二次創作小説(新・総合)

Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.6 )
日時: 2018/03/16 18:53
名前: あめとあんきも (ID: RnkmdEze)


ーキャディクロヌ社ー



ウミ
「ゲームマスター、昨日は楽しい時間をありがとうございます」



ゲームマスター
「こちらも楽しかったぞ
(MASTER磁石フルコンしようとした俺が馬鹿だった、寝れてない)」



ウミ
「……顔色が優れませんが気のせいでしょうか? 」



ゲームマスター
「あぁ、気のせいだ。ゲームを再開するぞ」



ウミ
「……了解しました」



ーエリア内ー



真姫
「さて、ハンターボックスに来てみたけどどのように封印するのかしら? 」



 『問題:火星で最も高い山は? 』



真姫
「何よ、これ。ガチの問題じゃない。
こんな風な問題を杏ちゃんは正解できたから封印できたのね」



 『選択肢:オリンポス火山、エベレスト、オリエント』



真姫
「選択肢も表示されるのね、比較的良心的じゃない……正解はこれね」



 ハンターボックス封印



 正解:オリンポス火山、高さは25,000M。エベレストは世界で最も高い山、
尚、オリエントはフェイク。




103:00



真姫
「残り8分、残るハンターボックスは一つってことね。私は少し休憩しようかしら」



 杏、真姫がそれぞれハンターボックスを封印したため、残りは駐車場のみ。
現在向かっているのは……



絵里
「一応、近い駐車場に向かうことにするわ」



 絢瀬絵里と



幸子
「駐車場って近いじゃないですか……さすがに向かいますよ」



 輿水幸子の二人だけだ。



 残り95:00までにハンターボックスを封印できなければ、ハンター放出となり
その数は合計四体になってしまう。



 しかし二人のどちらかに近付く怪しい人影……。



102:10



幸子
「そういえば裏切り者もいるんでしたよね、まだ誰も通報されてないみたいですが」



 通達①により裏切り者が誕生したため、他プレイヤーにも警戒しなければならない。



絵里
「駐車場はここだけど、見晴らしが良すぎるわね。あ、ハンターボックスあったわ」



 その二人の内、どちらかが『裏切り者』に見つかった……。



裏切り者
『○○○○、駐車場付近にいます』



 裏切り者によって、とある逃走者の位置情報がエリア内のハンターに届けられた。
そしてハンターはその逃走者の確保に向かう。



絵里
「えっと、ハンターボックスを封印するには問題に正解しなければならないのね」



幸子
「あ、絵里さんがハンターボックスを封印してくれるみたいです。ほら、いるじゃないですか」



絵里
「ハンター、来てないわよね? 」



幸子
「絵里さんがこちらを向いている……何故でしょう? 」



 裏切り者に通報されたのは……



絵里
「あれは……幸子にハンター! こっちに来ないでくれると助かるのだけど」



幸子
「は、ハンターが来てます! ちょ、は、速いです……! 」



 ハンターは驚異の瞬発力、アスリート並みの持久力を持ち合わせるアンドロイド。
見つかったら逃げるのは容易ではない。



幸子
「くぅ……もう、ダメです……」



ポン



101:30



輿水幸子確保、残り十四人



梨子
「『輿水幸子確保、残り十四人。
これにより裏切り者に二十万円のボーナスが与えられる』
え、裏切り者の通報……。動き出したようね」



101:00



絵里
「幸子の確保は不幸だけど助かったわ。ハンターボックスを封印しないと……」



 『問題:AMCC、イギリス生まれの女性推理作家の作品を書け』



絵里
「……AMCCって何のことよ。
イギリス生まれ、女性、推理作家ってあの人じゃないの? 」



 AMCCは彼女のフルネームの頭文字である。



絵里
「でもAMCCってことは……あぁ、そういうことね。じゃあ、有名なこれにしようかしら」



 ハンターボックス、封印



 ミッションクリア!



