二次創作小説(新・総合)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.135 )
日時: 2018/04/02 16:11
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

前回、海斗を連れて何処かへ向かったたくっちスノー。

名無しの怪物が海斗を狙っていることを突き止めたデーリッチ一行は彼らを追い、そこでたくっちスノーの犯した罪をまじまじと見せつけられた

もう、以前の明るかった彼とは違う。

デーリッチ達は複雑な気持ちになりながら、ハグレ王国へと帰還するのであった...

しかし...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マガイモノ屋へと帰還した一行...


たくっちスノー
「...ただいま、王さまに怒られちゃったよ」

福ちゃん
「たくっちスノーさん!」

かなちゃん
「次は勝手によその世界に行かないで下さいね?」

たくっちスノー
「肝に命じておく、そんなわけで福の神様、手紙通り今から二倍働きますのでどうか...」

福ちゃん
「...いえ、二倍どころか四倍は働かないといけないかもしれませんね」

たくっちスノー
「何?」

福ちゃん
「貴方がいない間に、この世界はとんでもないことになったのよ」

かなちゃん
「一体何が?」

福ちゃん
「クラマ君、王国から新聞を取ってきてくれないかしら」

クラマ
「了解です」

...

福ちゃん
「いま世界中が大騒ぎみたいで...」

たくっちスノー
「世界中?むちゃくちゃやばいってこと?」

龍我
「ああ、ここハグレ王国はもちろん、妖精王国や帝都、エルフの王国って所にまでな....」

かなちゃん
「妖精王国にもですか...」

福ちゃん
「他にも数件の国で被害が...いえ、この言い方は少し変ね」

たくっちスノー
「どういうことよ?」

クラマ
「お待たせしました、一面になってるやつを取ってきましたよ」

福ちゃん
「ありがとうクラマ君...これを」

たくっちスノー
「どれどれ?」

クラマの持ってきた新聞にはこう書かれていた

【あの有名人によく似たハグレ、突然の来襲そして襲撃】

かなちゃん
「王によく似た...?」

クラマ
「ええ、ここの王さま二人とメニャーニャ氏によく似たハグレが世界中で破壊活動をしているそうだ」

福ちゃん
「もし何者かによるこちらの信用を落とす為の作戦でしたら、あまりにもせっかちすぎるとしか言えないけど」

かなちゃん
「ふむ...要するに偽物ということですか」

たくっちスノー
「でもなんで自分が来る前に偽物と分かったんです?こういうのは疑われるまでが定番ですよね?」

福ちゃん
「帝都に襲撃したときに、召喚士協会の皆さんが三人と軽く応戦したそうで...」


福ちゃん
「その時に...彼女達の傷から黒い液体かが垂れたって聞いたわ」

たくっちスノー
「...マガイモノか!」

かなちゃん
「まさか名無しの怪物...もう仕掛けて来たんですか...」

クラマ
「今帝都でハグレ王国と妖精王国が呼び出され緊急会議が開かれてる所だ」

たくっちスノー
「分かった、マガイモノメイカーとして自分も向かう...大明神様は妖精王国民として向かってくれ」

かなちゃん
「ええ、そのつもりで」

クラマ
「デーリッチ達はもうパンドラで帝都まで向かっている、あんたらも急いだ方が良いぞ」

たくっちスノー
「おう!」

たくっちスノーと大明神は、マガイモノ屋から出ていく

...すれ違うように、誰かが入ってきた

「ここではどんな依頼も受け持つと聞いたが」

クラマ
「すまない、今それどころじゃないんだ、国どころか世界が大混乱している」

龍我
「もちろんこっちの意見も聞いてやりたいが...あれ?」

「...万丈龍我、やはりここに居たか」

龍我
「お前...なんでここに!?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.136 )
日時: 2018/04/02 17:58
名前: mirura@ (ID: PY/2rZoc)

ミルラ「・・・・気のせいですか?
    時系列が進む度にたくっちスノーさんがシリアス化してるような・・・?」

ミラ「・・・・ノーコメントで。あっちはあっちで大変なんだよ」


こんにちは!
ロストヒーローの話が出てくると、悲しくなりますね・・・・
遊び道具だったとか、守れなかったとか・・・・
どんだけ悲惨なんだよと思いながらも見てましたが・・・・

大体、どうやったらヒーローで賭け事が出来るんだよ。
皆の為に戦ってくれるヒーローで賭け事するのが悪いだろ。
・・・という結論になっちゃいました。

これって、正しいんでしょうか・・・・?




