシーラ以上に酷い有様になっているかも知れないの」
ゼシカ「要するに。他の皆が気にかけている闇竜の封印もまた、近い内に解かれてしまうって事ね……」
メーア「ええっ、そうよ……」
フリーレン「こうなってしまったからには。面倒事は早めに終わらせるべきだ」
ゼシカ「フリーレンさん……。それもそうね! 確かに各自の仲間たちにも何かしら事情がありそうみたいだし、私たちもあなたたちと一緒に闘うわ!」
また更に、頼もしい人たちが仲間になってくれたわ。
ゼシカさんは強い魔法だけじゃなく、回復系呪文も使いこなしているの。
彼女が得意とする回復系呪文は、ハッスルダンス。
マラカスと呼ばれる踊り用の楽器をサンバのように一通りに踊った後、傷ついた仲間たちの体力を回復してくれるみたい。
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『カツカツカツカツカツ……』
「あっ、マァム!!」
マァム「ダイ。こんな所でどうしたの?」
ダイ「うん。そろそろ新しい武器が欲しくなってさ、『この世界』の武器屋さんならめずらしい品物でもあるんじゃないかなって思ってね」
マァム「確かに。初めて見る品物揃いだけど、どれもいい値段ばかりだわ」
ダイ「………。じゃあ、おれはこの剣にするよ」
テリー「おいダイ。そろそろ読み書きする時間だとリュウが言ってたぞ」
ダイ「はぁ〜い……。ごめんねマァム、そういうことだから…またね!!」
マァム「ええっ、また!!」
今は彼自身もきっと、私を守りきれる位に強くなりたいと考えているんだわ。
その為にもダイはまず、最も苦手な事でもある字の読み書きを少しでも克服しなきゃいけないもの。
だけど、私にはそれ以前にどうしても気になる事があったの。
少し前にいた場所…確かラバトールだったかしら? その町の闘技場にいた奴の最後の言葉が、何だか引っ掛かるわね。
彼はメーアさんたちに、こう言っていたわ。
『この世界を救いたくば、我を追うがいい』と。
それは私なりの憶測で言うなら、『この世界』その物を指していると見てもいいわね。
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「マァム!」
マァム「あっ……、メーアさん」
メーア「あのね。今ゼシカとも話していたんだけど……、あなたとダイってどんな関係なの?」
マァム「えっ………?!/////////」
ゼシカ「あれ? マァム自身が顔を真っ赤にするって事はつまり……、成程ねぇ〜……?」
マァム「………。仕方ないでしょ? 私だってこんなにも、誰かを好きになるのはその……あまりなかったんだから………///////」
メーア「えっ?! それじゃあマァム、あなたはダイの事を……?」
ゼシカ「………………ッ!!!」
マァム「………………」
此処まで問い詰められてしまったら、正直に言うしかないと私は悟ってしまったの。
私がダイを好きになったのは、『この世界』で再会した時からじゃないの。
私やダイとポップのいた世界では、『とある大戦時』が数えきれない位に繰り広げられていたわ。
その闘いの合間に、私の生まれ育った故郷・ネイル村でも『当時』は魔王軍との闘いに追われていたわ。
そして私はある日、ダイがネイル村の村長と話しているのを聞いてしまったの。
あの時のダイは私や母さんたちの為に必死に隠そうとしていたから、そんなダイの負担を少しでも私が軽くして上げたいと思ったのよ。
それこそが、私が彼を……ダイを好きになった1番の理由でもあるわ。
11話に続きます。
- 今後の誕生日企画とプレイ日記 ( No.14 )
- 日時: 2024/10/19 23:05
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
う〜ん、もうすぐノクト王子の誕生日何ですよねぇ。
実際に作者は、FF15をデビューしてませんw
この所DQHシリーズにハマり、1は4周目 2は2周目に入っています。
しかも今回、脱出時にまさかの1回失敗ですw
初見は何とか行けたのに〜、悔しいです!!
とまあこんな感じで、たまに不安を暴露したりするかも知れませんw
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.15 )
- 日時: 2024/10/20 08:07
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第11話「初めてのぱふぱふ ダイ編」
【空艦バトシエ 艦内】
・メーア視点
「メーアさん!!」
メーア「あらクリフト。どうかしたの?」
クリフト「実は。ダイさんからメーアさんに伝言を承っています、『多分だけど。メーア姉ちゃんならこの時間帯の場合…コックピットか会議室付近にいる筈だよ。もしクリフトが行って彼女を見付けたら、ルイーダ姉ちゃんのいる酒場に来るように伝えて』との事です」
メーア「う〜ん。その流れからすると、もしかして『アレ』かしら?」
クリフト「はいっ。その可能性は十分に高いですね♪」
ふふっ、もしかして私とも話したくなっちゃったのかしら。
本当ならディルク様に言われた役割をやっているんだけど、現に戦力として少し弱いのが……ゼシカとフリーレン辺りなんだよね。
2人は魔法タイプで、回復魔法ならポップやマァムも持っているから大丈夫だけど。
まさかマァムも、此処までステータスが伸びて来るなんて思わなかったわ。
だけど、次のドアドキア編だと……このままポップに任せて貰うとして。他は誰にしようかしら……。
-----
メーア「う〜ん。確かダイって、読み書きがかなり苦手ってアリーナから聞いているけど……」
「お〜い、メーア!!」
メーア「ポップ。私に何か用なの?」
ポップ「はぁ〜。相変わらずアンタは俺がこうして来ることに限って察しが悪いなぁ……、あんたは俺の親友のダイを探してんだろ? この時間帯ならあいつは多分…この奥の酒場にいる可能性が充分に高いと思うぜ」
メーア「……………」
