二次創作小説(新・総合)

Re: マリオブラザーズの冒険譚 ( No.101 )
日時: 2024/12/04 17:12
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第27話「少女とルシス王家の若き国王陛下①」

※今回はバツティナ前提ノクト→ティナがメインです。
※友情出演として、フェルン&リュウが大活躍します。


【空艦バトシエ 武器屋&オーブ屋前】

・少女視点

「ちょいとあんた。何があったか知らないけど、少しは元気をお出し!」
「………。ありがとう………」


今はとてもじゃないけど、すぐに立ち直れないんだ。
当時私には出撃命令が下されてなかったけど、アイクに覚悟の上で聞いて見たんだ。
それは……、先の戦いでレオナちゃんが逝ってしまった事だった。
だから皆、フリーレンちゃんの意志を尊重して今日1日は各自で羽根を休めているんだね。
1番辛いのは他でもないポップだから、こんな時はどうしたらいいんだろう…。


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「こちらにいましたか、ティナ様!」
「フェルンちゃんに……、リュウさん」
「少し外の空気を吸いに行こうかと、フェルンと相談していたんだが…君も一緒にどうだ? ティナ」
「うん……、一緒に行きたい♪」


ほんの少しだけだけど、気を利かせてくれる人がいるんだ。
2人に先導されながら後に続くと、私たちはその場で腰を下ろしたんだ。
まずはフェルンちゃんのこれまでを聞こうって事になり、彼女から先に語り始める。
フェルンちゃんの世界には魔導書があって、時には知らないダンジョンの中に隠されている事がある。
それさえ知らずに宝箱を恐れもしないで開けるなんて、フリーレンちゃんらしいなぁ。


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【バトシエ停留所】

「む〜!! 第2次試験の時もそうでしたよ。赤い箱は罠だと散々言ってるのに、フリーレン様ったら『レアな魔導書』って言うんですよ…」
『うわ〜……、これは完全にフラグ成立自体が立ってるなぁ〜……』


確か宝箱の中身が青なら大丈夫だけど、赤は罠と言う事になるんだね。
まるで、カミュが唱えるインパスと言う魔法みたい。
インパスは文字通り宝箱の中身が正常なら青色だけど、危険な場合は赤色を示している。
アクセサリーや酒場って私やバッツの世界にもあるけど、お店の風景とかは違うんだろうなぁ。


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「おやおや。こちらにおいででしたか、ティナ様!」
「どうしたの玉壺ぎょっこ、私に何か用事でもあるの?」
「いえ。わたくしではありませんが、黒髪の青年陛下が血相を変えながらあなた様を探していましたよ」
「もうそんな時間でしたか。リュウさん、起きて下さい! 早くバトシエの中に戻らないとロック様やヒュンケル様に叱られますよ?!」
「いかんっ。アイツらから『飯抜き命令』だけは何があっても嫌だ!!」


いつものリュウ本人なら、闘う事が全てだとばかり思っていたけど。
時には私の事を気にかけてくれたりする、優しい一面もあるんだね。
彼の上アピール時は主に『拳で語り合おう!』が凄く多いって、空喜くうきからよく聞かされていたんだ。
半天狗から分裂されたとしても、4人の感情を持つ元上弦の鬼たちは今まで以上に私や他のみんなの事をを沢山守ってくれたから…!!
だから私はこの場で誓うの……、今度は彼ら4人や玉壺たちを…私が守ってみせるってね!!

28話に続きます。

P.S:作者です。済みませんが……残り3人の鬼たちが分かる方がいたら、コメント欄にて教えて下さい。