王さま達にそっくりなマガイモノ・・・・
え、あれ?世界中?

ミラ「・・・・範囲広すぎじゃない?」


・・・・・まぁ、
更新、頑張って下さい!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.137 )
日時: 2018/04/02 18:15
名前: 彩都 (ID: Btri0/Fl)

 …………海斗君、もしも君がパーフェクト・ヒーローなら…………『宅地雪をどう救う』のだろうか…………? 個人的にそう思ったね。
 もしも、彩都自身が解答するなら、『雪に名前を作る』、だろうなぁ。
 そして、『生きて、罪を償え』って言うかも。

>>海斗
>>「...分かった、俺は寿命がくるまで生きるよ、ヒーローとして生き抜いたこっちの俺の分まで」
 この台詞、ぜってぇ、たくっちスノー守って死ぬフラグじゃないですかー(笑)

>>136
 九割原作者の僕が悪いんですけどね(笑)
 賭け事も基本的に僕が考えたネタですし。

 ですが、現在、『ロストヒーロー計画』第二部の、『ラストヒーロー計画』はそんな事無いです(←ステマすんな)

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.138 )
日時: 2018/04/02 21:34
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

Miruraさん


ロストメイドウィン
「ギャグに挟まれたシリアスはざくアクでもよくあるだろ」

たくっちスノー
「自分というか、マガイモノという設定そのものがシリアスになりつつあるのかも...」

ロストメイドウィン
「今のお前があるのはロスヒの件があってこそだものな」

たくっちスノー
「否定はしないよ」

ロストメイドウィン
「範囲が狭い?時空監理局からしてみれば、ひとつの世界などポケットのなか程度の広さだ」

彩都さん

たくっちスノー
「名前、かぁ」

ロストメイドウィン
「生きることが背負いし罰だ」

たくっちスノー
「この世に永遠なんてないから、いつかは僕も終わるのだけれど...その時まで僕は罪を背負い続けるよ」

ロストメイドウィン
「地下都市の話題はアドリブで作ったが、まさかあそこまでとんでもないことになるとは」

たくっちスノー
「もう鬱は嫌だ...」

コメント感謝だよ!

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.139 )
日時: 2018/04/02 21:50
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

一方、帝都ではハグレ王国からデーリッチとローズマリー、妖精王国からプリシラと大明神、帝都のメニャーニャと協会の会長、エルフの王国の女王リリィ

そして途中から入ってきた時空監理局のマクスウェルとたくっちスノーが会議を行っていた。

プリシラ
「ヅッチーの偽物なんてとんでもないですね...そんなに妖精王国を敵に回したいのかしら」

リリィ
「妖精王国が敵に...うえっ、想像したくないわ」

ローズマリー
(リリィさん...プリシラを本当に苦手意識してるなぁ...)