ポップ「んっ? どうかしたのか、メーア?」
メーア「ねえっ。何で分かったの? 私が言いたい事を」
ポップ「メーア。あんたは今……、ディルク王からメンバー編成の役目を任されているだろ? 次に向かうドワドキアって場所なら少しだけ聞いた事があるぜ♪」
メーア「……。私から説明する必要はなさそうね」
彼は私が言いたかった事を察してたのか、私の為に優しい口調で分かりやすいように語り始める。
『あの頃』もこんな感じで色々な旅をしていたけど、当時の冒険譚だとディルク様から沢山聞いていた事は間違いないわ。
つまりポップはそれらを充分に理解しているから、これから私たちが向かう場所を一通りに把握している事になっているわね。
流石は、周りの空気を充分に読む事が出来る頼もしい大魔道士様ね♪
彼に目的地まで案内して貰った後、ポップはツェザールやアクトたちのいる場所まで早足で向かって行ったわ。
もしかするとって言う以前に、彼は彼なりに私の為を思って……気を遣ってくれたのかしら。
【ルイーダの酒場】
メーア「本当に。クリフトの言ってる事が確かなら、『アレ』になる可能性が十分に高いわね。よぉ〜しっ!」
「ねぇ、メーアお姉ちゃん……」
メーア「あら? どうしたのダイ、何だか深刻そうな顔をしてるけど」
ダイ「うん………。流石にポップや他の皆の前でこんなことをするのは恥ずかしいからさ、だからクリフトにメーアお姉ちゃんを呼んできてと頼んだんだ」
メーア「分かったわ。目を閉じてるから、ダイの好きなようにするといいわよっ!」
ダイ「やったぁっ。言っとくけど、おれがいいと言うまで絶対に目を開けないでよ?」
メーア「うん。………これでいい?」
ダイ「よしっ、バッチリだ! じゃあ…行くよっ、メーアお姉ちゃん!」
メーア「ええっ!」
ダイ「ぱふぱふっ!!///////」
メーア「えっ………?!」
突然ダイにそう言われた時、一瞬何があったのか分からなかった。
覚悟を決めて目を瞑っていたけど、その中で彼は何度も私の頬をツンツンとしていた気がしたの。
彼的に充分に気が済んだのか……、ダイから目を開けてと言われた時…彼は私の前でスッキリした表情をしていたの。
要するに。彼はいつも一緒にいた長年の友達・ゴメちゃんが恋しくなって来ちゃったから、その寂しさを紛れるように私の頬を優しい手で何回もツンツンしてくれたかも知れないわね。
これはある意味、ゼシカが私によくやりそうな行動パターンだとすぐに察したのは…言うまでもなかったわね。
12話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.16 )
- 日時: 2024/10/21 06:47
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
今後の更新で登場するキャラ一覧。
※()に描いてあるのは、どの原典作品の姿で登場するかを表しています。
ピーチ
12話から初登場。
ある日の夜から時リンクを探し回っていたが、気が付いたらドワドキアの入口で倒れていた。
仲間加入時レベルは、83レベル。
※技の詳細などについては、>>0に載せてあるコーナーを更新する時に紹介しますね。
パルテナ
ピーチと一部のみ同様だが、彼女はそれ以外にも更なる力を求めて旅をしていた時に…メーアたちのいる『闇竜と世界樹の城』の世界観に飛ばされてしまう。
数々の奇跡を使うエンジェランドの女神だが、彼女はもう1つの世界に飛ばされてしまったピットの安否を気にしながら彼女たちの旅に同行する。
仲間加入時のレベルは、73レベル。
ゼルダ(トワイライトプリンセスの姿)
ピーチと同じく、ある日の夜からアイクを探している時にパルテナと同じ理由で飛ばされて来てしまう。
初めての街でメーアたちと合流後、アイクを探す為に同行を決意する。
仲間加入時のレベルは、58レベル。
ベレス
今作品初登場のキャラにして、16話から登場します。
彼女はソティスから与えられた数々の武器の強化をしている時に、メーアたちのいる『この世界』へと飛ばされて来てしまう。
大体の経緯などはゼシカやフリーレンと同じように察している為、似たような理由で飛ばされて来ている陽気な旅人・バッツや少々クールな冒険家・ロックたちとの合流後に同行を決意する。
仲間加入時のレベルは、65レベル。
残りの男性組のキャラ登場回の詳細は、14話更新後に描かせて頂きますので…宜しくお願いします。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.17 )
- 日時: 2024/10/21 17:33
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「顔見知りの桃姫・ピーチ登場」
【ドワドキア 門の前】
・???視点
「……………」
何かしら、この分厚い門は。
それに何だか、土管以上の堅さを感じるわね。
辺りを見渡しても誰もいないし、かと言って私の恋人の時オカリンクがこんな所に来ているとは限らないわ。
どうやら……、私の周りに沢山の殺気を感じたわ。
彼と……。私の大好きなリンクともう1度会う為にも、こんな所で足止めをする訳には行かないわ!!
-----
『シュタッ……』
「う〜ん。何だか暗い町だね、此処は」
「確かに。こんな場所で敵に会ったら最悪……ッ?!」
ダイ「……? 黒いピットお兄ちゃん?」
ブラックピット「金の髪に王冠……、それにピンク色のドレス……。アンタ……、まさか……ピーチ姫か?」
ピーチ「ブラックピット、それにリュウまで!!」
リュウ「おっと。話は後だ、まずはお嬢さんの周りにいる敵さんらを片付けねーとな!!」
知らなかったわ、まさか…此処まで回り込まれていたなんて。
折角頼もしい救援が来てくれたんだもの、少し位は彼らの前でいい格好を見せなきゃね。
もうっ!! しつこい奴らは、本当に嫌っ!!
汝らを纏いし炎の精霊よ、私…ピーチは此処に誓います!
目の前で戦っている彼らの負担を少しでも軽くする為に、私に力を貸して下さい!!
