二次創作小説(新・総合)
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.19 )
- 日時: 2025/03/12 08:45
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2章:VSゴマー、最終決戦
第11話「緊急会議」
【海軍本部 会議室】
・ダイ視点
『ペラッ』
「フルボディ少佐、報告はこれで終わりかい?」
フルボディ「はいディーノ中将、以上が…今の経緯で間違いありません!!」
その後おれはクザン大将に呼ばれ、こうしてマァムと共に駆け付けたんだ。
門番をしていたモモンガ中佐から階級を与えられ、マァムはスモーカー中将より下の位である准将に任命されたんだ。
おれは1つ上の中将で、現在大将の座にはボルサリーノさんとイッショウさんがいる。
たしぎ中佐の話に寄ると、今は残り1つの大将を誰にするかも決められていたんだ。
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ヒナ「しかし。現にゴマーらは先の奇襲で諦めていないわ…」
スモーカー「要は花売りの娘を取り返したくば、あの大会を開催しろ…そういうことか?」
レオナ「エアリスを人質にするなんて…、何て外道なの……っ!!!」
マリオ「そうだね。この失態自体が『彼』の耳に入っているなら……、自体は更にややこしくなる気がする」
あり得るかなぁ、それについては完璧に。
おれは難しい漢字が多過ぎて困惑しているけど、近くにいるアイクが色々教えてくれたんだ。
彼の教えは凄く優しくて、おれが読みやすくする為にふりがなを描いてくれる。
1年経った今でも読み書きが苦手だから、この苦手意識を克服しなきゃいけないんだよねぇ。
更に俺の反対側にファルコが来たけど、トゥーンが妨害した為…イッショウさんの説教を喰らう羽目になってしまったんだ。
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ダイ「……………(汗)」
黄猿「ディーノ中将。彼らの事はお気になさらんな〜!」
ダイ「そうだね。次は、アイツらとの決戦に向けてだ!」
マリオ「多分だけど。第3の目と言われるサードアイをゴマーが自ら適用するんじゃないかなぁ?」
ダイ「サードアイ? 何それっ??」
グロリオ「リルム。至急専用のスケッチを取り出して、ディーノ中将の為にサードアイを描いてくれないか?」
リルム「うんっ、分かった!!」
初めて聞いた言葉だと察したのか、グロリオ大臣はお絵描きが得意なリルムにそのアイテムを描くように命じた。
本当に上手だよこの子、彼女の描いたスケッチに映っているサードアイこそ…マリオが言っていたアイテムで間違いない。
そのサードアイを購入する場所が、第3魔界のアイテム屋らしい。
そこのアイテム屋って、かなりイヤな虫ばかりがたくさんあるんだよねぇ〜。
俺の心の声に関しては、この場にいる全員が頷いたのも納得だったみたいだけどね。
12話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.20 )
- 日時: 2025/03/13 08:52
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「元帥の慰め」
【海軍本部 元帥の部屋】
・ロック視点
『コンコン』
ロック「元帥殿、お呼びでしょうか?」
「来たか、コール准将!!」
ロック「はいっ。私に…、お話とは?」
サカヅキ「コール准将。お前さんはゲインズブール少佐をどう思う?」
ロック「はい。彼女は……、エアリスは私以上に頼もしい女性です。時には…女性らしく、怖いと恐れる姿を私の前で見せる一面もたくさんあります」
要するに、今しかチャンスはない…そんな感じだろうな。
俺がこの階級に任命されたのは、戦闘丸が直々にそうしたらしい。
俺の機嫌がいつ悪くなるか事態も、此処にいる皆は理解しているんだ。
ティナには本当に……、悪いことをしてしまった気がするよ。
最初に出会った仲間はティナで、彼女も何かを恐れていたからな。
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『ギリリリリリ……』
「私は……、私は最低な事をしてしましいました。ティナを助ける時に守ると言っておきながら、彼女ではなく…私はエアリスの手を取ってしまいました……」
サカヅキ「いや。あの娘さんなら、心配無用じゃ!」
ロック「えっ?」
サカヅキ「コール准将。お前さんと同じ階級になっているクラウザー准将が今、お前さんに変わって『例のお嬢さん』を必死で守っとるようじゃ」
ロック「要するに。これからは自分の信じた道を進めと……、私にそう言いたいのですね?」