会長
「あの...そこにいるのって...」

マクスウェル
「会長...今の僕には何か大事を起こすほどの力はない、気にすることはないさ」

メニャーニャ
「会長が気にしてるのはそういうことではないと思いますが」

マクスウェル
「僕のせいでもない...というか、今の僕はそういうのを取り締まる仕事してるんだぞ!」

たくっちスノー
「これに関しては事実なんで、どうかお気になさらず...どうか」

会長
「あ、ああ...ところで彼は?」

メニャーニャ
「偽物達の種族の専門家のような物です、今回の件を聞いてすっ飛んできたようで」

たくっちスノー
「どうも、とうとうここでもマガイモノが本格的に暴れだすなんて...」

リリィ
「ふーん...で、専門家はこの事件どう捉えるわけ?」

たくっちスノー
「そんなの誰が見ても分かりますよ、誰かに似せた、そして暴れさせたということはその偽物は人工...つまり王さま達を陥れる為に作られたものです」

プリシラ
「でしょうね...」

会長
「ではあれらを造り上げた元凶がいると?」

ローズマリー
「ええ、会長とリリィさん以外は誰がやったのかはもう分かりましたが...」

リリィ
「そうなの!?」

たくっちスノー
「こんなことをする奴はあいつしかいないものだがらな...ほら、前に戦争を引き起こした」

リリィ
「.....」チラッ

マクスウェル
「違うって言っただろ!!メイドウィンだよ、メイドウィン!!」

会長
「...しかし、その男は死んだはずでは?マクスウェルもだが」

かなちゃん
「まぁ、色々あったんですよ...」

会長
「それで専門家さん、召喚士の報告に傷を付けてもすぐ再生し肉体を形成する、とあるが...」

たくっちスノー
「問題ありません、うちのマガイモノ屋にマガイモノキラーという唯一マガイモノを殺せる存在がおりますので」

会長
「抜かりはないと...」

デーリッチ
「で、肝心なデーリッチ達の偽物ってどこにいるんでち?」

マクスウェル
「今、監理局が総力を上げて調べてるところだが...」

召喚士
「た、大変です!」

マクスウェル
「今会議中だ、後にしろ!」

たくっちスノー
「なんでお前が反応するんだよ」

マクスウェル
「ついクセで...」

メニャーニャ
「何事です?」

召喚士
「例の偽物が現れました...黒マントの男を連れて!」

たくっちスノー
「黒マント!?新しい偽物か!?」


「いいや違うねぇ」

黒い煙とともに...石動が姿を表した

たくっちスノー
「石動!」

デーリッチ
「だ、誰!?」

石動
「あれー?久しぶりだなぁ!忘れちゃったか?忘年会の時お前をさらった組織の奴だよ!」

ローズマリー
「なっ...敵か!!」

石動
「あー落ち着け落ち着け!今の俺はもうあいつとは何の関係もない」

かなちゃん
「なら何をしに来たんですか?時空犯罪者ってこと忘れてません?」

マクスウェル
「そうらしいな、現行犯逮捕してやってもいいんだぞ」

石動
「おー怖い怖い...黒影が元凶という点と偽物がマガイモノというのはは正しいがな、黒マントは違う」

石動
「黒影がお前達を倒すために雇った強い人間で...おっと、ここまでにしておくか、チャオ!」シュワッ

ローズマリー
「消えた...あいつ、何者なんだ?」

たくっちスノー
「実を言うと自分もよく分からない...だからこそ不気味なんだ」

メニャーニャ
「彼の事は今は忘れましょう、偽物はどちらに?」

召喚士
「案内します...ハグレ王国や妖精王国もどうぞ!」

プリシラ
「はい!」

かなちゃん
「たくっちスノーさんは万丈さんに電話を!」

たくっちスノー
「大明神様、スマホ貸して!」

...

たくっちスノー
「もしもし、万丈か?」

龍我
【ああ...偽物が現れたか?】

たくっちスノー
「ああ、念のため来てくれ」

【俺と変われ】

龍我
【あ、ああ...】

たくっちスノー
「ん?誰かいるのか?」

【もしもし...久しぶりだな、時空監理局...いや、もう辞めさせられたんだったか】

たくっちスノー
「この声...氷室幻徳か!?」


...

そして、召喚士に待機された場所では...

デーリッチ
「あれ?なんで福ちゃん達もここに?」

福ちゃん
「デーリッチちゃん達の他にも偽物が居たみたいでね~」

龍我
「てか、なんで時空の旅人でもないお前が世界越えてるんだよ」

幻徳
「俺たちの世界に時空を越える装置があっただろう、NPG財団の技術を活用しアレを上手く改造してやった」

龍我
「無茶苦茶かよ...」

ローズマリー
「黒マントの男は貴方の偽物、ということですね?」

幻徳
「そうだ、最近は時空規模のプロジェクトの真っ最中でな...俺の名誉に傷がついたら困るんだ」

マクスウェル
「名誉なぁ...凄い分かるよ」

クラマ
「そろそろ来きますぜ」

龍我
「構えとけよ!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.140 )
日時: 2018/04/02 22:42
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