-----
ピーチ「皆を守って……、魔導よ!!」
リュウ「今のは……、ファイガか?」
ピーチ「そうみたいね。さあ、此処からは逆転して行くわよ!!」
これらは私なりの考えだけど、『この世界』だからこそ……力を貸してくれる気がするの。
更には大きな棍棒を持った巨大な敵が私に向けようとしたけど、ポニーテールをした金髪の女の子の放った氷系の技によって…氷結状態になった。
あの威力………、まるで氷の女王・シヴァと同じような感覚を持つ強力的な破壊力そのものかしらね……。
まずはお互いの事を知る為にも、今はこの状況を無事に突破する事に集中しなきゃね♪
13話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.18 )
- 日時: 2024/10/22 08:58
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ゲストキャラを募集します。
第2章では、双子の王と予言の終わりの世界をメインに進めて行きます。
>>0にある作品内でも構いませんので、どのキャラを活躍させたいかを描いてください。
名前:
活躍して欲しいキャラ:
敵か味方か:
サンプルボイス(常連のみ5つ)
「」
「」
「」
「」
1人称・2人称:
概要:
この小説の作者に一言:
以上です。皆さんからの応募、お待ちしています。
後、「オリキャラ」を出したい時は作者に一言言って下さいね。
分からないオリキャラは場合によっては、不採用となる可能性があるので…ご了承下さい。
それでは、宜しくお願いします。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.19 )
- 日時: 2024/10/22 18:31
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第13話「小さな勇者争奪戦と大喧嘩」
【ドワドキア 中心部】
・ダイ視点
『ぐいっ』
「いい加減に離れろリュウ。ダイはおれと一緒に行くべきだ!!」
リュウ「何を言うっ! この少年こそおれのガードに相応しい人物なんだぞ!!」
『……………』
折角ピーチお姉ちゃんと無事に合流しても、いつの間にかこの2人がおれを巡って争奪戦を始めてしまったんだよねぇ。
何故こうなったのかと言うと、彼女と合流したその後の事だったんだ。
まさに中心部的な空間の中に、見た事ない植物が置いてあったんだ。
その植物を、世界樹の根っこと言うみたい。
-----
ポップ「い〜や。ダイの弾よけに本格的になる位なら、俺が適任だ!!」
リュウ「い〜や!! 此処は何としてでも。この少年はおれのガードになって貰うべきだ!!」
フリーレン「まだやってる……。ねえ2人共。そのまま揉め続けても埒があかないからさ、此処はじゃんけんで決めなさい」
『…………ッ!!! じゃんけん……、ぽんっ!!』
凄いなぁ、フリーレンお姉ちゃんは。
確かにじゃんけんで勝敗を決めて、どちらかが勝った方におれは配置される事になるね。
ポップには大戦時の頃でも沢山守ってくれたけど、リュウは『この世界』に来てから沢山守って貰っているんだよねぇ。
確かあれは……、ゼシカたちの容赦ない攻撃連携が原因だった気がするんだよなぁ〜。
-----
『ばっち〜ん』
「ちょっとあなたたち、いくらあの子を自分のガードにしたいからって……そこまで揉める意味はないでしょ?!」
ポップ「イテテテテテ……。でもよぉピーチの姫さん、ダイとはデルムリン島を離れた時くら……2人旅の大冒険に出た時からずっと一緒だったんだぞ!!」
ピーチ「確かに。2人の友好関係が継続なのも重々分かるけど、だからっていつまでも彼を独占する訳には行かないじゃない!!」
ポップ「そ………、それは勿論そうだけどよぉ」
メーア「じゃあ何っ? あなたはピーチの言葉が嘘偽りだってハッキリ言いたいの?!」
ポップ「なっ……。誰がそこまで言ったんだよ、メーア!!」
メーア「そうとしか聞こえないから、そう言ってるのよ馬鹿!!」
ポップ「ばっ………。馬鹿とは何だよ、馬鹿とはっ!!!」
あ〜あ、折角落ち着きかけて来たのに……。
仕方ない、喧嘩してる2人は置いといて……こっちはおれたちが頑張ってやるしかないね。
黒いピットお兄ちゃんは手に入れたモンスターコインを使って、今回のミッションである世界樹の根っこの周辺をガードするように命じた。
更に2つの攻撃を繰り出す魔王の使いが俺に向かって来るけど、それを察したツェザールが目の前にいる敵を引き付けてくれたんだ。
おれと初めて会った時に言ってたね、おれに何かあったら……おれの大切な部下・ラーハルトに叱られてしまうと。
14話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.20 )
- 日時: 2024/10/23 23:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
女剣士です。
明日の番外編で、昏睡状態のバッツを描かせて頂きます。
少しだけヒーローズ編をおやすみしますが、息抜きの更新はしたかったのでごめんなさい。
引き続き、宜しくお願いします。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.21 )
- 日時: 2024/10/24 06:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第14話「番外編ストーリー:風の還るべき場所①」
【オペオムの世界 お花畑】
・メーア視点
???「……………」
『そう………、それでいい………』
あれ……? 私たちは今まで世界樹のある世界の中で闘っていたけど。
気が付いたら私たちは、不思議な世界に迷い込んでいたの。
そんな時、今まで私の肩に乗っていたピカチュウと彼のガードをしていたダイ……そしてティナの3人が突然走り出したわ。
そう、彼女たちが向かった場所は……花畑の中で倒れているバッツの所だったの。
-----
「バッツさん……。ねぇっ、バッツさんってば!!」
ティナ「……………」
ダイ「ティナお姉ちゃん。バッツお兄ちゃんは大丈夫なの?」
ティナ「……。心臓は動いているわ、でも……今の彼からは………『風』その物を感じない……」
