二次創作小説(新・総合)
- Re: 魔法使いのタマゴと混血勇者の冒険譚 ( No.23 )
- 日時: 2025/01/27 06:05
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第11話「各フロア内の防衛戦 中編」
【FF8の世界 駐車場】
・メーア視点
「見ての通りですメーア様、こちらには学園長は来ていませんよ!」
「ありがとうパンジー。だとすると、シド学園長は一体何処に…?!」
「いや。あの爺さんは外出したと見せかけて、本当は動いていない可能性があるぞ」
『えっ?!』
「確かに。ルフィの言う通りだとするなら、本人は恐らく…3階にいるって事かしら…」
そうね、以前ニーダも同じ事を言っていたわ。
騒動が起きた時、マスター派と学園長派に別れて…それぞれの戦闘が各フロア内で行われ始めていると。
今は獣王国・ユーラザニアからはカリオン一行がこちらに来て、『別次元』のマリオたちの防衛戦を手伝っているわ。
何なく隙を見せられたと思ったその時、誰かに助けられた気がしたの。
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「メーア様。此処は私とフレイにお任せ下さい!」
「でも、ミリムにフレイ!!」
「心配はいりませんわメーア様。それに、そちらの『彼ら』を守るには護衛は多い方が安心ではよくて?」
「……………」
「……。メーア様……」
「………。分かったわフレイ…そしてミリム、私はあなたたち2人の活躍を最後まで信じるわ!」
『了解です。こちらのフロア防衛戦は、我ら2人にお任せを……!!』
私が直接言わなくても、彼女たちならもしかすると。
いいえ、今は安心しては駄目よ。
今回の騒動がアーヴァインの言う『あの闘い』その物が関係しているなら、私たちが諦めずに強行突破をしないと行けない気がするわ!
駐車場の方を後にし、更に奥へと進んで行くと…風紀委員の2人が私たちの所に来たの。
それは多分……、急いで3階へ向かって欲しいと言う急ぎの依頼でもあるわ。
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『カツカツカツカツカツ……』
「ねえ。どうして急に、私とグロリオを3階の学園長室へ呼ばれたのかしら?」
「良くは分からないもんよ。だが、『ある2人』の頼もしい助っ人が俺たちの救援に駆け付けて来てくれたもんよ!!」
「2人の助っ人だと?! おい風神、その2人はどんな格好をしていたんだ?」
「………。1人は濃い緑のバンダナに赤いマントを身に付けている青の色の短髪の青年と、王家のドレスのような格好をしている茶色い髪形をした女性…だった」
『まっ………、まさかそれって?!』
もしかすると、蒼炎の勇者・アイクとハイラルの姫君…ゼルダが私たちのピンチに駆けつけて来たって事かしら。
現にゼシカとエイトがこちらにいないって事は、今は向かっているって言っても過言ではないわね。
エレベーター前に到着すると、私たちは覚悟を決めて3階のボタンを押す。
風神……そして雷神、後の事はお願いするわ。
何としても此処を……、『この世界のガーデン』をゴマーの手から絶対に死守して見せるわよ!!
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(BGM設定:FF7よりシドのテーマ)
「了解したもんよ、メーア様!」
「うん。だけど私たちが今回の防衛戦を諦めない限り、『彼らも』私たちと一緒に最後まで闘い続けてくれる筈だわ。あなたたちはその間…彼らの援護もお願いね!」
『御意っ!!』
「シュナにハクロウ……、アンタたちは風神たちの護衛を頼む!」
「承知致しましたぞ、グロリオ様!」
「分かりました。グロリオさんたちもどうか、お気を付けて!!」
『ああ(ええ)っ!!』
もしかしなくてもだけど、敵側の隊長クラスを指揮しているのは恐らく……妖魔士団の軍団長・ザボエラに決まっているわ。
そして彼の側近として、スマブラ四天王の1人・マリオとプリンプタウンの少女…アミティが洗脳されている可能性を考えるとしたらマズイわね。
つまり、これからの闘いについて話し合わなければ行けない流れになるとしたら…此処からは長めの闘いになる可能性があるわ。
それを踏まえながら、私たちはアイクたちの待つ3階の学園長室へと足を運び出したのは言うまでもないわね!!
12話に続きます。