メニャーニャ
「...一体何処から来るのでしょうか」

かなちゃん
「時空反応確認...45%の乱れ」

幻徳
「前方200メートル先、ワープゾーンが開く!」

デーリッチ
「デーリッチの偽物とご対面でち!」


幻徳の言った通り...前に渦が出来て、そこから肌色の悪い肉体がボロボロのデーリッチ、ヅッチー、メニャーニャらしきものと...黒い氷室幻徳が飛び出す


幻徳?
『.....』

ニセデーリッチ
「う...ウウウ...」

福ちゃん
「アレですね?」

召喚士
「間違いありません!」

プリシラ
「これは...パッと見ではヅッチーのようですけど、随分と痛々しい...」

たくっちスノー
「名無しの怪物の奴、急いで作りやがったな...」

メニャーニャ
「あの黒いのに覚えは?」

たくっちスノー
「ある、むっちゃある...首相、あれも貴方なんですよ」

幻徳
「と言うと?」

デーリッチ
「海斗君のような別の世界の自分って奴でちか?」

たくっちスノー
「そうだ、アレは戦争が長引いた世界(原作)の幻徳...姿を見せないと思ったら、あいつに雇われてたか」


幻徳
『貴様が俺の偽物か』

幻徳
「偽物はどっちだ、そんな粗末な物を引き連れて」

幻徳
『粗末なのは否定しないな、しかし...俺が監修したことで戦闘能力は「マガイモノ」とやらの中で桁外れにまでなっている』

偽物のデーリッチ達は少し揺れただけで皮膚や肉が崩れ落ちるが、すぐに再生を繰り返す

ニセヅッチー
「...うあ」

幻徳
『生き物としての能力は考慮していないがな』

プリシラ
「ヅッチー...」

クラマ
「お前...それが人間のやることか!?」

幻徳
『こいつらはお前達を潰すための物に過ぎん...』

幻徳
『後には政治の為のお前達を作り出し、代わりをもってこの世界を支配する!』

龍我
「何だと!?」

福ちゃん
「そんなことはさせません...貴方も時空監理局に関わっているのなら...消えなさい!」

幻徳
『お前達はここで死ぬんだ...国を動かす者は二人も要らない』

幻徳
「消えるのは貴様だ、偽物」

幻徳
『負けた方が偽物となる』

ニセメニャーニャ
「...ウウ」

メニャーニャ
「自分自身と戦うなんて、不思議な気分ですが...」

ニセデーリッチ
「.....」

たくっちスノー
「いや、あれは王さまじゃない...かわいそうなマガイモノだよ」

龍我
「だから...俺達がこいつを止めなくちゃならねぇ!!」

たくっちスノーと幻徳はスチームガンを取り出す

幻徳
「壊れたんじゃなかったのか?」

たくっちスノー
「ちょっと色々あってね!」

「「蒸血!!」」

【ミストマッチ...バット...バ・バット...ファイヤー!!】
【ミストマッチ...クトゥルフ...ク・クトゥルフ...ERROR!!】

ナイトローグ
「イレギュラーを始末せよ」

カオスフェイカー
「了解、首相」

幻徳
『マガイモノ小隊、戦闘モードに移行する』

【ラジャー】

ニセデーリッチ
「う...あ!」

ニセヅッチー
「グ...ウ!!」

ニセメニャーニャ
「ア...オオ」

アナザー幻徳は端末を操作すると、ニセマガイモノ達に鉄の物が内部から生え、鎧を形成する

幻徳
『あの体ではとても戦えないからな...』

アナザー幻徳は紫色のボトルを取り出す

【デンジャー!】

龍我
「何だよあの変身...」

クラマ
「お前も知らないのか?」

幻徳
「俺の世界にあんなものは設計されていない」


幻徳
『刮目せよ、これが国の支配者の力だ...変身。』

【割れる!喰われる!砕け散る!!】






ローグ
「さぁ、死にたくなければかかってこい!!」

【クロコダイルインローグ!!オルルァ!!】

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.141 )
日時: 2018/04/03 07:15
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ナイトローグ
「ハアアアアア!!」

ローグ
「フッ!!」

ナイトローグとローグの拳がぶつかりあう...しかし、ナイトローグの方が遠くへ吹き飛ばされる

龍我
「ナイトローグ!」

ローグ
「未だにナイトローグを使うお前では、仮面ライダーとなった俺には敵わない...」

カオスフェイカー
「ならこれでどうだ!!」

ローグ
「こざかしい!」ドカッ

カオスフェイカーは触手を伸ばすが、難なくかわされ腹を蹴飛ばされる

カオスフェイカー
「ぐはっ!」

ナイトローグ
「クッ...そっちはどうだ!?」

ニセデーリッチ
「アアアアア!!」バキッ

ローズマリー
「うっ...ダメです、避けるのが精一杯で!」

ニセヅッチー
「フオオオオ!!」

プリシラ
「うっ...ヅッチー...!!」

ニセメニャーニャ
「ウオアアアアアアア!!」

メニャーニャ
「くっ...こいつ本当に私を元にしているんですか!?」

ニセマガイモノ達は力に身を任せ、物を壊しながら暴れまわる

マクスウェル
「下手なじゃじゃ馬より厄介だ...」

クラマ
「お前マガイモノを殺せる存在なんだろ、さっさとやっちまえ!」

龍我
「おう...くらえ!!」

ガ・キーン!!

