二次創作小説(新・総合)
- Re: 少女の新しい世界 ( No.4 )
- 日時: 2025/02/02 04:09
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第4話「それぞれの状況説明」
【FF6の世界 フィガロ城 玉座の間】
・コニア視点
「エドガー国王陛下、ファリス王妃!」
「どうしたコニア、何用か?」
「はっ! 近隣の村の護衛をしていたジルより報告がありました、一瞬だけ…らしいのですが。モブリズの村が襲撃を受けたそうです」
『なっ…………。何だって?!』
どうやら、お2人の国王夫妻は知らなかったみたいだわ。
元エクスプローラーズの幹部だった私からしたら、今回の役割は中々の物ね。
夢や希望も諦めかけていたあの時、親切な人に言われたのよ。
これからは、新たな1歩を踏み出しなさいと!
それを言ってくれたのは、白い衣服を来た小柄な男性だったわ。
確か名前は……、ドクターマリオ先生…だったかしら。
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『シュッ』
「エドガー様、見張りから只今帰還しました!」
「ご苦労。その後ドマはどの様子だ?」
「はい。ライジングボルテッカーズたちと協力しながら警備をしていますが、今は異常ないとの事です…。ですが、しかし……」
「……。つまりよ。先程モブリズの村が襲撃を受けたという事は、海岸沿いにあるサマサの村が次の標的になる可能性が充分に高そうだな?」
「その通りです、ファリス王妃!」
「分かった。コニア、お前に初の依頼を出す! まずはコーリンゲンに向かい、そこで新居を迎えているレオナ姫たちに今の状況を伝えに行って来い!!」
「はっ!! それまでの道中は、いかが致しましょう?」
「その心配はない。オレが直々に行く、ジルはオレが不在している間…ハドラーの部下たちと共にこの城の厳重警備を頼みたい!」
「了解ですファリス王妃、道中お気を付けて!!」
これらは、願ってもいない事だわ。
スピネルの言うように、ファリス王妃様は此処でじっとしている事が何より苦手だもの。
まずはコーリンゲンに向かい、そこで暮らしているパプニカの王妃…レオナ様に事の状況をお知らせした方がいいわね。
第5世界出身の英雄でありつつも、彼女の戦闘スキルは凄いわ。
そして、私の為に自ら同行する事を決意して来れたんだもの〜♪
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「いいタイミングでしたね、ファリス王妃!」
「ああ。フリード、今すぐにでもブレイブアサヒ号は出航出来そうか?」
「勿論です。空の警備には気を付けろとオリオにも伝えてありますので、ご安心下さい!」
「分かった。コニアは俺の側から一切離れるんじゃないぞ、いいな?」
「はっ………、はいっ!!!」
「よしっ。話は後回しだ、すぐにコーリンゲンの村に進路を向けて欲しい」
「了解です!!」
空の警備……、確か私とアメジオ様たちの時は展望台から見張っていたんだったわね。
現にフィガロ城があるのは、サウスフィガロの町周辺だから…。
かと言って気楽に砂の中を行き来して貰う訳にも行かないから……、だから万が一の事を考慮しながら…フリードたちに前もって状況を知らせていたんだわ。
コーリンゲンに行けば、何か新しい情報とか入って来るのかしら。
それ以前に私やアメジオ様たちにとって、『この世界』その物の大冒険は初めてなんですけどね〜!!!
5話に続きます。