ダイ「そんな………、嘘でしょ………っ?!」
ピカチュウ「バッツさん……、バッツさん……ッ!!!」
ツェザール「………。馬鹿者……、お前自身の記憶とやらを『もう1人のお前』に自ら引き渡すとは……」
ツェザールの言葉で引っ掛かったの、彼の言う『もう1人の旅人』と言う言葉に。
未だに私たちの知っているバッツからは陽気な性格はなく、今はただ……彼の感じている風その物に彷徨っているわ。
その時、私たちの様子を一部始終見ていた加賀と赤城がこちらに来たの。
未だにショックを受ける私を赤城は優しく慰めながら、加賀はそんな私にただ……「今は飛空艇に戻りましょう……」の一点張りだったわ……。
-----
【飛空艇 甲板】
加賀「成程。つまり我々が到着するその間近に、彼は自分自身の記憶を『もう1人の彼』とやらに自ら明け渡していたと言うことね…?」
ポップ「実際はよく分からねぇけど。その現場を一部始終見ていたピカチュウがずっと、泣きながらそう語っていたからな……」
加賀「そうでしたか……。何故バッツさんが突然、こうなってしまったのかしら……?!」
ロック「俺も全てを見てた訳じゃねぇけど。あの時……、ティナやピカチュウたちの様子を間近で見ていたツェザールがこう言ってたんだ。『あいつはまるで、アイツ自身の記憶を『もう1人のバッツ』に自らの意思で渡したかもしれない』てな」
とわ「要するに。少しでも私たちの負担を軽くするために……、今に至るって事かな?」
ポップ「だろうな。もしそう言うことだとしたならさ、『アイツ』そのものらしいわ……」
ポップもそうだけど、とわとロックも何だか悲しそうね……。
私は彼らのように何かを言う事が出来ないまま、下を向いている事しか出来なかった……。
アクトの時ならこんな時、どんな行動を取っていたのかな……。
それさえも中々閃かず、私はただ……この場で皆の会話を聞くことしか出来なかった。
それは私だけじゃなく、こうして優しく私を慰めてくれる赤城も私と同じ気持ちだもの。
しばらくの間、今後どのように話し合って行くのかをロックたちに任せるしかないと悟ったのは……言うまでもないわね。
15話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.22 )
- 日時: 2024/10/24 17:10
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第15話「番外編ストーリー:風の還るべき場所②」
【オペオムの世界 湖畔】
・ダイ視点
(BGM設定:FF6よりセリスのテーマ)
「……………」
「ダイの兄貴…。バッツの兄貴ならきっと、よくなるでがす……」
ダイ「だって。少し前までは頼りにしていたのに、急に空っぽになっちゃったんだよ……?」
ヤンガス「確かに。アッシにもそう感じたでゲス、このままバッツの兄貴は……もう……」
テリー「いやっ。そうなる前に、アイツの影を倒せば…何とか間に合うはずだ」
そう簡単に言わないでよ、テリー。
今までのバッツは明るくて、俺たちの背中を優しく押してくれた事もあった。
だけど……、今のバッツには何の感情もない。
テリーの言うように、彼の記憶全てを奪った『ソイツ』の行方を探すしかないんだろうね。
逆に片っ端から探すにしても、何処から探せばいいのかなぁ。
-----
「ダイ君。その影に関してだけど……、少しだけ心当たりがあるんだ」
ダイ「えっ……?」
鹿目まどか「バッツ君の影…ダークイミテーションはきっと、いつか復活するバッツ君の為に…彼の代わりに。この先にある遺跡の中でエクスデスを限界までに足止めするんじゃないかな?」
ダイ「それって……、おれたちを信じてるって事?」
深月フェリシア「ああっ。だからよぉ、ダイ。少しでもバッツが助かる可能性があるなら…オレたちと一緒に信じてみようぜ♪」
ダイ「……………(滝汗)」
七海やちよ「あなたねぇ、未来の勇者様に対して何て失礼な態度を取っているのかしら……?」
深月フェリシア「ギャーーーーー。やちよの奴、完全にブチ切れてるーーーーー!!!」
ダイ「………。大丈夫かなぁ? あの2人(汗)」
赤城「はい。これらが『彼女たち』にとっては日常茶飯事ですから…、ダイさんは気にしなくても大丈夫ですよ」
あははっ、確かにそんな感じがするよ。
俺なりの考えだけど、やちよとフェリシアのやり取りは俺の為に演技をしているようにも見える。
つまり、赤城お姉ちゃんの言うように2人は普段からこんな感じだったんだろうねぇ。
まるで、カンネとラヴィーネみたいなやり取りだ。
フリーレンから2人の事を聞いてたけど、2人は殆ど喧嘩するけど…時には仲良しなんだよね。
そうだね、少しでもバッツお兄ちゃんを助ける可能性があるなら…こんな所で足止めするわけにはいかないよ。
16話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.23 )
- 日時: 2024/10/24 20:47
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※今回の話から暫くの間は、続編である『双子の王と予言の終わり』とのスペシャルコラボストーリーです。
第16話「番外編ストーリー:風の還るべき場所③」
【オペオムの世界 砂漠地帯】
・テレシア視点
「懐かしいなぁ。この場所は」
バッツ「何だぁ? テレシアはこの場所に来た事あるのか?」
テレシア「ううん。似たような光景を思い出していたの、此処に似た空間にいた頃…初めてガボとマリベルに会った思い出の場所だから」
ガボ「そうだったな。あの時のオイラたち、行くあてもないまま…帰り道を探していたからなぁ」
バッツ「ははっ。確かにそれらはおれの知らない大冒険だよ♪」
マリベル「ちょっと!! 他人事だと思って何笑ってんのよ、こっちはこっちで大変だったんだからね?」
ガボ「とか言いながらマリベル、後から来たテレシアたちにもかなり困惑してたぞ?」
マリベル「仕方ないじゃないの。それ以前にテレシアとラゼルが味方かどうかすら、当時は疑っていたんだから…!!!」
これは、楽しかった頃の記憶だわ。
私も今回の関連で、こっちの世界に飛ばされて来ていたかも知れないわ。
確かにガボの言うように、マリベルったら当時の共闘時は特に…仲間の話を一切聞こうとしなかったわねぇ。
