二次創作小説(新・総合)

Re: 冒険家と花売りのドキドキ物語 ( No.38 )
日時: 2024/12/30 14:29
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第24話「花売りの少女の悩み事」


【飛空艇ファルコン 甲板】


・エアリス視点

「………。あなたの気持ち、迷ってるの?」

わたしは、あなたの手を取っていいのかなぁ。
確かに陽気な所とかは、以前好きになったザックスによく似ているけど。
その状態について前にわたし、勇気を出してシスネに聞いてみたの。
この気持ちの正体はどうやら、『恋』と言う感情みたい。
初めては友人としてが一歩だったけど、いつの間にかあなたはわたしの『特別』になっていた。


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「おや〜? こんな夜更けに何事ですかな、エアリス殿!」
「ねえガビル。わたし……、誰かと幸せになっていいのかなぁ?」
「何を仰います! エアリス殿、あなたは充分幸せじゃないですか?!」
「………。そう…、だけど……」
「なら。吾輩がそんなエアリス殿の為に、一肌脱ごうではありませんか!!」
「えっ?!」
「では。吾輩が直々にロック殿をお呼びして来ます!!!」
「…………。大丈夫かなぁ〜」

伊達だてに彼は、リムル様の配下を名乗っていない。
いつぞやは単なる目立ちたがり屋さんだったんだけど、よくみたら…戦力は十分過ぎる位に頼もしい。
きっと、ゴブ太たちに話しても……心配はないの一点張りなんだろうなぁ。
コレらに取っては、ロックの前で中々言えないわたしの1番の悩み事。
ガビルのように勇気があったら、わたしにも面と向かって立ち向かえそうな…気がするんだ。

25話に続きます。