二次創作小説(新・総合)

Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.20 )
日時: 2018/05/18 22:26
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: 06in9.NX)

60:00



裏切り者
『岡野ひなた、本館二階のゲームセンターにて発見』



 その通報を受けた三体のハンターが岡野ひなたを確保しにエリアを駆け抜ける。



ひなた
「……ゲーセンじゃ隠れてても見つかりそう」



 既に通報を受けていることを知らないひなた、プリクラに隠れるか躊躇している。
そこへ通報を受けた一体のハンターが迫る。



ひなた
「あ、ハンターが走って来てる……」



 そのハンターの姿を見て颯爽と走り出すひなた、だが……



ひなた
「嘘、何で向こうにもハンターが!」



 ゲーセンの二つの出入り口にそれぞれのハンター。ここを切り抜けるのは絶望的だ。



ひなた
「こうなったら強行突破で……」



ポン



59:20
岡野ひなた確保、残り9人



ひなた
「……絶対通報されてたよね」



 大正解だが気付くのが遅れた。



プルルルプルルル




「あ、確保情報や。岡野ひなたちゃん確保か、ついに残りが一桁になってしもうたな」



 残り50:00までは誘惑の扉、そしてメリットかデメリットか……残り3つのBOXが設置されている。



58:30



真姫
「ひなたの確保は裏切り者の通報によるらしいわね、既に三人が被害を受けているのね」



 しかし真姫はBOXを開けたことで通報電話妨害装置を手にしたため通報される恐れはない。



真姫
「とはいえ、ハンターに注意しなきゃ本末転倒なんだけどってハンターね」



 ハンターにも冷静に対処、直ぐ様隠れたため見つからなかったようだ。



57:20


カエデ
「これ、BOXだよね……開けようかな」



 別館1階にて3つ目のBOXを見つけたカエデ、残り3つのBOXの内ハズレは一つのみ。
しかしどんなデメリットが出るのかは開けてみるまで分からない。



カエデ
「でも開けても皆に迷惑掛ける物じゃない筈だから……開けよう!」



 果たして中身はメリットか、デメリットか?



カエデ
「これは……メリットかな」



 BOXの中身は……純金だ。本家の誘惑にも登場したようにこちらも十万円相当である。
さらに確保されても純金は手に入るのでこれはメリットだ。



カエデ
「プリンが食べ放題ってこと……最高じゃん!」



 残り二つのBOXの内、ハズレは一つ。そして誘惑の扉には誰かが入ってしまうのか。



55:00




「これが誘惑の扉か……入る奴なんているの?」



 誘惑の扉の前にまで来てしまった杏。使えるのは一回きり、残り50:00までだ。




「まぁ杏は入らないけど。楽して金は欲しいけどそれなら自首をするつもりだし」



 しかしそこへ近付くハンター。




「うわ、ハンターじゃん……」



 サークルチェアに隠れる杏、幸いにもハンターはそのまま通り過ぎたようだ。




「ここは危険だからとっとと離れないと」