二次創作小説(新・総合)

Re: 少女の新しい世界 ( No.6 )
日時: 2025/02/03 08:30
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第5話「衝撃的な事実」


【FF6の世界 コーリンゲンの村】


・ファリス視点


「もしや。ファリス王妃様であられますか?」
「久しいな竜神王様。まさか、アンタが此処にいるなんてよ…」
「お会い出来て光栄です。まずは、私について来て下さい…」

竜神族の王様はそう言いながら、俺たちを新居の方へ案内する。
そこで目にしたのは、大いに落ち込むアルバート夫妻だった。
コニアはエイトの方へ行き、俺はゼシカの方に向かう。
要するに、俺たちが来る少し前に…一体何があったんだよ?!


【ポップとレオナの新居】


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「1年前…グルーノお爺さんの命令で僕たちは此処に来た時に、村の人から聞いたんだ…」
「何を言っていたの?」
「ケフカの放った攻撃をロックさんたちが受けて……、そのまま帰らぬ人になりました」
「何ですって?!」
「少し遅れて来たヒュンケルさんもその現場を見て、かなりショックを受けています…」
「エイト様。ヒュンケルはどちらに?」
「………。この村の酒場です、今はエイミさんが行っていますが…多分あなたでないと無理かと」
「分かりました。コニアよ、引き続きエイト様を宜しく頼むぞ!」
「はっ!! 後は、お任せ下さい!」

俺はその間、必死で泣きじゃくるゼシカを支えていたんだ。
エイトの奴も本当は泣きたいだろうが、今は強くないといけないと言い聞かせている筈だ。
すると竜神王様が動き出し、エイトとコニアを立ち上がらせる。
暫くの間は、ブレイブアサヒ号の中でエイトは静かに泣いていた方がいいかも知れないな。
村の女性がこちらに来て、オレたちをレイチェルの家へと案内して来れたんだ。

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【レイチェルの家】

「ファリス王妃様。私たちからお願い出来る事は1つです…」
「…………。何だ?」
「お願いいたします。エドガー様やマッシュ様たちと共に、ケフカを倒して下さい!」
「………。そうしてやりたい所だが、今はゼシカが…「ファリス船長!」えっ? ゼシカ?!」
「私は……、もう大丈夫! そのケフカって奴はドルマゲス以上に壊れていると、殺される前にロックさんが教えてくれたの!」
「………。どんな最期だったんだ?」
「あまり詳しくはないんだけどさ。ロックさんとエアリスさんの2人は、最後の最後までポップたちを命懸けで守っていたみたいなのよ…。そしてアイツは最強の力をポップに向けようとした時…、ロックさんたちは逃げも隠れしないまま……アイツの攻撃をまともに食らってしまったらしいの!!」
「…………。あの、大馬鹿野郎!!」

ガラフの時もそうだったけど、オレは別にそこまで弱くなんかなかったんだよ。
それでもよロック…、アンタはいつも言っていたよな。
「ああ。困った時は、お互い様!」と、いつも明るく言っていたのによ……こんな結末になっちまうなんて。
なあロック、アンタの死については…リノアやユウナにもオレが責任持って伝えて置くよ。
その事実をスコールは悟っていたとしたら壁に叩きつけ、ティーダなら……ゼシカの倍以上に泣きじゃくる筈だ。
ちっくしょう、俺まで悲しくなっちまったじゃねーかよ!!

6話に続きます。