龍我はニセデーリッチに殴りかかるが、弾き返される!

龍我
「いてぇ!!」

ローグ
「無駄だ!その鎧はライダーシステムでも砕けない混ぜ合わせた特殊な金属を使わせている...マガイモノキラーだろうと潰せはしない」


ニセヅッチー
「ハウウウ!!」

龍我
「うおっ!!」

ニセヅッチーの拳が龍我を吹き飛ばす

ローグ
「そしてその硬さは防御だけではなく攻撃としても使える」


福ちゃん
「大丈夫ですか!?」

龍我
「問題ねぇ、すぐに再生する!」

ローグ
「チッ...ならば、潰しやすい奴から潰す、フォーメーションだ!!」

ニセデーリッチ
「アアア...」

ニセヅッチー
「ウウウ...」

ニセメニャーニャ
「フーッ...」

メニャーニャ
「フォーメーション?」

カオスフェイカー
「何をするつもりだ...?」

ローグ
「ハァッ!!」

ローグ達は上空へと飛び上がり...

ローグ
「...まずは貴様だ、青色の王!」

【クラックアップフィニッシュ!!】


プリシラ
「...まずい!」


デーリッチ
「えっ?」

カオスフェイカー
「しまった!狙いはデーリッチだ!!」

ローグ
「死ね!!!」

ニセデーリッチ
「アアアアア!!」

ローグ達がデーリッチに目掛け...!!

デーリッチ
「あっ...!」


ローズマリー
「デーリッチ!!」ビュッゴオオ

ローズマリーは咄嗟にデーリッチの目の前へと走り、ローグに向けて魔法を放つ

ローグ
「ぐっ!」

ニセヅッチー
「ウウッ!」

ニセメニャーニャ
「グアアッ!!」

ローズマリーの放つ氷はローグの狙いを反らし、マガイモノ二人を落とす...が

ニセデーリッチ
「ウアアアアアア!!」

グシャッ

ローズマリー
「がっ....!!」


ローズマリーはニセデーリッチの蹴りを受け、地面に叩きつけられる


デーリッチ
「ローズマリー!!」

メニャーニャ
「マリーさん!!」


ローグ
「...仮面ライダーの全力を直撃か、即死とはいかなくともすぐに死ぬだろうな」

カオスフェイカー
「貴様...!!」ビャッッッ!!

龍我
「許さねぇ!!」

カオスフェイカーと龍我の怒りから放った一撃がニセデーリッチの鎧を突き抜け、黒い液体を吹き出させる

ニセデーリッチ
「あああああああ!!」

ローズマリー
「....ハァッ、ハー」

デーリッチ
「ローズマリー!!死んじゃ嫌でち!!ローズマリー!!」

デーリッチは必死に血まみれのローズマリーに呼び掛ける

...ローズマリーにニセデーリッチが吹き出したマガイモノ成分が付着したことにも気付かず、呼び掛けた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...私は、どうなったんだろう

痛みは感じないのに...目は開けられない、何も聞こえない。

体が...動かない

『....!』

「....!!」

何か...聞こえてくる...!


...

「初めまして氷室幻徳、俺は黒影だ」

『黒影...何のために俺を拉致した?』

「元ファウストの幹部なら、この兵器を強くする方法を知ってるよね?」

『これは...生物兵器か、こいつらを強くすれば俺は帰れるんだな』

「うん」

これは...何だ?

...

『立て!!貴様はその程度か!!』

「あ....あああ!!」

『生物兵器が殺人を躊躇うな!殺せ!肉を千切り骨を砕け!』

「ウオアアアアアア!!」

...これは、あのマガイモノ達の、記憶?

...


『立て!!貴様は全てを破壊する兵器なのだ!!』

「ヴぇ...うああ!!」

「どう?幻徳」

『力や技術は対したものだが...心が軟弱では木偶の坊にしかならない』

『それに体が崩れるのはどうにかならないのか、まるでゾンビだ』

「ヴ...」

「急いで作ったから体も形成しきれてないんだよ...あ、そうだ鎧を生やそう!固そうな合金持ってない?」

「後...言うことを聞かせる方法ってある?自分の思い通りになる方法」

『この程度の生き物なら脳にチップでも埋めてリモコン操作してやればいい』

「おおー!いいねそれ、つるぎちゃんの脳にもぶちこんでやればよかったよ!」

『...だがそれでいいのか?』

「非人道的って?あの子たちは兵器だ、デーリッチ達を殺すためだけに作ったんだよ?」

「これが兵器の正しい扱いだよ」

「...うう」

「...た け て」

...ああ、そうか、あの子たちは...苦しんでいたのか

こんなの...誰だって望まないよ


「ローズマリー...」


誰かが、私を呼んでいる


「ローズマリー!!」

私を呼んでいるのは...デーリッチ?