サカヅキ「そうじゃ。こちらもお前さんの為に早めの奪還対策を素早く取る、だから安心せいっ!」
ロック「元帥殿……。ありがとうございます……」
確かにそうだ、元帥殿やスモーカー中将たちは俺たちの為に動いてくれている。
モモンガ中将が先に行動し、リムル様に経緯を話しているとしたら…頼れるのはあの方しかいないだろうぜ。
元帥殿のいうように、ティナの事はバッツに任せてもいい気がするな。
それなら俺も、新たな一歩を踏み出す事が出来るからな。
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「分かりました。私は一旦自分の部屋に戻り、きちんと休息を取ります!!」
サカヅキ「うむ。ゲインズブール少佐の件についてはこちらで何とかする、それまでお前さんはしっかり英気を養うのじゃ!!」
ロック「はっ!!」
俺が動かなくても、この人はきちんと対処してくれるんだよなぁ。
元帥殿との話は終わり、クザン大将と共に部屋へ案内して貰う。
この人……、元はガープ中将の部下だったんだよなぁ。
今は黒ひげ一味とも手を切り、再び『大将』として戻って来たのが1年前だ。
黄猿さんに当時の話を以前聞いた時は、何なんだよその理由はって言いたくなった事もある。
今後はそいつらとも闘うなら、俺も俺自身の力を更に強くする必要がある…そんな感じがして来たんだよな……。
13話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.21 )
- 日時: 2025/03/14 07:37
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第13話「正義の使徒からの勇気」
【海軍本部 トレーニングルーム】
・ティナ視点
『スッ』
「皆。敵はいつやって来るか分からない…、かと言って私たちには時間はないの。その意味はわかるでしょ?」
ルフィ「そうか。俺や皆があまりのんびりしてると、捕らえている仲間を助けにいけないって事か?」
ティナ「うん。クザンさんの話に寄ると、今は何人かの海兵たちが『ある方』の指示で動いているわ」
初めてゴマーとデゲスの襲来は、私の切り札で上手く決めれたけど。
彼はケフカのように、諦めが悪い前大魔王。
ある日私はいつ自分の身に何が起きるか分からなくて、同期であるたしぎ中佐と話をしていた事があったわ。
あの頃私は非番で、その日は女子会を通じて作戦会議をしていたの。
ゾロはこの辺りを巡回するだけなのに、方向音痴があまりにも酷い為…グロリオ大臣にお目付け役を担当している。
今はカール王国やテラン ドワーフ王国と友好関係になりつつ、我が本部の守りは万全になっているわ。
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【ティナの自室】
ヒナタ「全く。ゾロの『無自覚』な方向音痴には本当に困った物わ…」
ミリム「私も同感だな。奴は決まった方へ行こうとすると、すぐに道を間違えてしまうのだ!」
ティナ「でも。彼の側にはグロリオ大臣がいるから、その心配はなくなったんじゃないかな?」
レオナ「甘い……!! 甘いわよティナ。グロリオ君がゾロ君のお目付け役ということは、どんな状況な時でも彼の側を離れてはいけないのよ!!」
ティナ「……………(汗)」
『流石。正義の使徒・レオナ王妃様……』
かつてのバーンとの闘いから数日後、レオナはポップと無事にゴールインしたみたい。
長く想いを寄せていたダイはあの儀式の時、マァムちゃんだけ光らなかった事があったの。
フローラ様の話に寄ると、その原因はマァムちゃん自身に問題があったわ。
そんなマァムちゃんを狙う攻撃をノヴァが代わりに受けて、ピンチになった時…マァムちゃんはその場で本音を伝えたみたい。
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【回想:カール王国 バーンパレス前】
ノヴァ『マァムさん。言ってください……』
マァム『………? ノヴァ………?』
ノヴァ『分かるんです。あなたが好いてるのはボクではない事を、ですが…ボクはあなたを守れてよかったです。さあっ、あなたの本当の気持ちを伝え……そして……。そしてっ、ボクをこの場で諦めさせて下さい……ッ!!!』
マァム『私……。私は……、ダイの事が大好きなのよーーーーー!!!』
後で本人に当時の一件について聞いた話に寄ると、凄く恥ずかしい告白だったと言っていたわ。
確かに『大事な儀式』とは言え、皆の前で堂々と言う事はないのは理解出来るわ。
けど、それだけで人は……もっと強くなれるの。
私もバッツと何度か遭遇して会うと、時々はどうしても自分が思っている言葉が出て来なくて戸惑う事もある。
あぁ……きっとコレらもまた、私の知らない『感情』の一部分なんだわ。
