二次創作小説(新・総合)
- Re: 少女の新しい世界 ( No.11 )
- 日時: 2025/02/04 07:06
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第6話「ある企画準備」
【ブレイブアサヒ号 展望台】
・ジタン視点
「…………」
「ジタン様。何やら難しい顔をしておられますが?」
「なあコニアちゃん、オレ…その勇気があったらさ。目の前でロックたちを失わずに済んだのかなぁ……」
「やはり。気になってしまいますか…」
「アメジオ……」
「あの、ジタン様…その尻尾を……私に触れさせて下さい!!」
『無理だ。そいつは出来ない相談だ!!』
「………。ガッカリ………(しゅん)」
あのなぁ、そうしたいって分かるけどコニアちゃん。
今の俺は、そんな気分じゃねーんだよ。
展望台に彼女を残し、オレはアメジオに案内してもらいながら…医務室に向かう。
今ジルはフィガロ城の警備に当たっていて、此処にはいないらしい。
この船に初めてアメジオと乗車した時、フリードのおっさんはすぐに察したんだよな。
オレは、悪しき連中じゃない……と。
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【医務室】
「こちらです、ジタン様…」
「アメジオに頼みがあるんだ!」
「……。何なりと……」
「………マードックのおっちゃんかティナちゃんに伝言を伝えといてくれ。今は……、少しだけエイトの側にいたいから…食事の時間をずらすと……」
「分かりました。俺が伝えて来ましょう……」
モリーちゃんの話によると、『あの頃』まではアメジオらと何度か激突していたらしい。
それらもあったから、時々ブレイブアサヒ号のフィールドが所々で壊れていると分かるんだ。
オレと合流するまで、エイトたちの身に何があったんだよ。
それ以前によ、ポップやレオナちゃんは無事なのか?
いや、アイツらだけじゃない…フリオやクラウドたちの事も凄く心配だ!
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【食堂】
・ティナ視点
「そっか。ジタンが……」
「はい。落ち着いたらこちらに来ると…、ジタン様はそう言っていました」
「確かに。今は1人になりたいってのもあるな…」
「そうだね。……少しの間、私たちも彼の意思に従おうか」
「そうね。あの……引き続き、ジタンの警護をアメジオにお願いするわ!」
「はっ!!」
「さあティナ嬢、こちらの席にお座り下さい」
「ええっ!」
DFFのNT編で初めて行動した時は、私の不安をジタンに軽くして貰ったの。
その頃の物語は、スコールとライト……ジタンと私の4人で手分けして探していた。
ピンチの時はクジャに助けて貰い、一緒に闘って来れた時もあったんだ。
それ以降、そのクジャとも会っていないの。
勿論……ラムザやバッツとも、今は再開していないわ。
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「(廊下内では)だ〜か〜ら、それはやめろって言ってるだろ? コニアちゃん」
「いいえジタン様。あなた様の気が済むまで……、その尻尾を私にふかふかさせて下さ〜い♪」
「駄目だ。オレの尻尾は気の許す奴じゃないと、触れては駄目なんだ…!!」
「ジタン様〜、このコニアをどうか…『気の許せる人物』に加えて下さいませーーー!」
「絶対に……、嫌だーーーーー!!!」
『…………。俺(私)たちが食事してる間、廊下内は静かにして欲しい(わ)……』
数時間内での落ち込みは、どうなるかと思っていたけど。
ジタンの件は、アメジオに託した方が正解みたいね。
コニアちゃんが暴走しないように、しっかりガードして貰わなきゃいけないもの。
勿論、これで安心してはいけない事を…肝に銘じないといけないわ。
バッツ……、あなたは今…何処でどうしているかしら。
私は早く、あなたに会いたい……。
7話に続きます。