二次創作小説(新・総合)

Re: 新たな闘いの物語 ( No.21 )
日時: 2025/03/14 07:37
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第13話「正義の使徒からの勇気」


【海軍本部 トレーニングルーム】


・ティナ視点


『スッ』

「皆。敵はいつやって来るか分からない…、かと言って私たちには時間はないの。その意味はわかるでしょ?」
ルフィ「そうか。俺や皆があまりのんびりしてると、捕らえている仲間を助けにいけないって事か?」
ティナ「うん。クザンさんの話に寄ると、今は何人かの海兵たちが『ある方』の指示で動いているわ」

初めてゴマーとデゲスの襲来は、私の切り札で上手く決めれたけど。
彼はケフカのように、諦めが悪い前大魔王。
ある日私はいつ自分の身に何が起きるか分からなくて、同期であるたしぎ中佐と話をしていた事があったわ。
あの頃私は非番で、その日は女子会を通じて作戦会議をしていたの。
ゾロはこの辺りを巡回するだけなのに、方向音痴があまりにも酷い為…グロリオ大臣にお目付け役を担当している。
今はカール王国やテラン ドワーフ王国と友好関係になりつつ、我が本部の守りは万全になっているわ。


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【ティナの自室】


ヒナタ「全く。ゾロの『無自覚』な方向音痴には本当に困った物わ…」
ミリム「私も同感だな。奴は決まった方へ行こうとすると、すぐに道を間違えてしまうのだ!」
ティナ「でも。彼の側にはグロリオ大臣がいるから、その心配はなくなったんじゃないかな?」
レオナ「甘い……!! 甘いわよティナ。グロリオ君がゾロ君のお目付け役ということは、どんな状況な時でも彼の側を離れてはいけないのよ!!」
ティナ「……………(汗)」
『流石。正義の使徒・レオナ王妃様……』


かつてのバーンとの闘いから数日後、レオナはポップと無事にゴールインしたみたい。
長く想いを寄せていたダイはあの儀式の時、マァムちゃんだけ光らなかった事があったの。
フローラ様の話に寄ると、その原因はマァムちゃん自身に問題があったわ。
そんなマァムちゃんを狙う攻撃をノヴァが代わりに受けて、ピンチになった時…マァムちゃんはその場で本音を伝えたみたい。


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【回想:カール王国 バーンパレス前】


ノヴァ『マァムさん。言ってください……』
マァム『………? ノヴァ………?』
ノヴァ『分かるんです。あなたが好いてるのはボクではない事を、ですが…ボクはあなたを守れてよかったです。さあっ、あなたの本当の気持ちを伝え……そして……。そしてっ、ボクをこの場で諦めさせて下さい……ッ!!!』
マァム『私……。私は……、ダイの事が大好きなのよーーーーー!!!』

後で本人に当時の一件について聞いた話に寄ると、凄く恥ずかしい告白だったと言っていたわ。
確かに『大事な儀式』とは言え、皆の前で堂々と言う事はないのは理解出来るわ。
けど、それだけで人は……もっと強くなれるの。
私もバッツと何度か遭遇して会うと、時々はどうしても自分が思っている言葉が出て来なくて戸惑う事もある。
あぁ……きっとコレらもまた、私の知らない『感情』の一部分なんだわ。

14話に続きます。