 正解:彼女とは『アガサ・クリスティ』
(AMCCはアガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ)
そのため正解になるのは
『そして誰もいなくなった』『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』など。



100:00



プルルル、プルルル



鞠莉
「『双葉杏、西木野真姫、絢瀬絵里の活躍でハンターボックスが封印され、
ミッションクリア。ハンターはそのまま三体である』……助かったわね」




「というか、ミッションクリアは良いけど。デレステ勢もう杏だけってヤバイじゃん」



 今回の参加者は多田李衣菜、神崎蘭子、輿水幸子、そして双葉杏。
しかし杏以外は既に確保されている始末だ。




「……まぁ、その三人にはあんまり期待してなかったけど」



 予想的中だ……。



ー牢獄トークー



幸子
「うぅ、ボクまで確保されてしまいました。デレステからは杏ちゃんだけって……もう」



李衣菜
「本当に酷い始末……」



蘭子
「まぁ……復活の儀式があるならば良いのだけど」



善子
「なんか、凄い居心地が悪いんだけど……」



幸子
「出落ちの善子さんでしたっけ? 」



善子
「善子じゃなくて、ヨハネ! って作者もヨハネって表記しなさいよ! 」



蘭子
「ヨハネ……ね。我が同士かしら」



善子
「貴方は……」



幸子
「……ボクの通報による確保に誰も触れてくれないなんて酷いです」



李衣菜
「もう、この牢獄をまとめる人がいないよ。ロックじゃないよ……」



──この後、逃走者に降りかかるのは悪夢か、それとも魔法か?

Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.7 )
日時: 2018/03/17 14:06
名前: あめとあんきも (ID: MgJEupO.)