その記憶を巡って行く事によって、今彼の身に起きている事を理解して行くようになっていく。
-----
「テレシアさん。何か思い出しましたか?」
テレシア「ええっ。彼を除いて、マリベルや私たちと楽しく振り返っていた思い出が蘇って来たのよ」
加賀「つまり。今の彼は、何もない状態……と言う事ですね?」
メーア「急ぎましょう。少しでも急がないと、『彼の影』が危ないわっ!!」
クリリン「はいっ、そうですね!」
メーア姉さんたちとこうして、たった一度だけの共闘が実現出来るなんてね。
確かメーア姉さんの世界にも、ラバトールと呼ばれる町があるわ。
その入口に行く為にも、目的地の城門をモンスターから守らなければいけない。
バッツさんの言うように、私もきっと…メーア姉さんたちの『世界観』その物を…全く知らないんだわ。
17話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.24 )
- 日時: 2024/10/25 07:06
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第17話「番外編ストーリー:風の還るべき場所④」
【オペオムの世界 お花畑 最新部】
・いろは視点
「……………。これが……、失われた記憶……」
環いろは「そうか…。私はういを探して、旅をしていたのね……」
七海やちよ「何故忘れていたのかしら? こんな重大な事を」
ダイ「ううん。今は……、大丈夫なんじゃないかな?」
やちよたち『えっ……?!』
ダイ「さっきまで闘っていたおれたちの影って奴らもさ、長い間……おれたちの知らない部分を守り続けて来たんだと思うんだ」
その経緯らについて、未来の勇者…ダイは少しずつ語り始める。
私たち魔法少女が彼らのいる『この世界』に呼ばれたのも、契約を交わしている『あの子』からの指令そのものかも知れない。
最初は妹のういと再開することがきっかけで闘いを始めたけど、『この世界』では今は…バッツさんの無くした過去を私たちが思い出させるしかないと悟ったの。
きっとだけど。もう1人のバッツさんは今、ご本人から貰った記憶を維持したまま…私たちの為に時間稼ぎをしていると考えてもいい気がして来たわ…!!
-----
『ビュンビュンビュンビュンビュン……』
『(飛空艇から通信)皆。何とか無事でいるみたいだねぇ、一旦飛空艇に集まりな!』
ダイ「この声…、オルネーゼ姉ちゃんからの通信機だ!」
赤城「そうですね。彼女が乗っているとしたら、私たちにはまだ…勝利への道が見えています」
オルネーゼ『おっと。積もる話は後回しだ、今は1人ずつ飛空艇に乗り込んで来るんだっ!!』
環いろは「はいっ。じゃあ皆、飛空艇に乗りましょう!」
すると私たちは迎えに来てくれたその人の力を借りながら、1人ずつ飛空艇へと移動していく。
現時点でバッツさんの様子は変わっていないけど、今はティナさんが付きっきりで彼を介抱している。
それを察した私の妹……ういは彼女の負担を少しでも軽くする為に、ティナさんの元へ歩み始めた。
彼女はただ、ティナさんが念じ続けている回復魔法を間近で一生懸命に眺めるしかなかった。
-----
【飛空艇 甲板】
「まずは。これからの進行について少しだけ説明するよ」
赤城「はいっ、宜しくお願いします!!」
オルネーゼ「よしっ! ロックから聞いた情報なんだけど。バッツの記憶を持って行動しているもう1つの影・ダークイミテーションは今…あたしたちが向かうべき目的地・遺跡内部の何処かにいるらしい」
加賀「つまり彼は…、その遺跡内部の更なる奥にいると言っても過言ではないわね……?!」
オルネーゼ「ああ。しかし、その奥に行くにしても……、今度は『あたしら』の記憶とやらを持っているダークイミテーションと遭遇する事になっちまう事に繋がるみたいだからね……」
七海やちよ「要するにオルネーゼさん。あなたの言い分を私なりに簡単な解釈をするならば、その遺跡内部の奥に行く為にも…あなたを初めとする他の仲間の姿をしたダークイミテーションとやらと面と向かって戦わなければならないっと言うことになるんですよね…?」
オルネーゼ「ああ。……そいつら自体には心とやらがなくても…守りたい意思とやらが今もあるとしたら、きっとあたしたちに倒されること自体もそいつらにとっては重々覚悟しているって事になるだろうねぇ」
水波レナ「確かに。今のアンタからは少しだけそれらに対抗する揺らぎが少しだけある、これはきっと……『その人自身の影』やらと1つになることが少し怖いって事よね…?」
オルネーゼ「………」
秋野かえで「あの……、オルネーゼさん……?」
オルネーゼ「そうさ。レナの言う通りだよ、出来ればあたしにとっては……、このままでもいいと思いたくなっちまったんだからよ……!!!」
今、彼女の口からかつての闘った頃の『当時』の状況について……初めて明かされる事になるんだ。
彼女が大活躍したと言う『双子の王と予言の終わり』の世界観では……駆け出し冒険者の男女・ラゼル君とテレシアさんを背後で守り続けていた。
テレシアさんは1年間留学しているいとこのラゼル君との再会を果たす為に、故郷のジャイワールから専用の船に乗って……オレンカへ遊びに来ていたみたい。
2人が1年振りの再会を果たそうとしたその時に、ジャイワールドの国と小さな国・オレンカとの戦争が既に始まっていたんだね……。
今は向かうべき遺跡内部へ到着する前に、オルネーゼさんが体験した数々の冒険譚を聞く事が……私たちにとっては少しずつ楽しくなって来たかも知れないね。
『次回、取り戻した記憶・オルネーゼ編』。
18話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.25 )
- 日時: 2024/10/25 09:37
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第18話「取り戻した記憶、オルネーゼ編①」
【オペラオムニアの世界 飛空艇 甲板】
・オルネーゼ視点
「えっと。何処まで話したっけ?」
赤城「確か。トルネコさんと出会った所までです!!」
そうだったねぇ、赤城の言うようにあたしはそこまでの思い出を話していたかも知れない。
だけど……、『その続き』を話したくても気配が近くなって来るんだ。
まるで、あたし自身を待っているように感じるよ。
