二次創作小説(新・総合)
- Re: 新たな闘いの物語 ( No.27 )
- 日時: 2025/03/18 08:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第16話「よくない知らせ」
【海軍本部 会議室】
・リムル視点
『バァァン…』
「失礼します、リムル様!!」
リムル「おいっ。今大事な会議中なんだぞ?」
海軍兵士①「申し訳ありません。たった今ベニマル殿から情報が入り、ディーノ中将が……ダイ様が何者かによって攫われてしまいました!!」
『なっ………、何だってーーー?!』
こんな忙しい時に誰だよ、人攫いをするような馬鹿な奴は。
少し苛立ちをしつつも、既にグロリオが持って来てくれた犯人の似顔絵はいつの間にか完成していたんだ。
ん〜っ? よく見るとこの顔立ち……、何処かで見た事があるぞ。
近くにいたハドラー大尉がこちらに来て、コイツの正体を教えて貰ったんだ。
ハドラー大尉は元魔軍司令だけど、今はこうして…皆を守ってくれているんだよな。
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リムル「ハドラー。今から命令を出す!」
ハドラー「はっ!! 何なりとっ!」
リムル「ダイ救出班として…。お前とシオン ベニマル、ソウエイ マァムを連れて任務に向かってくれ!!」
マァム「私をご指名したのは…、支援係だからですか?」
リムル「それもあるけど…、そうじゃないんだよマァム」
マァム「………???」
ヒナタ「つまり。ダイ様をお助けするには、あなたが適任…という事なのよ? マァム准将」
流石ヒナタ、俺が言おうとした事を代わりに言ってくれるなんて。
それからハドラー大尉は当時の出来事を片っ端から語り出した、過去の自分はただ…ダイたちの憧れだったと言うアバン殿を手にかける事しか頭になかったらしいからな。
更には成長期が盛んのポップ曹長の命を狙っていた事もあったが、何でそんな事をしたんだよ。
結局アイツはダイを守って大ダメージを受けた……、そういう事になるだろうな。
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「リムル様!」
リムル「ソーカ。それらはどうしたんだ?」
ソーカ「はっ。ダイ様をお助けするという展開になるかと思って、実はソウエイ様から前もって救出班の方々のお手荷物をこちらの方で準備していました!」
マァム「これ。当時私が来ていた武道着だわ…」
リムル「要するに。俺が言いたいのはマァム、君はマァム准将であり…闘う慈愛の使徒だって事なんだよ」
マァム「えっ……?!」
ヒナタ「そうね。彼を……ダイ様を導くのは他でもないマァム、あなたしかいないのよ!」
マァム「………。ソーカさん、『あの武器』はきちんと持っていますか?」
ソーカ「はいっ、こちらにあります!!」
あの武器……、要は本気で闘わないと駄目だという事になるな。
確かに今回の任務はダイを助けるだけでなく、攫った奴をお仕置きしないといけないからな。
以前魔王達の宴の時も、ラミリスから聞いていたからな。
あの頃は何度か開催されていたけど、議題自体が中々決まらなかった…そう言っていた事もあったんだよねぇ。
本当ならベニマルの代わりにゴクウブラックを指名したかったけど、コイツからして『人助け』自体その物が興味なさそうだろうな。
17話に続きます。