14話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.22 )
- 日時: 2025/03/14 07:53
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
こんにちは、女剣士です。
もうすぐ作者は不在するので、コラボ・リクエストをしたい方は是非どうぞ。
名前:
リクエスト名:
どのキャラをメインに:
作者に一言:
以上です、宜しくお願いします。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.23 )
- 日時: 2025/03/15 08:29
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第14話「エアリスの精神世界」
【大監獄・インペルダウン 6階 牢屋】
・アリンス視点
『ガチャッ』
「さっさと起きなよ、頼もしき花売りのお嬢さん?」
エアリス「………。私は誰にも愛されていないの、だから……だからわたしは此処で人生を終えたい……」
アリンス「……………(溜息)」
サンジ「済まない。俺が声をかけてもずっとこの状態なんだ。どうにかしてくれよ、アリンス博士……」
アリンス「分かったよ。さあさあ、お待ちかねの時間ですよ? ハクロウ殿」
ハクロウ「どれ? エアリス様を捕らえている心の様子を覗きましょうか」
つまり、心眼とやらの力だね。
確かに普段のエアリスなら、こんな憂鬱な言い方はあまりしない筈なんだ。
彼の力は素晴らしい、するとハクロウ殿の動きが止まったんだ。
ならば、此処は私とドゥーが行って来る価値は充分にありそうだね。
エアリスの精神内に潜んでいるこいつこそが…、彼女自身を捕らえている元凶に違いないよ。
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【エアリスの精神世界】
アリンス「時間がない。さっさと元凶を探しに行くよドゥー!」
ドゥー「はぁ〜い!!」
そう言えば、コレらに似た光景を大魔界で見た事があった気がするよ。
まずは研究所生活……、これはこれで辛い時間だったんだろうね。
そして隙を見て逃走し、ガスト博士は追手である宝条とやらによって殺された。
更に逃走した先でも、そう長くは続かなかった。
幼いエアリスを守って奮闘した母イファルナも意識が途絶えかけつつ、そこで出会った女性・エルミナに自分の娘を託す決意をする。
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【エアリスの精神世界 七番街ステーション】
「あんた! しっかりしなさい!!」
イファルナ「………。戦争中は……、よくある風景ですね……」
エルミナ「そうだね……。わたしの夫も……、戦地では大活躍だったよ……」
イファルナ「……。お願いです……、私に代わって……エアリスを……私の娘を安全な所に……」
エルミナ「………。分かった、アンタの大切な『形見』は私が責任を持って守るよ……」
イファルナ「………。ありがとう……、ございます………」
そうか、このステーションでエアリスの生みの親・イファルナ博士は亡くなったんだね。
それこそが、中々語ることも出来ないエアリスの辛い過去だった訳だ。
そんな幸せな日々も長くは続かず、それ以降エアリスは1人で何年間も神羅の追手から逃げ続けて来た事になる。
そして15年の月日を過ぎて、彼女が再び神羅に行く決意をしたのは……バレット・ウォーレスの1人娘…マリンを守るためでもあったのか。
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「見てくれた?」
アリンス「ああ……、酷い結末だったよ」
エアリス「そうだね。わたしのお母さんは……、幼いわたしを守る事に精一杯だったんだ……」
アリンス「あの場で泣いていたのも、もっと一緒にいたかったからなんだね?」
エアリス「そう。この衝撃を抑え続けたのも……、いつか話したかった…からなんだ」
アリンス「それを1年前から繰り返していたとはね……。だけど、その必要はないさ!」
エアリス「………。つまり、苦しまなくていいって事?」
ドゥー「そうだ。アリンス様を信じろ!」
アリンス「ああ。さあ帰ろう、お前を大切に想う『冒険家の坊や』の元へ!」
エアリス「………ッ!! はい……、はいっ!」
するとエアリスは迷いもなく、自身が長く使っている武器・プリンセスガードを装備したんだ。
最深部にあるこのコアこそが、エアリスの精神を操っていた元凶だった。
私が助太刀するよりも、本人の手で破壊する方が得策かも知れないからねぇ。
一瞬だけエアリスはたじろいたけど、ドゥーが優しく彼女を押したんだ。
この行動はつまり、何も気にするなと言っているような行動その物だからね。
さあ、思いっきってそのコアを叩き割るんだ!!