だとしたら、どの子達を出撃メンバーにするかねぇ。
今のあたしには、その指揮をする才能も一切なさそうだ。
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オルネーゼ「どうやら。『お楽しみタイム』は此処までと言った所だねぇ」
メーア「ええっ。今回は私とオルネーゼが必須になるわ、だから……。だから……」
加賀「言いたいことはわかります。要するに我々はよく話し合って、その中の誰にあなたたち2人と共に行くのかを決めればいいですよね?」
メーア「ええっ、その通りよ!」
赤城「なら。その必要はありません、既に我々の方で大方話し合っていますから」
加賀「さあメーアさん。遠慮せず私たちから好きな順番に選んで下さい!!」
メーア「…………。わかったわ!!」
どうやら、加賀たちはいつでも出撃出来る大勢になってるようだねぇ。
するとメーアはメンバー編成の項目を選び、今回は必須メンバーであろう自分とあたしをそれぞれの位置に配置する。
後は回復と攻撃が使える助っ人を2人位は入れたいとこだねぇ、だとしたら…サポート役は既に決まりだ。
今までの戦力ステータスを考えた結果、メーアとあたしの援護を補助呪文が使えるビアンカ……回復や攻撃呪文などのサポート役をマァムとフェルンに設定する。
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「加賀。アンタ的から見ると今回の決定そのものに、依存はあるかい?」
加賀「いいえ。言うまでもなく異議なしよ…? 残っている我々は打倒エクスデスに向けて、少しでも体力や各自の力を温存しなければなりませんからね……!!」
赤城「勿論。1番ショックを受けてるティナさんとピカチュウさんの件についても、我々にお任せ下さい!!」
オルネーゼ「ありがとう…。もう1つだけ、そんなアンタたちを見込んで頼みがあるんだ!!」
赤城「それ以前に。あなたが何を言いたいのかはわかります!」
オルネーゼ「えっ……?」
水波レナ「要はテレシアやツェザールたちの件についてでしょ? 流石の私も、アンタが何を言いたいのかは大体理解したわ!」
加賀「ええっ! 当たり前の事でもありますが。あなたの言う『彼女たち』の方も我々が手分けをしながら、役割分担をしながら見ていますので。今はご自身の完全復活に全力を尽くしなさい…!!」
まるで、クレティア女王が言いたそうな宣誓証言だ。
メーアの世界にいると言うディルク王と似たようなことを言っちまうけど、あたしたちは本当に……頼もしい奴らにすっかり恵まれちまったみたいだねぇ。
加賀らの声を聞いていたのか、甲板にはぞろぞろと他の仲間たちが集まって来る。
要するに、無事にこの飛空艇に帰って来いって意味なんだろうねぇ。
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「マァムにフェルン、メーアたちの事を頼んだぞ!」
マァム「ええっ。長き戦いになるかも知れないけど、必ず生還するわ!!」
フェルン「皆さん…、本当にありがとうございます」
フリーレン「うんっ。私の分までメーアたちの『弾除け』になってあげてね?♪」
フェルン「…………。むっす〜!!!!!」
フリーレン「えっ……。フェルン……、なにその顔……? 凄く怖いんだけど……(^_^;)」
鹿目まどか「フリーレンさん。そこはいつものように『フェルンも無理しない程度に、ちゃんと生きて帰って来てね。』と正直に伝えた方がいいですよ……?!」
フリーレン「それもそうだね…。ごめんってフェルン、今のは無しで(汗)」
暁美ほむら「この先の道を進むあなた方に、神の祝福があらんことを……!!」
あははっ、流石のフェルンもご機嫌ななめのようだ。
まどかの言う通り、その辺りはしっかり学習しなきゃいけないねぇフリーレン。
更にマァムは一時的な別れだと察し、ダイの背丈に合わせてしゃがむ。
そして……、無事に帰るという願いを込めた思いと共に小さな体を少し強く抱き締める。
マァムの腕の中にいるダイが徐々に赤くなって言ったのは、あたしの口から言うまでもなさそうだねぇww
19話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.26 )
- 日時: 2024/10/25 19:46
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第19話「見回りと現状報告」
【オペラオムニアの世界 女子たちの部屋 リビング】
・ラヴィーネ視点
「お〜い。見回りから戻ったぞ」
加賀「お帰りなさい。今の所はどうだったの?」
ラヴィーネ「状況はよくないが。1つだけいい話があるぜ」
赤城「それは何ですか?」
カンネ「それはね。大きなビルが立っている所に、強い光の力を持つ女性の気配を感じたんだ」
ラヴィーネ「ああ。確かそいつの特徴は……、フリーレンと同じ尖った耳をしてるが…両サイドに蝶っぽい髪留めを左右の髪に付けてたぞ」
今のその人は現在、回復魔法が使えるオッドアイの召喚士様とその新米ガードが見ているけどな。
あたしらが第1発見者だったから、もう少し側に寄りたかったけどよ。
しかし、此処に戻ると新たな悲しみを感じたんだ。
カンネと一緒にこの部屋来た時から、何かあったに違いねーぜ。
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「そういえば。フェルンの姿が見えねぇな」
赤城「フェルンさんなら少し前に、もう1人のオルネーゼさんを助けに向かいましたよ」
カンネ「もう1人のオルネーゼ…。確かそれは、色が無い方の闇の戦士なんだよね?」
環いろは「ええっ。闇の戦士なのは否定しないけど、そのダークイミテーションには微かな……優しい光を感じたんだ……」
カンネ「……。まるで私たちが『かつて』の二次試験で実体験をしたことがある、『完全なる複製体』に近い存在とも言えるね……」
加賀「少し違うけど。確かにダークイミテーションの姿形はその複製体を意識しているようにも感じたわ……!!」
確かあの試験内容は、ダンジョン攻略だったな。
まさか『この世界』に来てまで、似たような戦闘経験をすることになるなんてよ。
今フェルンはこの飛空艇にはいない、要するにすれ違いって事だな。
いや……、待てよ……?