「...あ、うう」

あそこで苦しんでるのも...デーリッチ。


私は...デーリッチを守るって決めたじゃないか

目の前であの子が苦しんでるのに...




ここで、死んでたまるものか!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ナイトローグ
「...くっ」

龍我
「ちくしょう...」

メニャーニャ
「あのフォーメーションをどうにか崩さないと...」

ローグ
「さっきは仕留め損ねたが...今度こそ奴を!」

カオスフェイカー
「王さまは狙わせない!!」

ローグ
「ハハハハ...目的も果たせぬまま、無様に死んでいけ!!」


【クラックアップフィニッシュ!!】

プリシラ
「また来る!」


デーリッチ
「...ま、負けないでち!」

ローグ
「ウオアアアアアアア!!」


「させるか!」

ボン

ローグの蹴りがデーリッチに向かう瞬間、大きな爆発が起きる

ローグ
「うああっ!!」


福ちゃん
「今のは...フレイム?」

メニャーニャ
「まさか先輩が...?でも、どこにも」

かなちゃん
「あそこに立っているのは...」

ナイトローグ
「...そんな馬鹿な!?」




ローズマリー
「デーリッチ、君を遺して私は死んだりなんてしないよ」


デーリッチ
「...ローズマリー!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.142 )
日時: 2018/04/03 09:53
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: lBubOowT)

ローグ
「あり得ない...あんな攻撃を受けて、人間が立っていられるわけがない!!」

ローズマリー
「私も不思議だよ...さっきまであんなに血を流していたみたいなのに...不思議と痛みは感じないんだ!」

ローグ
「ならばもう一度潰すまで...!!」


メニャーニャ
「マリーさん...大丈夫なんですか?」

ローズマリー
「はい...多少ふらつきますが」

ローグ
「やれ!!」

ニセデーリッチ
「...ウウ!」

ニセデーリッチがローズマリーの方へと近付いてくる!

クラマ
「危ない!」

カオスフェイカー
「奇・欲...!!」

ローズマリー
「...デーリッチ!」ギュッ

高速で突っ込んでくるニセデーリッチをローズマリーは掴む

福ちゃん
「受け止めた...!」

ローズマリー
「もう大丈夫だよ...もう苦しまなくていいからね」

ニセデーリッチ
「ア...」

ローズマリー
「さっき、君たちの記憶の中を覗いた...苦しんでいる君たちを見た!」

ローズマリー
「望まない行為を繰り返す君を、意思すら引き剥がされて...喋ることも出来なくて...辛かったよね」

ニセデーリッチ
「ウウ...」

デーリッチ
「えっ...」

ローズマリー
「もう大丈夫だから...私が守ってあげるから...」

ニセデーリッチ
「た...あ...」

カオスフェイカー
「.....」

ローズマリーが優しくニセデーリッチを抱き締めると、ニセデーリッチの動きが止まる。

ニセデーリッチ
「あ...ああ...」

クラマ
「あいつ、おとなしくなったぞ!」

福ちゃん
「マリーさんに反応している...?」

ニセデーリッチ
「まりー...」

ローズマリー
「嫌ならもう戦わなくていい...私が守る、君の分で、戦ってあげる」

ニセデーリッチ
「...まりー、だいすき」

ローズマリー
「知っているさ、君もデーリッチだからね...」

かなちゃん
「見てください、デーリッチさんの偽物が.....」

ニセデーリッチの体は黒く溶けていき、ローズマリーに侵食していく

ナイトローグ
「何が起こっている...!?」

龍我
「...あれは、あの時の俺と同じだ」

龍我
「あいつ、マガイモノを力に変えてやがる!」

ローグ
「何だと!?」

メニャーニャ
「それって...」

ニセデーリッチの体が完全にローズマリーの中に入る...

