二次創作小説(新・総合)
- Re: マリオブラザーズの冒険譚 ( No.98 )
- 日時: 2024/12/03 19:53
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第25話「さよなら、レオナ 前編」
【スマブラXの世界 攻城内部】
・レオナ視点
「…………」
あの字は、間違いなくあたしの恋人・ポップの字でもある。
勿論あたしの外出許可を出したのは、他でもないリムル様だった。
護衛としてベニマルとソウエイを同席しているけど、辺り一面はプリムだらけだった。
そんなの、あたしの氷系呪文で一撃よ!!
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「甘いなぁ、パプニカの女王様よぉ〜」
「あなた……、ポップじゃないわね?!」
「やはりか!!」
「レオナ様。お下がり下さい!」
「お〜と。邪魔なお前たちには休んで貰うよ…」
これは、催眠呪文・スリプル…。
今の声は、ポップ自身じゃないわ!
まだまだ駆け出しの身ではあるけど、あたし位の魔力があれば多分…出来る筈だわ。
この私…レオナが誓います、闇に染まりし光の者にどうか再び光の道を歩みたまえ!!
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「ダイヤモンドダスト・シヴァ!!」
「くっ…。氷の女王・シヴァが相手では部が悪……ッ?!」
『へっ。ようやく隙を見せたなぁ、異空神・ゼバロさんよぉ』
「黙れ…。『貴様』の出る幕ではない!」
『レオナ。『おれ』のことは気にするな、思いっきり大技を繰り出すんだ!』
「ポップ……。ええっ、分かったわ!」
これで分かったわ、今のポップ自身はゼバロに支配されている。
そしてあたしはシヴァとアイコンタクトをしながら、ヒャダルコを何発か続けて放つ。
そのお陰もあってか、数秒間眠っていたベニマルたちも動き始めた。
彼らはそれぞれ黒炎と束縛陣を繰り出し続け、本物のポップがあたしの前に姿を見せてくれたわ。
そんな彼にあたしは迷いもなく、ベホマを繰り出そうとしたその時…一瞬の出来事が起きてしまったの。
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『グサッ……』
「が……、ガハ……ッ!!!」
「レオナ!!!」
『レオナ様!!!』
何故……、このような事になったの……。
シヴァはあたふたしつつも、後に続いて来ているポップに視線を向けている。
あの視線はまるで、「ポップさん。主の処置は後回しです!」と言っているように聞こえるわ。
あたしからもお願い、今はあいつを……ゼバロを倒して……。
あたしの意識が……、少しでも続いている……間に……ッ!!!
26話に続きます。