私とドゥーの想いがエアリスの力になり、エアリスの渾身の力が精神のコアを跡形もなく崩れていったのは…言うまでもなかったよ。
15話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.24 )
- 日時: 2025/03/15 16:05
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
15話を更新する前に、読者の方や他作者の皆さんに簡単なアンケート調査をしたいと思います。
1.これまで読んだ中で面白かったシリーズは?:(※戦日々シリーズor今の作品のどちらかをお選び下さい)
2.沢山活躍してほしいジャンルは?:
3.今作品を読んでみて、好きなCPを教えてください
4.3とは違い、嫌いなCP(BL)はいますか?
5.裸族は出すべきですか? それとも出さない方がいいですか?
6.今作品を読んで、これから学びたい作品はありますか?
7.あなたの中で好きなキャラはいますか? 理由も合わせてお願いします。
8.あなたの中の作者に対する得点は何点ですか?
9.この作品の作者に一言をお願いします。
以上です。
皆さんからの回答、お待ちしています。
※アンケートを書きましたが、>>0と同じように荒らしやアンチ 勧誘 批判などのコメントはお断りです。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.25 )
- 日時: 2025/03/16 08:00
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
キャラ紹介②
時リンク
『時オカ』世代の元勇者で、現在はピーチの夫。
たまに陽気な旅人に相棒のチョコボ・ボコと間違えられる事もあるけど、しっかり者。
本気で怒る時の彼は、ティファ譲りの一面を見せる事もしばしば。
しかし、彼の中では蜘蛛がどうしても苦手らしい…。
1人称は、僕。
「バッツ君。仮にも僕はそのチョコボじゃないんだから、いい加減気付いてよ(汗)」
「ぎゃーーー。ぴ………ピーチ姫ーーー、お助け下さいーーーーー!!!(トラウマ)」
「ねえ? ピーチ姫に何をしようとしてるの? もし何かするって言うなら……、すり潰すよ……?(ゴゴゴゴ………)」
息吹リンク
ブレスオブワイルド世代の主人公。
過去に自分のピンチを勇者イレブンに助けられた事から、彼に憧れを持つ。
料理の腕もティファに負けずに奮闘しつつ、時には専用の道具を使って巡回する事も。
たまに小さな勇者・ダイを守る、心優しい一面もしばしば。
1人称は、僕。
「ちょっとトワンコ! ダイ様から離れてよ!!」
以上です。引き続き本作を宜しくお願いします!
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.26 )
- 日時: 2025/03/17 08:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第15話「珍しい来客」
【海軍本部 元帥の部屋】
・ヒナタ視点
『シュッ……』
「あなたは……、ゴクウブラック?!」
ブラック「ほう。『神』の存在である俺を前にしても怯まぬとは、中々いい事だな」
ヒナタ「そうね。ギィからあなたに関する『ある程度』の話は重々聞いていたけど、今のあなたをみると……。かつての『彼』を思い出すわね……」
ブラック「……。『アイツ』の事か………」
まさに、その『彼』その物なのよゴクウブラック。
以前リムルからその話を聞いた時、例の彼は温厚な性格で……どんな時も私やリムルの前では決して笑顔を絶やさないでいるの。
その姿はまさに、生前の育ての親である悟飯さんその物でもあるわ。
彼はその人に育てられたらしいけど、何故ラディッツを兄とは認めないのかしら。
その一件について少し前にドワーフ王国に足を運んだ時、ガゼル王は私にこう言っていたの。
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【回想:ドワーフ王国 王の間】
『ふむ。ラディッツとやらについてとな?』
ヒナタ『はい。ルミナス様に何度か聞いても知らないと言っておられているので、此処は剣聖であるあなたに直接聞こうかと思いまして……』
ガゼル『はっはっは。流石はルミナス殿だ、自分は多忙だからと言って……俺の元に自身の部下を送り込むとはな』
確かに、あの方らしいと言えばそうかも知れないわ。
それでも目の前にいるドワルゴ国王は、迷わずに私の為に『例の男』について1から語り始めたの。
ラディッツとは……、惑星ベジータ育ちのサイヤ人。
その種族が戦闘民族であり、かつては悟空の敵でもあった。
ナメック星人のピッコロもまた、一時期は彼とは敵対していた……と言う事でもあるわね。
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ヒナタ『失礼ですが。あのナメック星人のピッコロも悟空とは敵対していたのに、何をきっかけに仲間として行動するようになったのでしょう?』