フェルンがわざわざ抜擢されたと言うことは、恐らく『例の闘い』に参加していることになる。
大方出撃前にフリーレンが余計な事を言ってフェルンを怒らせたのも、納得が行くんだけどな(汗)
20話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.27 )
- 日時: 2024/10/26 07:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第20話「取り戻した記憶、オルネーゼ編②」
【オペラオムニアの世界 次元の狭間】
・オルネーゼ視点
『ガバッ』
「……………」
『あんた……、光の世界の武闘家・マァム……だったね………』
マァム「もういいです……。今ベホイミを……」
オルネーゼのダークイミテーション『無理さ……。『光の世界』の………あたしのように………色のない闇の戦士たちにとってはどの道さ……、『この世界』でしか……生きる事は許されないんだよ……』
マァム「…………ッ!!!」
やはり、こうなる事を初めから覚悟していたのか。
あたしを待っていたのも、来るべきその日までずっと……あたしの為に戦い続けて来たって事か。
この似たような光景を、マァムは思い出してしまったようだね。
闇の世界の『あたし』との別れが、かつての大戦時で起きたダイの父親・バランとの最後に。
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『しゅううぅぅぅぅぅん……ピカーン……』
メーア「……………ッ!!!」
フェルン「何なんですか?! この眩しい光は……!!!」
「いや。………どうやらあたしに代わって、この場にいる彼女を……マァムを止めに来た『予想外の人物』のご登場みたいだよ……?!」
フェルン「えっ……?!」
オルネーゼ「ほらフェルン。よ〜く見てみな?」
フェルン「は………、はい………」
『私の息子・ダイの大切な想い人……、マァムよ!』
マァム「この声は……、バラン……?!」
バラン『そうだ。私は思念破で君に話しかけているのだ』
マァム「………。待って、今すぐ……。今すぐ『もう1人』のオルネーゼさんを………ッ!!」
バラン『いや。私は君のしようとする『その行動』を止めに来たのだよ、マァム』
マァム「どうして………、どうしてっ………?!」
『バラン! 取り込み中に悪いんだけどさ……。あんたの力を、少しだけ俺に貸してくれ』
バラン『おぉ。これはこれは、ジュラテンペスト連邦国のリムル国王陛下!』
まさか、こんな奇跡が2度も起きちまうなんてね。
どうやら本当に、リムル様もマァムがやろうとしている事を止めに来たようだ。
本来ならこの役目の担当は、共に来てくれたメーアの担当でもあるんだけどねぇ。
今の彼女は闇の姿の『あたし』の前で、かなり泣き出しちまっているからなぁ。
それらを察した上で、バランとリムル様はこうしてマァムを止めに来てくれたかもしれないね。
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(BGM設定:FF9より独りじゃない)
『マァム。いつかの大戦時での闘いを思い出すんだ』
マァム「えっ………?!」
リムル『かつての大戦時……。大魔王・バーンとの戦いの最中に、バランは何の為にお前やダイを自らの意志で守ったと思っているんだ?」
マァム「………。分からないんです……、だけど今は……。今は少しだけでもいいからただ……オルネーゼさんの影を助けたかったんです………」
リムル『要するに。『この世界』自体の闘いにお前たち全員が巻き込まれている時点で、その一部分の記憶とやらが無くなっていると言うことか……』
マァム「…………」
リムル『実はなマァム。お前の記憶を持っている『もう1人のマァム』についての居場所が、ようやく分かったんだよ』
フェルン「それって、闇の世界のマァム様……ですか?」
リムル『ああ! おれが『魔物の国の盟主』として収めている国・ジュラテンペストに実は。腕利きのいい隠密がいてな。アイツに『闇の世界』のマァムの居場所を片っ端から探して貰ったんだよ』
『…………ッ!!!』
まさか、我々がこうして闘っている間にそのような事になっているなんてね。
あたしらはただ、今いるこの場所にあたしの影がいると聞いて来たから……覚悟を決めて此処まで来たんだけどねぇ。
まさかマァムにも、あたしと同じように『約一部』の感情を失っていたとはねぇ……。
すると闇の世界のあたしはただ、周りの顔を最後の力で見続けた後…ゆっくりとあたしの中に入っていく。
今までありがとう……、闇の世界にいる『もう1人』のあたし。
あんたに出来なかった想いは必ず、元ゼビオンの女戦士であるこのオルネーゼが……『闇の世界』のあたしにしか出来なかった事を必ずやり遂げてやるからな!!
21話に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.28 )
- 日時: 2024/10/26 08:54
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
次回予告
闇の戦士・ダークイミテーションとの闘いに勝利したメーアたち光の戦士だが、マァムは何としてでも……闘いに敗れたオルネーゼの姿をしたダークイミテーションをベホイミで救おうとしていた。
しかし、そんな彼女にリムルから意外な事実を明かされる。
マァムの姿をしたダークイミテーションの居場所が、バッツが倒れていたお花畑にいたとの目撃情報が入る。
その時マァムは、意外な言葉をメーアたちやダイの目の前で……面と向かって口にするのだった!!
果たして、ダイやメーアたちの反応はいかに?!
次回第2章:真の武闘家・マァムの完全復活。
マァム「大丈夫皆…そして私の大好きな小さな恋人・ダイ。私もオルネーゼさんのように、『私自身』にしか出来ない事を果たすだけよ……!!」
第1章:かつての宿敵、再び 完結!