98:30




「デレステ勢からラストだしもう少し残らないと……って奥のあれ、ハンターじゃん」



ハンター
「……」



 本館二階のペナントに再び隠れていた杏、同じ階の遠くにハンターを見つけたようだ。
先に見つけたようだが、杏はハンターに見つかってないようだ。




「……慎重に動かないとデレステ勢全滅必死だね」



 まさしくその通り、逃走中において安心は存在しない。慎重に動くことも重要である。



98:00



絵里
「ミッションにあんな問題を使うなんて思わなかったわ」



 想定外のハンター封印方法に未だ驚いている絵里。



絵里
「にことか凛とかが行ったとしても……きっと無理だった筈だわ」



 エリーチカ、思ったよりも毒舌のようだ。



にこ・凛
『っくしゅん! 』



絵里
「まぁ逃走中にこんな面白さがあっても良いかもね」



 それはどうも、ありがとうございます。



97:20



 絵里に遠回しに馬鹿と言われた女、その一。



にこ
「はぁー、誰も見かけないわね……ハンターさえも見つからないってのは嬉しいのだけど」



 そこに近付く一つの影……。



にこ
「でもここで他プレイヤーと協力するミッションも起こりそうで怖いわね」



???
「あ、にこさん! 」



にこ
「ちょっ、いきなりじゃびっくりするじゃない! 」



カエデ
「あ、すみません……」



 それは茅野カエデだったようだ。



カエデ
「一緒に行動しませんか?(貧乳という同士じゃん)」



にこ
「まぁ良いけど……裏切り者じゃないわよね」



カエデ
「裏切り者だったら鞠莉さんとか絵里さんを探し回って通報してますから! 」



にこ
「……勝手にすれば良いわ(私のことを遠回しに貧乳って言ったわね?)」



 どうやら、そのようだ。



96:00



梨子
「既に幸子ちゃんが通報で確保、残り十四人って確保ペースが早いよね」



 20分で四人が確保されている、単純計算すると残り20分までに全滅してしまう。



梨子
「まぁそれならそれで良いのよ、裏切り者も捕まっちゃうって計算なら」



 裏切り者もハンターに確保されれば賞金もボーナスもゼロとなる。



梨子
「とは言いつつ、こんなコメントを残してても私が裏切り者って思われてるだろうし」



 そう、視聴者にも分からないように裏切り者はコメントしていることもある。
本人しか裏切り者が誰かは知らない。



95:00



果南
「普通に考えるなら凛ちゃんとか逃走成功しそうだけど通報されたらキツいよね」



 そんな果南の近くにハンター……。



果南
「あっ、ハンター……。ちょっと隠れさせてもらおうかな」



 素早く見つけたため、見つからなかったようだ。



果南
「裏切り者がAqoursにいたら怖いな……」



 その可能性はゼロ、ではない。



 そんな逃走者の様子を見ていたゲームマスターが新たなミッションを作成していた。



ーキャディクロヌ社ー



ゲームマスター
「逃走者は裏切り者、ばかりに警戒をしているようだ」



ウミ
「まぁ仕方ないです。裏切り者は視聴者までも騙そうとしてますからね」



ゲームマスター
「思ったよりも恐ろしい人物だったのにはびっくりだが……
さらに君に協力してあげようではないか」



ウミ
「裏切り者に協力? 誘惑とどのような関係があるのでしょうか? 」



ゲームマスター
「裏切り者はバレる可能性もあるが、ボーナスを貰いやすくなるという誘惑だ」



ウミ
「今までの逃走中には見られない、新たな展開。期待してます」



 そしてゲームマスターによってメールが送られた。


Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.8 )
日時: 2018/03/20 16:05
名前: あめとあんきも (ID: KZRMSYLd)


 94:40



 プルルル、プルルル



ひなた
「メールだ……またミッションみたい」



有希子
「『ミッション②:エリアに三人一組で行動するBMX通報部隊計三組が解き放たれた』
それはまずいですね」



カエデ
「『この通報部隊は逃走者を見つけると笛を吹き、その音でハンターを呼び寄せてしまう』」



にこ
「『この通報部隊を停止させるには残り75:00までに逃走者十人の指紋認証が必要になる』」



真姫
「『しかし通報部隊が裏切り者を発見しても仲間と見なし通報されない』
そんなの、嘘でしょ……イミワカンナイ」



梨子
「『指紋認証に向かうかは君たち次第だ』……っ、通報部隊を止めないとだね」



 ミッション②:通報部隊を停止させろ



 エリアに解き放たれたのは三人一組で行動するBMX通報部隊計三組。
BMX通報部隊は逃走者を見つけると笛を吹き、その音でハンターを呼び寄せてしまう。
通報部隊を停止させるには逃走者十人の指紋認証が必要となる。
しかし通報部隊は裏切り者を通報することはない。
つまり裏切り者はミッションに参加する意味がない。
 ちなみに指紋認証装置はエリアに3つ、だが何処にあるかは逃走者は知らない。



