二次創作小説(新・総合)

Re: 兵士と拳士の新たな物語 ( No.3 )
日時: 2025/03/23 10:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3話「スマブラX大会開催の準備①」


【FF7の世界 ニブルヘイム 給水塔】


・シュナ視点


「…………。詳しい事情はよく分かりました、リムル様! 1度会議室へ」
リムル「ああっ!!」


今回前大魔王・ゴマーの標的ターゲットが、今私わたくしたちと一緒に行動しているクラウドさんとシオンたちの護衛をしている凄腕のエリート騎士・スコール様のみ…と言う事になる。
フォビオやアダルマンからの情報に寄りますと、例の大会の首謀者が禁忌神・タブー。
マリオさんたちスマブラメンバーが苦労して倒したあの者が再び現れないとも、限りませんね。
その大会に関する議題会議の為、こちらからも数名参加者を用意しました。


-----

【会議室】


「成程。10数年前に開かれたその大会を復活させ、その大会中の間にコイツらの想い人を攫う作戦……か……!」
スコール「まさか。俺たちの殆どがその大会に出場している間、ゴマーは俺たちの留守を狙うと言う事ですか?」
リムル「多分そうなるだろう。仮にもゴマーが本当に仕返ししたいのは、新米の大魔王・クウ本人だ!!」
ミリム「う〜ん。確かそのクウって奴はアリンスが過去に使用した『特別な材料』とやらで作り出した魔人の1人なんだろ?」
アリンス「ああ。その材料と言うのは、かつての魔人だったブウの体内にあったエキスを使って…私自ら2人の魔人を『この世に』生み出したんだよ!」
デゲス「正直……。私はこれ以上ゴマー様だけでなく、タブー様からの支配をまぬがれたいのです……」
アリンス「それなら簡単さ、デゲス!」
デゲス「えっ?!」
アリンス「ねえ。SeeDの若き坊や、確かデゲスの支配を解くすべを持つ力を持った創造神が何処かにいただろ?」
スコール「……メーアの事ですか? あいつは今…、別行動を取っている筈なんですが…」
シュナ「はい。現にメーア様は別の世界にいるので、私たちのいる『こちら』から移動するのは難しいかと」
リムル「いやっ。ルーラか瞬間移動しゅんかんいどうとやらがあれば、メーアのいる『その場所』に行けるかも知れない!!」
『おおっ! 流石はリムル様、素晴らしいお考えです!』

成程、それなら無駄なMPを使う事なく…一瞬でメーア様の元に行けますね。
そうだろうと思い、既に瞬間移動が使える2人の戦士を前もって招集して置きました。
ベジータさんとクリリンさんには残念ですけど、今後は私たちと共に行動して頂きます。
私からの意思を感知していたのか、2人は素直にうなずきました。
その様子から見ると、私たちの指示に従う…と言った感じですね。


-----

リムル「クリリンにベジータ、急に呼び出して済まないな」
クリリン「気にしないで下さいよリムル様、私たちはいつでも…リムル様たちの命令に従う所存ですから!」
ベジータ「はいっ。時にシュナ殿…我々を招集したと言う事は、『例の大会の開催』とやらに向けてですか?」
シュナ「はいっ。その大会への参加者を今、デゲスさんが決めている最中です」
デゲス「いえシュナ様。『そちら』よりもまずは……、私をゴマー様たちからの洗脳を解く事を優先にしましょう!」
クリリン「………ッ!!! デゲスさん、ちょっと失礼しますよ!」
デゲス「えっ………?」
ベジータ「クリリン、何をするつもりだ?」
クリリン「何って決まってるだろベジータ? この人の首輪を俺とリムル様の力で外すんだよ!」


私としても、そこまで頭に入っていなかった事がとても残念です。
よく見るとデゲスさんの首の周りに、先程言っていた見慣れない首輪が付けられていました。
その首輪を破壊しない限り、デゲスさんは今後も例の『お2方』によって支配され続けてしまいます。
彼は前大魔王であるゴマーに長年仕えていたから、そろそろ限界が来てしまったようですね。
クリリンさんの気円斬がデゲスさんの首輪に命中し、リムル様はその首輪に定着された発信器を迷いもなく破壊しました。


-----

『パラパラパラ……』

デゲス「私は……、私は今までゴマー様たちに支配されていたのか……」
ミュウラン「はい。私もかつては、魔王クレイマンの配下にいました……」
デゲス「………。ミュウラン殿………」
ミュウラン「『元薬師』ミュウランがリムル様に代わってあなたに命じます。ゴマーの付き人・デゲスよ、あなたは今後ともリムル様の為に尽力する事を誓いますか?」
デゲス「はいっ……、はいっ……! 勿論です、ミュウラン様!!」
ミュウラン「宜しい。リムル様、後はお任せします!」
リムル「分かった。ご苦労だったな、ミュウラン!」
ミュウラン「いえっ、この位のご命令なら…容易い御用です!!」

本当によくやってくれました、ミュウラン。
あの頃もこうやって……テンペストにいた時みたいにアンチマジックエリアを発動した事がありましたね。
その頃の当時は確か、5本指の1人として偵察していたそうですけど。
あの時リムル様がかつての行動を取らなかったら、ミュウラン自身も辛かったかも知れませんね。
少しでも彼女の負担を減らしながらも、私は今後ともリムル様にお力添えをしなければ…!!

4話に続きます。