第2章:真の武闘家 マァムの完全復活に続きます。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.29 )
- 日時: 2024/10/26 10:58
- 名前: 月之海 (ID: CjEXmc.2)
お久しぶりです、月之海です。
ようやく就活も終わって楽できるタイミングが訪れたのでゲストキャラの募集に応募します
名前 : 月之海
活躍してほしいキャラ : ジェームズ・ボンド
敵か味方か? : 味方
サンプルボイス
「ボンド、ジェームズ・ボンド」
「ウォッカ・マティーニ、ステアせずシェイクで。ゴードンジン3に対してウォッカ1、キナ・リレ2分の1、シェイクしてレモンピールを入れてくれ」
「死人に口無しだな」
「死刑囚の最後はぐらいは自由にさせるさ」
「・・自惚れるな!」
1人称 私、僕(キレると俺)
2人称 君(味方に対して)、お前、あんた、貴様(敵に対して)
概要 : 007シリーズの主人公でMI6というイギリス諜報部に所属するエージェント。「殺しの許可証」と呼ばれているコードネーム「007」を持つ男。普段は冷静で並大抵のことでは動じないどころか自分の死に対しても恐れず私情を挟まずに着実に任務を遂行していく。また政治、経済、科学、芸術、軍事、文化など様々な分野の知識に明るいだけでなく、美食家かつ大酒飲みでもあり酒に関してはどれだけアルコール度数の高い酒を飲んでも全く酔わない。職業柄で銃器の扱いや、陸海空全ての乗り物の操縦、機械の操作、ハッキング、格闘など手先が器用なため何でもできる(ただし魔法は使えない)。一方で女性キャラ(成人してる人のみ)が絡むと酒の席に誘おうとするなど女癖が悪くなる。さらにイギリス人だが紅茶を「あんな泥水を飲んだ所為で大英帝国は衰退した」と言い切るほど嫌っておりコーヒー派である。
この世界でも抜群の身体能力と優秀な頭脳、鋼の精神を持っており、敵の組織に侵入して情報を持ち帰る危険な任務を自ら引き受けることが多い。普段の性格も変わらず味方のキャラにはブラックジョークを言ったり、秘密兵器を見ては子供っぽくなる所は変わらないが、真剣な悩みを話されたらその悩みを一緒に解決しようとするなど思いやりも持つ。一方で敵に対してや敵の組織に侵入する時、任務に対しては真剣かつ鋭い視線を放つ。かつて元の世界ではイギリスとロシアを裏切り、イギリスに復讐しようとした「006」のコードネームを持つエージェントの親友アレック・トレヴェルヤンと、中国で敵に捕まりボンドの上司でMI6の長官のMに見捨てられる形で別れることになり、見捨てられたと思い込んでサイバーテロリストと化し復讐を仕掛けた元MI6のエージェントのラウル・シルヴァの2人を自らの手で葬ったことがあるがこの世界では2人と和解し再び世界の危機に立ち向かうことにした。
原作との違いとして、見た目は5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン
cvは田中秀幸
この小説の作者に一言: 活躍してほしいキャラの募集は1人何人まで可能ですか?
以上です。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.30 )
- 日時: 2024/10/26 12:39
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
ご無沙汰してます。
予想外な応募でしたから、一瞬だけ言葉が詰まりました。
>* この小説の作者に一言: 活躍してほしいキャラの募集は1人何人まで可能ですか?
そうですねぇ、常連者さんなら5人ですけど。
それ以外は4人ですね、はい。
今回は『初』キャラという事で採用します、2人目以降は>>0にある作品からの募集で応募して頂けると嬉しいです。
例として、作者が知ってる作品は『BLEACH』『鬼滅の刃 柱稽古&刀鍛冶編』『薬屋のひとりごと』『ドラゴンボール DAIMA』などですね。
それでは、失礼します。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.31 )
- 日時: 2024/10/26 21:38
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2章の追加ジャンルです。
・星のカービィ
・この素晴らしい世界に祝福を!
・Re:ゼロから始まる異世界生活(※一部の味方キャラのみなので、主人公ナツキ・スバルとベアトリスの出番はありません。)
以上です、引き続き宜しくお願いします。
- Re: 勇者達のワクワク冒険活動記録譚 ( No.32 )
- 日時: 2024/10/30 19:00
- 名前: エイジア (ID: PNMWYXxS)
此処では始めですね、エイジアです。
第1章が終わり、次は第2章ですか。此処からどんな事が起きるのやら。
それと自分も応募します。
名前:エイジア
活躍して欲しいキャラ:エリカ(ポケットモンスター)
敵か味方か:味方
サンプルボイス(常連のみ5つ)
「わたくしはタマムジムのエリカと申します」
「あっすいません。つい寝てしまいました」
「あなたは花はお好きですか?」
「良いバトルをしましょう」
「わたくし、生け花が趣味なんです」
1人称:わたくし
2人称:あなた
概要:カントー地方のタマムシシティのジムリーダー。くさタイプのポケモンの使い手。
お嬢様口調のおっとりした性格で、勝負の前でも寝てしまいそうになるほど。
生け花が趣味で、女の子ばかりのジムでは生け花教室も開いている。
また、タマムシ大学で講師を務めている才女でもある。
この小説の作者に一言:自分は常連とそれ以外のどっちに入りますか?
これでよろしいでしょうか?
- エイジアさんへ ( No.33 )
- 日時: 2024/10/27 00:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
はい。次からは第2章です。
1章の終盤でオルネーゼが完全復活しましたが、最後は少しだけ…FF3の水の巫女・エリアの最期の場面をアレンジしました。
エミリアたんが第2章で活躍するので、マァム覚醒編にはテレシアがリーダーになる可能性があります。
おぉっ!! ありがとうございます。
えっと、エイジアさんにはご自身の小説に私からのリクエスト依頼?を送ったりしていたので…常連さんになりますね。
勿論、かつて私と合作で共演したベリーさんやネルさんも常連さんです。
これからも、この小説を宜しくお願いします。
それでは。