94:20




「杏はとことんラッキーだね」



 杏の視線の先には一つの指紋認証装置(本館二階ゲームセンター付近)
ミッション①後から動かずに隠れていたのが効を奏した。




「よし、やろう」



 装置に指を置き、



 ピッピッピッピッピー



 指紋認証完了、残り九人。



 そんな杏に近付くのは……BMX通報部隊。




「あ、通報部隊じゃん……隠れないと」



 先程の場所ではなく、指紋認証装置付近のゲームセンターのプリクラに隠れる杏。
その近くには……小原鞠莉がいる。



鞠莉
「あら杏、隠れてるけどどうかしたの? 」




「通報部隊がいるから隠れてる」



鞠莉
「近くにいるってことね、私も隠れさせてもらうわ」




「ここじゃなくても良くない……」



 鞠莉も杏と同じプリクラに隠れている。そこに忍び寄るBMX通報部隊。



鞠莉
「シーッ……」




「(見つかったらハンターが来る、遠くに逃げるかそれとも隠れるべきか……)」



BMX通報部隊×3
「……」




「……いる? 」



鞠莉
「……いないようね、やり過ごしたのかしら」



 無事にBMX通報部隊をやり過ごした。




「指紋認証、行った? ゲーセンの傍にあるから」



鞠莉
「杏、センキュー! それじゃ、早速行ってくるわ」




「ここは逃げ場がないから移動しないとだね」



 ニートアイドルも動き始めるようだ。




「チャットするの、忘れてた」



91:20



鞠莉
「杏が言ってた装置ってこれね、早速しないと」



 ピッピッピッピッピー



 指紋認証完了、残り八人。



鞠莉
「通報部隊がいるから隠れないとね」



90:30



にこ
「チャットが来てる。えっと、本館二階ゲーセンに装置あるよって遠いわね」



 にこがいるのは別館一階、移動するにはリスクがありすぎるかもしれない。



 そこに忍び寄るBMX通報部隊、そして一つの人影……。



にこ
「まぁこのにこにーだから装置なんて見つけられるし、私以外が動けば別に問題は無いのよね」



 そう、現在の逃走者十四人の内、十人動けばミッションクリア。
全逃走者が動く必要はない。



にこ
「隠れながら行くだけ行こうかしら」



 しかし裏切り者に見つかった。



裏切り者
『矢澤にこ、別館一階にて発見』



 さらにBMX通報部隊にも見つかった。



 ピーピー



 エリアに響き渡る笛の音、そして裏切り者によって近くにいた一体のハンターが確保に来る。



にこ
「これ、ヤバイじゃない! 」



 ここからハンターから逃れるのは困難を極める。



梨子
「今の、通報部隊よね? 隠れておかないと」




「梨子ちゃんが隠れてる……確かに笛の音聞こえたし。凛も離れておかないと」



 笛の音に二人は隠れる手段を取るしかない。



にこ
「……にこよね、通報されたのは」



 にこの背後に一体のハンター。まだにこは気付いていない。



にこ
「もう大丈夫よね……って、ハンターいるじゃない! 」



ポン



 気付いたらハンターはすぐ後ろ、逃げることさえ出来なかった。



89:40



矢澤にこ確保、残り十三人。



にこ
「通報部隊のせいでしょ、もう! 」



 怒ってもどうにもならない。




「あ、確保情報……にこちゃんが確保されたって。しかも裏切り者の通報もされてたって」



梨子
「ハンターが近くにいるから今のうちに逃げて装置も探さないと」



 逃走者残り十三人、BMX通報部隊停止まであと八人の指紋認証が必要となる。
ミッション中に誰かが確保されても必要な指紋認証の数は変わらない。



 ミッション成功なるか?

Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.9 )
日時: 2018/03/22 22:29
名前: あめとあんきも (ID: 9AGFDH0G)


88:30



梨子
「さっき凛さんがいたから一緒に行動したいな……裏切り者じゃないと思うし」




「そういえばさっき近くに梨子ちゃんがいたにゃ、裏切り者じゃないといいけど」



 そんな二人は先程のハンターのせいで近くにいる。



梨子
「あ、凛さん……」




「梨子ちゃんだにゃ、裏切り者じゃないかにゃ? 」



 どうやら、合流したようだ。



梨子
「違うわよ、だとしたら凛さんをもう通報してると思うし」




「まぁ、そうだよね。梨子ちゃん、一緒に装置を探そう? 」



梨子
「それじゃあ、着いていきますね」



 二人は一緒に行動することにしたようだ。



88:00



カエデ
「にこさんと別れたら途端に確保されちゃってるよ……巨乳の子すぐ捕まらないかな」



 同士の確保に悲しむカエデ。



カエデ
「あっ、あれって指紋認証装置……通報部隊を止めないとね」



 ピッピッピッピッピー



 指紋認証完了、残り七人



カエデ
「ひとまず、チャットでこのことを連絡しないと」



87:30




「もしかしたらウチが映されたん、久し振りちゃう? 」




「カエデちゃんから2個目の装置の位置も分かったけど近いのは2個目やな」



 カエデがチャットで報告した2個目の装置は別館一階。希は本館と別館の通路に隠れていた。



 別館一階の装置の方が近いと思われる。




「ハンターにも気を付けていかないと……」



 そんな希に近付く車輪の音




「あれは……BMX通報部隊。ウチの方に来ないで」



 しかし素通り、そして



 ピーピー



 希の近くで誰かが通報部隊に見つかった。




「うっ……申し訳無いけどウチも装置に認証したいし急いで行かないと」



 通報部隊に見つかったのは誰だ、そして希の運命やいかに。

Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.10 )
日時: 2018/03/23 17:15
名前: あめとあんきも (ID: KZRMSYLd)