ガゼル『ドルフよ。『あの記録』をこやつの方へ持ってこい!!』
ドルフ『はいっ。こちらです、ヒナタ殿!』
ヒナタ『はっ! お言葉に甘えて…拝見させて頂きます!』
『例の記録』と呼ばれる本の中には、それぞれの経緯が全て記されていた。
道理で私の知らない出来事が沢山あったせいで、ルミナス様からこちらに行くように仕向けられたのも…何となく分かって来た気がするわ。
ドルフさんの説明は優しくて、更に指定されたページを開くと……そのページには『あの闘い』もきちんと記されていたわ。
ブランフォード中佐やクラウザー准将は過去に……、こんな大変な闘いを当時共闘した彼らと共に頑張っていたのね。
するとドルフさんはこの本を私に託す決意をし、正門まで見送って貰った後に…私は転移魔法を唱えて今に至ったと言う訳なのよゴクウブラック……。
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【現在:海軍本部 作戦会議室】
リムル「成程。ヒナタが持ち帰って来たその本には、他の皆が経験した出来事が記されていたのか…」
ヒナタ「ええっ。ドワーフ王国にいるドルフさんから聞いた情報によると、まずは私が手にしている本の目次から自分が気になるジャンルを知る事が出来るらしいわ!」
ブラック「おいっヒナタ。まずは『異世界編』について、俺に詳しく教えてくれ!!」
ヒナタ「あなたね…。人に聞く以前にまずはあなた自身から動いて、気になるジャンルを見つけることが最優先じゃないの?」
ブラック「………。確かに……、貴様の言葉にも一理あるな……」
マリオ「じゃあ。ボクから先に拝見していいでしょうか?」
ヒナタ「勿論どうぞ!」
マリオ「ヤッフ〜。ありがとうございます!!」
ヒナタ「所でマリオ、一体あなた何を知りたいの?」
マリオ「え〜っと……。その事でクロノ君やスモーカー中将ともよく話し合ったんですけど、何故か2人共…ボクの背中を優しく押して来るんですよ」
それってもしかすると、自分達は後で構わない…そう言うことなのかしら。
本当ならすぐにでも気になるジャンルを彼らがすぐに探したいとこでもあるんだけど、マリオが最古の『スマブラ四天王』の1人だと察していたから……先に彼から手にする事を優先したのかも知れないわね。
その光景はまるで……『いつかの』私がやっていたと言う……、『誰かの手』を差し伸べる感覚によく似てるわ。
その間ブラックの静かな苛立ちから感じるオーラはまるで、「さっさと読め。次は俺の番だからな…」と言いたげな視線しか感じないのも…無理はなさそうでもあるわね。
16話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.27 )
- 日時: 2025/03/18 08:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第16話「よくない知らせ」
【海軍本部 会議室】
・リムル視点
『バァァン…』
「失礼します、リムル様!!」
リムル「おいっ。今大事な会議中なんだぞ?」
海軍兵士①「申し訳ありません。たった今ベニマル殿から情報が入り、ディーノ中将が……ダイ様が何者かによって攫われてしまいました!!」
『なっ………、何だってーーー?!』
こんな忙しい時に誰だよ、人攫いをするような馬鹿な奴は。
少し苛立ちをしつつも、既にグロリオが持って来てくれた犯人の似顔絵はいつの間にか完成していたんだ。
ん〜っ? よく見るとこの顔立ち……、何処かで見た事があるぞ。
近くにいたハドラー大尉がこちらに来て、コイツの正体を教えて貰ったんだ。
ハドラー大尉は元魔軍司令だけど、今はこうして…皆を守ってくれているんだよな。
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リムル「ハドラー。今から命令を出す!」
ハドラー「はっ!! 何なりとっ!」
リムル「ダイ救出班として…。お前とシオン ベニマル、ソウエイ マァムを連れて任務に向かってくれ!!」
マァム「私をご指名したのは…、支援係だからですか?」
リムル「それもあるけど…、そうじゃないんだよマァム」
マァム「………???」
ヒナタ「つまり。ダイ様をお助けするには、あなたが適任…という事なのよ? マァム准将」
流石ヒナタ、俺が言おうとした事を代わりに言ってくれるなんて。
それからハドラー大尉は当時の出来事を片っ端から語り出した、過去の自分はただ…ダイたちの憧れだったと言うアバン殿を手にかける事しか頭になかったらしいからな。
更には成長期が盛んのポップ曹長の命を狙っていた事もあったが、何でそんな事をしたんだよ。
結局アイツはダイを守って大ダメージを受けた……、そういう事になるだろうな。
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「リムル様!」
リムル「ソーカ。それらはどうしたんだ?」
ソーカ「はっ。ダイ様をお助けするという展開になるかと思って、実はソウエイ様から前もって救出班の方々のお手荷物をこちらの方で準備していました!」
マァム「これ。当時私が来ていた武道着だわ…」
