二次創作小説(新・総合)

Re: 新たな闘いの物語 ( No.20 )
日時: 2025/03/13 08:52
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第12話「元帥の慰め」


【海軍本部 元帥の部屋】


・ロック視点


『コンコン』

ロック「元帥殿、お呼びでしょうか?」
「来たか、コール准将!!」
ロック「はいっ。私に…、お話とは?」
サカヅキ「コール准将。お前さんはゲインズブール少佐をどう思う?」
ロック「はい。彼女は……、エアリスは私以上に頼もしい女性です。時には…女性らしく、怖いと恐れる姿を私の前で見せる一面もたくさんあります」


要するに、今しかチャンスはない…そんな感じだろうな。
俺がこの階級に任命されたのは、戦闘丸が直々にそうしたらしい。
俺の機嫌がいつ悪くなるか事態も、此処にいる皆は理解しているんだ。
ティナには本当に……、悪いことをしてしまった気がするよ。
最初に出会った仲間はティナで、彼女も何かを恐れていたからな。


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『ギリリリリリ……』

「私は……、私は最低な事をしてしましいました。ティナを助ける時に守ると言っておきながら、彼女ではなく…私はエアリスの手を取ってしまいました……」
サカヅキ「いや。あの娘さんなら、心配無用じゃ!」
ロック「えっ?」
サカヅキ「コール准将。お前さんと同じ階級になっているクラウザー准将が今、お前さんに変わって『例のお嬢さん』を必死で守っとるようじゃ」
ロック「要するに。これからは自分の信じた道を進めと……、私にそう言いたいのですね?」
サカヅキ「そうじゃ。こちらもお前さんの為に早めの奪還対策を素早く取る、だから安心せいっ!」
ロック「元帥殿……。ありがとうございます……」

確かにそうだ、元帥殿やスモーカー中将たちは俺たちの為に動いてくれている。
モモンガ中将が先に行動し、リムル様に経緯いきさつを話しているとしたら…頼れるのはあの方しかいないだろうぜ。
元帥殿のいうように、ティナの事はバッツに任せてもいい気がするな。
それなら俺も、新たな一歩を踏み出す事が出来るからな。


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「分かりました。私は一旦自分の部屋に戻り、きちんと休息を取ります!!」
サカヅキ「うむ。ゲインズブール少佐の件についてはこちらで何とかする、それまでお前さんはしっかり英気を養うのじゃ!!」
ロック「はっ!!」


俺が動かなくても、この人はきちんと対処してくれるんだよなぁ。
元帥殿との話は終わり、クザン大将と共に部屋へ案内して貰う。
この人……、元はガープ中将の部下だったんだよなぁ。
今は黒ひげ一味とも手を切り、再び『大将』として戻って来たのが1年前だ。
黄猿さんに当時の話を以前聞いた時は、何なんだよその理由はって言いたくなった事もある。
今後はそいつらとも闘うなら、俺も俺自身の力を更に強くする必要がある…そんな感じがして来たんだよな……。

13話に続きます。