87:00



 BMX通報部隊に見つかったのは……目立った活躍の無い、高坂麗奈。



麗奈
「……逃げないと」



 しかし無情なことにハンターはすぐ近くにいたために即座に麗奈のもとへと駆けつける。



麗奈
「ハンターじゃん! 」



 曲がり角からハンターを見つけるも距離が近くすぐに



ポン



87:40



高坂麗奈確保、残り十二人




「あちゃー、麗奈ちゃんやったか。まぁ、仕方ない。ミッションやらせてもらうで」



 希は麗奈がハンターを引き寄せる間に装置へ到着、そのまま……



ピッピッピッピッピー



指紋認証完了、残り六人




「残り六人か……半分も動くか心配やな」



87:30



梨子
「あ、麗奈さん確保されてる……でも、ミッションに向かわないと」




「そうだにゃ、別館一階にあるって行ってたよね。確かここら辺の筈だけど」




「あ、凛ちゃんに梨子ちゃん。装置ならあっちにあるで、二人とも頑張りや」




「希ちゃんも頑張ってにゃ! 」



梨子
「頑張ってくださいね! 」




「うん、ウチも頑張るで」



 希に教えられた通りに向かうと装置を発見。そして



ピッピッピッピッピー×2



指紋認証完了、残り四人




「ミッションはもう終わったし別々に行動するにゃ? 」



梨子
「その方が見つかりにくいですしね、そうします」



 ミッションを終わらせたことで二人は別れて別々に行動することにしたようだ。



 しかしそのどちらかにBMX通報部隊が近付く。




「動いたから少し休憩したいかにゃ……」



梨子
「本家だと百体ハンター出たエリアと似てるから怖いんだよな……」



 しかしその逃走者はBMX通報部隊に間一髪気付いた。



梨子
「……っ、いるわね」



 先に見つけ、隠れたため見つからなかったようだ。



86:00



絵里
「これは見たことないわね……指紋認証装置かしら」



 本館三階にて絵里が見つけたのは三つ目の指紋認証装置だ。



絵里
「残り何人って表示があるからまだ良心的なミッションよね」



 そう言いながら指紋認証を行う。



ピッピッピッピッピー



指紋認証完了、残り三人



絵里
「ふぅ、ひとまず安心ね。あとはハンター、通報部隊に見つからなければ良いから」



 そんな絵里の背後に黒い影……。



絵里
「デレステ勢は全滅しそうだけどラブライブ!勢は人数が多いし誰かしら逃走成功してくれないかしら」



 ハンターに見つかった!



絵里
「えっ、ハンターじゃない! もう」



ポン



 近距離だったためにあえなく確保、しかし指紋認証の数は変わらず、残り三人だ。



85:00



絢瀬絵里確保、残り十一人



絵里
「にこに続いて私まで……BiBiは真姫だけね」



 賢い、可愛い、エリーチカ。足は速くないようだ。



 通報部隊が消えるまで指紋認証は残り三人分必要、行っていないのは五人のみ。
残り75:00までに十人分の指紋認証が確認されなければ通報部隊は最後まで消えることはない。
次回ミッション②完結。



残り逃走者(十一人)

西木野真姫、星空凛、東條希、小原鞠莉、桜内梨子、松浦果南、
黄前久美子、双葉杏、茅野カエデ、岡野ひなた、神崎有希子



ミッション未クリア

西木野真姫、松浦果南、黄前久美子、岡野ひなた、神崎有希子



Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.11 )
日時: 2018/03/24 13:47
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: qXcl.o9e)