リムル「要するに。俺が言いたいのはマァム、君はマァム准将であり…闘う慈愛の使徒だって事なんだよ」
マァム「えっ……?!」
ヒナタ「そうね。彼を……ダイ様を導くのは他でもないマァム、あなたしかいないのよ!」
マァム「………。ソーカさん、『あの武器』はきちんと持っていますか?」
ソーカ「はいっ、こちらにあります!!」
あの武器……、要は本気で闘わないと駄目だという事になるな。
確かに今回の任務はダイを助けるだけでなく、攫った奴をお仕置きしないといけないからな。
以前魔王達の宴の時も、ラミリスから聞いていたからな。
あの頃は何度か開催されていたけど、議題自体が中々決まらなかった…そう言っていた事もあったんだよねぇ。
本当ならベニマルの代わりにゴクウブラックを指名したかったけど、コイツからして『人助け』自体その物が興味なさそうだろうな。
17話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.28 )
- 日時: 2025/03/19 08:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
今後の更新内容
ダイ救出編では、現在作者がプレイ中のゲーム『ドラクエⅢ』をネタにします。
パーティ編成については、FF4のパーティ編成を元にしています。
作者なりの考えですが、ダイが囚われているのはアリアハンの地下or地底湖の『ルビー』があった場所に彼は捕まっています。
彼との再開時のみ、ダイxマァムがメインとなるので…ご了承下さい。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.29 )
- 日時: 2025/03/20 08:19
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第17話「小さな勇者の行方」
【ドラクエⅢの世界 アリアハン】
・マァム視点
「覚えているぞ。此処は伝説の勇者・アルスの故郷だ!!」
『えっ?!』
伝説の勇者アルス……、確かこちらに来る前にグロリオが彼の絵を描いてくれた事があるわ。
短めの黒髪に、勇者の兜を身に付けていた陽気な青年。
その彼の生まれ変わりなのが、もう1人の伝説の勇者。
パンジから聞いた話によると、この2人もかつては『この世界』の宿敵を倒すために旅をしていたのね。
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「マァム様。まずはこの世界にあるルイーダの酒場に行ってみましょう!」
マァム「そうね。ダイの手がかりがないか、聞いて回った方がいいかも知れないわね」
シオン「そうですね!」
ソウエイ「では。私が情報収集して来ましょう!!」
『本当に……。何でもありなのね(なんだな)………(汗)』
まずは前勇者オルテガの失踪……、それは16年前に遡るみたい。
ドルフさんが持って来てくれたこの本に寄ると、『この世界』に関する出来事もきちんと記されているみたい。
あったわ、この辺りが『この世界』経由の出来事で間違いないみたいね。
要するに。この世界自体を滅ぼそうとしたのが、かつての元凶・大魔王ゾーマ!!
やり方に関してはまるで……、過去に私やダイの姿を借りた『アイツ』を嫌と言うほど思い出すわ。
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『シュッ……』
「戻りました、マァム様!」
マァム「ソウエイさん。ダイの行方は掴めたの?」
ソウエイ「はっ! 酒場にいた旅の武闘家の証言によりますと、ダイ様は高度な魔力を持つ軍団長と共にロマリアへ向かったそうです」
マァム「…………。高度な魔力を持っている軍団長………」
ハドラー「…………。ぐぬぬぬぬぬ………」
シオン「う〜ん。何か心当たりがある人物でもありますね……」
ベニマル「あの。目撃例からすると多分ですが……その者は尖った両耳をした魔導士ではないでしょうか?」
マァム「ま………、まさかっ!!」
『ザボエラ?!』
アイツの事だわ……、いつぞやのラーゲン大司教のように私の恋人である小さな勇者・ダイを誰かの生贄にするかも知れない。
現にロマリアに向かっていると言うことだけでも分かったからには、ザボエラたちよりも先にその国へすぐにでも到着しなきゃ行けないわ!
するとハドラーはその様子を見抜いていたのか、キメラの翼を前もって準備していたの。
大事になる前になんとしてでも、ダイを助けて見せるわ!!
待っていてねダイ…、居場所を突き止めたらすぐに……あなたの所に私たちが助けに向かうから!!
18話に続きます。
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.30 )
- 日時: 2025/03/22 09:28
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
続きを楽しみにしているお客様に申し訳ありませんが、ネタが切れてしまったので…この小説を閉じます。
急遽新しいお話を今から描くので、もう暫くお待ち下さい。
謎の女剣士。