ローグ
「それがどうした!...やれ、やれーーっ!!」

ニセヅッチー
「うううう...」

ニセメニャーニャ
「...っ!!」


デーリッチ
「危ないローズマリー!!デーリッチ覇王...」

ローズマリー
「はっ!!」

デーリッチに近付く偽物を一瞬で凍りつかせる

ローズマリー
「そこのヅッチーも...メニャーニャさんも...助けてあげたい」

ローズマリー
「私に出来ることはこれしかないが、せめて痛みを感じることなく...」

凍った偽物は粉々に砕け散り、結晶となった

デーリッチ
「す、凄いでち...ローズマリーにこんな力があるなんて」

ローズマリー
「あのデーリッチが力を貸してくれたんだ」

龍我
「やっぱり...ローズマリーは俺のようにマガイモノキラーになったんだ!!」

カオスフェイカー
「マジかよ...」

ローグ
「バカな....俺の究極の兵器が!!」

マクスウェル
「面倒なのはいなくなったか」

ナイトローグ
「後は貴様だけだ...」

プリシラ
「私の...じゃなかった、私たちのヅッチーを兵器にして、絶対許せない!」

メニャーニャ
「貴方は敵を作りすぎました...」

クラマ
「さっさとケリつけてやりましょうや」

カオスフェイカー
「原作版だろうと知ったことか!元の世界に帰れ!」

デーリッチ
「皆、行くでちよ!」

「「「おおおおおーーっ!!」」」

ローグ
「ううううう...ウオアアアアアアア!!」

【フルボトル...ファンキーブレイク!!】

ローグはエネルギー弾を乱射するが、次々と弾かれていく

ローズマリー
「体は痛いのに...黒い液体が溢れすぐに再生する...これがマガイモノの体なんだな」

龍我
「ああ!一斉攻撃だ!!」


『ready go!レイジングフィニッシュ!!』
デーリッチ
「うりゃーっ!!」
ローズマリー
「キラーブリザード!!」

ローグ
「うおおおおおおーーーっ!!」



怒濤の攻撃にローグは吹き飛ばされ...変身が解ける


幻徳
『おのれ...』

ナイトローグ
「俺たちの勝ちだ、元の世界へと帰るがいい」

幻徳
『平和ボケした俺なんかに負けてたまるか...』


名無しの怪物
「あのさ、なんで負けてるの?」

幻徳
『!!』

ローズマリー
「名無しの怪物!」


名無しの怪物
「やぁ...さっきぶり」


メニャーニャ
「こいつが、名無しの怪物....」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.143 )
日時: 2018/04/03 16:18
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