84:00



果南
「約10分三人動かないと通報部隊は消えないんだよね……さすがに行かないと」



 本館一階、フードコートにて隠れていた果南もミッションに動くようだ。



果南
「別館に行くのは怖いからここの二階、エレベーターじゃなくてエスカレーターで移動しようかな」



 果たして無事に辿り着けるのか。



83:00



有希子
「三階にも装置があるんですか……あれ、ですよね」



 本館三階にて絵里が見つけた装置の近くにいる有希子。



有希子
「後のミッションが怖いから認証が終わったら二階に移動しようかしら」



 無事に辿り着き、装置へ。



ピッピッピッピッピー



指紋認証完了、残り二人



有希子
「……っ、ハンターですね」



 ハンターを先に見つけたが、隠れていたため見つからなかったようだ。



有希子
「ただエリア移動とかあったら非常に怖いんですよね、明らかに不利な位置だから」



 さて、その予想は当たるだろうか。



81:30



ひなた
「……これくらい私も動かないと。近いのはここの装置か」



 本館二階にて隠れていたひなた、ついに動くようだ。



ひなた
「確保されない、これが第一優先だけど絶対にやらないと皆のために」



 しかしそこにBMX通報部隊が近付く。



ひなた
「あ、装置あった。さっさとやらないと」



ピッピッピッピッピー



指紋認証完了、残り一人



ひなた
「確保された人の指紋認証も有効化されるから助かったよね」



 ピーピー



 BMX通報部隊に見つかった。近くにいたハンターがここへ駆けつける。



ひなた
「嘘……逃げないと! 」



 自慢の身軽さと俊敏さでその場から離れる。



ひなた
「運良くエスカレーターがあったから一階に降りたけど、はぁ……もう大丈夫かな」



 早めの行動によりハンターに見つかることなく、逃げ切ったようだ。



ひなた
「次のミッションまで休憩したいな」



79:30



黄前久美子
「認証装置がどれも遠いな……」



 駐車場に隠れていた久美子、とても残り時間で間に合いそうにない位置にいる。



久美子
「もっと早く動けば良かったけど、そんな時に限ってハンターを見かけるんだよね」



 カメラには映ってないが、実は既に駐車場で二度もハンターを見かけている久美子。



久美子
「今は逃走者が減る方が駄目だから私は隠れて、次のミッションに動けたら動くことにするよ」



 次のミッションに動けるのだろうか。



78:00



真姫
「……私も遠いのよね、装置には」



 ミッション①でイベントエリアのハンターボックス封印に成果を出した真姫。
まだイベントエリアで休憩を続けていた。



真姫
「移動したとしても、もう間に合わないわね」



 ここから建物までに行くまでに三分以上も掛かる位置付けだ。



真姫
「……BiBiラストだから迂闊に動けないってのもあるけど」



77:00



 これにより最後の指紋認証に動いているのは松浦果南、ただ一人。
果南が間に合わなければ通報部隊は最後まで消えることはない。



果南
「はぁはぁ……あった! 」



 本館二階、ゲームセンター付近の装置に辿り着いた果南。



果南
「さぁ今のうちに……ってハンターじゃん」



 都合悪くフロアの奥にハンターを見かけた果南。



果南
「でも今すぐしないと間に合わないかもだから……やるよ」



ピッピッピッピッピー



指紋認証完了、残り零人



 ミッション②クリア



果南
「……ふぅ、ハンターに見つからずに済んだよ。今のうちに逃げないと」



 無事にミッションをやり遂げた。



75:30



プルルル、プルルル



果南
「『ミッション②:逃走者達の活躍によりミッションクリア。
BMX通報部隊は消滅した』」




「はぁ、助かったにゃ」



梨子
「皆助かったようね、時間はギリギリだったけど良かった」



 BMX通報部隊による確保は二人で済んだ。



ーキャディクロヌ社ー



ゲームマスター
「無事クリア、か。裏切り者も動くとは意外だか彼女もなかなか冷静のようだ」



ウミ
「後のことも考えたのでしょう、通報したのもここでは一人だけでしたし」



ゲームマスター
「だとしても裏切り者による通報は消えることは無いがな……さて、どうしようか」



ウミ
「もう次のミッションをお考えですか? それとも、通達でしょうか」



ゲームマスター
「通達だ、誘惑と言ったらこれを出さない訳には行かないだろう。これと一緒にな……」



 ゲームマスターによってエリア内に5個のBOXが設置され、逃走者には通達が届けられた。
そして本館一階はなまる広場には誘惑の扉、が出現した。



ウミ
「裏切り者はどのように動くのか、とても楽しみです」




Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.12 )
日時: 2018/03/25 02:58
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: T0oUPdRb)

75:00



プルルル、プルルル



真姫
「あら、またメールね」



久美子
「『通達②:エリア内には5個のBOX、そして本館一階はなまる広場には誘惑の扉が設置された』」




「『BOXには網鉄砲などの逃走成功に活躍するアイテム、一つだけハズレで何かが起こる』」




「『誘惑の扉に入ると10分間はその逃走者は安心だがそれと同時にエリアに5体ハンターが放出される』」




「『BOX、扉は残り50:00まで設置され、誘惑の扉は一回きりの使用となる』」



 通達②:誘惑の扉、そしてBOXの設置



 エリア内に5個のBOXと誘惑の扉が設置された。残り50:00になるとどちらも消滅する。
BOXには網鉄砲などの逃走成功に有利になるアイテム、そして一つのハズレがある。
ハズレの内容は明かされていないがリスクのあるものに変わりはない。
そして誘惑の扉に入るとその逃走者は十分間は安心だが、その十分間エリアに五体のハンターが放出される。
仲間を裏切って自分の保身か、それとも仲間のために入らないか。
その決断は君たち次第だ。



