二次創作小説(新・総合)

Re: 魔法使いのタマゴと混血勇者の冒険譚 ( No.25 )
日時: 2025/01/28 17:47
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第12話「貴重な休日」


【FF8の世界 バラムガーデン 女子寮】


・マァム視点


「(コンコン)マァム。起きてる?」
「どうしたの? ダイ」
「うん。天気いいからさ、マァムと……デートしたくなって……///////」
「分かったわ。すぐに着替えるわ♪」

デートか…、その為に貴重な休日を今日と明日の2日間に設定したのね。
いつもの武闘家衣装ではなく、普段着の格好にする。
初めて好きな人とデートするんだから、お化粧しなきゃね!
以前シュナさんが縫ってくれた衣装を手に取り、早速来てみることにしたの。
本当に…、シュナさんは器用だわ……。


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「マァム。あの赤いラインはどこにいくの?」
「学生食堂よ。『この世界』にも食堂があるなんて、驚いちゃったけど」
「おれ。食堂にある焼そばパンをたべてみたい!」
「………。う〜ん………」

要するに、今の時間帯は朝の11時頃って所ね。
普通なら、大人気のパンを巡って…かなりの行列を作る筈だけど。
道中スコールさんと遭遇したけど、前もって私たちの分は支払ってくれていたみたい。
食堂のおばさんたちにも、私たちが行く前からオーダーをしてくれていたわ。
私達のために、そこまでしてくれるなんて……。
きっと、彼なりに私たちの事を気遣っているんだわ。

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【学生食堂】

『コトッ』

「はい。あんたたち2人分のお膳だよ」
「えっ?! でも私たち…、お金を支払っていません」
「いいんだよマァムちゃん。あんたたちはちゃ〜んと授業を受けているからね、これからも精進しておきなよ」
『あっ……、ありがとうございます!!』

確かに、毎日授業は受けているけど。
私たちの単位は、バラバラだからね。
ダイは自分がオーダーしたパンを美味しそうに食べ始め、私はメロンパンを一口食べてみる事にした。
私たちは見習いの学生なのに、此処までよくしてくれるなんて。
どうしよう……、後でゼルさんにスコールさんの事を聞いてみようかしら。

13話に続きます。