名無しの怪物
「なんで負けてるの?本当に何してんの?ここまでなんだったの?」

幻徳
『....くっ』

福ちゃん
「あの子達の偽物を作るなんて、よっぽど貴方は私たちを怒らせるのが上手なんですね」

プリシラ
「悪評を立てるつもりだったのであれば、その作戦は愚かとしか言いようがありませんけどね」

名無しの怪物
「悪評なんかじゃないさ、皆の大事なものを失わせて、俺の気持ちを何となく分かってもらえたらいいのにな」

クラマ
「ふざけんな!そんな事の為だけに偽物を作って、世界中で暴れさせたのか!」

ローズマリー
「あのデーリッチ達が...どれだけ苦しんでたのか分かっているのか!?」

名無しの怪物
「アレを見たら分かるだろ!?代わりなんて作れるでしょ!!」

たくっちスノー
「黒影剣を作れてねぇくせによく言うよ!!」

たくっちスノー
「大体さ、お前覚えているのかよ!?」

たくっちスノー
「剣さんがどんな世界で生まれどんな顔をしてどんな体をしているのか!ただやみくもに作ったって出来るわけないだろ!!」

名無しの怪物
「そんなのどうでもいいだろ!」

たくっちスノー
「どうでもいいと思った結果生まれたのが僕だろうが!!」

ローズマリー
「呆れた...こんな調子で恋人を作ろうだなんて」

龍我
「だから言っただろ?あいつは剣じゃなくて都合のいい人形を愛してたんだよ」


名無しの怪物
「もう...一つの生命にムキになるなよ!!そこにいる女だって...いくら死んだっていくらでも作れるんだ!」

福ちゃん
「あら、なんで私?」

クラマ
「はぁ!?お前もう一度言ってみろ!!」

たくっちスノー
「さっき言っただろ!あの時の海斗君のように、名や体は同じでも、結局は...」

名無しの怪物
「同じだよ!!人生がどうとか、歩んできた道とか...そんなの関係ないじゃないか...都合の悪いことを回避するために、新しい物を」

クラマ
「そういうことじゃねぇよ!!」

福ちゃん
「クラマ君...」


クラマ
「いいかよく聞け怪物...俺たちは生きてるんだ」

クラマ
「人間はもちろん、妖精も、モンスターも、神も...そしてマガイモノも!!」

たくっちスノー
「...!」

クラマ
「生きているからこそ上手くいかねぇことだってあるんだ」

クラマ
「福の神様だって...ハグレ王国だって、間違ったことだって一つはしただろうさ!」

クラマ
「俺だって大きな失敗して福の神様からすっげぇ痛いゲンコツ喰らったことはある!」

クラマ
「福の神様だって間違いだらけの道を進んでた事だってある!ハグレ王国だってくだらないことで喧嘩する!」

クラマ
「だが俺は不条理な人生を頑張って生きてきた福の神様に着いていこうと思った、つまずいても立ち上がるハグレ王国が気に入ったんだ!」

クラマ
「失敗と成功の繰り返し、それが人生だ、黒影剣もそんな風に生きてきたんだ」

クラマ
「生き物の人生は誰の勝手にも出来るわけねぇ!」

クラマ
「生き物はお前の操り人形じゃねぇんだよ!!」

名無しの怪物
「....!!」

福ちゃん
「クラマ君...」

たくっちスノー
「....まいったよ、言いたいこと全部言われちゃった」


たくっちスノー
「分かったか、僕らはお前の『モノ』じゃない」

たくっちスノー
「僕らの生きざまを簡単に思い通りに出来ると思うなよ」

福ちゃん
「また何かを作って...また私達の世界へ仕向けてくるのであれば」

ローズマリー
「監理局だろうと何だろうと...相手になりますよ」


名無しの怪物
「......」




【つるぎちゃん は ボク の モノ だ】

名無しの怪物は消えていく....

マクスウェル
「さやっと僕の仕事か...氷室幻徳!お前を無許可の時空移動、及び別世界襲撃の容疑で逮捕する」

幻徳
『ちっ...!!』

デーリッチ
「これでひとまずは解決したでち...けれど」

幻徳
「奴に宣戦布告していたが...いいのか?」

プリシラ
「他人の人生を蝕む奴なんかに私達は負けられませんよ」

ローズマリー
「ああ...もうあのデーリッチ達のような可哀想な存在の為にも、私達は戦わないといけないんだ」

メニャーニャ
「報告のために一時帰還しましょう」


たくっちスノー
「ああ...」


...

福ちゃん
「私たちも幻徳さんと話し合いをしないとね」

龍我
「そういやこっちも依頼だったな」

たくっちスノー
「ねぇ、クラマ」

クラマ
「ああ...すまない、一人で勝手に」

たくっちスノー
「いや、むしろ君に感謝したいくらいだよ...ありがとう、マガイモノを生き物と言ってくれて」

クラマ
「...まあな」

福ちゃん
「かっこよかったわよ、クラマ君」

クラマ
「有難う御座います」

たくっちスノー
「聞いてもいい?クラマって福の神様の事は好き?」

クラマ
「え?そりゃあまぁ...好きだけど」

福ちゃん
「あらあら、急に告白なんて私困っちゃうわねぇ...」

クラマ
「違います!そのような意味で言ったのではなく!」

たくっちスノー
「正直になったらいいのに」

福ちゃん
「そうそう」

クラマ
「...もう、俺先行ってますからね!」

福ちゃん
「あっ待ってクラマく~ん」

たくっちスノー
「.....」

龍我
「あの二人結構仲良いよなぁ...ん、どうしたたくっちスノー」

たくっちスノー
「なぁ、ハグレ王国って...いい国だよな」

龍我
「どうしたんだよ今更」

たくっちスノー
「僕はざくざくアクターズをクリアしている、だから時にとんでもない事が起きても...皆の力で乗り越えたことをよくわかっている」

かなちゃん
「妖精王国だって、一時期はとんでもない事がありましたが...どうにか乗り越えましたものね」

たくっちスノー
「誰かの思い通りになった都合のいい人生より、苦難がありながらも皆と乗り越える人生の方が素晴らしいに決まってる」




たくっちスノー
「だからこそ僕たちは名無しの怪物を止めなくちゃならないんだ」

大きな意思を胸に、少年少女は未来のため歩き出す!