74:00



梨子
「BOXの位置は開示されてないんだね。誘惑の扉も入りたいけどさすがに入るのは気が引けるかな」



 どうやら誘惑の扉に入ると入らないつもりの梨子。



梨子
「まぁBOXを探してみるのは良いかも、当たる確率の方が高いみたいだし」



 BOX探しには動くようだ。



73:00



カエデ
「今回、誘惑系が多いような気がするけど……誘惑の扉には絶対に入らない! 」



 こちらも誘惑の扉には入らない選択をした。



カエデ
「でも裏切り者は羨ましいな……巨乳の子を通報できるから」



 そこだけはぶれないようだ。



72:30



鞠莉
「誘惑の扉に裏切り者が入りそうで怖いのよね……敢えて入らない意味はあるのかしら」



 そんな鞠莉に近付くハンター。



 果たしてこの事態を避けられるか!

Re: 逃走中02 誘惑に誘い込まれる者達よ ( No.13 )
日時: 2018/03/27 23:58
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: MgJEupO.)

 (鞠莉さんが果てしなく危険な今ですが……
そう、これを見ている変わり者の皆さんの脳内に……、
直接……呼び掛けています……それは嘘ですが。
既にスレが建っている……逃走中03の……募集をします……
あ……募集要項、兼ねて……色々投下しますね……)


↓こちらをコピペして記入下され。
()内は消してください。


《逃走中03 作者枠募集申請書》
名前(読み):
性別:
年齢:

ゲーム中の行動:
(積極的とか消極的とか、こんなミッションは行くとか、
ヒールするとか、囮にするとか)
自首:
(するかしないか、する可能性がある場合、どんな状況でするかも記入)
目標金額:
賞金入手後:
(賞金が手に入ったらどうしますか)

サンプルボイス:
(「」での記入、箇条書きでの記入のみ受け付ける)
リク逃走者:

クイズ:裏切り者の正体は誰でしょう、一人だけを書いてください。
(もしものため、定員以上ならこの結果で決めます。来なかったら何かになります。)
(現在残っている逃走者を後で書いておきます、この中にいます)

 シートはここまで、作者への質問も無さそうですし。
書いていただきありがとうございました。
まぁ来ないと思います。おやすみなさん。おやすうみちゃん。




 はい、こんなもんで良いかな。締め切りは残り45:00からを更新するまで、となります。












ー本編ー



 鞠莉に近付く一体のハンター、まだお互いに気付いていない。



鞠莉
「……何かの気配を感じるわね、まさかハンター? 」



 後ろを振り向けば丁度こちらを見やる、ハンターだ。見つかった。



鞠莉
「曲がる場所が見当たらないわ……」



 不運にもここは直線ばかり、どんどんハンターとの距離が縮まっていく。



ポン



72:10



小原鞠莉確保、残り十人



鞠莉
「あとは梨子に託すしかないわね……」



 ラ!シリーズの金髪三年生がついに散った。



久美子
「あ、メールだ。小原鞠莉さん、確保か」



久美子
「今回の通達だけどミッションじゃないからそっちには向かわない、けど他の隠れ場所を見つけたいな」



 新たな隠れ場所を探すことにした久美子。



久美子
「その途中でBOXを見つけたら、考えるけど」



 あくまでそのついで、だそうだ。



71:40



真姫
「イベントエリア、思ったよりも良いわね。って、あそこにあるのは……BOXかしら」



 イベントエリア(スペースって表記してたがエリアにします)に隠れていた真姫、
その視線の先には手に収まる大きさのBOXが設置されている。



真姫
「近くにあるなんて私も運が良いわね。開かない訳にはいかないわ」



 BOXの誘惑に誘われ、思わず足が出る。



真姫
「さて、これがBOXね。開くわよ……」



 中身はアタリか、それともハズレか?



真姫
「これは……何かしら? 」



 真姫が開けたBOXの中身は……通報電話妨害装置だ。
これを持っていれば裏切り者に見つかり通報されようとも、
通報電話を妨害し通報させなくする。
つまり、裏切り者に通報されるリスクが無くなるアイテムだ。



真姫
「……つまり、脅威がハンターだけになるアイテムなのね」



 これにより、残りのBOXは4つ。その内の一つはハズレ、
どんなリスクが待っているのだろう?
そして誘惑の扉に入ってしまう逃走者は出てしまうのか。